55 0 0 0 OA 動物ども

著者
椋鳩十 著
出版者
三光社
巻号頁・発行日
1943
著者
木下 聡
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.804, pp.1-16, 2015-05
著者
西村 公雄 宮本 有香 樋笠 隆彦
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.605-615, 2004-08-15
被引用文献数
6

75℃で真空調理加熱した鶏ささ身は, 100℃で加熱したものより有意に収縮が弱くかつ,やわらかく仕上がった.両試料のヒドロキシプロリン量に,有意な差はなく,走査電子顕微鏡観察においても微細構迫間に顕著な差は観られなかった.ミオシンを両温度で加熱後その凝集状態を透過電子顕微鏡で観察したが,状態に差は認められなかった.しかしながら,接触しているタンパク質同士を結合する試薬1-ethyl-3-carbodiimideを用いて得られたミオシン凝集体の電気泳動パターンは,明らかに100℃加熱した方が75℃加熱したミオシンより重合化が進んでいることを示していた.このことは, 100℃加熱で形成されたミオシン凝集体がよりコンパクトな構造を持っていることを示している.
著者
矢島 伸男
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究
巻号頁・発行日
no.21, pp.83-97, 2014-08-02

本稿は、NHK総合で放送されていたテレビ番組、『爆笑オンエアバトル』の番組内容とそのシステムについて紹介したものである。『爆笑オンエアバトル』は、自由・平等・公平という3つの理念の下、制作者によって「お笑いネタの復権」という理想が掲げられて始まった。番組の特徴である「最低限のネタチェック」「一般審査員への全権委任」「消極的な言葉狩り」は、いくつかの問題を抱えながらも、純粋に面白いネタを見たいと願うお笑い好きの視聴者と、自分の芸風が純粋に受け入れられたいと願う若手芸人によって支持された。15年間の放送を通し、『爆笑オンエアバトル』はコンセプトを崩すことなく、また「お笑いブーム」の有無に左右されず存在した。この変わらざる番組の姿勢によって蓄積された15年分のアーカイブスは、21世紀以降の若手お笑い界の動向を捉える指標となるだろう。
著者
YOUSUKE KAIFU IWAN KURNIAWAN DAISUKE KUBO ERICK SUDIYABUDI GUNAWAN PONTJO PUTRO ENDANG PRASANTI FACHROEL AZIZ HISAO BABA
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
Anthropological Science (ISSN:09187960)
巻号頁・発行日
vol.123, no.3, pp.161-176, 2015 (Released:2015-12-19)
参考文献数
62
被引用文献数
3 9

Ngawi 1 is an undated but well-preserved Homo erectus calvaria from Java. Previous craniometric and morphological studies have shown its similarities to late Javanese H. erectus from Ngandong as well as Sambungmacan (Sm 1 [and Sm 3]). Some researchers emphasize their morphological homogeneity, and suggest that this ‘Ngandong/Sambungmacan/Ngawi group’ is morphologically distinct from H. erectus from the Early Pleistocene of Sangiran and Trinil, possibly at a species-level. In this study, we reinvestigated Ngawi 1 based on the newly cleaned original specimen and using micro-computed tomography with the aim of testing if such morphological discontinuity really exists within the Javanese fossil record. We metrically and non-metrically examined 33 cranial characters that are useful to distinguish earlier and later Javanese H. erectus. We also evaluated the morphology of the three Sambungmacan crania (Sm 1, 3, and 4) in the same way. The results of these and multivariate analyses support previous studies that Ngawi 1 exhibits many characteristic features of Ngandong H. erectus. However, Ngawi 1 is more or less similar to earlier Javanese H. erectus in smaller cranial size, a weak but distinct supraglabellar depression, a relatively short temporal bone, limited posterior projection of the middle part of the occipital torus, a shallower and ‘roofed’ mandibular fossa, and a smaller mastoid process. The three Sambungmacan crania also show general affinities to Ngandong, but are similar to earlier Javanese H. erectus in a few or more characters. Such slightly shifted character distribution is at least consistent with the hypothesis of continuous evolution of H. erectus through the Pleistocene of Java. This minor but potentially meaningful pattern of morphological variation should not be overlooked when a morphological group is defined for the specimens from Ngandong, Sambungmacan, and Ngawi. We also determined the endocranial volume of Ngawi 1 to be 959 cm3.
著者
佐賀 香織
出版者
城西大学現代政策学部
雑誌
城西現代政策研究 (ISSN:18819001)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.47-60, 2015-03

