著者
中里 主哉 小林 えり 斎藤 和巳 風間 一洋 吉田 光男
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.401-402, 2016-03-10

Twitterでは、自分がどこでツイートをしたのかを情報として発信する位置情報付きツイートを行うことができる。 位置情報を基に「あるイベントに参加したユーザがどのような行動をとっているのか」、が解明でき、 最適観光ルート案内等の研究に応用することができる。本研究では"2015年開催のコミックマーケット(コミケ)"にてつぶやいたユーザの一週間のツイートを収集し、コミケ参加ユーザがよくつぶやく(訪れる)スポット、及び、そのスポットに訪れる時刻を抽出する。調査の結果、特につぶやきの回数が多かったのは、コミケ会場である東京ビックサイトと秋葉原で、それぞれ6時頃から14時頃と、15時頃から夜に頻繁に呟かれていることが分かった。
著者
秋林 こずえ Kozue Akibayashi
出版者
同志社大学人文科学研究所
雑誌
人文研ブックレット = Jimbunken Booklet
巻号頁・発行日
no.72, pp.146-163, 2021-11-22

人文科学研究所連続講座2021第3回会期・会場: 2021年7月2日:Zoomウェビナーによるオンライン開催
著者
林 葉子 Yoko Hayashi
出版者
同志社大学人文科学研究所
雑誌
人文研ブックレット = Jimbunken Booklet
巻号頁・発行日
no.72, pp.49-104, 2021-11-22

人文科学研究所連続講座2021第2回会期・会場: 2021年6月25日:Zoomウェビナーによるオンライン開催国際的な人身売買禁止運動と近代日本の買売春政策
著者
鈴木 篤郎 小林 潔子 梅垣 油里
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.28-34, 1993

刺激頻度40Hzの聴性定常反応 (auditory steady-state response, 以下, SSR) における睡眠の影響を知ろうとして, 聴力正常成人9名を被検者とし, 500Hz, 55dBnHLの短音を用い, 刺激間隔125msでABR-MLRを, 間隔25msでSSR (以下実測SSR) を記録した。 さらにABR-MLR波形から25ms間隔の重ね合わせによって合成SSRを作成し, 主としてその振幅について検討した。 睡眠時/覚醒時の平均振幅の比はABR (V波) 0.648, Pa0.578, Pb0.338, 合成SSR0.604, 実測SSR0.398で, 睡眠時SSRの振幅は覚醒時の平均約40%に縮小した。 実測SSR/合成SSRの平均振幅の比は, 覚醒時0.845, 睡眠時0.557で, この振幅比については覚醒時と睡眠時の間に有意差が認められた。 この結果から, SSRがABR-MLRの直線的重ね合わせ反応であるとの解釈は, 覚醒時においては可能であるが, 睡眠時においては考え難いと結論した。
著者
小林 里瑳 羽藤 英二
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.674-681, 2020-10-25 (Released:2020-10-25)
参考文献数
22

本研究の目的は,長期にわたる土地所有形態に対する地主の投機的な行動を考慮した非集計的フレームワークを提案することにある.本論文では,ランダム効用最大化理論に基づくロジットモデル型の動的離散選択モデルを適用することで,時間割引率の推定が可能な動学的土地所有形態選択モデルを定式化した.提案したモデルのパラメータは,道後温泉地区の土地台帳をデジタイズする事で得た家単位の地主毎の土地所有履歴という実データを用いて推定した.推定結果より,時間割引率から地主の近視眼的な土地所有選択,また,道後温泉地区における主要な建築物である外湯施設からの距離パラメータからは時代によって選好する土地の位置が異なる事が明らかになった.
著者
石川 知夏 小林 哲生
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.522-529, 2021-12-01 (Released:2021-12-15)
参考文献数
13

Given recent evidence that the visual shape of alphabetic characters such as “B” and “K” influences the bouba/kiki effect (Cuskley et al., 2017), it is interesting to rate and analyze the roundness-sharpness of characters in other languages. To address this issue, the present study experimentally rated the roundness-sharpness of Japanese Hiragana characters using Japanese-speaking, Japanese hearing-impaired, and English-speaking adults. The results showed significantly high correlations of roundness-sharpness ratings between all groups of participants, suggesting that in Japanese, character roundness-sharpness ratings are stable regardless of the amount of auditory input in Japanese. Moreover, in order to examine the roundness-sharpness of characters corresponded to nonsense words in previous bouba/kiki experiments, we analyzed the effects of consonants ([m], [n], [r] vs. [k], [t], [s]) and vowels ([u], [o] vs. [i], [e]) on character roundnesssharpness ratings. The participants of all groups showed significantly rounder ratings toward characters that corresponded to round related sounds ([m], [n], [r], [u], [o]) than sharp related sounds ([k], [t], [s], [i], [e]). These findings suggest a correspondence between the visual shape of characters and the visual figures of previous bouba/kiki experiments in terms of roundness-sharpness.
著者
渥美 さやか 大沼 美貴 末永 恵美 丸山 卓郎 菱田 敦之 木内 文之 小林 進 合田 幸広 袴塚 高志
出版者
日本食品化学学会
雑誌
日本食品化学学会誌 (ISSN:13412094)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.178-189, 2013

