出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2075, pp.50-53, 2021-01-25

初代スーパーカブ「C100」の誕生は1958年。気軽に乗れて堅牢で保守がしやすく、ランニングコストも低い新しい小型二輪を目指し、創業者・本田宗一郎氏と盟友の藤澤武夫元副社長の肝煎りで産声を上げた。2017年にはシリーズの世界累計生産台数が1億台を突破。
著者
篠原 昭
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械学会誌 (ISSN:03710580)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.P253-P262, 1984-06-25 (Released:2009-10-27)
参考文献数
11
被引用文献数
1
著者
井内 寛
巻号頁・発行日
2011-12

Supervisor:島津 明 教授
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
1987-03-20

DMSO療法を受けた後で多くの患者が困ることは刺激性の強いニンニク様悪臭が残ることである。 ある患者は,この治療を受けたあとで,孫からゴリラのようないやな臭いがすると言われたので,それ以後,本療法を拒否したことがある.余談はさておき,この治療に関して著者は多くの患者から人のいやがる悪臭についてのきびしい苦情を聞いている。 最近,若い婦人の閲質性膀胱炎患者にDMSO治療を施したが,驚いたことには,悪臭については終始何の苦情も言わなかつた。そこで,どうして悪臭を出さないですんだのかと質問してみた。彼女はこれに対してかなり長い書面で答えてくれた。その要旨は悪臭の治療に関するものなので読者諸氏に紹介したい.
著者
倉田 賢一
出版者
中央大学人文科学研究所
雑誌
人文研紀要 (ISSN:02873877)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.231-243, 2013-10-10

シェイクスピアの『ハムレット』は『十二夜』に次いで書かれたとするのが通説的であるところ,両者の構造的対比から得られるところは大きい。ジャック・ラカンは『ハムレット』を,ガートルードの欲望の対象の位置がクローディアスによって過剰に占められており,そのことがハムレットを精神的に動揺させる劇として解した。これを『十二夜』に適用すれば,オリヴィアの欲望の対象の位置が,過剰な喪によって逆に空位のまま保たれていることで劇が展開している,という構造が明らかになる。さらにマルヴォーリオいじめのサブプロットをトービーのハムレット的状況として解すれば,この二つの劇はちょうど裏返しの関係にあることになる。このように,中心となる女性の欲望をめぐって,一方では対象の位置を占めるものが破壊される悲劇が描かれ,他方では対象の位置を占めようとする人々が奔走する喜劇が描かれ,後者の喜劇のただなかに,前者の悲劇を予告する主題が含まれているのである。
著者
石川 雄治 古閑 文哉 内田 守譜 矢内 伸佳 渡邊 鋼一 佐藤 亮一
出版者
福島県農業総合センター
巻号頁・発行日
no.9, pp.33-38, 2018 (Released:2018-08-02)

飼料由来の放射性セシウムにより体内が汚染された黒毛和種雌牛の飼い直し期間を短縮するために、ゼオライト給与による放射性セシウムの排出促進効果を検討した。試験では、清浄飼料にゼオライトを添加して給与した期間中の血液、尿及び糞の放射性セシウム濃度を測定するとともに、牛放射能測定装置により筋肉中放射性セシウム濃度の推定を行ったが、ゼオライト給与による放射性セシウムの排出促進効果は確認できなかった。
著者
大井 将徳 高橋 修 中村 嘉隆
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.909-910, 2015-03-17

近年,自転車が関与する事故が問題視されており,交通事故に遭った自転車運転者の多くが違反運転中に事故に遭っている.本研究ではモーションセンサを用いた自転車違反運転検知システムを提案する.モーションセンサはKinectを用い,スケルトン・トラッキングと深度情報によって違反運転の検出及び違反運転の種類の判別を行う.検出する違反運転の種類は二人乗り,自転車スマホ,傘さし運転,手放し運転,路側帯での右側走行とする.本研究は基礎実験として,屋内かつ障害物のない環境下で Kinect が検出可能な自転車の速度の調査と Kinect の配置場所による違反運転検出精度の評価を行い,それらから得られたKinectの最適な配置場所でシステム評価を行う.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.922, pp.78-82, 1998-01-05

「それは事実。マネジメントのミスです。経営者として反省すべきで、坊主になっても足らないのと違う?」 名古屋弁が少しまじった独特のイントネーションでひとしきり周囲を笑わせた後で、すっと真顔になって解説を始める。RVについて社内でいつ、どんな議論が交わされたのか。なぜ、投入が見送られたのか。灰色の発言は一切しない。
著者
柴坂 寿子 倉持 清美
出版者
日本質的心理学会
雑誌
質的心理学研究
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.96-116, 2009

幼稚園のお弁当時間に子どもたちが協同で行った定型的な共有ルーティンについて,仲間文化の形成・変化の視点から検討した。幼稚園のクラス集団を入園から卒園まで 2 年間にわたって縦断観察し,ルーティンの形成過程,特徴,2 年間の意味・機能の変化について分析した。入園 8 週目,子どもたちはお弁当時間に「~の人,手ー挙げてー」「はーい」という共有ルーティンを行うようになった。ルーティンは保育者と子どもたちでの質問-応答形式を取り入れて形成されたと推測された。ルーティンでは唱和や同時挙手が起こり,興奮を伴った。またルーティンはしばしば続けて繰り返され,大きな仲間活動となることもあった。年少前半ではお弁当時間あたりに起こるルーティンの頻度が高く,お弁当の中身と子どもの様々な個人属性の両方が話題にされ,この仲間活動への参加と自己呈示がルーティンの重要な意味と考えられた。年少後半以降はお弁当の中身を話題とすることが多く,仲間活動への参加や自己呈示の他に,その場での会話ややりとり,個別の人間関係を調整する方略として利用されることが多いと考えられた。