The Junior Chamber International Japan (JCIJ) has contributed to the society ever since its foundation. It is said that the local activity of JCIJ has created the higher standard on the town planning and the urban development. It is an association which has its basis in local community for establishing the local democracy. The JCIJ's exercise in its local JCI activities has definitely changed Japanese local community. The activities consulted on the town development, the human resources development, the educational problem, and the environment problem. Is this Group a pressure group, or service organization? This article aims to clarify the biggest question of the time.In this paper, the focus is on the JCIJ role in a relationship between government and economy, i.e. the public sector and the private sector.
著者
市川 正巳
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.112-121, 1960-03-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
16

狩野川台風に伴う豪雨によつて,狩野川上流地域に多くの山地崩壊が発生した.その分布密度の高い地域は,総雨量550~700mmの地域,とくに9月26日20-23時の降雨量分布にきわめてよく一致し,同種の岩石で占められる地域においても,雨量の多い地域にとくに崩壊が密集している.このことから,今次の狩野川上流域の山地崩壊は全く雨量型崩壊といえる.従来の研究では,崩壊した物質が, 1度の出水では100mの短距離運搬されるに過ぎないことが知られている.しかし,大見川上流筏場の軽石質砂礫層の大崩壊では,崩壊物質の98%が1度の洪水で数10km下流に流出したことが,原土と下流の洪水堆積物との比較によつて知ることができた. 洪水によつてどこに河岸の侵蝕と河床の堆積が発生するかは,そこの地形的特徴によつて決定することができる.すなわち,侵蝕堆積の地点における川幅と谷幅との比と,河床勾配との関係は第6図のようで,川幅/谷幅の比が大であつても,河床勾配が小であれば,その地点の河床に堆積が生じ,両者の比が小であつても河床勾配が大きい地点には侵蝕が発生する.このことから,ある地点の河床勾配に対応した川幅/谷幅の比を求めることができるので,洪水対策に重要な示さを与えることができるであろう.
著者
綿野 泰行 朝川 毅守 須山 佳久
出版者
千葉大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

ハイマツとキタゴヨウの交雑帯では、父性遺伝の葉緑体DNAはキタゴヨウからハイマツへ、そして母性遺伝のミトコンドリアDNAはハイマツからキタゴヨウへと、方向性を持った遺伝子浸透が起こっている。本研究では、両種が混生し、今まさに交雑が進行中と推定されるアポイ岳をフィールドとした。自然下での交雑の実体を、様々な方法で解析し、両者の間にどのような生殖的隔離が存在するのかを明らかにすることで、遺伝子浸透のパターンが形成されるメカニズムを解き明かす事を目的として解析を行った。1)アポイ岳交雑帯の遺伝的構造:アポイ岳では、ハイマツ型mtDNAのキタゴヨウへの遺伝子浸透が顕著であり、全ての個体がハイマツ型mtDNAを持っていた。核遺伝子マーカーによって同定された雑種はほとんどがキタゴヨウ型cpDNAを持ち、標高では、7-8合目に集中していた。2)花粉プールの時期・標高における変化:同標高においては、ハイマツの開花はキタゴヨウに1〜2週間先行するが、異標高では2種の開花時期は重なる。この開花フェノロジーの差異が花粉プールの組成に与える影響を探るため、花粉1粒ごとのPCR解析による葉緑体DNA(cpDNA)のタイピングを行った。その結果、花粉をトラップした2, 5, 6, 7合目全てにおいて、ハイマツ型cpDNAとキタゴヨウ型cpDNAが混在する時期が存在することが明らかとなった。3)種子形成における花粉選択:母樹が純粋なハイマツやキタゴヨウの場合、同種の花粉のみから種子が形成されていることが判明した。花粉プールにおける混在の結果から、選択的受粉機構が存在するものと考えられる。一方、雑種の種子からは、ハイマツ型とキタゴヨウ型の両方のcpDNAが検出される。おそらく、雑種は花粉選択性を失い、雑種を経由して、遺伝子浸透が進行するものと考えられる。
著者
太田 雄大 鈴木 敦夫
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 = [O]perations research as a management science [r]esearch (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.328-333, 2006-06-01
参考文献数
6

