著者
佐藤 立夫
出版者
早稲田大学
雑誌
比較法学 (ISSN:04408055)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.145-177, 1990-09-20
著者
江口 みなみ
出版者
早稲田大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01 (Released:2016-04-21)

本研究は、ドイツにおける日本美術研究について、第二次大戦後の状況を実証的に検討することを目的とする。西欧では19世紀末より日本美術への関心が高まるにつれて、美術品の収集・売買だけでなく専門的な日本美術研究が発展していった。ドイツのベルリンはその中心地のひとつであり、日本の美術関係者との交流を含む豊かな研究ネットワークが構成された。しかし、1930年代半ばから日独の政治的な関係が強まったことにより、彼らも文化工作に荷担せざるをえず、また敗戦後は活動を続けることが不可能となった。加えて、日本美術研究の拠点であった東アジア美術コレクションは戦災により展示空間を喪失し、多数の所蔵品が侵攻したソ連軍に接収された。報告者は平成28年度の研究において、ドイツの研究者が近年モスクワで実施した調査の報告文や、同コレクションの中国美術作品に関する論文および1951年にツェレで開催された東アジア美術展の関連資料から、戦後の状況を読み取っていった。同時に、戦後ドイツにおける美術史研究や美術館の活動・機能について把握するため、いわゆるWiedergutmachung(名誉回復)活動や各美術館の再建、コレクションの再編といった事象に関する文献や資料を調査した。とりわけ2017年3月にミュンヒェンで行った現地調査では、展示施設「ハウス・デア・クンスト」の戦中から戦後における大きな機能的変容について知見を得たほか、同館で開催された戦後美術の国際的な比較展示「Postwar: Art between the Pacific and the Atlantic 1945-1965」展によって、ドイツにおける戦後日本美術の理解について考察を深めることができた。また近現代の日独美術交流を専門とする研究者や、戦後の日本美術と米国の関係に詳しい研究者と意見を交わし、今後の研究における課題と展望が明確となった。
著者
本田 恵子 高野 光司 小西 好彦
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011 (Released:2011-08-05)

暴力や非行を繰り返す少年らには、感情のモニター力、自己制御機能とソーシャルスキルが不足している。本研究は、IQ70代のボーダーライン知能の少年に活用できるアンガーマネージメントプログラムの開発を目的とした。3年間の研究成果として、VRICS(Violence Risk Check Sheet)の作成と妥当性の検討、少年院・刑務所内で活用できるプログラムの開発、学校現場で活用できる啓発教育教材の開発とその実践により衝動性の減少および主体性の促進の効果が見られた。。アンガーマネージメントBプログラム(非行少年用)、Cプログラム(中学生用)が開発され、矯正教育施設および学校内で活用が開始されている。
著者
内田 雄介
出版者
早稲田大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011 (Released:2011-08-05)

動く視覚刺激を視認する際、野球選手は一般人よりも眼球運動発現までの時間が短く、眼球運動速度が速いことが示された。また、網膜上に投射された視覚刺激の像を知覚する能力には野球選手と一般人の差がないことが明らかになった。これらのことから、野球選手の優れた動体視力は、網膜上に映る像を知覚する能力ではなく眼球を対象物に対して適切に動かす能力に支えられていることが示唆された。
著者
吉本 卓司
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
1999

本文PDFは平成22年度国立国会図書館の学位論文(博士)のデジタル化実施により作成された画像ファイルをPDFに変換したものである。
著者
城所 収二
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2013-04-01 (Released:2014-01-29)

本研究の目的は、熟練した野球選手が打球を左右へ打ち分けた際に、どのようなスイングによって『引っ張り』や『流し打ち』を打ち分けているのかを、3次元的なバットの振る舞いとして調査するとともに、打ち分け技術に長けた選手のスイングの特徴を明らかにすることであった。初年度の研究によって、流し打ちにおける打球の飛翔する方向(左右)は、インパクト時の頭上から見たバットの向き(水平バット角)のみでは決まらず、バットの下向き傾斜(鉛直バット角)とボールの下側を打撃すること(衝撃線角度)の相互作用の影響を受けることが明らかとなった。そこで2年目は、水平バット角に起因する左右への打ち分けを第1メカニズム、鉛直バット角と衝撃線角度の相互作用に起因する打ち分けを第2メカニズムと定義し、実際の打撃において第1メカニズムと第2メカニズムのどちらがより大きく打球の左右方向に貢献しているのかを調査した。大学野球選手16名に、マシン打撃による左右への打ち分けを行わせた。その結果、流し打ちのフライと引っ張りのゴロでは、第1と第2の両メカニズムが打球の左右角に約50%ずつ貢献していた。一方で、流し打ちのゴロや引っ張りのフライを打った時には第1メカニズムの貢献が100%を上回っていたことから、流・ゴや引・フを打つには従来通りバットを狙った方向へ向けてインパクトすることが必要となる。最後に、これまで大学・社会人・プロ野球選手を対象に収集してきた1500試技以上の打撃データをもとに、水平バット角と鉛直バット角の組み合わせからどのポイントでインパクトすることが打球速度の最大化につながるのかを調査した。その結果、打球速度が最大となったのは、引っ張りではヘッドを下げた鉛直バット角の大きなインパクトであり、センター返しや流し打ちではバットヘッドを捕手寄りに、すなわち第1メカニズム優位なインパクトであったことが示された。
著者
原 克
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009 (Released:2009-04-01)

