著者
劉 敏知
出版者
長崎国際大学国際観光学会
雑誌
観光学論集 = The NIU journal of tourism studies (ISSN:18809219)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.109-118, 2021

2000年以降 K-POP の人気が高まるにつれ,K-POP スターと関係のある場所を訪ねる K-POP 聖地巡礼がファンによって行われている。K-POP 聖地巡礼は韓国人のファンはもちろん,外国人のファンの間にも関心が高まっている。本稿では日本人ファンによる K-POP 聖地巡礼の調査の準備の一環として,韓国人ファンと外国人ファンにとって K-POP の聖地となっている場所について先行研究を概観することを目的とする。Ⅱでは K-POP はどのような資源かを考える。Ⅲでは,2000年代前半~2010年代後半の訪韓日本人観光客の動向について述べる。Ⅳでは,K-POP の歴史と特徴について述べる。Ⅴでは,韓国人と外国人のファンが行っている K-POP 聖地巡礼の現状を記述する。
著者
藤城 孝輔
出版者
名古屋大学大学院人文学研究科附属超域文化社会センター
雑誌
JunCture : 超域的日本文化研究 (ISSN:18844766)
巻号頁・発行日
no.12, pp.112-124, 2021-03-26

Since early in the first decade of the twenty-first century, the works of Japanese novelist Murakami Haruki have been adapted for film by various international filmmakers. Most of their adaptations have been classified as "arthouse films" because of their having been directed by celebrated auteurs with subsequent circulation in international film festivals. However, what tends to be unrecognized, owing principally to the excessive focus of previous scholarship on art cinema, is the significance of Murakami within global popular culture. While giving close examination of Murakami adaptations and elevating them to the level of high art, the scholars are unable to address how Murakami successfully crosses national borders to permeate the everyday life of people across diverse cultures. This essay examines Acoustic (Eokuseutig, Yoo Sang-hun, 2010), a South Korean omnibus film, restricting analysis here to the second episode, "Bakery Attack," which draws on Murakami's 1981 short story "Pan'ya shūgeki." The episode serves as a star vehicle for its two leading performers, Lee Jong-hyun and Kang Min-hyuk, both of whom were at the time members of the South Korean idol rock band, CNBLUE. Murakami's story has undergone significant modifications not only for relocating the 1980s Japanese narrative to fit a Korean setting in the 2010s, but also for effectively conveying the star image of the male idols as appropriate for transnational audiences. Examples of such changes include those affecting the characterization and interrelationship of the protagonists, elimination of the vagueness which colored the original story, and insertion of a reference to the history of South Korean popular music. Through the unambiguous, transculturally accessible narrative with the characters each exhibiting their performers' public image, the film establishes the rising stars' position within the South Korean entertainment scene as well as in the international market. Murakami's story is used not as a signifier of Japanese culture, but rather as a culturally transferable medium which enables the film and its stars to reach both domestic and global audiences.
著者
酒井 美絵子
出版者
朝日新聞出版
雑誌
Aera = アエラ (ISSN:09148833)
巻号頁・発行日
vol.34, no.18, pp.38-40, 2021-04-12
著者
波津 博明
出版者
ロゴス
雑誌
フラタニティ = Fraternity
巻号頁・発行日
no.24, pp.49-53, 2021-11
著者
齊藤 勇紀 有川 宏幸 土居 正城
出版者
日本学校メンタルヘルス学会
雑誌
学校メンタルヘルス = Journal of school mental health (ISSN:13445944)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.117-128, 2018