サッカーのペナルティキック(PK)の最適戦略をゲーム理論の基礎的な手法を用いて求める.キッカーとゴールキーパーの利得行列をPKが成功する確率として,混合戦略とゲームの値を線形計画法を用いて計算する.利得行列の計算には,Jリーグ,日本代表の試合中のPKのデータと,ワールドカップなどの試合でのPK戦のデータを用いた.混合戦略は,キッカーは,試合中のPKでは,ゴールの右下方,左下方(キッカーが右利きの場合),PK戦では,それに加えて,ゴール中央を加えたコースをある確率で狙うこととなった.
著者
科学技術・学術基盤調査研究室
出版者
科学技術・学術政策研究所
巻号頁・発行日
2014-12 (Released:2014-12-05)

本調査研究では、論文の謝辞情報を用いたファンディング情報把握に向けて、Web of Science® (Science Citation Index Expanded)に収録されている日本論文を対象に、謝辞情報の収録状況や表記バリエーションの実態をデータベース分析および事例分析を通じて把握した結果について報告する。 データベース分析から、Web of Scienceに収録されている日本論文(2009年~2012年)の約60%に謝辞情報が含まれていることが確認された。日本語で記述された論文や日本を出版国とするジャーナルにおける謝辞情報の収録割合は、英語で記述された論文や日本以外を出版国とするジャーナルに比べて低い。また、38のジャーナルに対する事例分析から、日本以外を出版国とするジャーナルの95%で、執筆の手引きに資金情報の記述についての言及があるのに対して、日本を出版国とするジャーナルではその割合が61%に留まることが明らかになった。謝辞情報には多くの表記バリエーションが存在し、そのままでは資金配分機関等の出現頻度の正確な集計は困難である。そこで、出版年が2008~2013年の日本論文のうち、謝辞情報を含む23万論文に出現する資金配分機関等レコード約54万件の表記バリエーションのクリーニングを行い、約33万件が日本の機関、約16万件が外国の機関であることを同定した。日本の機関については、機関レベルで名寄せを行うことで、約1,700の資金配分機関等との対応付けを行った。また、クリーニングを実施した資金配分機関等の情報を用いて試行的な分析も行った。データベース分析および事例分析の結果を踏まえ、謝辞情報を用いた事業やプログラムレベルの分析を可能とし、研究者への負担も軽減するための方策として、我が国で統一した課題番号(統一課題番号)を導入することを提案し、その実現に向けて想定されるロードマップを議論した。 Toward measurement of funding information based on acknowledges in scientific papers − Understanding of current status of acknowledgements and a proposal of a future direction of data standardization – Research Unit for Science and Technology Analysis and Indicators, National Institute of Science and Technology Policy (NISTEP) ABSTRACT This study shows the results of comprehensive studies of the status of acknowledgements information in Web of Science (Science Citation Index Expanded). About 60% of scientific papers from Japan registered in Web of Science (PY2009-2012) include the acknowledgement information. The percentage of registration of the acknowledge information is lower than the average in scientific papers written in Japanese and those published in journals that are published by Japanese publishers. Case studies of 38 journals revealed that 95% of journals published by non-Japanese publishers mention about funding information in a guide to authors, while the percentage is 61% in journals published by Japanese publishers. The acknowledge information in Web of Science cannot be used for analyses as its original expressions due to heterogeneity of the expressions. We analyzed about half a million records of funding information and identified that about 330,000 records are attributable to Japanese funding institutions and 160,000 records are attributable to foreign funding institutions. We conducted name harmonization of records of Japanese institutions and linked them to about 1,700 Japanese funding institutions. We also performed experimental analyses by using the harmonized names. Based on the database analyses and case studies, we propose a concept of a standardized grant number that enables initiative- or program-level analyses and reduces researchers' burden on writing funding information in the acknowledgement. We also discuss a possible loadmap to achieve the standardized grant number.