- 著者
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福光 正幸
- 出版者
- 北海道情報大学
- 雑誌
- 若手研究
- 巻号頁・発行日
- 2019-04-01
近年, 「ブロックチェーン」や「IoT機器」の活用に期待が高まっている. しかし, 内在する次の2つの問題により, これらはいずれ破綻する恐れがある. 1つ目は, 生成される署名データ量の肥大化問題であり, 2つ目は, 量子コンピュータが実用化された場合の安全性の破綻問題である. これらは共に, 使用される署名技術の性能に起因しており, 前述の問題を同時に解決できる署名技術は未だ存在していない. そこで本研究では, 前述の問題を同時に解決できる「圧縮可能性」(膨大な署名データ量を縮小できること)と「耐量子性」(量子コンピュータからの攻撃に耐えうること)を共に備えた署名技術を新たに開発する.