著者
森 裕城
出版者
筑波大学
巻号頁・発行日
2000

identifier:http://hdl.handle.net/2241/3260
著者
于 日平
出版者
筑波大学
巻号頁・発行日
1998

筑波大学博士(言語学)学位論文・平成10年2月28日授与(甲第1765号)
著者
波潟 剛
出版者
筑波大学
雑誌
文学研究論集 (ISSN:09158944)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.152-131, 1997
著者
岩崎 宏之 仲地 哲夫 並木 美太郎 桶谷 猪久夫 柴山 守 勝村 哲也 星野 聰 石上 英一 高橋 延匡 梅原 郁 石田 晴久
出版者
筑波大学
雑誌
特定領域研究(A)
巻号頁・発行日
1994

かつて琉球は、東アジア世界における地域間交流の要、「万国之津梁」として繁栄した。この沖縄の地理的重要性は、今日においても変るところがない。沖縄は今も日本、中国、台湾、朝鮮半島、さらには東南アジアの諸地域を包む環東シナ海世界の要である。沖縄をそのような国際社会のなかに位置付けて地域間交流の具体的様相を歴史的に考察し、東シナ海を取り囲む諸民族、いわゆるアジアニーズの歴史的変貌を明らかにすることを課題として重点領域研究「沖縄の歴史情報研究」は平成6年度より同9年度までの4年間の研究期間をもって遂行された。本研究は、領域研究の成果を取りまとめて研究成果報告書を作成し、領域研究の成果である琉球・沖縄史と環東シナ海地域間交流史に関する各種歴史情報を、学界はもとより広くインターネット等を利用して一般に公開・利用に供することを課題とした。琉球・沖縄史と環東シナ海世界の地域間交流史に関する多種多様な歴史資料をいかにして情報化するか、本領域研究では、(1)各種研究文献の統合的把握のための歴史情報の集積と検索システムの開発、(2)古文献、古文書資料など琉球・沖縄に関する歴史資料が、どこに、どのようなものがあるか、各種歴史資料の所在に関する情報の集積と検索システムの開発に関する研究、(3)本領域研究で調査・収集した琉球・沖縄史と環東シナ海世界の地域間交流史に関する基本的史料の画像情報の検索システムの開発とこれら各種資料をインターネット上で広く公開・利用するためのシステムの開発、(4)琉球王朝期の外交文書集「歴代宝案」や琉球家譜、「明実録」「清実録」「島津家琉球外国関係文書」など、琉球・沖縄史研究にとっての基本的文献の全文テキスト・データベースや環シナ海地域間交流史に関する各種の文献史料の情報化、を進めた。計画研究・公募研究の各研究班によって行なわれたこれらの情報化資料はすべて総括班に集積された。本研究課題は、これらの情報化資料の統合、ならびにその検索システムの開発等に関する各種の研究成果の取りまとめを行ない、またこれら収集・集積した各種歴史情報を筑波大学付属図書館の電子図書館サーバーからインターネットに公開・提供するための整備作業を進めた。平成10年8月には、本領域研究の全体を総括した総括班研究成果報告書「沖縄の歴史情報研究」を刊行した。また、本領域研究で収集されたマイクロフィルム等各種歴史情報は、東京大学史料編纂所、筑波大学附属図書館、大阪市立大学学術情報総合センター、沖縄国際大学南島文化研究所等に寄贈し、ひろく学界の利用に提供することにした。
著者
伊藤 益 Ito Susumu
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.69, pp.102-105, 2005-03

二〇〇一年九月二四日、ひとりの友を喪った。淑徳大学教授阿内正弘、享年四二.どこ(どの地)で亡くなったのか、厳密にはわからない。上越線の電車に乗ったまま亡くなり、死亡時刻も特定できないからである。死亡原因は、心臓疾患によるものとされた。だが、心臓のどの部分に病魔が生じたのか、それもまた定かではい。 ...
著者
梅村 雅之 長尾 透 松田 有一 高橋 労太 大内 正己
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究では,最先端の理論と観測を統合したアプローチにより多重AGNを徹底的に調べ,超巨大ブラックホールの起源を明らかにする。理論では,一般相対論的輻射磁気流体コードを用いたブラックホール降着円盤の精密なモデル構築,AGNと銀河の共進化ならびに超巨大ブラックホール合体のシミュレーションを行う。観測では狭帯域フィルターを製作し,Lya, CIV, HeII輝線のコンビネーション観測を実現するとともに,連結NBフィルターによる線幅の広い1型AGNの観測を行うことで,赤方偏移2~3における多重AGNのカタログを作成する。そして,理論と観測を突き合わせることで,多重AGNと銀河の共進化過程を探究する。
著者
野村 武男 松内 一雄 榊原 潤 椿本 昇三 本間 三和子 高木 英樹 中島 求
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

