著者
林 知生
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.317-317, 2009

高発熱電子機器の冷却に用いる着脱自在な熱コネクタを試作した。試作した熱コネクタは,放熱プラグを受熱ソケットに挿入し,その隙間に熱伝導の良いグリスを充填することにより熱的に良好に接続される。放熱プラグを抜き取る際,グリスは元のグリス溜めに還流する構造となっており,熱コネクタは繰返しの着脱が可能である。本報告では,熱抵抗の目標を満たすための熱コネクタの寸法検討,熱コネクタ挿入の際に必要な力を低減するためのバネを用いたグリス充填構造の検討など,本熱コネクタの設計手法の検討を中心に説明する。
著者
浅岡 克彦 若林 拓史 亀田 弘行 岸尾 俊茂
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学研究発表会講演論文集 (ISSN:18848435)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1285-1288, 1997

都市交通の重要な一翼を担う地下鉄は, 耐震対策の面からシステムとして大別すれば, トンネルや軌道等の構造システム, 列車運行に関する運行管理システム, 列車の動力や駅の照明等の電力システムに区分される.本稿では, 構造システムのようなハード面のみならず, ソフト面である運行管理システムを含めた地下鉄の地震防災の現状を取り上げ, 日本と並び地震多発地帯であるアメリカ西海岸の地下鉄の地震対策と比較し, その課題について述べる.具体的には, 構造システムでは, 兵庫県南部地震後の既設構造物の耐震補強の状況や耐震基準の改定等について大阪市地下鉄を例に取り上げ, これとサンフランシスコのBARTとロサンゼルスのRed Lineの事例とを比較する.また, 運行管理面についても, 地震時の対応策について日米の地下鉄のマニュアルの違い等を比較する.
著者
土井 研人 木村 哲 小林 寛伊 荒記 俊一
出版者
Japanese Society of Environmental Infections
雑誌
環境感染 (ISSN:09183337)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.113-117, 1997-09-10
被引用文献数
1

二つの独立に機能している一般外科A, Bの臨床分離菌および抗菌薬使用状況を比較した. その結果, 分離菌では創感染部位などからの分離患者数において, <I>Staphylococcus aureus</I>, <I>Enterococcus faecalis</I>が外科Bのほうが有意に多く, 抗菌薬使用においては外科Bでの第三世代セフェム系抗菌薬の使用頻度が外科Aより多いことがわかった. このことから両外科の分離患者頻度の差は, 第三世代セフェム系抗菌薬の使用によりグラム陽性球菌が選択的に増殖した結果と考えられる.
著者
津留 壽昭 木村 哲二 小林 繁夫 乾 忠孝
出版者
The Surface Finishing Society of Japan
雑誌
金属表面技術 (ISSN:00260614)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.230-234, 1976
被引用文献数
3

By using N, N-dimethylformamide(DMF), an aprotic polar solvent, the electrodeposition of lead from PbCl<sub>2</sub>-DMF and Pb(NO<sub>3</sub>)<sub>2</sub>-DMF solutions was studied. The deposits of lead gave rise to the welldefined dendrites, when the electrolysis was carried out in higher concentration bath and at higher current densities, while at lower current densities (-3mA/cm<sup>2</sup>), the deposits became dark-gray and smooth. The dendrites of lead were of 2D [110], 3D [110] and 2D [100] types. The deposits from PbCl<sub>2</sub>-DMF solutions were the isolated nuclei of the layer growth (hexagonal, tetragonal and trigonal deposits), when temperature was higher than 40°C. The deposits from Pb(NO<sub>3</sub>)<sub>2</sub>-DMF solutions were white powder when temperature was higher than 50°C, while at 100°C the dendrites were not observed. The X-ray analysis of the deposits of crystalline lead had well-defined diffraction patterns. By the addition of thiourea and 2-butyne-1, 4 diol to Pb(NO<sub>3</sub>)<sub>2</sub>-H<sub>3</sub>BO<sub>3</sub>-DMF baths, semi-bright and smooth lead deposits were obtained. They had fine grains in crystal structure and were found to have the strong preferred orientation of (220). The grain size of the deposit was 150-350Å. From these results the optimum condition for the electrolysis was as follows: Pb(NO<sub>3</sub>)<sub>2</sub>: 100g/<i>l</i>, H<sub>3</sub>BO<sub>3</sub>: 10g/<i>l</i>, (NH<sub>2</sub>)<sub>2</sub>CS: 4g/<i>l</i>, HOCH<sub>2</sub>C≡CCH<sub>2</sub>OH: 3g/<i>l</i>, temperature:room temperature, current density:0.5-1.0mA/cm<sup>2</sup>, plating time: 60min, current efficiency: ca 50%.
著者
小林 一幸
出版者
公益社団法人日本ガスタービン学会
雑誌
GTSJガスタービンセミナー資料集 (ISSN:13418491)
巻号頁・発行日
no.33, pp.113-120, 2005-01-24

