著者
漆原 徹
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.177-213, 1997-01
著者
藤本 正行
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.291-305, 1984-03

論文
著者
小川 剛生
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田國文 (ISSN:02879204)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.1-9, 1995-12-30

五 延文四年京官除目についての一考察六 おわりに
著者
デュンダル メルトハン
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.233-265, 2007-01

論文はじめに1 帝国主義の道を歩む日本とイスラーム世界2 オスマン皇族と日本3 トルキスタン皇帝アブデュルケリム皇子おわりに
著者
笠原 英彦
出版者
慶應義塾大学
雑誌
法學研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.74, no.6, pp.93-118, 2001-06-28

研究ノート一、はじめに二、明治六年秋の政情と大久保の政体構想三、大久保政権の成立と伊藤博文四、政権の維持と家禄税問題五、結び

10 0 0 0 IR 資格の経済学

著者
中島 隆信 中野 論 河本 好美 松本 淳平
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.1-16, 2000-10-25

職業に対する資格はサービスの担い手と受け手の間での内容に関する情報の非対称性が高い場合において設定されることが多い。しかし,資格を得る際にクリアーしなければならないハードルについては必ずしもサービスの内容を反映しているとは脹らない。なぜなら,ハードルの存在はサービスヘの参入を制限することから非競争的供給によるレントが発生し,そのレントが資格獲得のインセンテイブになっているからである。ハードルが高くなると非競争状態が強まり,レントが上昇し,留保賃金の高い人材を集めることができると同時に,資格取得後のモラルハザードを防ぐことができる。一方,社会経済的には競争を制限することからサービス価格が高止まりすることになる。その意味において,資格取得のハードルは社会的見地から最適レベルに設定されることが望ましいといえる。
著者
権丈 善一
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.33-59, 2000-10

経済学のなかで,消費者需要の神聖不可侵性は,先験的公準-論理体系の基本的な前提として措定せざるを得ない証明不可能な先験的な命題-として取り扱われる。ところが,この消費者需要の神聖不可侵性という経済学上の約束事に対して,ガルブレイスは『ゆたかな社会』のなかで異議を唱えた。この本のなかで彼は,消費者の欲求は,自立的に決定されるものではなく,依存効果によって創られるもの-すなわち,生産の過程で,生産者による宣伝や消費者相互間の見栄の張り合いに依存して創られるもの-という論点を用いた。そしてガルブレイスは,依存効
著者
佐藤 孝雄 澤田 純明 澤浦 亮平 米田 穣 河村 愛 鈴木 敏彦 増田 隆一
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2021-04-01

縄文時代晩期まで日本列島に棲息していたとみられるオオヤマネコについて多角的かつ領域横断的な調査・研究を行う。動物考古学、古生物学、生物系統地理学、考古科学の手法を駆使し、申請者の管理下にある青森県尻労安部洞窟、岩手県獺沢貝塚、愛媛県上黒岩岩陰遺跡の出土遺体などを精査。放射性炭素年代も測定しつつ、古代DNA(aDNA)解析や炭素・窒素安定同位体分析も試みることで、同種の系統や生態を明らかにするとともに、その絶滅要因についても知見を深める。
著者
長谷 耕二 河村 由紀 田久保 圭誉 松田 幹
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

申請者はこれまで、絶食時にはパイエル板の免疫応答はシャットダウンされ、抗原にまだ暴露されていないナイーブB細胞は骨髄へ移行して再摂食時までリザーブされる事実を見出している。このようなパイエル板の絶食応答は、免疫応答に伴うエネルギーコストを削減する上で重要であるとともに、胚中心細胞の消失による免疫記憶のリセットといった副次的作用をもたらす。本研究では、主に絶食-再摂食モデルを用いて、栄養シグナルによる免疫制御機構や腸管-骨髄連関を担う分子群の同定を試みる。さらに絶食により自己免疫に関わる免疫記憶をリセットすることで、自己免疫疾患における新たな治療法の確立を試みる。
著者
原 信芳
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.23-46, 1987-05

