著者
浜野悠介 高橋伸 田中二郎
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.89-90, 2013-03-06

物の重さは容易に取得することができ、変化が少ないことから物を特定する情報として有用であると考えられる。あらかじめ物の重さを一つずつ量っておくことで、持ち物全体の重さに近い組み合わせを推定することができる。そこで、本研究では秤を用いて物の重さを取得し、その重さから持ち物の組み合わせを推定するシステムを開発した。本システムは、鞄などをフックにつるすとその中に入った持ち物を推定して表示する。本システムを利用して持ち物の組み合わせを半自動的に確認することができれば忘れ物防止に役立つと思われる。
著者
田中 一晶 山下 直美 中西 英之 石黒 浩
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.1108-1115, 2016-04-15

ヒューマノイドロボットの遠隔操作と自律操作の本質的な違いは遠隔地にいる操作者の存在の有無と考えることができる.この存在の有無をユーザがどのように判断しているのかはいまだよく分かっていない.その判断のメカニズムを明らかにすることによって,自律ロボットとの対話を人との対話のように感じさせることが本研究の目的である.被験者が遠隔操作状態と自律状態のロボットとそれぞれ対話する実験を行った.その結果,自律状態のロボットとの対話における操作者の存在感は,遠隔操作状態であると“信じて”同じロボットと対話した事前の経験に基づいて判断されることが分かった.自律状態での対話の質が事前の経験での対話の質と乖離していると操作者の存在感は低下してしまうが,事前の対話において自律システムが操作者を装ってユーザと対話し,両状態を曖昧化することで,操作者の存在感を効果的に生み出すことができた.
著者
田中 照純
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.377-385, 2014-03
著者
田中 実
出版者
関西学院大学
雑誌
法と政治 (ISSN:02880709)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.489-535, 1985-09-20

In der Forschung zur neueren Privatrechtsgeschichte muB man nicht nur die allgemeinen Theorien, sondern auch die einzelnen konkreten Institutionen oder Dogmen bis zur Praxis untersuchen. Das gilt auch fur die Studien uber die Verhaltnisse zwischen dem Naturrecht und dem romischen Recht der Neuzeit. Ich erforsche in diesem Aufsatz die Einstellung von Christian Thomasius in Theorie und Praxis zu den materiell-ethischen Kontrollinstrumenten, die das romische Recht enthielt. Er kritisiert laesionem enormem und legem Anastasianam logisch, geschichtlich und auch hinsichtlich des usus practi in den zwei dissertationibus von einer dem laissez-faire Prinzip entsprechenden Auffassung aus. Aber er als Praktiker, Mitglied der Hallenser Spruchfakultat, anerkennt die Anfechtung wegen laesionis enormis und empfielt andere materiell-ethische Kontrollen uber den Vertrag in seinen Gutachten. Der Inhalt dieses Aufsatzes ist wie folgt gegliedert : I. Einfuhrung II. Theorie (1) laesio enormis (1) laesio enormis (2) Kritik a posteriori (3) Kritik a priori (4) usus practicus (2) lex Anastasiana (1) lex Anastasiana (2) logische Kritik (3) usus practicus (3) Zusammenfassung III. Praxis (1) laseio enormis (2) Weitere Beispiele (1) usura ultra alterum tantum (2) anatocismus (3) billiges Pachtgeld (4) Billigkeit bei der Societat (3) Zusammenfassung IV. SchluBbemerkung
著者
原 忠 國生 剛治 田中 正之 古地 祐規 平賀 有輝 松山 優子 吉野 拓也
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学論文集 (ISSN:1884846X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.1123-1127, 2007

1914 (大正3) 年3月15日秋田県中央部の大仙市 (西仙北町) を震源とするマグニチュード7.1の内陸型 (直下型) 地震が発生した. この地震により秋田県内陸部で斜面崩壊が発生し, 布又地区では傾斜勾配が6~7°程度の比較的緩い流れ盤斜面上での地すべりにより, 河道閉塞を引き起こした.<BR>本研究では, 緩傾斜な流れ盤斜面での地すべり発生メカニズムを解明するため, 現地より採取したすべり面近傍の試料を用いて物理試験および一軸圧縮試験を行い, 得られた結果を報告する.
著者
杉田 洋子 田中 美智 高橋 裕子 佐藤 由紀子 山田 寛
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.421-427, 2001-05-15 (Released:2010-03-10)
参考文献数
9
被引用文献数
1

