著者
鈴木 大三
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

2年目の平成29年度では,「新たな類似フレーム間予測」や「新たな差分信号適応変換」を実用化するための低演算かつ高効率な基盤技術となり得る手法を実現し,当該分野のトップジャーナルであるIEEE Transactions on Circuits and Systems for Video Technologyに投稿,採択された.具体的には主に以下の2点である.(1)低演算かつ高効率な多次元変換の実現類似フレーム間予測や差分信号適応変換を行うために,高性能な信号解析は不可欠である.しかしそういった多次元信号解析を高性能に行う変換は演算量が増える傾向があり,あまり現実的であるとは言えない.そこで音響符号化標準規格MP3などに用いられる修正離散コサイン変換(MDCT)に注目し,そのMDCTおよびそれに関係する修正サイン変換(MDST)とを2次元信号へ応用する際の関係性を用い,また信号端での処理を周囲画素の平均値を用いることで存在しない方向成分を抑制し,その最小タイリング処理を考慮することにより,低演算かつ高効率に処理を行える多次元変換を実現した.(2)低演算かつ高効率な2次元リフティング構造の実現回転行列の組み合わせによる2次元変換をより低演算かつ高効率で処理できるリフティング構造を新たに提案した.画像符号化標準規格JPEG XRに使用されている重複変換の実現にも応用可能であり,実際にJPEG XRに組み込み,その有用性(低演算かつ高効率で互換性も備えている)を示した.映像符号化においては高速かつ高性能な処理手法が重要であり,この構造も基盤技術として応用が期待される.
著者
鈴木 武志 坂 文彦 渡辺 郁夫 井汲 芳夫 藤嶽 暢英 大塚 紘雄
出版者
JAPANESE SOCIETY OF REVEGETATION TECHNOLOGY
雑誌
日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.325-331, 2009-11-30
被引用文献数
1

石炭灰の発生量が増加傾向にある現在,その有効利用が一層求められている。石炭灰のうちクリンカアッシュ(以下CA と称す)は,フライアッシュと比較して粒径が粗く飛散のおそれもないため,土壌の代替としての大量利用が期待されるが,利用に際してはホウ素過剰障害の可能性が示唆されている。本研究では,CA を主材料とする緑化基盤で緑化樹木のポット試験を行い,CA の緑化基盤としての有効性を検討した。緑化基盤材料には,CA,真砂土,ピートモス(以下PM と称す)を用い,CA 試験区(CA とPM を混合)をCA 95 %区,CA 90 %区,CA 80 %区の3 区,対照として真砂土にPM を10% 混合したものを設定し,樹木は,アラカシ,ウバメガシ,シャリンバイ,トベラ,マテバシイの5 種を用いて,約7 ケ月間のポット試験を行った。<BR>作製した緑化基盤の化学性,物理性は対照区と比較して有意な差はほとんど無かった。また,国内の法律に照らし合わせると,これらの材料の重金属類濃度は安全であった。緑化樹木の生育に関しては,5 樹種とも,樹高(H),幹直径(D)から表されるD<SUP>2</SUP>H の試験期間中の生長率および試験終了時の新鮮重に,試験区間で有意な差はみられなかった。また,CA 試験区の樹木葉中ホウ素含量は,シャリンバイ以外の4 樹種で対照区に対して高い傾向を示したが,生育障害は確認されず,他の金属類に関しても異常な値は認められなかった。これらのことから,本研究に用いたCA を緑化基盤として大量利用することは十分可能であると考えられるが,実際の利用の段階では,CA ごとの性質の違いを検討していく必要がある。
著者
若槻泰雄 鈴木譲二著
出版者
福村出版
巻号頁・発行日
1975
著者
鈴木 百合子 本間 道子
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.109-112, 1984-06-30 (Released:2010-07-16)
参考文献数
18

Territoriality in seat-taking of 15 faculty members of a university was investigated by means of observing a faculty meeting held once a month during two academic years except summer vacations and by interviewing each of the faculty members after the observation period. At the meeting room, no seat was reserved, i.e., any seat was available for any member. Seat-taking behavior observed at 18 meetings and the data obtained by the interview were analyzed. The result verified the working hypotheses on territoriality, such as the member's attachment to particular seats, dominant seat-occupancy by higher status members, stabilization of seat-taking behavior within the group, and reluctance to intrude into others' seats.
著者
谷川 郁太 石井 貴大 鈴木 智明 渡辺 晴美
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.5, pp.1-7, 2012-11-28

近年,組込み Windows 向けのシステムを開発においても C# が利用されるケースが増えてきている. C# の統合開発環境では, Form や UserControl にイベントハンドラを追加していくうちに,類似したイベントハンドラが多くできてしまう問題がある.本論文では,上記問題を解決するための類似したイベントハンドラ統合手法を提案する.また,募金箱と Twitter との連動システム 「ぶたツイ」 に適用し,その効果を評価する.Recently we have come to use C# for developing embedded systems. In developing system by using "Form" or "UserControl" on IDE, we often create many similar event handlers which cause the problem of becoming redundancy. For the sake of overcoming this problem, the paper proposes a refactoring technique for C# event handlers. To evaluate the technique, we will apply to ButaTwi, a cooperating system with collection box and Twitter, that is, Cloud and Embedded Devices system.
著者
鈴木 孝男
出版者
千葉商科大学
雑誌
千葉商大紀要 (ISSN:03854566)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.259-278, 2014-09

1 0 0 0 OA 新式赤毛布

著者
鈴木秋風 著
出版者
彩文館[ほか]
巻号頁・発行日
1911
著者
鈴木 彰一 西坂 淳
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集F3(土木情報学) (ISSN:21856591)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.I_79-I_86, 2014

国土交通省は,道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行適正化方針の一部として,ITS技術を活用した通行経路把握による特殊車両通行許可制度の新たな運用の準備を進めている.本論文では,特殊車両通行許可データを用い,特殊車両の通行経路把握を目的として,効率的な情報収集が可能な箇所から段階的に路側機の追加配置箇所を選定し,現状,および路側機追加配置時の通行経路の把握水準を算出することを試みた.その結果,現状の高速道路上を中心とする路側機配置では特殊車両の通行経路把握水準が不十分であること,直轄国道上に路側機を追加配置する場合には,900箇所程度に追加配置した後は,それ以上路側機設置箇所を増加させても通行経路把握水準が大きく向上しないことを明らかにした.
著者
小田切 敬子 片平 彩香 安江 健 鈴木 綾子
出版者
社団法人 におい・かおり環境協会
雑誌
におい・かおり環境学会誌 (ISSN:13482904)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.28-32, 2010-11-25 (Released:2016-04-01)
参考文献数
14

三点比較式臭袋法を用いたイヌの体臭測定について検討した.シャンプー後経過日数19日から105日までの5匹のイヌの匂いサンプルを用いて臭気指数,臭気強度および快・不快度について測定した.その結果,シャンプー後の経過日数と臭気指数の間に強い正の相関関係が認められた(r=0.89,p<0.05)が,臭気指数と臭気強度の間には統計学的に有意な相関関係(r=0.39,NS)は認められなかった.一方,臭気指数が高くなると快・不快度は低くなる傾向がみられたが,両者間には,有意な負の相関関係は認められなかった(r=−0.06,NS).以上より,三点比較式臭袋法を用いてイヌのにおいを測定および評価できることがわかった.