著者
堀口 勇 大竹 哲也 岡田 貴禎 富田 行成 志賀 達哉
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.383-386, 2003-03-20
参考文献数
10
被引用文献数
2 3

三叉神経痛に対してはcarbamazepineが特効薬として使用され,根治的にはJannettaの手術が行われる。しかし手術を望まずcarbamazepineも無効となって,激痛に悩まされる例もある。今回,漢方薬が有効であった症例について検討した。漢方薬によりcarbamazepineが不要となったものを著効例,半減できたものを有効例としてまとめると,著効例7例,有効例7例であった。処方は呉茱〓湯が2例,五苓散を含む処方が9例、柴胡桂枝湯・当帰四逆加呉茱〓湯生姜湯,麻黄附子細辛湯が各1例となった。三叉神経痛は上小脳動脈やその周辺血管の三叉神経への癒着・圧迫があり,三叉神経の浮腫が生じていると考えられている。限局した領域における浮腫であっても五苓散や呉茱〓湯などはその利水効果によって効果を発現できるのではないかと思われた。14例の検討から三叉神経痛は水毒・表寒証が多いと考えられた。
著者
小日向 文世 深田 武志
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.418, pp.100-103, 2017-04

──最新作の「サバイバルファミリー」は、世の中から突然、電気が消えてしまうという設定の作品で、撮影が大変そうでしたね。大きな川で溺れるシーンがありましたけど、大丈夫でしたか。 あれ11月29日だったんです。
著者
福 寛美
出版者
南島研究会
雑誌
南島研究
巻号頁・発行日
no.61, pp.93-102, 2021
著者
小原 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.323, pp.74-75, 2003-03-14

「早期退職を受け入れるか。それとも会社に残るか」——。思い悩んだ若林徳映さん(55歳)は進退について妻に相談した。「下の子供がまだ中学3年生で,病気の家族を抱えていたこともあり,退職して家計が苦しくなることが気がかりだった」(若林さん)。 妻の返事は,「無理をせずに会社を辞めてもいいよ」の一言。
著者
山門 健一
出版者
沖縄大学
雑誌
沖大経済論叢 (ISSN:03871657)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.37-69, 1998-03
著者
小松 寛
出版者
北東アジア学会
雑誌
北東アジア地域研究 (ISSN:1882692X)
巻号頁・発行日
no.15, pp.51-64, 2009-10-01

The aim of this essay is to consider the impact of Japanese intellectual thought on the "anti-reversion debate" in Okinawa. The anti-reversion debate not only opposed the reversion of Okinawa to Japan, but also rejected the idea of Okinawan independence. This is because the anti-reversion debate was an ideological endeavor that refused a state model based on national identity. The essay proceeds by analyzing two strains of thought considered to have exerted substantial influence on the anti-reversion debate: Shimao Toshio's `Yaponesia' writings, and Japanese anarchism of the 1960s. I discuss how these influences from mainland Japan were actually received, in particular by Arakawa Akira, commonly regarded to be the central figure of the anti-reversion debate. Finally, I show how these two ideologies influenced the anti-reversion debate, concluding that while Shimao's Yaponesia writings provided a positive appraisal of national identity, anarchism contributed to a rejection of the state. Furthermore, I highlight the potential value of considering the anti-reversion debate in future discussions on Northeast Asia.
著者
国中 優治 壇 順司 高濱 照
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.C0884, 2007

