1 0 0 0 OA 尊皇と禅

著者
山崎 益洲
出版者
禅学研究会
雑誌
禅学研究
巻号頁・発行日
vol.32, pp.6-16, 1939-11-05
著者
庵 功雄 宮部 真由美
出版者
一橋大学国際教育センター
雑誌
一橋大学国際教育センター紀要 (ISSN:21856745)
巻号頁・発行日
no.4, pp.97-108, 2013

本稿では、漢語サ変動詞の使役形である「漢語+させる」の頻度を中納言を用いて調べた。その結果、基本語彙と考えられる能力試験1級までの二字漢語の大部分において、「させる」は「強制」や「許可・許容」の用法ではなく、「他動詞を作る」ために使われていることがわかった。また、定延(2000)で指摘されている「使役余剰」が実際の言語使用においてもかなり安定的に見られる現象であることもわかった。本稿の結果は、最近の日本語教育文法の主張を定量的に裏付けるものであるとともに、シラバス策定における、大規模コーパスの有用性を示すものでもある。
著者
和田 昭允
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.3, no.6, pp.22-32, 1998-06-01 (Released:2009-12-21)
参考文献数
14
被引用文献数
1
著者
Kunio Yanagisawa Katsuhiko Takara Hiroyuki Suga Akio Saito Toshimasa Hayashi Tsuneo Igarashi Sachi Tomizawa Etsuko Saito Hisako Sumiyoshi Yoshiaki Ohyama Yutaka Tokue Tetsuya Nakamura
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
pp.9691-22, (Released:2022-08-10)
参考文献数
20
被引用文献数
1

Objective Among treatment options for coronavirus infectious disease 2019 (COVID-19), well-studied oral medications are limited. We conducted a multicenter non-randomized, uncontrolled single-arm prospective study to assess the efficacy and safety of favipiravir for patients with COVID-19. Methods One hundred participants were sequentially recruited to 2 cohorts: cohort 1 (Day 1: 1,600 mg/day, Day 2 to 14: 600 mg/day, n=50) and cohort 2 (Day 1: 1,800 mg/day, Day 2 to 14: 800 mg/day, n=50). The efficacy endpoint was the negative conversion rate of SARS-CoV-2, and the odds ratio (OR) of cohort 2 to cohort 1 for negative conversion on Day 10 was calculated. Characteristics of all participants and profiles of adverse events (AEs) were collected and analyzed. Results The mean age of participants was 62.8±17.6 years old. Thirty-four patients (34.0%) experienced worsening pneumonia, 7 (7.0%) were intubated, and 4 (4.0%) died during the observation period. Cohort 2 showed a higher negative conversion rate than cohort 1 (adjusted OR 3.32 [95% confidence interval, 1.17 to 9.38], p=0.024), and this association was maintained after adjusting for the age, sex, body mass index, and baseline C-reactive protein level. Regarding adverse events, hyperuricemia was most frequently observed followed by an elevation of the liver enzyme levels (all-grade: 49.0%, Grade ≥3: 12.0%), and cohort 2 tended to have a higher incidence than cohort 1. However, no remarkable association of adverse events was observed between patients <65 and ≥65 years old. Conclusion The antiviral efficacy of favipiravir was difficult to interpret due to the limitation of the study design. However, no remarkable issues with safety or tolerability associated with favipiravir were observed, even in elderly patients with COVID-19.

1 0 0 0 あまカラ

著者
甘辛社
出版者
甘辛社
巻号頁・発行日
no.190, 1967-06

1 0 0 0 温泉

著者
日本温泉協会 編
出版者
日本温泉協会
巻号頁・発行日
vol.18, no.11, 1950-11
著者
東 信行 佐藤 淳 笠原 里恵
出版者
弘前大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

青森県のリンゴ園を中心とした農地における有害動物の管理を,生態系サービスに注目しそれを生かしたバランスの在り方を見出す。現状ある捕食―被食関係の定量化と同時に,適切な捕食圧を目指すための地域景観の管理の在り方を把握し,一般に情報提供を行う。慣行型の有害生物管理を超えた生態系管理型農業を目指す。
著者
中崎 清彦 塚田 智隆 大滝 昭仁
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会論文誌 (ISSN:18831648)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.167-173, 1996-07-31 (Released:2010-05-31)
参考文献数
16
被引用文献数
2 2