工学分野で発展してきたPIV計測法(Particle Image Velocimetry)は、時々刻々変化する非定常な流れ場を可視化・解析することができる。これまでのこの手法を用いた研究は、細部の気流解析や魚などの小型遊泳動物、昆虫の飛翔メカニズムに関する研究のように測定領域が非常に小さいものしか行われていない。本研究では、PIV計測法を用いて、ヒト水泳時の身体周りの流れ場の可視化から流れの非定常性を明らかにし、競泳動作のダイナミクス解析、および泳シミュレーションモデルを作成する事で、ヒトの推進メカニズムを明らかにしようとした。ヒトを扱った測定領域の大きなPIV解析は世界的にも初である。PIV計測法を用いた研究結果から、ヒトは泳動作時に渦(運動量)をうまく利用し、効率よく推進力へと結び付けている事が明らかになった。泳者の手部および足部の複雑な動きは、それら推力発揮部位周りの循環の発生・放出と関係しており、特に手部の場合は、放出された渦と手部周りの束縛渦が渦対を作り、その渦対間にジェット流を生成し、運動量を作り出していることが分かった。この運動量の変化(増減)が推進力と結びついている。また、泳動作モデルの作成では、水泳時に身体各部位に働く流体力を算出するために用いられている3つの流体力係数(付加質量力係数、接線方向抵抗係数、法線方向抵抗係数)を分析の対象となる泳者の体型と泳動作に合うように調節することによって、水泳中のダイナミクスをシミュレーション上で再現することができ、水中ドルフィンキック泳動作中に発生する全身の推進力や各関節トルクなどを算出することができた。身体部位別の推進力を求めることによって、水中ドルフィンキックの推進力は主に足部によって発揮されていることがわかった。さらに、足部の柔軟性と泳パフォーマンスの関連性を示す事ができた。
著者
桑原 直巳 黒住 眞 川村 信三 夏秋 英房 川本 隆史 根占 献一 高祖 敏明 ウセレル アントニ 島村 絵里子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

イエズス会の修道会としての特質は国家の枠を超える国際的視点にある。また、その人文主義的な教育、就中修辞学教育の伝統は、直面する社会的現実に対して柔軟に対応する体質をもたらしている。本研究の結果、こうしたイエズス会の特徴が多様な文化と対話する基本姿勢をもたらしていることが明らかになった。第二バチカン公会議以降の今日、イエズス会を中心とするカトリック系人文主義教育は、社会正義の強調という方向を打ち出している。この方向は、グローバル化が進展しつつあり、移民の増加、地球レベルでの経済格差の拡大といった問題に直面している現代社会に対して様々な示唆を与えることが明らかになった。
著者
神郡 悦子
出版者
筑波大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1994

構造主義の限界が叫ばれてすでに久しいが、本申請者は、形式主義・構造主義美学は、形式のみを対象とする「不毛な論理的分析」という非難には納まらない、より広範な射程をもつと考えた。この観点からすると、意味の単位である「テーマ」の多様な変奏・展開によるテクストの網状組織の読解をめざすJ=P・リシャールに代表されるような「テーマ批評」の方法は、形式主義美学を意味のレベルへ拡張する注目すべき試みとして、今日、再評価が必要であると思われた。その基礎として「テーマ」という概念の本質的に構造論的な側面、すなわちテクスト表層の固定した意味を保持しつつ、同時にそれを突き破り、テクストの(無限の)変容と重層化を可能ならしめるいわば意味の機能体としての側面を明らかにすることを本年度の研究の課題として目指した。こうした新たなテーマ概念ならびに「テーマ」という単位によるテクストの重層的な組織化の様態を記述するためには、これまでテーマ批評について用いられてきたのとはまったく異なる言語(ないしは論理)が分析者には必要であった。本研究者はロマーン・ヤ-コブソンの詩的言語理論を批判的に検討することによって、テクストを構造として捉え、さらにそのテクストを象徴的な文学的価値へと収斂させるような概念装置を見出した。これをリシャール独自の、典型的にテーマ批評的な著作の解読に応用し、これまで奔放に想像力を駆使したたげの恣意的な批評と見なされきた彼の批評作業のなかに、文学的体験についてのわれわれの認識を刷新し今後の文学研究の展望を開くような刺激的なテクスト観を見出した。本研究の成果は、筑波大学現代語・現代文化学系紀要『言語文化論集』に三回にわたって掲載する予定で、すでに原稿を準備した。
著者
新里 高行
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究は、特に魚や鳥の群れの代表的な振る舞いである形態形成、情報伝達、探索 行動の3つの振る舞いを同時に実現できる包括的アルゴリズムを解明することである。本研究では、申請者の提案する個体間の不完全な指示による相互作用モデルを包括的アルゴリズ ムの候補とし、他の2つの代表的アルゴリズムとの比較と、鮎の群れによる実験的評価を同時に行うことで、これまでのモデルに変わる新しい基盤となる群れのモデルの構築を目指す。
著者
蒔苗 直道
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では,数学教育における「数学的な考え方」に焦点をあてて,戦前から戦後への数学教育の連続性について考察を行っている。乗法の意味の拡張は,数学教育の指導の進展としてとらえられ,戦後の「数学的な考え方」をとらえる上での一つの視点とされている。この点について,戦前から戦後へと一貫する指導の改善を論点にまとめている。また,特徴的な教材を昭和22年の国定教科書『算数』から取り上げ,現在の数学教育への示唆として「算数的活動」の意義をまとめている。
著者
高橋 徹
出版者
筑波大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2019-04-25

