著者
阿部 直子
出版者
恵泉女学園大学
雑誌
恵泉アカデミア
巻号頁・発行日
vol.15, pp.154-163, 2010-12
著者
阿部 直美
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
人間科学研究紀要 (ISSN:13471287)
巻号頁・発行日
no.5, pp.89-94, 2006-01

子ども達が主体性を失いつつあるといわれる昨今、日々の保育の中での保育者の言葉がけひとつひとつが大きな役割を担っていると考えられる。本論文では様々な場面での保育者の言葉がけを四段階に仮定した。事例を挙げ、具体的な言葉を取り上げながら、各段階における保育者の言葉がけによって変化する「保育者の思い」と「子どもの思い」を比較検討した。結果、子どもの主体性を育むための保育者の言葉がけのあり方について一考察を得た。
著者
小島 英子 阿部 直也 大迫 政浩
出版者
社団法人 環境科学会
雑誌
環境科学会誌 (ISSN:09150048)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.343-358, 2015-09-30 (Released:2016-08-01)
参考文献数
22
被引用文献数
1

住民のごみ問題への関心は個人のライフステージの変遷とともに変化するという認識のもと,その関心が何から影響を受け,どのように変化しているのかを明らかにするために,川崎市民を対象にアンケート調査を実施した(回答者数:1,308)。未成年期から現在に至るごみへの関心の変化とその理由を10年刻みの自由記述で尋ね,テキストマイニングと多重コレスポンデンス分析によって解析した。ごみへの関心は年齢が高いほど高く,一人暮らし,結婚,出産,子育て,退職などのライフステージに特徴的なライフイベントの影響を受けて,高まっていた。また,ライフステージの変遷とともに,家庭内でのごみ管理の役割や,時間的な余裕の有無,地域との繋がり,家庭から出るごみ量などが変化し,ごみへの関心に変化を与えていた。他方,ごみ問題の顕在化により世間の意識が喚起されたり,分別制度が始まったりといった,個人のライフステージとは直接関係のない,社会状況や廃棄物管理制度の違いが,個人の関心の高まりに影響している様子も窺えた。また,現在50歳代あたりを境として性差による役割分担の違いが,ごみへの関心に影響している可能性も示された。以上から,ライフイベントなどのライフステージ要因と非ライフステージ要因である社会・制度的背景が,相互に関連して住民のごみへの関心に対して影響を及ぼしていることが示唆された。自治体は,一人暮らしや結婚等の住民がごみとの関わりを変えるライフイベントを捉えて情報提供を行うなど,ライフステージに応じた施策を実施することで,効果的に意識を喚起し,分別の遵守や3R行動を促すことができると考えられる。
著者
阿部 直人
出版者
明治大学情報科学センター
雑誌
明治大学情報科学センター年報 (ISSN:09165983)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1-17, 1992-10-01

MATLABは科学技術計算、特に数値計算を援助する会話型のプログラムです。MATLABの名前はMATrix LABoratoryから付けられました。オリジナルのMATLABはメインフレーム・コンピュータ上でFORTRAN言語で書かれLINPACKそしてEISPACKプロジェクトで開発された行列計算ソフトウェアを簡単にアクセスすることが出来ました。LINPACKおよびEISPACKは行列計算の信頼性の高いソフトウェアを代表するものだといえるでしょう。MATLABの基本的なデータ要素は行列(マトリクス)であり、変数の型の定義(整数、実数、文字変数など)をはじめ次元の宣言はする必要がありません。インタプリタ形式でプログラムが組めるので、コンパイルの必要もなく、電卓の延長として扱えます。
著者
阿部 直之 平野 充 高田 直行 小林 巌
雑誌
旭川赤十字病院医学雑誌 (ISSN:09134417)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.39-42, 2018-03

2012年8月より4年間の当院における転落・墜落外傷178例について検討した。その結果、37例(21%)が雪下ろし作業関連の転落であった。転落外傷全体の年齢構成は60歳代が最も多く、次いで70歳代と高齢者に転落が多かった。ISSと転落の高さには相関がみられなかった。雪下ろし群と非雪下ろし群で比較すると、年齢、男女比、業務中かの比率で有意差を認め、雪下ろし群では高齢の男性が自宅での作業中に多く転落していた。また、雪下ろし群は非雪下ろし群と比べ、肋骨や腰部に骨折が多く、頭部、下肢で少ない傾向にあった。
著者
宮内 太郎 阿部 直也
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.35(2021年度 環境情報科学研究発表大会)
巻号頁・発行日
pp.215-220, 2021-11-30 (Released:2021-11-29)
参考文献数
4