論文I 序II 支出実績と資金調達方法III 労働力需要増加策IV 労働力供給削減策Diese Untersuchung bezieht sich auf die Arbeitsbeschaffungsmassnahmen der Nazi-Regierung. Wir haben zwei unterschiedhche Meinungen uber die Wirtschaft wahrend der Friedenszeit des Dritten Reiches, (1) Die Wirtschaftspohtik der Regierang konzentrierte sich von Anfang an auf die Aufrustung und verknupfte auch die Massnahmen fur Bekampfung gegen Arbeitslosigkeit mit "der Wiederwehrhaftmachung des deutschen Volkes". (2) Die Regierung begann die forcierte Aufrustung erst nach der Losung des Arbeitslosenproblems Obwohl viele Studien uber diese unterschiedhchen Standpunkte geschrieben worden sind, scheint mir der Charakter und die Vieldeutigkeit der nationalsoziahstischen Arbeitsbeschaffungspolitik vernachlassigt worden zu sein. Die Regierung Hitlers bevorzugte Arbeitsintensivitat bei offentlichen Arbeiten vor Wirtschafts-und Finanzrationalitat(wie wir z. Beispiel im ersten Reinhardt-Programm sehen konnen) Noch dazu spielte Arbeitsbeschaffung ausser bei der industriellen Produktion eine grosse Rolle z Beispiel in Verbindung mit Notstandsarbeit, Arbeitsdienst, Landhilfe und Landjahr oder Ubergang der Frauenarbeitskrafte vom Arbeitsmarkt in die Hauswirtschaft Daher ging die Arbeitsbeschaffungsleistung im Jahre 1933 uber die Konjunkturbelebung hinaus, denn zwei Milhonen Arbeitslose nahmen wieder Arbeit auf Anderseits war die Zunahme der regularen und industriellen Arbeitskrafte relativ niedrig Wenn wir die Arbeitsbeschaffungspolitik als die Wirtschafts-und Konjunkturpolitik bestimmen in bezug auf Steigerung der Kaufkraft, der effektiven Nachfrage, des Investitionsmultiplikators, ich finde keinen positiven Effekt der Arbeitsbeschaffungsphase in der nationalsozialistischen Wirtschaft wahrend der Friedenszeit Ein Teil der Arbeitsbeschaffungsmitteln wurde uberdies fur die Aufrustund aufgewendet (Ein Drittel des Sofort-Programms, ein grosserer Teil der Spende zur Forderung der nationalen Arbeit u. s w.). Aber ich zogere nicht, das Jahr 1933 und 1934 oder mindestens das erste Jahr des Dritten Reiches als eine Phase zu betrachten, in der Arbeitsbeschaffung besonders in Betracht gezogen wurde, wenn die Arbeitsbeschaffungsmassnahmen als ein Teil der Sozialpolitik aufgefasst werden Schacht lachte zwar die mit der echten Wirtschaftsbelebung nie zusammengehangenen nationalsozialistischen Arbeitsbeschaffungsmassnahmen aus, doch durch die Tatsache, dass die Regierung vielen Arbeitslosen sofort eine Art von Arbeitsplatz gab, konnten sie der deutschen Nation am Anfang der Hitler Regierung eine Atmosphare der Entspannung der Arbeltslosigkeit geben. Dieses Gefuhl musste zur Verstarkung der Regierungsautoritat beitragen. Meine Schlussbetrachtung mag den Mittelweg der bishengen Studien wahlen. Die Beurteilung der Arbeitsbeschaffungspolitik im Dritten Reich hangt von der Definition des Charakters dieser Massnahmen ab.
著者
西脇 与作 藁谷 敏晴
出版者
慶應義塾大学
雑誌
哲學 (ISSN:05632099)
巻号頁・発行日
vol.65, pp.23-49, 1977-01