能動的低代謝とは、一部の哺乳類が故意に基礎代謝を低下させる現象である。能動的低代謝は冬季や飢餓を生延びるための省エネルギー生存戦略であり、継続期間によって冬眠(数週間)と休眠(数時間)に分類される。冬眠ではリス、休眠ではマウスが代表動物である。これら安全な低代謝の原理を理解し人為的に医療応用できれば、重症患者の一時的延命などが実現し得る。しかし、冬眠・休眠が誘導される仕組みは全く不明なままである。基礎代謝(生命活動維持に最低限必要な代謝)の可逆的な抑制というこの驚異的な現象は、いかにして成されるのか。本研究ではその誘導中枢が脳に存在すると仮説し、冬眠・休眠の神経経路・誘導因子特定を目指す。
著者
桜井 武
出版者
筑波大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2019-06-28

応募者らが新たに見出した、脳内の視床下部に局在する神経細胞群は、人工的に興奮させるとマウスを冬眠様の状態にすることが可能である。その神経回路網や、低体温、低代謝を誘導するメカニズムを明らかにし、将来的に冬眠状態を医療に応用するための技術を開発する基礎的なデータを得る。
著者
森本 行人
出版者
筑波大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2018

THEやQSに代表される世界大学ランキングの評価項目の中に、論文の被引用数にもとづく評価項目があるが、これはScopus等の論文・引用データベースがもととなっている。その収録誌の多くは英語論文であり、それ以外の言語で書かれた論文についてはほとんど収録されず、評価の対象となっていない。本研究では、上記データベースに収録されていない論文も含め低コストで客観的な定量的指標について、検証を繰り返した結果、ダイバーシティ・ファクター(DF)のバージョンアップ版であるiMD(index for Measuring Diversity)を共同開発した。ここに至るまで、書誌情報より収集した数値をデータベース化、専門家へのインタビュー調査および有識者によるピアレビューを経た。iMDは、次の計算式で算出するものである。log_n(α×C+β×A)【A : 所属機関数、C : 所属機関の立地国】αとβはCとAの重み付け係数である。これにより、iMDは、学術誌等の1年ごとの多様性を著者所属とそれらが立地する国という観点から、必要に応じた重み付けで定量化することが可能となった。なお、Aの値の幅が大きすぎるため、iMDでは対数スケールを採用した。これにより、従来は、データベースを保有する会社などにアウトソースした被引用数や、どの雑誌に掲載されたとしても、1本は1とカウントされ論文の本数で評価されていた研究業績について、分野や使用言語に関係なく算出可能となり、人文社会系分野のニーズに部分的に答えうる新たな指標を開発することができた。さらに、2月15日に人文社会系分野における研究評価についてのシンポジウムを開催し、外部有識者とiMDの有効性について意見交換を行った。iMDは全てのニーズに応えられるものではないが、本研究を通じて、iMDは個人や組織の研究力をより多面的に、総合的に把握する一助となると考えられる。
出版者
筑波大学
雑誌
筑波大学新聞
巻号頁・発行日
no.251, 2006-02-06