2003年12月、米国パワージェン・インターナショナル・カンファレンス(ラスベガス)においてMercury 50商業化モデルの正式発表がなされました。最新仕様は(ISO条件時)、定格4,600kW、発電効率38.5%(総合効率70%、追炊時90%)、蒸気量5.6t/h以上、窒素酸化物排気量9ppm以下(O_2=15%)、等となっています。米国エネルギー省の21世紀先進がスタービン開発プログラムのもと、4〜5MWクラスで一桁のNOxレベルと従来比15%以上の熱効率向上および低オペレーティングコストを目標にソーラータービンズ社で開発が進められて来た本機は、1997年の同カンファレンスにおいて初めて発表されました。その後米国、フランス、オーストラリアでよりハイレベルの信頼性、保守性、および耐久力を商用Mercury 50に課す事を目的とした過酷なフィールドテストを累計48,000時間超かさねて来ました。このフィールドテスト結果は再生器の構造設計の完成度、素材のアップグレード等にフィードバックされています。再生器の材質は信頼性向上を目的に初期の347ステンレスからインコネル625に変更され性能向上を目的に初期型より全長を711mm延長しています。同様にコンプレッサーとタービンセクションにも改良が施されました。コンプレッサーは可変案内翼付の10段軸流式で圧力比9.9、空気流量17.9kg/sとなっておりタービンは高負荷化により軸流式で2段を実現しています。回転体もより安定した特性を得るために152mm初期型より全長を短縮しています。燃焼器はリラー社の次世代燃焼技術のマイルストーンとなるべく開発されました。超希薄予混合方式(Ultra Low Premix: ULP)燃焼器を採用し燃焼器入口空気温度が高い再生サイクルに適したものとなっています。ソラータービンズ社では従来より実績のある予混合希薄燃焼器のSoLoNOxを1000台以上のガスタービンに搭載しフィールドに提供しています。累計の運転時間は2,200万時間を越えています。Mercury 50はコージェネレーション、CHP(combined heat and power)、BCHP(Building Cooling, Heating and Power)などの分散電源用途をターゲットとしています。現在のところ北米を中心に販売活動を開始し、カリフォルニア州内で2件の顧客開拓を実現。エネルギーサービス会社を通じ、大規模病院に現在設営中、年度末の竣工を予定。また,大手通信会社にも2005年上期の竣工を予定しています。
著者
山本 紗規子 吉田 哲也 齊藤 優子 佐々木 優 矢野 優美子 小林 正規 佐藤 友隆
出版者
日本臨床皮膚科医会
雑誌
日本臨床皮膚科医会雑誌 (ISSN:13497758)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.193-197, 2015 (Released:2015-08-27)
参考文献数
11

スナノミ症はTunga penetransと呼ばれるスナノミが感染して生じる寄生虫性皮膚疾患である.スナノミはアフリカ,南米,西インド諸島を含む熱帯,亜熱帯の乾燥した砂地に生息する.雌の成虫が宿主の皮膚に侵入し“ネオゾーム”と呼ばれる腫大した構造を呈し,これがスナノミ症を引き起こす.スナノミ症の好発部位は足の爪周囲や趾間であり,症状は刺激感や瘙痒,疼痛を生じることが多い.治療はノミの除去である.スナノミ症は細菌による二次感染をおこすため,感染に対しては抗生剤の投与を行う.スナノミ症は通常,蔓延地域への渡航歴や,特徴的な臨床所見,病変から虫体や虫卵を確認することで診断できる. KOH直接鏡検法を用いて虫体や虫卵を確認し診断に至ったスナノミ症の1例を報告する.患者は67歳男,タンザニア連合共和国に仕事で滞在中,左足第�趾爪囲の色調の変化に気がつき急遽日本に帰国し当科を初診した.初診時,左足第�趾の爪は一部爪床から浮いており爪周囲は暗紫色調を呈し浮腫状であった.趾先部の中心に黒点を伴う角化を伴った黄白色の結節を認め,スナノミ症を疑い変色部位を爪とともに一塊に切除した.自験例では皮膚の変性,壊死が強く臨床的には虫の存在は明らかではなかったが,KOH直接鏡検法を用いたところ虫体の一部と多数の虫卵を認めることができスナノミ症と診断した.病理組織でも虫体構造物を確認した.感染部位を摘出後,軟膏による潰瘍治療と抗生剤の内服で軽快,治癒した. 病変部位から虫がはっきりと見えない場合,KOH直接鏡検法はスナノミ症の診断に有用である.
著者
伊藤 克磨 松嶋 はるか 野崎 征宣 大迫 一史 松林 法寛
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.70-75, 2006 (Released:2006-01-31)
参考文献数
17
被引用文献数
3 10