2019 年末に初めて確認された新型コロナウイルスの感染拡大は,世界各国,各地に甚大な影響を与えている。日本においても,この感染拡大による深刻な影響は2021 年5 月時点においても継続・拡大しており,特に観光業が被っている影響は非常に深刻である。本研究では,新型コロナウイルスによって生じた観光業の需要減少が,各産業へ与える負の経済効果を産業連関分析により推定した。対象は北海道,神奈川県,京都府,香川県であり,期間は2020 年4~6 月とした。また国内観光客の需要減少による影響と国外観光客の影響を分けてそれぞれで推計した。推計の結果,影響の状況は対象道府県ごとに特徴があることが分かった。
著者
花田 伸英 冨田 友幸 阿部 直 片桐 真人 矢那瀬 信雄 山下 えり子 塩谷 茂 吉村 博邦 笠井 潔 亀谷 徹
出版者
社団法人 日本呼吸器学会
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.231-234, 1993

Human T-lymphotropic virus type I (HTLV-I) 抗体価が高値を示し, 多発結節性陰影を呈したT細胞性リンパ腫の1例を経験した. 症例は42歳, 男性. 千葉県出身. 昭和63年6月に胆嚢摘出術後, 発熱が持続したため当院受診, HTLV-I抗体価の高値を指摘された. 約8ヵ月後, 胸部X線上多発結節性陰影が出現, 開胸肺生検にてT細胞性リンパ腫と診断された. 文献を検索し得た限りでは肺原発のT細胞性リンパ腫において, 多発結節性陰影を呈した報告例は1例のみであった. また本症例の肺病変はHTLV-I感染との間に関連性があり, Adult T-cell lymphoma の初発の病変と考えられたので報告する.
著者
内田 まり子 中村 透 山縣 浩 佐藤 幸子 浅野 真晴 秋保 明 阿部 直子
出版者
日本ロービジョン学会
雑誌
日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
巻号頁・発行日
vol.6, pp.71, 2005

財団法人日本盲導犬協会仙台訓練センターでは、平成13年11月から平成17年3月まで、仙台市による地域リハビリテーションモデル事業の一環である中途視覚障害者生活訓練事業の委託を受け、訪問による視覚障害リハビリテーションサービスを実施した。このサービスを利用した仙台市民の人数は、平成13年度および平成14年度は16名、平成15年度は16名、平成16年度は23名であった。のべ55名のケースについて、支援に関係した施設および機関は、当訓練センターのみではなく、地域に存在する複数だったケースが大半を占めた。その他、ケースの概要と傾向をまとめ、地域にある複数の関係機関どうしの関わりや支援システムの動きなどについて報告する。 また、受傷後およそ3年間、引きこもりに近い生活をしていたケースが地域のデイサービス利用をきっかけに視覚障害リハビリテーションサービスを利用し、交流会(「仙台市における中途視覚障害者リハビリテーション支援システム第3報」にて発表)にも参加を始めたケースを報告し、地域に住む視覚障害者に提供できるリハビリテーションサービスについて考察したい。
著者
山本 聖子 池田 和子 大金 美和 杉野 祐子 谷口 紅 木下 真里 阿部 直美 紅粉 真衣 菊池 嘉 岡 慎一
出版者
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻
雑誌
保健学研究 = Health science research (ISSN:18814441)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.119-127, 2019-09