実験室規模の自己発熱型等温反応装置を用い, 二酸化炭素発生速度, および炭素変化率を測定することによって, コーヒーかすのコンポスト化速度を定量した。コーヒーかすのC/N比は24.2であり, 従来からいわれているコンポスト化の最適C/N比付近にあるが, 水溶性の窒素濃度は1.73×10-3g-N/g-乾燥コーヒーかすと全窒素の10%以下に過ぎずコンポスト化速度は遅いことがわかった。そこで, 水溶性含窒素化合物として硫酸アンモニウム, およびペプトンを添加したところ, いずれの場合もコーヒーかすの分解は促進されるが, ペプトンを添加したときの方が促進効果が大きいことを明らかにした。また, コンポスト化にともなう微生物相変化を測定し, 含窒素化合物を添加することで好熱性細菌の増殖が促進されることを見いだした。なお, 含窒素有機化合物として火力発電所の排水路から回収された廃棄物である除去貝を用いたところ, コーヒーかすは32日間の短時間でコンポスト化が可能で, 除去貝の添加は高速コンポスト化に有効であることを確かめた。
著者
湯浅 三郎 後藤 登 磯田 浩
出版者
東京都立科学技術大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1991

火星大気主成分のCO_2を酸化剤・作動流体としMgやAlを燃料とする火星用ジェットエンジン燃焼器開発の基礎データを得るために、低圧CO_2雰囲気下でのMgとAlの着火・燃焼過程を調べ、以下の成果を得た。(1)8Kpa程度の低い圧力のCO_2中でもAlやMgは着火・燃焼することが出来る。(2)初期反応膜を有しないAlが自発着火するか否かは、着火初期過程での反応膜形成の有無によって決まる。その形成は表面からのAl蒸気の無次元吹出し速度によって支配され、それが臨界速度を越えたときに着火が起こる。(3)Alの自発着火温度は約1550〜2000℃の範囲にあり、CO_2の雰囲気圧力や淀み流流速が低くなるにつれて低下する。(4)Alの燃焼過程は圧力によって変わらず、凝縮したAl_2O_3とCOとを形成するAl蒸気の一様な拡散火炎を伴って燃焼する。(5)Mgの着火は、反応速度支配の表面反応過程で最初に形成される薄い保護的な表面膜が破れた後、CO_2拡散によって支配される気相反応過程が活発になることによって起こる。(6)Mgの自発着火温度は約800〜900℃の範囲にあるが、雰囲気圧力が下がるとともに低下し、淀み流流速には殆ど影響されない。(7)Mgは、凝縮したMgOとCOとを形成するMg蒸気の拡散火炎によって燃焼する。しかしAlとは異なってCOが液体Mgと反応できるため、MgOと炭素からなる表面膜も同時に生成され、この膜の作用によって燃焼は間欠・局所的に起こる。(8)Mgを火星用ジェットエンジンに使用する場合には、表面反応膜の形成による燃焼速度の低下を防止するため、Mgは極超微粒子か蒸気の形で供給する必要がある。
著者
吉永 修 加倉 加恵 石原 貴美恵 柳 束 谷口 祐介 城戸 寬史
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.40-48, 2018-03-31 (Released:2018-04-20)
参考文献数
22

本研究の目的は,荷重下のジルコニアインプラント周囲骨組織の反応を動物モデルで評価することである.φ3.0×15.5mmの1ピースタイプのスレッドタイプジルコニア製実験用インプラントを製作した.表面性状は機械加工タイプとレーザー加工タイプの2種類とした.2頭のビーグル犬の下顎両側臼歯を抜歯し,6カ月後に右側に機械加工タイプ3本,左側にレーザー加工タイプの実験用インプラントをそれぞれ3本埋入した.埋入直後に金属製保護床を装着し,3カ月間インプラント体に負荷を与えないようにした.埋入から3カ月後,1頭から無負荷モデルとして試料を採取した.別の1頭のジルコニアインプラント上に金属製の上部構造を装着した.また,対合歯に咬合プレートを装着し,インプラント上部構造と咬合接触を与えた.12カ月後,咬合負荷モデルとして試料を採取した.研磨標本で骨接触率(BIC)とインプラントのスレッド内の骨占有率(BA)を測定した.また,荷重前後のエックス線写真でインプラント辺縁骨を評価した.すべての組織標本でインプラント体表面と骨組織の直接接触が観察された.組織標本とエックス線写真において辺縁骨の吸収像はなかった.2種の表面性状の間にBICとBAに差は認められなかった.荷重後のBICとBAは荷重前と比較して,機械加工タイプの皮質骨部を除いて有意に高くなった.以上の結果から,ジルコニアはインプラント体材料として有用性が高いことが示唆された.