【問題と目的】本研究は,児童発達支援事業を担う子ども発達支援センターで早期療育に従事する保育者を対象とし,保育者の関心の変化から「循環型」研修会のあり方を検討した。分析1 では,保育者の関心の変化を捉えるための指標となるカテゴリーの作成を行った。分析2では,「循環型」研修会の導入の前後における保育者の関心についての時系列的な変化を客観的に分析し,得られた効果を検討した。【方法】4年間継続して研修会に参加した12名の保育者を対象とした。分析1では,保育者の関心の変化を捉える指標を作成するため,会議録より抽出した保育者の質問内容のデータを,KJ法を用いて分類し,カテゴリー化した。分析2では,「循環型」研修会を導入した介入の前後における各カテゴリーに属する質問の個数の変化により,効果判定を行った。【結果】分析1では,保育者の関心の変化を捉えるための指標として,「指導法」「個に適合した療育」「職員間の連携」「保護者支援」「療育評価の方法」「地域連携」の6つのカテゴリーが抽出された。分析2 では,保育者の関心の変化として,「指導法」のカテゴリーが減少し,「療育評価の方法」,「地域連携」のカテゴリーが増加したことが示された。【考察】保育者の関心は,技術を求める実践から反省的な実践へと変化した。「循環型」研修会は,保育者の力量を高めるための研修会として,一つの選択肢であることが示唆された。一方,「循環型」研修会を再現していくためには,コンサルテーションのあり方についての検討が今後も必要である。
著者
森島 久代
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
巻号頁・発行日
pp.396-403, 2013-04-01

皆様,こんにちは。この度,第116回日本産科麻酔学会 学会長の照井 克生 先生から,「産科麻酔の新たな一歩」という学会のテーマの一環として,私のこれまでの研究歴を振り返り,日本の(産科)麻酔科医が,もっと積極的に研究に向かえるような助言を,ということでご指名いただきました。
著者
中島 信貴
出版者
日本アニメーション学会
雑誌
アニメーション研究 (ISSN:1347300X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.49-54, 2018

<p>1980年代初頭コンピュータゲームの黎明期、2D中心のゲーム映像は日本のアニメーション技法を取り入れながら進化をスタートさせた。21世紀からは3DCGの技術を取り入れハードソフトとも進化し、今日、VR(ヴァーチャルリアリティー)やMR(ミックスドリアリティー)の時代に入った。その過程で常にクリエイターに突きつけられてきた課題がアニメーション表現である。ハードウエアの厳しい制約の中で、いかに美的な動きを提供できるか問われ続けてきたゲームのアニメーション。その原点を考察する。次にゲームの原点である「遊び」の要素とアニメーションとの密接な関わりを論じる。最後にゲーム特有のアニメーションについて述べる。</p>

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1924年07月09日, 1924-07-09
著者
塩見 岳博 斎藤 岳士 石原 光則 和田 光博 林 茂彦 府中 総一郎 神成 淳司
出版者
農業情報学会
雑誌
農業情報研究 (ISSN:09169482)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.35-44, 2021-07-01 (Released:2021-07-01)
参考文献数
20

本研究では,筆ポリゴン,農地ピンおよび土壌図のデータを組み合わせた全国版統合農地データAPIを提案する.農業に関連する各種データや連携基盤の現状と課題を整理した上で,農業生産において基盤となる農地データの利便性向上を図るため,全国の農地データの統合を行った.対象は筆ポリゴン,農地ピンおよび土壌図の3つのデータで,筆ポリゴンをベースとし,他の2つのデータの統合を試みた.結果として,ベースとした筆ポリゴン31,591,036件のうち5,999,291件について,3つのデータが統合でき,成功率は19.0%であった.残りのデータが統合ができなかった原因は,統合対象となるデータの欠落や,統合対象が複数存在するなどのフォーマットの違いによるものであり,その解決には対象とした農地データを整備するルールの統一が求められる.統合した農地データは,農業データ連携基盤WAGRIを通じて,全国版統合農地データAPIとして提供した.その出力形式には,地理情報システム(GIS)における標準フォーマットであるGeoJSONとWebMapTileService(WMTS)を採用し,一度の要求で3つのデータが同時にに取得できたことから,利便性の向上が確認された.今後,統合した農地データが幅広く利用されるための課題としては,データ統合の速度向上や多くのデータを一括でダウンロードする仕組みへの対応などが考えられる.
著者
中村 美詠子 近藤 今子 久保田 晃生 古川 五百子 鈴木 輝康 中村 晴信 早川 徳香 尾島 俊之 青木 伸雄
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.57, no.10, pp.881-890, 2010 (Released:2014-06-12)
参考文献数
17
被引用文献数
4

