著者
近畿大学中央図書館
雑誌
図書館だより = Tosyokan Dayori
巻号頁・発行日
no.155, pp.1-4, 2017-12-13

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著者
古川 康一 ICOT
雑誌
人工知能学会誌 = Journal of Japanese Society for Artificial Intelligence (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.379, 1988-05-20
著者
鈴木 遼
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.11, pp.1014-1017, 2017-10-15

本稿では,ヒューマンコンピュータインタラクション(Human-Computer Interaction,以下HCI)における,プログラミング研究の過去,現在,そして未来について述べる.プログラミング研究の歴史を紐解きながら,なぜHCIの分野でプログラミングの研究が行われてきたのか,プログラミング研究における人間中心のアプローチとはなんなんのかを説明し,HCIにおいて提案されてきたさまざまなツールやシステムがどのような目的で開発され,どのように実際のツールに反映されてきたかを紹介する.最後に,今後の方向性として,HCIにおける3つの新たなプログラミングパラダイムを,最近の研究を交えながら議論する.
著者
片 茂永
出版者
愛知大学現代中国学会
雑誌
中国21 = China21 (ISSN:13428241)
巻号頁・発行日
no.41, pp.203-218, 2014-08-20
著者
檀 裕也 近藤 洋正 松田 圭司
雑誌
研究報告教育学習支援情報システム(CLE) (ISSN:21888620)
巻号頁・発行日
vol.2017-CLE-23, no.23, pp.1-9, 2017-12-01

高等学校における教科 「情報」 の現状として,商業科では簿記,普通科では数学や理科といった情報分野の専門外の教員が情報の授業を担当しているという実態がある.一方,大学における情報教育では,さらに工業科を含むさまざまな学科出身の入学生を受け入れている.卒業までの専門教育を行うため,情報技術の進歩とともに目まぐるしく変わる学習指導要領における高校の教育カリキュラムの設計と実態を把握し,シームレスな高大接続とともに大学における情報教育を考えなければならない.そこで,情報分野における高大連携の必要性から企画立案された愛媛県立三島高等学校商業科と松山大学経営学部情報コースの間で高大連携プログラミング交流会 (高度情報処理講習会) を実施し,2017 年度で 4 年目を迎えた.本稿では高大連携の取り組みを通じて展望できる今後の情報教育について考察したい.
著者
豊福 晋平
雑誌
研究報告教育学習支援情報システム(CLE) (ISSN:21888620)
巻号頁・発行日
vol.2017-CLE-23, no.26, pp.1-4, 2017-12-01

Open Data Index 等オープンデータに関する国際ランキングには教育領域も含まれている.しかしながら日本の教育分野のオープンデータ活用に対する評価は必ずしも高くない.本論では,各種国際ランキングでの評価状況,オープンデータの整備状況,活用方法の課題と解決方策についてまとめる.
著者
吉馴 明子
出版者
国際基督教大学キリスト教と文化研究所
雑誌
人文科学研究 (キリスト教と文化) = Humanities: Christianity and Culture (ISSN:00733938)
巻号頁・発行日
no.45, pp.105-135, 2014-03-31

本稿執筆には、二つの目的がある。第一は、古典文学に続いて植村正久が宗教思想、特に仏教をキリスト教との関わりでどのように理解しているかを明らかにすることである。 第二は、そのような「仏教・仏教者」に関する理解が、時代状況とどのような呼応関係にあるかを知ることである。この二側面を知ることを通して、我々キリスト者が負わねばならない社会的責任についても考えたい。 第一章では、教育勅語発布後の文化面での「国粋主義」に加えて、日清戦争期の国家主義の台頭を背景に描かれた「日蓮論」を紹介する。植村の日蓮論と、同年に書かれた内村鑑三の日蓮論との共通点は、世の如何なる権威にも服する事なく、自分の信心を貫く姿である。植村はそれを「剛愎」といい、内村は「狂気」というが、「鎮護国家」の面を強調する仏教者とは、二人共対照的な姿勢を示している。 第二章では1911 年に書かれた植村正久の「黒谷の上人」を紹介する。法然は彼がもっとも好んだ仏教者だったといわれる。その理由の一つは、法然の求道の姿にあった。夜襲によって逝った父から仇討ちを禁じられ、武士として生きる意味を喪った法然が、人としてひたすら「解脱」を求める。それは、植村がキリスト教に求めたものであり、植村の宗教観にも合致した。 もう一つの理由は、法然の教える「一心専念弥陀の名号」にある。すなわち「弥陀が願行を遂げ……その功を」凡夫に譲ってくれるという教えが、まさにキリストの贖罪による救いに通じているからである。無論、仏教の教えは非人格的で不十分とはいうが、法然の教えに、植村はキリスト教の贖罪信仰と「信仰義認」を見出した。 同じ頃、社会主義者として活動を続け、オーソドクスなキリスト教に批判的であった木下尚江が、「日蓮論」と翌年「法然・親鸞論」を著した。木下は、「立正安国論」を著し、時の執権や比叡山の僧たちと激しく対立した最盛期の日蓮ではなく、身延入山後の「法華経の行者」日蓮に着目した。そして「南無妙法蓮華経」でも「南無阿弥陀仏」でも、「ただひたすら唱えよ」に日蓮の教えの眼目を認める。植村も「よし殺さるゝまでも念仏申さにゃならねば」という法然に「仏教者の自由」を認めた。 彼らは、社会主義のみならず、思想言論の自由を圧迫して「教権」的絶対性を強める天皇制に抗して、人々が日本社会にあって自らの足で歩み続け得る「自由と革新」の素地を法然と「法華経の行者」日蓮の中に見出したのであった。この地で新しい力を蓄えて、彼ら、そして我らは、いかにして周囲にめぐらされた壁を破ることができるのか、これがまた一仕事である。
著者
根本 啓一 高橋 正道 林 直樹 水谷 美由起 堀田 竜士 井上 明人
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.1600-1613, 2014-06-15