【はじめに】膝屈曲時における膝窩部痛は膝関節疾患に多く見られ、その原因の探索は臨床上重要である。我々は膝関節運動に伴う組織の位置変化や筋の形状変化を機能解剖学的にとらえ、その原因を腓腹筋内側頭起始部の折りたたみによる圧迫、もしくは膝窩筋の伸張によるものであると報告した。しかし臨床上膝窩外側部の疼痛を訴えるケースもまれにみられるため再度膝屈曲時における膝窩部の観察を遺体にて行った。<BR>【対象】熊本大学形態構築学分野の遺体で、大腿骨・脛骨の可動性が充分保証されている4体の膝4関節及び観察用に22体膝44関節を用いた。<BR>【方法】可動性の充分保証された膝4関節において伸展位から最大屈曲位まで可動し膝窩部の様子を観察した。また、22体膝44関節においては膝窩関節包の一部に存在するファベラの有無の確認を行った。なお観察したモデルは組織の動態が確認できるように表皮及び結合組織、脈管系を除去し、筋、関節包を剖出した。<BR>【結果】可動した4関節においてはこれまで報告した通り膝屈曲角度が進むにつれ腓腹筋内側頭が起始部にて折りたたまれ圧迫され、膝窩筋は伸張された。外側においては屈曲角度が進むにつれて足底筋が折りたたまれると同時に深部の関節包は蛇腹状になり撓みが見られたが大腿骨と脛骨による圧迫は軽微であった。腓腹筋外側頭においては起始部が足底筋より末梢であるため、折りたたまれることはなかった。次に4関節の内2関節においてはファベラが存在した。ファベラの存在した関節は屈曲にて関節包が後方に緩み腓骨頭上方に位置する膝窩筋にファベラが接触した。それは角度が進むにつれて圧迫強度が増加した。ファベラの存在する関節は44関節中7関節(15.9%)に確認された。<BR>【考察】外側課部関節包の一部であり、腓腹筋外側頭の起始腱の内部に存在するファベラは大豆状の種子骨である。その出現率はGillesらが8~10% 、J.Langらが10%と報告しているが今回の遺体解剖においても15.9%のファベラ出現例が確認できた。屈曲することにより後課部関節包は蛇腹状に折りたたまれることでコンパクトに収納される。しかしファベラが存在する例においては関節包の一部とはいえ種子骨であるためにその部位が後方に突出し腓骨頭上方に位置する膝窩筋(膝窩筋も含む)を圧迫していた。第38回の学術大会にて膝屈曲時には腓腹筋内側頭が圧迫を受けやすくそれが原因で疼痛を発する可能性があり、外側に関しては機械的な圧迫は起きないということを報告した。しかしファベラの存在する例においてはそれによる膝窩筋および周囲の軟部組織に圧迫を加えることが確認できた。ゆえにその部位においても疼痛を発する可能性が示唆された。またファベラの確認はレントゲン撮影にて容易に確認出来るため、評価において早期に疼痛部位を推察することも可能ではなかろうか。<BR>
著者
東長 靖
出版者
一般社団法人 日本オリエント学会
雑誌
オリエント (ISSN:00305219)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.64-79, 1990

In my last paper [in <i>The World of Islam</i>, Nos. 33/34, 1990] on the controversies over the orthodoxy of <i>Wahdah al-wujud</i> in the late Mamluk period, I pointed out that most of the sufis were within the &lsquo;orthodox&rsquo; and that in this period we find no &lsquo;<i>ulama</i>&rsquo; vs <i>sufi</i> schema.<br>In this article I take up Ibn Taymiyah's comprehension of <i>tasawwuf</i> for enlargement of my last study. It is fact that Ibn Taymiyah, who belongs to the early Mamluk period, severely criticized <i>Wahdah al-wujud</i> and some popular sufi practices, but he was not against <i>tasawwuf</i> itself.<br>He divides sufis into three groups as follows; (1) &lsquo;true&rsquo; sufis who worship only Allah, (2) sufis who observe legal (<i>shar'i</i>) manners in their practices, and (3) superficial sufis who follow some customs without understanding of their true meaning. He puts his own position in the first group, and from this inner standpoint he criticizes other sufis such as those of <i>Ahmadiyah-Rifa'iyah Tariqah</i>, who belong to the third group, for their innovation and deviation from <i>shari'ah</i>, and demands their repentance. According to his view, <i>Wahdah al-wujud</i> goes outside of this framework of sufis. So his criticism on <i>Wahdah al-wujud</i> was not against <i>tasawwuf</i>, rather his aim was to defend &lsquo;true&rsquo; <i>tasawwuf</i> as he thinks it.<br>From this and the last study, we can conclude that nobody was against <i>tasawwuf</i> itself in the Mamluk period with the only exception of <i>Wahdah al-wujud</i>, which was criticized as philosophy by some, not all, thinkers.
著者
加藤 元一郎
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.277-285, 2009
参考文献数
18
被引用文献数
1

認知リハビリテーションは,脳卒中,脳外傷,脳神経外科手術後の亜急性期から慢性期に認められる神経心理学的障害を,認知訓練により改善に導こうとするものである.対象となる障害には,失語・失行・失認,注意障害,記憶障害,視空間障害,遂行機能障害などが含まれる.確固としたエビデンスにはなおも乏しいものの,さまざまなトライアルが行われている.例えば,側頭葉内側部損傷の場合には,著しい記憶障害が生じ,この健忘が訓練の対象になる.そして,記憶訓練により,人の名前を忘れる,場所を忘れ道に迷う,服薬するのを忘れる,何度も同じ質問をするなどという具体的な問題行動が軽減されることが期待される.前頭葉損傷の場合には,日常生活において柔軟性の欠如,計画性のなさ,自発性の欠乏,衝動性の増大などが認められる.認知訓練では,このような障害の背後にある遂行機能障害や情動による行動制御の障害をターゲットとして,これに対して訓練が試みられる.本稿では,右側前頭前野背外側部に損傷を持つケースにおける遂行機能障害に対する,Tinker Toyを用いた訓練とハノイの塔(変法)を用いた認知リハビリテーションの方法とその結果を紹介し,生物学的ないしは神経心理学的な立場から若干め示唆を行った.