ブラックコホシュはキンポウゲ科サラシナショウマ属Cimicifuga racemosaの根及び根茎に由来する西洋ハーブであるが、健康食品等として流通するブラックコホシュ製品からはC. racemosa以外の近縁種の混入が報告されており、基原鑑別法の確立が望まれてきた。そこで我々は、葉緑体trnL領域のDNA配列を基に、特異的プライマーを用いたPCRによりC. racemosaと近縁植物を区別するARMS法を確立した。7種のサラシナショウマ属植物を用いた検討では、ARMS法によりC. racemosaとそれ以外の種を正しく判別することができた。同様に、国内市場で流通するブラックコホシュ製品の基原鑑別を行った結果、8製品のうち2製品には近縁種が使用され1製品にはサラシナショウマ属植物は含まれないことが明らかになった。さらに、国内市場品16製品に対して行ったTLC及びHPLCによる指標成分分析の結果は、ARMS法による鑑別結果とよく一致した。以上の結果より、植物組織を含むブラックコホシュ製品の基原鑑別において、ARMS法は有用であると考えられた。

2 0 0 0 悪性黒色腫

著者
栗原 浩幸 金井 忠男 金井 慎一郎 金井 亮太 赤瀬 崇嘉 中村 圭介 高林 一浩 神藤 英二 上野 秀樹
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.996-998, 2018-06-25

疾患の概念 悪性黒色腫(malignant melanoma)は,神経堤起源細胞でメラニン産生細胞であるメラノサイトに由来する悪性腫瘍であり,本邦における悪性黒色腫の罹病率は1.12人/10万人とされている1).消化管の悪性黒色腫は非常にまれであり,大部分は皮膚を原発としたものの転移である.消化管原発の悪性黒色腫の主な部位は,食道と直腸肛門部であり2),肛門部の悪性黒色腫は,全悪性黒色腫の0.2%,直腸肛門部の悪性腫瘍の0.5%と極めて少ない3).好発年齢は50〜70歳代で,女性に約2倍多いとされる4). 症状は肛門出血が最も多く,肛門部腫瘤,肛門痛,便通異常などを訴える5).悪性度が極めて高く,早期からリンパ行性はもとより血行性に肺・脳・骨・肝などに転移を来す.
著者
林 寿和
出版者
環境経済・政策学会
雑誌
環境経済・政策研究 (ISSN:18823742)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.28-37, 2021-09-26 (Released:2021-11-02)
参考文献数
26

本研究は,近年,実務主導で急速に発展している投資ポートフォリオのカーボン分析に焦点をあて,関連文献の包括的なレビューを通じて,カーボン分析のこれまでの発展史を,概念形成・任意開示・TCFD対応・新指標開発の4つの段階に分け整理を行った.さらに,カーボン分析の実施目的・指標・実務上の課題についても整理を行った.目的については運用パフォーマンス向上と環境面のインパクト創出という異なる考え方が併存する中,GHG排出量をベースとする指標から金銭価値や温度を単位とする指標まで,指標の多様化が明らかとなった.同時に,機関投資家がカーボン分析を実施する際に実務上の課題が複数存在することも浮かび上がった.
著者
佃 為成 酒井 要 橋本 信一 羽田 敏夫 小林 勝
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.p237-272, 1988-12

