著者
影山任佐著
出版者
ナツメ社
巻号頁・発行日
2007
著者
井藤 賀操 加藤 由佳梨 川上 智 榊原 均
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.80, no.8, pp.710-713, 2011-08-10 (Released:2019-09-27)
参考文献数
28

ヒョウタンゴケの原糸体細胞の成長パターンを調査し,潤沢な培養条件では指数増殖期が認められたことから,本種が裸地環境へいち早く適応し繁茂できる生存戦略をもつ種類である可能性について意見を述べた.本種の乾燥粉末を利用した金属回収方法は,一般にカーボンニュートラルなプロセスとして分類される.私たちはさまざまな環境制御要因条件で原糸体細胞を生産し,鉛吸着材としての品質評価を実施した.400L規模に大型化した装置で生産した原糸体細胞においても,鉛吸着材としての十分な性能があることが確かめられた.したがって,私たちは,原糸体細胞を鉛回収するための新素材として位置づけ,産業利用できることを提案した.
著者
後藤 健太郎 松末 亮 山口 高史 森吉 弘毅 猪飼 伊和夫
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.728-735, 2021-10-01 (Released:2021-10-27)
参考文献数
30

症例は76歳の女性で,3年前に肛門前方の無痛性腫瘤を触知し,数か月前から増大するため受診した.肛門前方の硬結を伴う2 cm大の皮下腫瘍が皮膚に露出し,表面は粘液で覆われていた.CTで腫瘍の肛門括約筋および膣への浸潤が疑われ,両側外腸骨リンパ節が腫大し,PET-CTで原発巣と両側外腸骨リンパ節に集積が亢進していた.生検でアポクリン腺癌や異所性乳房由来の腺癌が疑われた.両側外腸骨リンパ節転移を伴う会陰部アポクリン腺癌の診断で腹腔鏡下腹会陰式直腸切断・膣壁合併切除,両側外腸骨リンパ節摘出術を施行した.腫瘍は前方で膣壁上皮直下に達し後方では一部肛門管上皮に露出し,両側外腸骨リンパ節転移が確認された.アポクリン腺癌は浸潤性と転移性を獲得するまで数か月から数年の静止期があるとされる.会陰部の経時的に増大する皮下腫瘤ではアポクリン腺癌も鑑別疾患の一つとして考え,生検による早期確定診断が重要と考えられた.
著者
下野 九理子
出版者
大阪大学大学院 大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科
雑誌
子どものこころと脳の発達 (ISSN:21851417)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.3-8, 2022 (Released:2022-10-15)
参考文献数
30

非侵襲的で空間分解能が良く,解析方法の技術革新が進んだMRIは自閉スペクトラム症(ASD)の病態解明やバイオマーカーとして良く使われる.しかしASDは“スペクトラム”と称されるとおり,特性の重症度・顕著な症状の個人差が大きく・年齢による変化・環境による変化など多様性に富むことから研究結果にばらつきが生じ,全体像の把握を困難にしている.我々の研究室では1)ASDの協調運動障害,2)小脳構造と運動・認知との関わり,3)計画性や言語理解の障害と白質脳構造の関係,4)攻撃性や問題行動と辺縁系の関係,5)言語認知と白質構造について研究を行ってきた.本稿ではこれらの研究成果を紹介しながら,ASDの病態解明をサブタイプ別に検討することの重要性について論じる.
著者
小森田 龍生
出版者
専修大学人間科学学会
雑誌
専修人間科学論集. 社会学篇 (ISSN:21863156)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.99-107, 2021-03-23

本稿では、日本における性的少数者(ゲイ・バイセクシュアル男性)のメンタルヘルス悪化のメカニズムを要因間の関連性と、時間の経過に伴う影響力の変化に注目して明らかにすることを目的として実施した調査結果の一部を報告する。調査対象は、日本国内に居住する20~60歳までのゲイ・バイセクシュアル男性、および異性愛男性である(共に学生、および外国籍の者を除く)。調査の実施方法は民間調査会社に登録するアンケートモニターを対象としたインターネット調査である。回収数はゲイ・バイセクシュアル男性1,684件、異性愛男性1,854件であり、データクリーニング後のサンプルサイズはゲイ・バイセクシュアル男性1,668件、異性愛男性1,851件であった。回答者の平均年齢は、ゲイ・バイセクシュアル男性41.69歳、異性愛男性47.26歳であった。メンタルヘルスについて、K6尺度をもちいてたずねた結果、ゲイ・バイセクシュアル男性の平均値は異性愛男性に比べて高く、メンタルヘルスの状態が悪い傾向にあることが確認された。また、メンタルヘルスに影響を与える要因のひとつとして想定しているいじめ・ハラスメント被害経験についてもゲイ・バイセクシュアル男性において経験割合が高く、クロス集計の結果からも2つの変数の関連性が示唆された。
著者
朝比奈知泉[編]
出版者
毎夕新聞社
巻号頁・発行日
1909

1 0 0 0 明治功臣録

著者
朝比奈知泉編
出版者
大空社
巻号頁・発行日
1995
著者
朝比奈知泉著
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1938
著者
小林 美樹
出版者
生活経済学会
雑誌
生活経済学研究 (ISSN:13417347)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.1-11, 2010-03-31 (Released:2016-11-30)
参考文献数
17

In this paper, I examine how regional poverty affects happiness at an individual level based on the empirical studies by Alesina, Di Tella and MacCulloch (2004). I conduct the ordered probit analysis by using micro data from nationwide surveys, which is the Japanese General Social Survey, 2000 (JGSS). The results of the ordered probit model show that the effect on the poverty measure is significantly negative on happiness. I find that area level poverty affects negatively the rich current happiness assessment by individuals, even after controlling for various factors. Especially worth noting is that the income redistribution has a substantial influence on happiness.
著者
阿部興人著
出版者
博聞社
巻号頁・発行日
1891