近年,自発的・持続的な行動変革を誘発するためのアプローチとして,ゲーミフィケーションが着目されている.ゲーミフィケーションはゲームの考え方やデザイン・メカニクスなどの要素を,ゲーム以外の社会的な活動やサービスに利用するものとして定義される.このゲーミフィケーションを活用して,多数のユーザの行動変容を促すことで,社会的な課題を解決する活動が生まれている.本稿は,このような社会的課題の解決にゲーミフィケーションを活用することに関して述べている.従来の社会課題解決型のゲーミフィケーションは,ウェブ作成者など特定の作者が作成した仕組みを使って,ユーザの行動を喚起するために利用されることが多かった.しかし,個々のユーザやコミュニティが抱えている課題は多種多様であるため,課題解決の観点では,本質的課題をとらえることが難しい.課題を抱えるユーザ自身が行動をデザインすること,必要に応じて改良可能な参加型の仕組みが必要である.そこで,課題を持つユーザ自身による課題解決のための自発的・持続的な行動の設計と実行をゲーミフィケーションを利用して支援する仕組みを提案する.我々は,参加者が自らの課題に取り組むためのゲームを設計するワークショップを設計・実践し,さらに,そのアイデアをゲームにして実行に移すことができる,ゲーミフィケーション・プラットフォームと呼ぶウェブサービスを試作した.ゲーム作りのワークショップを計3回実施し,48名が参加した.プラットフォーム上には9つのゲームが作成され,ゲームプレイを通じて827個の行動がなされた.本稿では,これらの結果をふまえ,動機づけ,能力,誘因という3つの観点から自発的・持続的な行動を生み出すための課題について考察する.
著者
兼宗 進 小林 祐紀 白井 詩沙香 清水 匠 片岡 仁
雑誌
情報教育シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.29, pp.188-189, 2017-08-10

2020 年度から小学校でのプログラミングが必修化される.目的はプログラミングの考え方 (プログラミング的思考) を通して論理的な思考力を養うことにあり,「プログラムの体験」 が目的ではない.また,プログラミングのための教科は作られず,総合的な学習の時間や教科の中で扱うことになる.そこで筆者らは理科や算数などの教科の中で,教科の学習目標を達成するためにプログラミングの考え方を用いる試みを 3 つの小学校で実践した.その概要を報告する.
著者
大野 龍男 小井土 雄一 近藤 久禎 市原 正行
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.98-98, 2017-11-30

東日本大震災では 383 隊 (1852 人) の DMAT が被災地で医療支援活動を行なった.活動終了後派遣された DMAT 隊員にアンケートを行なった中で,特にロジスティクスに関する回答で通信手段の不足,脆弱な通信環境,情報の不足,過多,錯綜があげられた.この為,今後起こりうる可能性の高い首都直下地震や南海トラフ地震に対応すべく DMAT では災害時に強い複数の通信インフラの導入整備及び研修を実施している.
著者
阿部 博 篠田 陽一
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.73-80, 2017-11-30

ネットワークのトラブルシューティングやセキュリティインシデントに対応するため,ネットワーク管理者はトラブルの原因を特定するためにサーバやネットワーク,セキュリティ機器から出力されるログを蓄積し,検索をすることがある.大規模なネットワークでは,出力されるログの量も多く蓄積 ・ 検索システムの規模も巨大化する.大量に出力される機器のログを高速に蓄積し,高速に検索する先行研究としてHayabusa を実装した.本研究では,Hayabusa の検索性能をスケールアウト可能なシンプルな分散システムの設計を行い評価した.結果として,スタンドアロン環境で動作する Hayabusa の約 78 倍高速な分散処理システムを実装し,144 億レコードの syslog メッセージを約 6 秒でフルスキャンし全文検索可能なスケールアウトするシステムを実現した.