著者
山田 武士 斎藤 和己 上田 修功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.729, pp.143-148, 2003-03-10
被引用文献数
2

ネットワークで表現されたデータを低次元ユークリッド空間へ埋め込む新たな方法を提案する.本手法では,望ましい配置と現在の配置との間のクロスエントロピーを最小にすることによって最適な配置を求める.あわせて,ノードの接続関係が埋め込みによって如何に忠実に再現されているかを定量的に評価する新たな評価尺度を提案する.実際のネットワークデータを用いた実験によって,本手法の有効性を検証した.
著者
小林 伸生
出版者
関西学院大学
雑誌
經濟學論究 (ISSN:02868032)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.423-438, 2004-12-31

There are three conflicting views about the relationship between the level of specialization (or diversification) of industrial structure and its growth, namely, MAR externalities, Jacobs' externalities, and Porter's "Industrial cluster". This paper investigates which theory is most applicable to Japanese regional industries by using manufacturing industries' data. In the general machinery industry, which provides common technology to other industries, diversified agglomeration structure positively affects growth (supporting Jacobs' externalities.) However, specialized structure positively affects the growth in the other processing/assembling industries, especially electronics (supporting MAR externalities). Judging from the empirical results, it depends on the character of each industry which theory is applicable. Or, if we see spatial agglomeration of basic processing industries (like general machinery) with the growing industries as an "industrial cluster", the third view advocated by Porter is most applicable.
著者
西村 晃一 藤本 典幸 萩原 兼一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.705, pp.41-48, 2001-03-09

現在,我々はタスクスケジューリングを用いて並列プログラムを自動生成する研究を行っている.これまで我々は,分散メモリ型並列計算機の通信特性を考慮し,通信の一括化を行いやすいバルク同期スケジュールを生成するアルゴリズムBCSHを開発してきた.BCSHでは,タスク数が増大するにつれスケジューリングに要する時間が著しく増大する.本研究では,大規模なタスクグラフを扱うために,タスクグラフを分割し並列にスケジューリングするアルゴリズムPBCSHを提案する.PBCSHはバルク同期スケジュールを生成する.PBCSHを評価した結果,PBCSHはBCSHが生成するスケジュールと性能差を小さく抑えつつ短時間でスケジュールを生成でき,またBCSHよりタスク数の多いグラフのスケジューリングができることがわかった.
著者
安達 俊行 近藤 克哉 小橋 昌司 畑 豊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.96, pp.19-24, 2006-06-09
被引用文献数
1

視覚機能を持ったロボットや,複合・強調現実感に関する研究が盛んである.これらの技術では,カメラの自己位置姿勢情報が必要である.本報告では,簡易なGPSをカメラの初期位置として用い,屋外にて撮影された動画像からカメラの移動軌跡を推定する方法を提案する.提案手法では,画像上の建造物の角の位置を追跡し,地図上の建造物の角の位置と対応させることでカメラ軌跡を推定する.また,地図と撮影画像の建造物の輪郭をマッチングすることで,画像における建造物や地面の正しい位置を得る.実験では,カメラ軌跡を短い処理時間で推定できることを示し,推定したカメラパラメータに対応する画像が入力画像とよく一致することを示すことで,提案手法の有効性を明らかにする.
著者
澤野 弘明 岡田 稔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.121, pp.103-108, 2004-11-27
被引用文献数
6

現在のカーナビゲーションシステム(以下,カーナビ) では実際の景色と対応付けしやすくするために三次元CG (3D-CG) による表示が一般化している.特に運転者が見る景色に最も近いドライバーズビュー表示には,正確な案内・指示のために瞬時の視認性の高い表示が要求される.そこで我々の研究室では,車載カメラから実写画像を取り込み,リアルタイムで道路幾何情報を抽出,3D-CG の生成,元画像と重ね合わせるという拡張現実感技術を用いた次世代カーナビの開発を進めている.本論文では本システムを構築する上で最重要課題である道路端抽出法について述べる.本研究では動的輪郭モデル(Snake) の拘束条件にトポロジ特徴を用いて道路端を抽出する.滑らかな抽出形状のために道路形状の要素である直線,カーブ,S 字カーブに対応したエネルギを微分特徴により定義して利用する.さらにSnake を動画像処理に適用し,フレーム間の制御点に働く慣性をエネルギとして定義して利用する.それによりロバスト性の向上及びSnake の収束回数の軽減が期待される.実際に走行中の道路映像を用いて実験し,本手法の有効性を定量的に評価し,最も良好な抽出結果に本カーナビ表示方式によるレンダリングを試みる.Since car navigation systems are required to indicate route guidance to the destination smoothly, these systems often utilize three-dimensional computer graphics (3D-CG) for the purpose. For instantaneous visibility the authors have developed a nextgeneration car navigation systems based on an augmented reality technique, and this display technique uses real-time video taken by an equipped camera on the front of the vehicle and CG video generated from the taken movie. In this paper we introduce road extraction method based on active contour model (snake). For utilizing a car navigation disyplay our purpose are to extract the shapes smoothly, and to improve the robustness. Internal energy functions for snake based on differential features of road geometry are introduced to extract straight, circular and S-shaped road segments smoothly. In our method which a snake is applied to scene frame by frame, an external energy is also introduced based on inertia which works between control points in the previous and the present frames. Experimental results indicate the availability of the proposed energies, and car navigation display based on the best result is rendered by 3D-CG.
著者
鈴木 洋太郎 藤井 吉郎 山口 信夫
出版者
大阪市立大学
雑誌
經營研究 (ISSN:04515986)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.産業集積 / クラスタ-政策 / 商業集積 / 立地論, 2006-07