1. logical valueの論理 : 存在論的価値 1.1. 文、真理値、存在の相互関係 1.2. 真理値と2値性 1.3. 結合子としての同一性記号2. W-言語と理論3. SCIの諸性質 3.1. SCIの基本的定理 3.2. 論理評価と指示 3.3. 論理評価の種類4. SCIの拡張 4.1. 中間的諸システム 4.2. 拡張の過程In this paper, " non-Fregean logics " proposed by R. Suszko are studied ; 1. from a philosophical point of view concerning the necessity of introducing the identity-connective, and 2. from technical point of view concerning logical structure of non-Fregean logics. Analysing the Frege's ambiguity in treating the logical constants 1,0 (in Frege), we were led to the conclusion ; 1) A distinction between valuational two valuedness and ontological (referential) two-valuedness should be made, 2) keeping the valuational two-valuedness (the principle of bivalence), the abolition of ontological one is possible (ontological many-valuedness), 3) in order to express logical systems based on valuational two-valuedness and ontological many-valuedness, the introduction of identity-connective is unavoidable. Such logics have been studied among others by R. Suszko as theories of kind W, and its sentential part is called SCI (sentential calculus with identity). In this paper, our interest was directed esp. on 1) logical relations between SCI, SC (sentential calculus) and there intermediate variaties, 2) A possibility of introducing some meta-notions into object languages, 3) some valuations of non-Fregean languages.
著者
徳永 聡子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、日本国内の大学ならびに研究機関の図書館が所蔵する英国初期刊本(1473-1600)に関して、所蔵情報の収集と書誌学的調査を行った。この結果、国内には220点以上もの英国初期刊本が所蔵されていることが、初めて明らかとなった。また各蔵書について実際に調査を行い、書物の著者名、タイトル、出版情報、さらには各コピーに特徴的な製本、書き込み、来歴の有無などの情報を記録し、本邦所在の英国初期刊本目録制作の基盤を整備した。
著者
南宮 湖
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

2009年に出現した新型インフルエンザウイルス(A/H1N1/pdm)では、肥満患者における重症化の病態が新たに注目された。また、近年、肥満における慢性炎症とその免疫機構が注目されており、本研究では、肥満マウスウスモデルを用いて免疫学的検討を行い、インフルエンザウイルス感染において肥満が病態を重症化させる機序に迫ることを目的とした。肥満モデルマウスにインフルエンザウイルス(A/H1N1/PR8)を感染させると、通常マウスと比較して、有意に生存率が低下し、顕著な体重減少を認めた。感染後1日目、3日目、5日目でそれぞれ、気管支肺胞洗浄液中のウイルス量の増加が見られた。また気管支肺胞洗浄液の上清及び血清中の炎症性サイトカイン(TNFα,IFNγ)が、感染後1日目では、肥満モデルマウス群で低下していたのに対し、感染後5日目では、肥満モデルマウス群で顕著に上昇していた。また、肥満モデルマウスの病理組織を観察すると、インフルエンザウイルス感染前の定常状態で、気管支周囲に脂肪組織を認め、インフルエンザウイルス感染5日目には、気管支周囲に認めた脂肪組織の周辺に顕著な炎症細胞浸潤が見られた。以上より、肥満モデルマウスにおいて、感染初期では、免疫応答が惹起されず、インフルエンザウイルスが、より増殖していく一方で、感染後期においては炎症が遷延することで、病態の重症化に寄与していることが示唆された。今後、形質細胞様樹状細胞からのI型インターフェロン(IFNα.β)産生やマクロファージからの炎症性サイトカイン産生に注目して、肥満モデルマウス群で、インフルエンザウイルスの重症化機構に関して更なる解析を続けていく予定である。
著者
西川 孝治郎
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.155-167, 1964-06
著者
高橋 大輔
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究では、発症初期の未治療の関節リウマチ患者の腸管内において、腸内細菌が食物繊維を資化して産生する短鎖脂肪酸の1つである酪酸が顕著に低いことを明らかにした。さらに、酪酸がマウスの自己免疫性関節リウマチモデルの発症を抑制することを見出した。酪酸は、濾胞制御性T細胞数を増加させ、関節炎の発症に必要な自己抗体の産生を抑制していた。さらに、新規に濾胞制御性T細胞培養系を開発し、酪酸による濾胞制御性T細胞の分化誘導メカニズムを検証した。その結果、酪酸はそのヒストン脱アセチル化酵素阻害作用を介して、分化に重要な転写抑制因子Bcl-6の発現を誘導することでその分化を促進していることを明らかにした。