これまでからすみ市販製品についてその特性を明らかにする研究例がないことから,市販品及びその原料卵巣の粗脂質含量,粗タンパク質含量,脂質クラスの成分分析を行った。市販品は,個体差は大きいものの成熟度の高い原料を用い,粗脂質およびワックスエステル含量の高い製品が製造されている。トリアシルグリセロールは,過去の測定例と比較して高い含量を示した。からすみ製造過程で,脂質はタンパク質と同様に分解する。ワックスエステルの分解は明らかにできながったが,からすみ製造過程で酵素分解による脂質の分解が起こり,トリアシルグリセロールは減少し遊離脂肪酸は増加する。
著者
熊谷 樹一郎 大林 成行 松島 康人 寺山 充生
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木情報利用技術論文集 (ISSN:13491040)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.55-62, 1997

近い将来の労働人口の減少から生じる活力の低下に対して建設構造物の維持管理にかかる労力を極力少なくすることが急務となっている。このような社会背景のもと、本研究では広域的な視野から大規模土工事に伴う地形改変が侵食進行地域に及ぼす影響を評価するための支援システムを構築した。本システムは計画者や施設管理技術者の意志決定に大きく貢献することが期待されている。ここでは、シラス等の特殊土で構成される侵食進行地域での地形改変前・後を対象とした数値地形モデル (DTM) の新たな活用アルゴリズムを提案・開発した。具体的には、地形改変によって水系が分断された地点についてDTMから計算した水系線合流本数の変化量を表した集水変化特徴画像を提案・作成している。計画対象構造物の周辺だけでなく、分水嶺までを対象とした広域的評価を実データを用いて実施すると同時に、提案画像が各施設の計画検討に有用な情報を提供することを検証している。さらに、本年中のサービス開始が期待されている高解像度衛星リモートセンシングデータの適用を前提とした地形改変の影響評価支援システムの要件を整理し、具備すべき機能群を取りまとめている。
著者
紅林 亘 藤原 寛太郎 中尾 裕也 池口 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.69, pp.87-90, 2013-05-20

共通のノイズ外力によって複数の系が同期する現象をノイズ同期現象といい,リミットサイクル振動子のノイズ同期現象については,既に理論的な解析法が確立されている.一方で,カオスなどのより一般の系については,未だ理論的な定式化が存在しない.本稿では,まず,従来の位相縮約法の概念を拡張し,ノイズ外力を受けるカオス振動子に対して適用できる新しい位相縮約法を提案する.そして,新しい位相縮約法をカオス振動子に適用し,そのノイズ同期現象について解析する.これにより,共通のノイズ外力に駆動される2つのカオス振動子の位相差の確率分布を導出することができ,ノイズ同期現象の統計的性質を理論的に予測することが可能となる.
著者
林 研
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 = Journal of religious studies (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.621-645, 2014-12

ジェイムズの学説「信じる意志」は、情的本性に基づく信仰を正当化する試みだが、何でも好きなように信じてよいということではない。想定されているのは「生きた」仮説を信じるか疑うかの葛藤状態であり、そこでの実践倫理が問題なのである。人間心理において、蓋然性と望ましさは分離し難く、証拠なしには信じない態度も実は誤謬への恐怖に基づく。その一方で、人間本性には証拠がなくとも信じる暗黙の合理性がある。それならば倫理的基準としては証拠よりも、プラグマティズムが要請する帰結の整合性の方が相応しいとジェイムズは考える。さらに、宗教は「事実への信仰がその事実を生み出す助けになりうる」命題であり、その真理性を検証するにはまず信じなければならない。つまり、ジェイムズの言う「信じる」は盲信ではなく、整合性を検証しつつ真理を生み出すことである。この場合、救いを求める者にとっては、信じることが懐疑に優越すると言うことも可能になる。
著者
槌野 正裕 荒川 広宣 小林 道弘 中島 みどり 高野 正太 山田 一隆 高野 正博
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.42 Suppl. No.2 (第50回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1750, 2015 (Released:2015-04-30)

