著者
下川 潔
出版者
中部大学
雑誌
人文学部研究論集 (ISSN:13446037)
巻号頁・発行日
no.2, pp.123-154, 1999-07
著者
岸田 泰則 猪又 敏男
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.49-51, 1993-08-30

著者らはボルネオから未記録のリボンマダラガ科に属する1新種を見出し,記載した.リボンマダラガ科Himantopteridaeは,マダラガ科Zygaenidaeに近縁な小さな科で,後翅が細長い棒状をなすか後翅の一部が同様に変化した特異な外形を有する種群で構成される.アジアとアフリカに分布し,アジアでは広義のヒマラヤ地域とミャンマー,ジャワ,スマトラに2属4種2亜種が知られる.今回記載したボルネオ産は,アジアでの同科5つ目の種となる. Himantopterus nobuyukii Kishida & Inomata, sp. n.インド東部のナガ丘陵から記載されたH. dohertyi Elwesおよびジャワから記載されたH. fuscinervis Wesmaelに近縁であるが, donertyiとは前後翅の形状が異なる他,頭部,胸部,および腹部の色調の違いで区別され,またfuscinervisとは前翅の色が薄墨色で橙黄色とはならないことで区別できる.種小名は,本種を採集され著者らに研究をゆだねられた川崎市の小林信之氏に因む.
著者
涌井 智寛 沼崎 隼一 三塚 恵嗣 畠山 正行
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.134-134, 2011-03-25

最近いわゆるインターネット技術の発達と成熟にともなって,Web アプリケーションの開発と利用の機会は増し,社会的需要も増大しつつある.しかし,それらを支えるアプリケーションの開発をより簡単にする技術や,ユーザの利用をより快適にする技術はまだまだ発展途上にあると考えられる.開発を簡単にするという点では,jQuery,Ruby on Rails 等の多くの技術が存在するが,我々は利用の応答性を高めるという点に着目し,Web アプリケーションを提供するサーバのスループットや,クライアントのインタラクティブな応答性の問題における 1 つの解決を目指す.Web アプリケーションで扱うデータ量が増加すると,その応答はユーザの利用応答性を現実に損なう.そこで我々は,(i) ブラウザで多数の要素を生成,表示する場面では,(i-1) 軽量な要素と単一の textarea を使用する,(i-2) display プロパティによる選択的表示を行う,(i-3) class 属性値によってデータを保持する工夫をし,(ii) 多数の要素の中からいくつかの所定の要素へアクセスする場面では (ii-4) 特別な ID 名をセレクタとする,など合わせて 4 つの工夫により,応答性の問題に対する 1 つの解決案を見いだした.これらの工夫を実装することで数万要素程度を扱う Web アプリケーションでは,多くの状況で応答時間を 0.1 秒に抑えられ,ユーザが瞬時の応答を得られるという点で良好な結果を得た.また,これらの工夫は Web アプリケーションの開発者にとっては基本技術と見なしうる技術範囲で実装可能となるように考案した.このような基本技術に限定したことで,数個の工夫を付加的に実装する形で応答性改善が期待できる.本論文では上記の基礎的な技術のみに基づき,Web アプリケーションの応答性を高める実装方法について報告する.The importance and the use of the Web applications will increase due to the development of the Internet technique. In the present paper, we have focused our attentions to the response time of the user operation of the Web applications on the browser. As are well known, the response time increases along with the increase of the data amount using in the Web applications. To improve the response time of the Web application, we have thought out the following four technique as follows; (i) In the scene of generating and rendering a lot of elements on the browser; (i-1) use an element properly by the scene, (i-2) select the target to view or to edit by the display property, (i-3) store the data in the form of the class attribute value instead of the element's content, (ii) In the scene accessing to some elements among a lot of elements; (ii-4) use ID as the selector as if it was a class attribute value. As the results, we have got the rather good solutions for the user's response time less than 0.1 seconds. We have also developed a simple technical skill set to realize the solutions the above described simple technique.
著者
杉田 馨 中洲 俊信 山内 康晋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.466, pp.41-44, 2010-03-05

博物館や美術館などミュージアムの展示支援を目的とした実空間拡張型展示ガイドシステムを提案する.展示室に設置された展示物を起点とし,鑑賞者の興味に応じて対話的に解説を提示することや,展示室の空間的な制約に縛られずその場でさまざまな関連情報を提示することで,鑑賞者に新たな発見を促すことが本システムの狙いである.本システムはタッチパネル付ディスプレイと筐体背面にビデオカメラを備え,ビデオカメラで撮影した展示室の実景をディスプレイに表示するとともに,鑑賞者の操作に応じて実景内に含まれる展示物に関連するミュージアムの収蔵品や解説情報を実景映像に重畳して表示する.展示システムの設置位置から展示室のほぼ全ての方向の展示物をガイド対象とできるように,鉛直軸を中心に手動で筐体の向きを変更できる.本システムは東芝科学館の歴史的な家電製品を展示している展示室に試験的に設置した.
著者
武田 佳恵
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.29, pp.339-349, 2008-03