人が他者の身体シルエットについて, 身体のどの部位を見て好ましさの判断をしているかを知るために, 女子大生201名を対象として, 別の女子短大生のシルエッター写真100体中より抽出された普通体型10体に対する身体シルエットの好ましさを一対比較法によって比較判断する実験を行った.多次元尺度構成法による分析の結果, 他者の身体シルエットに対する女子大生の好ましさの判断には二次元的な側面があることが見出された.一方, 刺激として用いたシルエッター写真上の身体シルエットの写真計測値を求め, 回帰分析によって尺度化との関係について検討を行い, 視覚的なシルエットとしての身体のどの点に着目したか, 好ましさを決める客体の条件についての分析を行った.その結果, 身体シルエットの判断には好みにおいて二次元的な変数が見出されたが, いずれも身体の正面よりは側面からの観察によって得られ易い判断であるという興味深い事実が明らかになった.一つは身体シルエットの角度と関係があり, もう一つは厚みと関係があることがわかった.すなわち, 側面における腹部の角度が小さく厚みは少ない方, バストとヒップの厚みは多い方が好ましいと判断される身体シルエットであることが示された
著者
田中 雄二
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.698, pp.64-71, 2014-05-26

スマホの電話料金半減大作戦LINE電話、楽天でんわ、格安音声SIMなど、通話サービスの選択肢が広がってきた。割高に感じるスマートフォンの料金を削減する大きなチャンスだ。やり方次第で、半減させることも十分可能だ。その方法を探る。
著者
劉 海龍 谷口 忠大 高野 敏明 竹中 一仁 坂東 誉司 田中 雄介
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

車両を流れる信号は年々増加しており,それらの時系列信号を人間が直感的に理解するのは困難である.本稿では Deep Sparse Autoencoder を用いて車両の運転挙動データを表現する低次元特徴量を抽出することで,運転状況の可視化を試みる.ここでは 100 次元の運転挙動データから 3 次元の特徴量を抽出し,RGB の色空間に対応させて地図上に可視化する手法を提案する.
著者
三浦 久 洪 性俊 田中 伸治 桑原 雅夫
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.I_1143-I_1148, 2012
被引用文献数
1

本稿では首都高速道路3号上り線の六本木付近を対象に追突事故直前における交通流特性について分析した結果を報告する.大橋JCT供用前後の日交通量の変化に比べて事故発生率が大きく変化したことは,追突事故が発生しやすい特定の交通流状態が存在し,その状態が減少したことが要因と考えられる.パルスデータを利用して個別車両の速度等を分析した結果,研究対象区間の下流側から上流側への減速波の伝播の有無が大きく影響することが確認され,追突事故リスクの高い交通流状態となる条件を抽出した.また,判別分析を行い,ある交通状況において減速波が上流側に伝播するかを精度高く予測することができた.
著者
田中 秀俊
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.76, pp.9-12, 1999-09-21

風速分布を単純な混合モデルである対角共分散混合ガウシアンモデルで分類し、その分類の変遷を隠れマルコフモデルで解析して風速の区間推定を試みた。気象庁の提供している高層気象観測データから、1993年&sim;1997年の鹿児島上空を選んで実験したところ、地表から高度20kmまでにわたっておよそ70%の確率で風速が20m/s以下であるような2週間が予想可能という結果を得た。Wind profiles are classified by mixture Gaussian model and the transition of the classes are analyzed by hidden Markov model so that wind speed could be predicted. Wind profile data from 1993 to 1997 at Kagoshima which are provided by Japan Meteorological Agency indicate that we can estimate consecutive 2 weeks when every wind speed checkpoint from the ground through 20km height are less than 20m/s in about 70% probability.
著者
岩崎 健史 田中 智美 飯塚 祐輔
出版者
島根大学
雑誌
Laguna : 汽水域研究 (ISSN:13403834)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.13-18, 2009-06

Pacific oyster Crassostrea gigas and Portuguese oyster C. angulata are morphologically13;related species that are sympatrically distributed at nearshore blackish areas in13;the subtropical zone of East Asia. Although these two species have thus far been known as inter-fertilizable under controlled conditions, molecular-based studies on mitochondrial DNA analysis verified obvious genetic differences between them. Huvet et al. (2004) reported a novel microsatellite DNA marker enabling to discriminate allelic sequence variants for C. gigas and C. angulata. In this study, we developed a rapid, reliable, and secure PCR-RFLP analysis of the biallelic microsatellite marker to diagnose hybrid oysters between C. gigas and C. angulata in wild stocks. An array of wild oyster specimens of C. gigas haplotypes and C. angulata haplotypes collected from Japan, Taiwan, and Korea were subjected to PCR amplification of the microsatellite marker and subsequent RFLP assay using FastDigest&reg; Bsp1407I13;restriction enzyme, followed by microchip electrophoretic diagnosis of both PCR and RFLP products. It took about 2 hours for the whole process of our analysis, and the frequencies of biallelic variants observed in C. gigas and C. angulata haplotype stocks were at the equivalent level of those of the previous report. In addition, a high frequency of the allelic variants for C. angulata in C. gigas haplotype stock in Tokyo Bay suggests the occurrence of natural hybrid oysters between C. gigas and C. angulata.