著者
高梨 郁子 斎藤謙一 加瀬 隆明 田中 敦
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.116(2007-ITS-031), pp.17-23, 2007-11-21

観光振興が国の重要な施策の一つとなっており,観光客への情報提供の高度化による移動支援を図ることが求められている.地理に不案内な観光客を観光施設,店舗等の屋内を含む様々な場所へ案内するためには,特殊なデバイスに依存しない案内手段が必要である.そこで我々は現在屋内で利用されている代表的な案内方式について分析を行い,課題を解決するための手法について検討を行った.今回検討した方式では歩行者が進行方向を変える可能性のある交差点等に案内端末を設置するとともに,その設置場所と向きの情報を特定することで,観光地,商店街,地下街,駅,空港などにおける歩行者の案内を可能にする.
著者
田中 知
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.152-160, 2013 (Released:2019-10-31)

本稿は,平成24年7月24日に開催された日本学術会議シンポジウム「巨大災害から生命と国土を護る―24学会からの発信」の第6回「原発事故からエネルギー政策をどう立て直すか」における講演をもとに書き下ろした。講演から半年以上経過しているが,現在においても有用な議論の材料となりえる内容であると思う。 まず,我が国のエネルギー政策が掲げていた基本的視点および原子力エネルギーの位置付けについて述べる。次に,事故によって顕在化された原子力エネルギー利用のリスクを5つの視点から提示し,原子力災害リスクを低減するためになすべきことについて提言する。最後に,講演当時におけるエネルギー政策の方向性について確認し,原子力エネルギーを利用する本来的な意味についてまとめる。 原子力発電所の事故におけるリスクをどのように低減することができるか,エネルギーの安定供給性に係るリスクをどのように考えればよいのか,など,多角的な視点からエネルギーを考える一助となれば幸いである。

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著者
田中光常行田哲夫著
出版者
朝日新聞社
巻号頁・発行日
1970
著者
田中晋一
出版者
金星書房
巻号頁・発行日
1947
著者
田中 良哉
出版者
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
雑誌
臨床リウマチ (ISSN:09148760)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.131-135, 2007-06-30 (Released:2016-12-30)
参考文献数
12
著者
西岡 大輔 富田 詩織 高岡 沙知 田中 雅之
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.220-223, 2019-12-20 (Released:2019-12-27)
参考文献数
16

筆者らは,2018年10月,第5回日英プライマリ・ケア交換留学プログラムに参加した.本報告書では「家庭医の労働環境」と「家庭医療指導医の要件」に注目し,一部日英比較を交え紹介する.それにより,日本プライマリ・ケア連合学会が参考にできる点をまとめる.提案として,学会内の多職種による意見交換の機会を持つことや,指導医養成のプログラムの充実,指導医が備えるべきコンピテンシー項目の作成を提案する.
著者
田中 栄士 小野 圭昭 権田 悦通
出版者
大阪歯科学会
雑誌
歯科医学 (ISSN:00306150)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.152-160, 2001-06-25 (Released:2017-04-20)
参考文献数
26
被引用文献数
5

本研究は水嚥下時の口腔期から咽頭期への嚥下動態を経時的に観察し, 口腔期から咽頭期にかけての嚥下機能を明らかにすることを目的とした, 嚥下機能に問題のない健康な成人男性8名を被験者とした各被験者に5から50mLの間で5mLごとの異なる量の水をランダムに口腔内に含ませ素早く嚥下する一回嚥下, ならびに, 嚥下量, 嚥下速度とも被験者任意で試行する連続嚥下を行わせ, 下顎運動と口腔および咽頭の嚥下圧を同時記録し, 口腔内圧, 中咽頭圧, 下咽頭圧ならびに, 各最大圧と下顎運動との時間的関係について分析を行った. その結果 1. 一回嚥下量の増加に伴って, 口腔内圧には差は認められず, 中咽頭圧ならびに下咽頭圧は有意に上昇した. 2. 一回嚥下では嚥下量の増加に伴って, 口腔期から咽頭期への移行時間を表す閉口点と最大中咽頭圧点の時間差ならびに最大口腔内圧点と最大中咽頭圧点の時間差に有意な減少が認められた. 3. 一回嚥下において, 大きな嚥下量(35〜50mL)で最大口腔内圧と最大中咽頭圧の発生時間に逆転現象がみられた. 4. 連続嚥下の各サイクルは, 最初と最後を除いて一回嚥下の動態と類似していた. 5. 嚥下量の近似した一回嚥下と連続嚥下を比較すると, 下顎運動との時間的パラメータにおいて連続嚥下の方が有意に小さな値を示した. 以上のことから, 嚥下運動は嚥下量や嚥下様式の違いによって一定の特徴を示し, 特に下顎運動と嚥下圧の関係は嚥下様式ごとに, それそれの協調活動を持つことが明らかとなり, 嚥下評価に下顎運動と嚥下圧を同時に測定することが有用であることが示唆された.
著者
石川淑 田中飛鳥 宮崎敏明
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.159-160, 2012-03-06

Basic Local Alignment Search Tool (BLAST)は最も有名なシーケンスアライメントツールの一つである。シーケンスアライメントとはタンパク質(またはDNA)データベースから検索対象となるタンパク質(またはDNA)配列を列挙することであり、配列同士の類似部分検索のために使用される。シーケンスアライメントは、生物学上の進化や遺伝子系図を調べる上で重要であることから、バイオインフォマティクス分野では欠かせない情報である。BLASTは、seeding(ステップ1)、ungapped extension(ステップ2)、gapped extension(ステップ3)という3つの処理ステップからなる。ステップ3のgapped extensionではSmith-Waterman アルゴリズムというDP(Dynamic Programming)が使用されており、従来ハードウェアによる多くの高速化手法が提案されている。しかし、BLAST全体をハードウェア化することは行われていない。本稿では、BLASTの高速処理を目指してアルゴリズム全体のハードウェア化を検討したので報告する。