著者
吉光 正絵 吉光 正絵
出版者
長崎県立大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:18838111)
巻号頁・発行日
no.16, pp.173-183, 2015

In this paper, we analyzed for Korea female fans of K-POP. In the first half of the paper, we will analyze the previous research on female fans of K-POP, which is posted on South Korean academic journals. In the past, it had been analyzed from the pointof view of the deviant behavior of teens. After the Korean Wave phenomenon, it began to be analyzed from the relevance of the Korean Idol Star System. In the second half of the paper, we analyze the results of surveys were carried out for the women to manage the online fan club. Online fan club has played a very important function in the Idol Star System of K-POP.
著者
下橋 淳子
出版者
駒沢女子大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:02884844)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.17-22, 2004-03-03
被引用文献数
1

グルコースとグリシンによるアミノカルボニル反応で生成した褐変物質、ショ糖のカラメル化反応によって生成した褐変物質、魚醤に含まれる褐変物質、タマネギを加熱して得られる褐変物質についてDPPHラジカル消去能を測定し、次のような結果を得た。1. pH5.0、6.0、7.0および7.4で0.5M-グルコースおよびグリシンの等量混液を加熱し、アミノカルボニル反応を行ったところ、pHが高いほど着色度が高く、着色度が高いほどDPPHラジカル消去能も高くなった。着色度を示す440nmにおける吸光度とDPPHラジカル消去能の間にはr=0.993の非常に高い正の相関関係が認められた。2. カラメル化によって着色した糖液でも、着色が進行するにつれてDPPHラジカル消去能は高くなった。着色度を示す440nmにおける吸光度とDPPHラジカル消去能の間にはr=0.882の非常に高い正の相関関係が認められた。3. アミノカルボニル反応による褐変物質とカラメル化による褐変物質を比較すると、アミノカルボニル反応による褐変物質の方が抗酸化性は高いことが推測された。4. 薄口しょう油や臼しょう油と同程度の着色を示す魚醤に含まれる褐色物質にもDPPHラジカル消去能が認められたが、抗酸化性は着色物質以外の成分も関与していることが示唆された。5. タマネギを加熱し、黄色〜あめ色〜茶色と褐変が進行するに従ってDPPHラジカル消去能は上昇した。
著者
八木 充
出版者
つくば国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13412078)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.73-85, 2005-03-25

The measure against aging by the assistance example of a intellectual disabilities facilities is explained in detail. The case conference of the measure against aging was effective. The assessment of such a case conference is effective also in order to support a intellectual disabilities regionally. In order to operate the case conference, a social worker's role is important.
著者
坂上 雅翁 サカガミ マサオ Masao SAKAGAMI
雑誌
研究紀要
巻号頁・発行日
vol.9, pp.25-33, 2008-03

光明山寺を中心とした南都浄土教についてみるとき,覚樹,実範,永観をはじめ,光明山寺から高野山に移り,のちに法然に帰依した明遍や,高野山往生院に移りのちに京都禅林寺の十二世となった静遍の存在はよく知られている。本論では,まず東大寺東南院三論系の念仏別所としての光明山寺の性格を,最近の研究成果を元に再検証する。さらに,高野山を始め,醍醐寺,禅林寺との関係,および大阪一心寺蔵「一行一筆阿弥陀経」や『高野山往生伝』をとおして,中世の南都仏教界における光明山寺を中心とした南都浄土教の展開をみていく。
著者
岩井 洋
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
no.5, pp.79-89, 2004-03

日本人の宗教観や宗教意識を表現する際に,しばしば使われるのが「無宗教」や「無神論」といった表現である。本稿では,「日本人=無宗教」あるいは「日本人=無神論」という言説が生まれた背景を探るとともに,日本人が無宗教・無神論であるのかについて検討する。そして,それを踏まえて,日本宗教と異文化における宗教との比較研究を深化させる視点や,グローバル化状況における日本宗教を理解する視点を提示したい。
著者
堀尾 強
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.115-123, 2012-03-31

過去嫌いであった食品の嗜好変化について410名の大学生を対象に調べた。過去嫌いであった食品の嗜好が変わった人が88%いた。嗜好が変わった食品はピーマン,納豆,ナス,シイタケ,ニンジン,トマト,レバー,カキ,セロリなどであった。食品群分類別では野菜類が41%と大きく占めた。嗜好が変化した時期は小学校高学年から中学校,高校にかけて,16%,27%,35%と徐々に増加し,大学生になっても14%と嗜好が変化している。その理由は「久しぶりに食べてみたら食べることができた」,「たまたま食べたものがおいしかった」というように時間を置きその間の経験が食品の嗜好変化に大きな影響を与えることが示唆された。「無理やり食べているうちに食べられるようになった」,「栄養があり体に良いと知って」と食べる努力の結果として食べられるようになった者も多かった。以上のように,過去嫌いであった食品の嗜好がポジティブに変わる経験をしている人が大変多く,その間の食経験が嗜好変化に大きな影響を与えることが示唆された。
著者
五十嵐 貫 佐藤 義隆 杉江 道男 高遠 節夫 豊成 敏隆 向山 一男
出版者
東京都立航空工業高等専門学校
雑誌
研究紀要 (ISSN:03871355)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1-6, 2002-10