北部フォッサマグナの中央隆起帯を横断する千曲川構造線の東端に位置する長野県小県郡丸子町付近で1986年8月24日,M4.9の地震が発生した.ここは2つの火山前線がぶつかる点のすぐ背後でもある.通常の地震活動レベルは低いが,過去には1912年の上田市付近の地震(M5.2)がある.丸子町の地震活動は前震・本震・余震系列と本震の10日後から始まった群発地震が重なったものであった.2回の主要な活動ピークをもつ例は,北部フォッサマグナ地域では少なくなく,ピーク間の間隔は1918年大町地震の13時間,1969年焼岳の地震の2日,1912年上田の地震の5日,今回の地震の12日,1963年燕岳の地震の20日,1897年上高井の地震の104日というように様々である.2回目が群発地震であったのは丸子の地震と,燕岳の地震,上田の地震である.現地における臨時観測によって精密な震源分布が得られた.震源域は時間とともに拡大したが群発地震後最終的には東西3km,南北2km,深さは6kmを中心に3kmの幅をもつ拡がりであった.定常観測網で求めた震源との比較を行い,観測網に依存する震源の系統的なずれやその値のバラツキから震源の絶対精度と相対精度を推定した.MO~4.5の間のM別頻度分布はGutenberg-Richterの関係から少しずれる.群発地震の回数の減衰(p~2)は本震直後の余震のそれ(p~1)と比べ大きい.燕岳の地震ではどちらもp~2であった.本震の震源断層は発震機構及び余震分布の特性から西上り東落ちの高角逆断層である.これは中央隆起帯東縁でのテクトニックな変動と調和する.1986年の千曲構造線の地震活動はそのピークが東南東から西北西へ約150km/yearの速度で伝播した.1912年~1918年にもこの構造線の両端付近で地震があった.約70年の間隔を置いて同じような活動を繰り返したことになる.The earthquake of M 4.9 which occurred at Maruko town, eastern part of Nagano prefecture, at 11 h 34 m on August 24, 1986, was accompanied by foreshocks, ordinary aftershocks just after the main shock and peculiar swarm-like aftershocks that began 10 days after the event. Seismic sequences with double high adtivity peaks have occurred frequently in and around the northern Fossa Magna region; the intervals between the two peaks ranege from 13 hours to 104 days.
著者
栗田 健 若林 雄介 山田 晴夫 堀内 雅彦
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
環境工学総合シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, no.17, pp.54-57, 2007-07-18
被引用文献数
1

It becomes more important to reduce the noise generated from Shinkansen train for further speed-up of Shinkansen. We developed the high-speed test train "FASTECH360" that has new equipment such as low-noise pantographs, "multi-segment slider", pantograph noise insulation plates and sound-absorbing panels for the noise from the lower area of car bodies. We investigated the noise distribution of "FASTECH360" by using a spiral microphone array, and we have taken countermeasures for the noise sources of "FASTECH360" based on the primary results of high-speed tests. Currently, the results show that the noise level of "FASTECH360" at the speed of 330km/h is approximately equal to that of the present commercial train at the speed of 275km/h (at a distance of 25m from the track).
著者
小林 哲夫
出版者
特定非営利活動法人日本火山学会
雑誌
火山. 第2集 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.277-292, 1982-12-28
被引用文献数
12

Sakurajima Volcano consists of two main stratovolcanoes, Kitadake and Minamidake, which are composed of pyroclastic rocks and lava flows of pyroxene andesites and dacites. The basement rocks are composed of sedimentary rocks such as shale, sandstone, and acidic tuff, welded tuff, and granitic rocks. Geomorphology, large-scale historic eruptions, and the classification of surface textures of andesitic lava flows are briefly summarized. Volcanic history on the basis of the correlation between tephrochronology and the welded pyroclastic deposits is also presented. Taisho and An-ei lavas extruded at the later stage of the eruptions contain microphenocrysts of olivine. Orthopyroxenes of Bunmei pumice of later stage are rich in En content than those of early stage. These facts suggest that the volcanic products of the large eruptions were derived from zoned magma chambers.
著者
小林 健彦
出版者
新潟産業大学経済学部
雑誌
新潟産業大学経済学部紀要 = Bulletin of Niigata Sangyo University Faculty of Economics (ISSN:13411551)
巻号頁・発行日
no.58, pp.55-83, 2021-06

日本では、古来、様々な自然災害―大雨、洪水、土石流、地滑り、地震、津波、火山噴火、雪害、雹、暴風雨、高波、高潮、旱害、冷害、蝗害等、そして、人為的災害―疫病流行、戦乱、盗賊・海賊、略奪行為の発生等々、数え切れない程の災害が人々を襲い、彼らは忍耐を伴ないながらも、その都度、復旧、復興しながら、現在へと至る国家や、その基盤となって来た地域社会を形成、維持、発展させて来た。世界史的に見ても、日本はあらゆる災害の多発地であったし、その様相は現在でも変わりは無いのである。ここに住む限りに於いては、そうした災異は誰にでも降り懸かって来ていたのである。それ故の、独特で、固有の感性=対災異観を、ここに住み続けて来た人々は伝統的に醸成して来たと言うことができる。本稿では、今回、同時に発表している別稿(本誌掲載「「土左日記」に見る災異観 ~祈りのかたち~」)と共に、日本に於ける対災異観や、災害対処の様相、及び、思想を、意図して作られ、又、読者の存在が想定された「文学作品」を素材としながら、「災害対処の文化論」として窺おうとしたものである。作品としての文学に、どの様な災異観の反映が見られるのか、否かに関して、追究を試みた。今回、具体的な素材としては、紀貫之の筆に依るものと見られる「土佐日記」を取り上げ、そこに見られる「年中行事と習俗」を元にしながら、対災異観を明らかにしたものである。