有効な患者教育の内容について検討することを目的とし,2016年1月~12月にHIV陽性の確定診断を受け,かつA病院のHIV専門外来受診を開始した成人患者20名を対象にアンケートおよびインタビュー調査を行った.内容は保健所等でHIVスクリーニング検査陽性の告知を受けてから外来に初診で来院し患者教育を受けるまでの間に閲覧したネット上の情報の内容,閲覧したサイトの種類,特に印象に残った情報や信憑性に不安を感じた情報は何か,信憑性の確認はどのように行ったか等であった.調査の結果,ネットで情報収集をしたと回答したのは16名であった.閲覧した内容(複数回答)については,「疾病・治療に関する情報」が最多で15名であり,次いで「他のHIV感染者の思い・体験」が14名であった.思いや体験などのようなナラティブ情報は患者の情緒的サポートに有用であるが,時に混乱を招くことがあり,患者の個別性に合わせた情報提供が必要である.またネット上の情報についての真偽を何らかの方法で確認すると回答したのは5名のみで,医療者側から意識的に,患者の持つ情報の内容や根拠の有無を確認していくことが必要であることが明らかになった.
著者
阿部 直美 アベ ナオミ Naomi ABE
雑誌
大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要
巻号頁・発行日
vol.5, pp.89-94, 2006-01-31

子ども達が主体性を失いつつあるといわれる昨今、日々の保育の中での保育者の言葉がけひとつひとつが大きな役割を担っていると考えられる。本論文では様々な場面での保育者の言葉がけを四段階に仮定した。事例を挙げ、具体的な言葉を取り上げながら、各段階における保育者の言葉がけによって変化する「保育者の思い」と「子どもの思い」を比較検討した。結果、子どもの主体性を育むための保育者の言葉がけのあり方について一考察を得た。
著者
阿部 直人 延山 英沢
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.316-319, 2003-04-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
4
被引用文献数
1
著者
舩坂 依里 阿部 直也 松岡 雅一 熊崎 大輔 大工谷 新一
出版者
関西理学療法学会
雑誌
関西理学療法 (ISSN:13469606)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.123-129, 2011 (Released:2012-01-06)
参考文献数
3

We provided physical therapy for a patient with cerebrovascular disease presenting with left hemiparesis due to infarction of the right parietal, temporal and occipital lobes. The patient had difficulty standing up because of an abnormal muscle tone caused by deep sensory disturbance of the affected lower extremity. Physical therapy was provided to improve sensory function. After seven sessions of physical therapy in one week, deep sensation and abnormal muscle tone improved. Load-bearing ability of the affected extremity increased and the amount of support needed to stand up decreased because of the improved muscle tone. Sensation was also recognizable following this improvement. It was believed that the amount of support needed to stand up decreased, resulting in a change in the amount of exertion needed to adjust muscle tone. This indicates that physical therapy is necessary for considering the interaction between sensory disturbance and muscle tone in patients with hemiparesis caused by cerebrovascular accidents.
著者
阿部 直人
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第50回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.57, 2007 (Released:2008-12-11)

むだ時間系の制御において、基本的なPID制御(部分的モデルマッチング法)、スミス法、IMCの説明および、簡単な実験結果の紹介を行う。
著者
阿部 直人 市原 裕之
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.563-568, 2000
被引用文献数
6

This paper deals with an iterative approach of closed-loop identification and IMC (internal model control) design for input time delay systems. IMC is one of simple design methods for systems with time delay, however, IMC requires system parameters exactly. In this paper, a joint design method of closed-loop identification and IMC structure for input time delay systems is proposed. The control purpose, which is similar to the windsurfer approach, is to achieve the increase in the bandwidth of the closed-loop system. A multiplicative uncertainty of input time delay systems becomes smaller, when an IMC filter time constant is chosen smaller. A simulation example is shown to illustrate these results.
著者
阿部 直哉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.99, pp.9-14, 2002-08-02
被引用文献数
4

タッチパッドを用いたCVK方式入力装置の概要を述べるとともに、従来の入力装置との比較を通して、本装置の特徴を考察した。CVK方式は、タッチパッド上に仮想的に置かれたキー(操作キー)に指で触れることで、ディスプレイに表示されたキー(可視キー)の配列から、目的のキーを選択し、指を離した瞬間、入力を確定するという仕組みを持つ。本装置は、非常に小型でありながら、タッチパネルなどと同様、キー配列を自由に変更できるため、初心者に分かりやすいインターフェースを作り出すことができる。その一方、操作キーと可視キーが1対1に対応しているため、習熟に伴って、キーボードに近い、高速な入力も可能である。他にも、操作が単純、疲れが少ないなど多くの長所を併せ持つ。