本研究の目的は,現在の中学生はどのような絵を描きたいと思っているのかを,作品における写実の程度と個性の発揮の2観点から探ることである。目的を達成するため,中学生を対象に,美術科授業での描画に関する質問紙調査を実施した。写実の程度が異なる3作品の中から自分が描きたい絵を選択する質問では,写実的傾向が最も高い絵を選択した生徒の割合は,写実的傾向が最も低い絵を選択した生徒の割合と同程度であった。以上のことから,現在の中学生は写実的な描画に対してだけ好意を示す訳ではなく,写実的傾向の低い描画に対しても好意を示すことが示唆された。

3 0 0 0 IR 猿酒について

著者
田辺 幾之助 浜田 史郎
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学農学部学術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
no.30, pp.p147-161, 1980-03

酒税法上, 果実酒または雑酒の範畴に入りながらも, 醸造酒としての市場性がないため製品化されず, とはいえ一般家庭では静かだが確実な需要のある自然発酵による含アルコール嗜好性飲料を猿酒とし, これの酒税法との関係を検討した.まず, 家庭で普通に行っているとされる自然発酵をともなうしょ糖による果汁の抽出を行わせ, 抽出経過を観察, 出来た猿酒を分析した.使用した果実は梅の実(白加賀, 豊後梅), すもも(サンタローザ, よねもも, からり), ぶどう(キャンベル・アーリー, デラウェア, 巨峰, マスカット・ベーリーA, ネオマスカット), りんご(国光), びわ(茂木), レモン, 桑いちご, もも(中早生, 大久保), ラビットアイ・ブルーベリー(ホームベル, ティフブルー, ウッダード), いちご, やまももの21種類におよんだ.このうち, 特に梅の実を使用する猿酒, すなわち梅酢とすもものシロップについて, 仕込方法とアルコール濃度との関係および嗜好性飲料としての価値を検討した.梅酢の場合, 梅の実としょ糖の配合比は1 : 1,2週間で果汁の抽出は完全で, 梅酢のアルコール量も酒税法上も問題にならない場合が多い.しかし, 官能検査の面からいうと, 4-5倍に希釈する清涼飲料としては白加賀で配合比2 : 1〜1.5の時が, 又そのままで飲む時は2 : 0.7で甘酸味のバランスが最良であった.すもものシロップの場合は配合比1 : 1で6日間の抽出の時, 単位果実重あたりの抽出色素量は最もよく, アルコール量も酒税法の1%を大きく越えることはなかった.一方, ぶどうを原料とした猿酒はワインと区別出来なくなるし, 又, 他の果実類はそれだけを単独で原料とした場合には嗜好性の点で劣ると判断出来るので, 今回はあまり期待出来ないとした.アルコール濃度, 特に1%のアルコール濃度を検知する能力の程度を調べた.それによると, 普通の, 特に検知経験のない人間が, 普通の状態で, 果汁中に含まれる1%のアルコール濃度を検知することは, かなり困難のようであった.猿酒の微生物を調べたが, こうぼ相中Saccharomyces cerevisiaeの比重がかなり高い場合が多いようであった.
著者
竹澤 泰子 大桃 道幸
出版者
群馬大学医療技術短期大学部
雑誌
群馬大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:03897540)
巻号頁・発行日
no.15, pp.11-18, 1995-03-31

This paper attempts to analize 38 essays, composed by college students. The objective lies in the investigation of specific usage patterns of verbs, nouns, adjectives, adverbs and conjunction within these essays. We compare and contrast the word contents of the sample essays with the Basic English 850 words list, provided by C. Ogden. Throughout the observations, commonly used words were found to be quite similar to the Ogden Word List. Similarly, frequent usage of simple idioms, routin esentences and stereotype expressions were observed. Furthermore, the intermixture within an essay of both colloquial and literary English terms were articulate. The student's inability to distinguish between the two seemed to create such inadequecies in their writing skills. This can be assumed as a result of the ambiguities of standards which rooted within the English teaching methodology in Japan.
著者
田村 浩二 奥村 学
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.52, pp.91-96, 1995-05-26
被引用文献数
8 3

本稿では、センター理論を用いて複文を含む一般の談話の省略を扱う手法について述べる。センター理論は、代名詞・ゼロ代名詞の照応を解析する手法の1つであり、日本語の省略解析では現在もっとも一般的な手法である。しかし、単文など構造が簡単な文にしか適用できないなどの問題があった。本研究では、複文は単文+接続助詞に分解して談話を単文の列に変換し、その単文の列に対してセンター理論を適用して省略の補完を行なう。その際、接続助詞の機能を考慮した制約条件を用いて先行詞候補の絞り込みを行なう。In this paper, we present a method of resolving complex Japanese ellipsis using centering theory. Centering theory is one of anaphora resoluting methods, and a popular method of Japanese ellipsis resolution. However, it is impossible to deal with complex sentences. We regard complex sentences as a series of simple sentences, and apply centering theory to each sentence. We restrict candidates of antecedent using constraint derived from conjunctive postpositional particle.