We express the radius of the circumsphere of a tetrahedron with its six edges.
著者
平芳 幸浩
出版者
京都大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:03897508)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.161-186, 1997-03-31
著者
笠井 哲
出版者
福島工業高等専門学校
雑誌
研究紀要 (ISSN:09166041)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.51-56, 2011

People in the Edo period considered raising a child to become a full-fledged adult in the society as the most important matter in life only next to running their family business. This often gave rise to the importance of mental attitudes and discipline of the parents themselves. We can see in the book called Yoiku Ohrai the perspectives on education generally held by the people in the Edo period. In this article, I will closely examine such perspectives on child raising discussed in Yoiku Ohrai, and discuss them with special references to parents' mental attitudes, moral education, and human relationships.
著者
阪本 一郎
出版者
文教大学女子短期大学部
雑誌
研究紀要
巻号頁・発行日
vol.20, pp.17-27, 1976-12 (Released:2012-01-18)
著者
木下 隆志 正井 佳純
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要
巻号頁・発行日
no.14, pp.31-39, 2013-03

障害者の雇用の促進等に関する法律の基本理念では,「障害者である労働者が,職業生活において,能力発揮の機会が与えられること」「職業人として自立するよう努めること」の2つの理念が掲げられている。しかし,精神障害者の雇用促進の課題のひとつとして,障害の自己開示・非開示の問題が存在する。非開示就労の多くは,事業所側の障害の無理解による就労の幅が狭まることを懸念してのことであり,就労先事業所との丁寧な支援体制を構築する必要がある。本研究では,精神障害者の就労の課題と現状を明らかにするため実態調査を行い,開示・非開示で就労する違いに着目して,双方の当事者の支援のあり方について考察する。In the basic principles of the law on promoting the employment of disabled persons, two principles are emphasized: (1) Workers who are disabled be given the opportunity to fulfill their potentials in their working life, and (2) Efforts be made for their independence as professionals. However, one of the issues in promoting the employment of mentally disabledpersons is the question of self-disclosure or non-disclosure of the disability. Most cases of non-disclosure at work are due to the concern that the range of work will be narrowed dueto lack of understanding of the disability by the company, and considerate support systems at the workplace need to be established. In this study, we conducted a field survey in order to clarify the issues and current conditions of mentally disabled persons at work, and to consider the state of support for both such workers who are working with disclosure andwith non-disclosure.
著者
望月 聡
出版者
びわこ成蹊スポーツ大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13489399)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.27-36, 2009-03-15

This is 29th Olympic Games since the 1st Olympic Game was held in Athens in 1896.China, the host country and total 11 teams, Japan, North Korea, Nigeria, U.S.A., Canada,Argentina, Brazil, New Zealand, German, Norway, and Sweden that got through a qualifyingleague in each continental took a spot for this Olympic Games. These 12 teams were dividedinto 3 groups, 4 teams for each, and played for a qualifying league. Total 8 teams, top 2 teamsin each league and top 2 teams in 3rd team of each league went to the final round.Japan women's national team"Nadeshiko Japan"won the fourth prize in BeijingOlympic, which was a remarkable progress in the history of Japan women's soccer. This bigstep exceedingly contributed to women's soccer in Japan being popular.This paper focused on 4 factors,"Analysis","Goal setting","Preparation", and"Preparedness", to explore why"Nadeshiko Japan"took 4th place in Beijing Olympic.
著者
竹田茂生・陳 那森 陳 那森
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.77-90, 2012-03-31

共分散構造分析から,消費の先行指標である創造階層のさらに革新的な集団がツーリズムの志向を「地域密着型ツーリズム」からさらに「研究・自己啓発型ツーリズム」へと進化させているという知見が得られた。このことから,「研究・自己啓発型ツーリズム」は,将来の有力なツーリズムの形式となっていくことが予測される。そこで,「研究・自己啓発型ツーリズム」の進化形として顕在化してきた観光アートに焦点を当て,3つの地域特性によって都市型,郊外型,地方型に類型化し,事例研究を観察とインタビューによって行った。そして,観光アートの成功要因は,次の4点であるとの知見を得た。1)スタート時点での継続を意図したプランづくり2)継続させるための観光資源の持続的な探索 3)ボランタリーな組織から公的な組織への転換 4)住民参加型の展開,などが挙げられる。また,他の地域との連携やビジネスモデルとして商品化などの新たな展開にも発展してきていることが分かった。