目的 本研究は,児童生徒における「学校に行きたくないとしばしば感じる気持ち」(以下,不登校傾向)の保有状況と自覚症状,生活習慣関連要因との関連を横断的に明らかにすることを目的とする。方法 平成15年11月に小学校 2・4・6 年生,中学校 1 年生,高等学校 1 年生の5,448人と小学生の保護者1,051人を対象として実施された静岡県「子どもの生活実態調査」のデータを用いた。自記式の調査票により,児童,生徒の不登校傾向,自覚症状,生活習慣,および小学生の保護者の生活習慣を把握した。結果 有効な回答が得られた小学生2,675人,中学生940人,高校生1,377人,小学生の保護者659人について分析を行った。不登校傾向は,男子小学生の11.4%,男子中学生の12.1%,男子高校生の25.3%,女子小学生の9.8%,女子中学生の19.6%,女子高校生の35.9%にみられた。不登校傾向を目的変数,自覚症状,生活習慣関連要因をそれぞれ説明変数として,性別,小学(学年を調整)・中学・高校別に,不登校傾向と各要因との関連を多重ロジスティック回帰分析により検討した。男女ともに,小学・中学・高校の全てでオッズ比(OR)が統計学的に有意に高かったのは,活力低下(OR: 3.68~8.22),イライラ感(OR: 3.00~6.30),疲労倦怠感(OR: 3.63~5.10),朝眠くてなかなか起きられない(OR: 1.98~2.69)であり,また強いやせ希望あり(OR: 1.83~2.97)のオッズ比は中学男子(OR: 2.09, 95%信頼区間:0.95–4.60)以外で有意に高かった。一方,小学生において保護者(女性)の生活習慣関連要因と不登校傾向との間に有意な関連はみられなかった。結論 不登校傾向の保有状況は小学生では男女差は明らかではないものの,中高生では女子は男子より高かった。また,不登校傾向は,不登校者においてしばしば観察されるような様々な自覚症状と関連していた。
著者
中村 獅童 松島 まり乃
出版者
日経BP社 ; 2002-
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.14, no.8, pp.84-86, 2015-07

「ピンポン」のドラゴン役のオーディションには「このチャンスを逃したらもう次はない」という意気込みで、役柄と同じように実際にスキンヘッドにして、眉毛も剃って出かけました。受かった時はうれしかったけど、同時に「窪塚洋介君はじめ、共演者たちには…
著者
山本 恵子 崔 美花 増野 弘幸 山田 幸子
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集 43 (ISSN:24331856)
巻号頁・発行日
pp.73-78, 2001-09-01 (Released:2017-08-18)

Conformational analysis of the side chain of 1α,25-dihydroxyvitamin D_3 [1,25-(OH)_2D_3, 1] and its 20-epimer 2 revealed that the spatial region occupied by the side chain of these vitamin Ds can be divided to four areas. We designed and synthesized four diastereomers 3-6 at C(20) and C(22) of 22-methyl-1,25-(OH)_2D_3 whose side-chain mobility is restricted in one of these four areas. We tested biological activities of these four analogs. These studies allowed us to propose the relationship between the spatial region of the vitamin D side-chain and the activity, an active space group concept. This concept has been generally accepted as explaining the three-dimensional structure and activity relationship of almost all known vitamin D analogs. We constructed the three-dimensional structure of the ligand binding domain (LBD) of vitamin D receptor (VDR) based on the crystal structure of retinoic acid receptor by the homology modeling technique. We docked 1,25-(OH)_2D_3 1 as a ligand into the constructed VDR-LBD. Three residues forming the hydrogen bonds with the functionally important 1α- and 25-hydroxyl groups of 1 were identified and confirmed by the mutational analysis: the 1α-hydroxyl group is forming pincer type hydrogen bonds with S237 and R274 and the 25-hydroxyl group is interacting with H397. By the computational docking studies based on the mutational analysis of the VDR, we obtained the docking models of the VDR with the functionally and structurally interesting ligands. From these studies we suggested key structural factors to bestow the augmented activities on 20-epi-vitamin Ds.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1928年09月12日, 1928-09-12

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1927年12月15日, 1927-12-15

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1926年01月21日, 1926-01-21

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1925年03月06日, 1925-03-06