【背景】我々は,大腸肛門病の専門病院として,第42回当学会より,理学療法士の視点で直腸肛門機能についての研究を継続している。研究結果から得られた知識を基に,治療の質向上を図っている。今年度は,大腸肛門リハビリテーション科による便秘外来の開設に伴い,理学療法士も排便障害を主訴として受診された方に対して,バルーン排出訓練を行っている。特に,ROMEIIIF3領域の症例に対して介入し,排便姿勢や骨盤底筋群の弛緩方法,腹圧の加え方などを指導して,快適な排便を目指して治療を行っている。今回,医師から指示された症例に対して,バルーン排出訓練をポータブルトイレで実施し,訓練の際に直腸内の圧変化と息み時間を評価したので以下に報告する。【対象と方法】バルーン排出訓練を理学療法士も介入して実施した女性6例(平均年齢77.7±9.6歳)を対象とした。バルーン排出訓練では,患者はシムス体位で臥床し,シリコン製のバルーンを肛門から挿入する。肛門管を過ぎて直腸内にバルーンを留置し,airを50ml送気したものを疑似便に見立て,通常の排便のごとく息んで排出する。訓練中には,一連の圧変化をスターメディカル社製直腸肛門機能検査キットGMMS-200で評価する。訓練は下記の方法で行い,1.から5.を比較検討した。患者は,1.airを送気して便意を感じた状態で起き上がり,ポータブルトイレへ移動する。移動が完了したら,2.背筋の伸ばした伸展座位で排出する。3.排出ができなければ前屈座位で排出する。4.伸展座位で排出できた症例も前屈座位での排出を同じように実施する。訓練終了後に,パソコンのモニターを用いて,5.排出までの息み時間を計測した。また,一連の排便動作における圧の変化を説明し,腹圧の加え方や骨盤底筋群の弛緩を促した。【結果】1.臥位からポータブルトイレへ着座した時点で,直腸圧が21.8±6.9cmH2O上昇した。2.伸展座位での排出では,2例が可能(94.9±161cmH2O)であり,4例は不可能(90.5±44.1cmH2O)であった。不可能な4例は,直腸圧が高まっていても排出ができない症例が2例,直腸圧が高まっていない症例が2例であった。3.前屈座位での排出では,4例が可能(120.8±22.5cmH2O)であり,2例が不可能(73.1±28.1cmH2O)であった。伸展座位で直腸圧が高まっても排出できなかった2例は排出可能であった。また,排出不可能であった2例のうち,1例は伸展座位でも排出できない症例であり,1例は普段から伸展座位でしか排出できない症例であった。臥位,伸展座位,前屈座位の全ての姿勢で排出できた症例の息み時間は,臥位10.5秒,伸展座位5秒,前屈座位3秒でバルーンの排出が可能であった。5.伸展座位と前屈座位で,排出までに息んだ時間は,排出が可能な場合は9.0±5.7秒,9.5±4.4秒,不可能な場合は15.1±10.5秒,9.8±3.2秒であった。全体で排出可能な場合は,9.5±4.4秒,不可能な場合は13.3±8.7秒であった。【考察】今回,バルーン排出訓練での直腸圧の変化と息み時間を比較した。まず,着目したことは,臥位と座位では直腸圧が変化している点である。臥位よりも座位では,直腸圧つまり腹圧が21.8±6.9cmH2O上昇した。このことは,オムツを着用したままの臥位での排便ではなく,便意を逃さずトイレへ誘導し,便座へ着座してから排便を促すことが重要であることの根拠になると考える。また,伸展座位では排出可能,不可能にかかわらず同程度の直腸圧であったが,前屈座位では排出が可能な例で直腸圧が高く,不可能な例では低い傾向であった。排出までに息んだ時間は,排出可能な場合は9秒,不可能な場合は伸展座位で15秒,前屈座位では10秒と伸展座位で排出できない場合は長く息んでいた。我々の過去の研究では,肛門内圧は骨盤前傾位で高く,後傾位で低くなること。前屈座位では伸展座位よりも肛門直腸角が鈍角になりやすいことを報告しており,出口である骨盤底筋群は伸展座位で弛緩が困難なため息みが長くなり,前屈座位では弛緩し易いために息みが短かったと考えられる。これらの結果から,前屈座位では腹圧が適度に上昇し,骨盤底は弛緩するため排出が行い易くなったと考えられる。【理学療法学研究としての意義】理学療法士が排泄についての生理を知識として持つことで,在宅生活を送るための支援につながり,生活の質を高めることが出来ると考えている。