20世紀は科学の時代ではなく「科学神話」の時代である。本研究ではこうした科学情報の神話構造を暴きだすことを目指した。身体と科学の関係については身体表象三部作(各単著『美女と機械』『気分はサイボーグ』『身体補完計画』)によって、情報処理機械と人間精神の関係については単著『サラリーマン誕生物語』によって、家電品とモダンライフの関係については単著『白物家電の神話』によって、科学技術と大衆の総覧的関係については単著『20世紀テクノロジーと大衆文化2』によって、それぞれ科学神話の構造を分析した。
著者
甚野 尚志 大稔 哲也 平山 篤子 踊 共二 三浦 清美 青柳 かおり 太田 敬子 根占 献一 関 哲行 網野 徹哉 大月 康弘 疇谷 憲洋 皆川 卓 印出 忠夫 堀越 宏一
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01 (Released:2013-05-15)

我々のプロジェクトは、中近世のキリスト教に関わる諸問題をさまざまな視角から分析することを目指した。それも地域的には、ヨーロッパ世界に広がったキリスト教の問題だけでなく、布教活動とともにキリスト教化した他の世界の諸地域も対象とした。これまでの研究は主として、中近世キリスト教の非妥協的態度、迫害社会の形成、異教徒との対決の視点から研究がなされてきたが、我々は最近の研究動向に従い、中近世キリスト教世界の多様性やことなる宗教の共存に光があてつつ研究活動を行ってきた。この間の多くのワークショップなどの成果に基づき、各分担者が論文などで中近世のキリスト教史の新しいイメージを提示できた。
著者
川島 京子
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2003 (Released:2003-04-01)

エリアナ・パヴロバが日本で展開したパヴロバ・バレエスクールの実態研究に続き、本年度は、彼女によってもたらされた日本のバレエを、世界的なバレエ伝播の中で捉えるべく考察してきた。彼女の来日前経歴については、日本、グルジア、ウクライナ、ロシアの各関係機関に協力を要請し、調査を続けている。現在までにエリアナ・パヴロバの家系に関する資料は確認できたが、彼女が師事した教師については未だ確証を得ていない。彼女のロシアでの芸歴調査は、日本バレエの出自を知ることでもある為、本研究において引き続き最重要課題としてゆきたい。本年度の研究発表としては、彼女の日本での22年間に及ぶ活動のうち、彼女がまだバレエスクールを設立していない来日当初の活動(1919年亡命来目〜1924年関東大震災によって離日)に注目する事によって、上記テーマについて考察した。来日背景、活動内容、日本側のバレエ受容という観点から、彼女によって日本に移植されたバレエがロシア革命によって世界中に伝播したロシアバレエの一片であり、外国人居留地から生まれた西洋文化の一つに位置づけることが出来る。しかし、当時日本に於いて、バレエが学校教育からは除外され、逆に文化人を対象に女性の身体の西洋化の目的でもてはやされた中で、エリアナのバレエ活動は文化人・資産家の子女を対象にして生涯プライベートで行われることとなった。さらに、それが日本の伝統芸能の家元制度に自然に組み込まれる事によって、現在の日本バレエの特殊性を生む結果ともなったといえる。以上については、年度末に舞踊学会誌に投稿すべく準備中である。また、本研究において、エリアナ・パヴロバに関する第一次資料を収集してきた。これらを直弟子及び関係者からの証言と照合し、現在、100近くの公演の詳細と日本滞在中の足取りの大部分が明らかになった。収集した資料については、資料集としての発表を準備中である。
著者
尾島 庄太郎
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
1952

博士論文
著者
廣瀬 直記
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
2017

終了ページ : 258
著者
原田 信
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
2017

終了ページ : 169
著者
棚村 政行
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01 (Released:2014-07-25)

本研究では、日本における面会交流の合意形成支援、面会交流の円滑な実現のための支援の具体的な仕組みについて、明石モデルとも言うべき自治体の先進的取り組み、司法・行政・民間の連携に基づく具体的な支援策の提言をすることができた。本研究では、面会交流の紛争が生ずる当事者に対するヒヤリング及びアンケート調査、面会交流支援者の資格や経験、面会交流支援団体の規模、活動及び運営上の課題や問題点についても明らかにすることができた。本研究の成果として、2015年5月に、全国の自治体に対して、厚生労働省が明石モデル等の普及・活用を進める報告書を公表し、面会交流や養育費支援を強く打ち出した。