著者
住吉踊保存後援会
出版者
儀礼文化学会
雑誌
儀礼文化 (ISSN:02884666)
巻号頁・発行日
no.43, pp.29-41, 2012-03
著者
磯部 直樹 沖田 美紀
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

性ステロイドホルモンが乳腺免疫機能に及ぼす影響および体内の常在細菌が死ぬことにより放出される細菌成分によって乳房炎が発症する可能性について検証した。エストロジェン(E)を投与すると、乳量が顕著に減少した。また細菌成分を注入した時、E投与区の方がプロジェステロン(P)投与区に比べて抗菌因子の乳中濃度が高かった。また、血中に細菌成分を注入すると、乳腺においてその成分が検出されると同時に、炎症が誘起された。以上の結果から、Eは乳量を減少させることによって乳中抗菌因子濃度を高め、細菌感染に対応していることおよび、体の他の部分から細菌成分が移行することによっても乳房炎が起こり得ることを明らかにした。
著者
森兼 啓太
出版者
ヴァン メディカル
巻号頁・発行日
pp.169-174, 2020-07-15

標準予防策と手指衛生 医療現場における感染対策の基本が標準予防策であることは言うまでもない。標準予防策は,微生物が存在する・しないに関わらず実施する対策であり,その中心が手指衛生であることも良く知られている。 手指衛生の重要性を示したのがオーストリアのイグナス・フィリップ・ゼンメルワイスである。彼は産科病棟において出産後の妊婦に発生する産褥熱に,医療従事者などの手指に付着した「何か」が関係していて,手指衛生を行うことで産褥熱を減らせるのではないかと考えた。まだウイルスも発見されておらず,細菌に関しても研究途上であったその時代に,彼は石炭酸による手指衛生を医療従事者に実施させることで,産褥熱を大きく減少させた。後に,産褥熱が細菌によるものであり,手指衛生を行うことで産褥熱の原因となる手指に付着した細菌を消毒し減少させることができる,ということが明らかにされた。この功績を称えて,彼は手指衛生の祖と呼ばれている。
著者
宮林 隆吉
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングレビュー (ISSN:24350443)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.12-22, 2020-03-04 (Released:2020-03-04)
参考文献数
18

グローバル経営において国や文化の異なる従業員同士の融和は重要な課題であり,国境や文化を超えて組織アイデンティティを構築するためにも,人々を束ねる経営理念が重要な役割を果たすと考えられる。しかし,多くの日本企業の人材面・制度面での現地化は遅れており,安易に翻訳された理念やビジョンがそのまま輸出されて形骸化しているケースが見られる。本研究では,まず経営理念が組織アイデンティティの重要な基盤であり,戦略や組織のあり方に大きな影響を与える要素であることを先行研究より考察した。次に,異なる文化圏(アメリカ,中国,日本,ドイツ)の企業計121社の経営理念をコンテンツ分析・比較し,国民文化が経営理念に与える文化の影響度を検証した。その結果,権力格差(PDI)と不確実性の回避(UAI)が社内外のステークホルダーとの関係構築姿勢に影響を与えていることが認められた。今後,経営理念を核とした企業ブランディングや組織運営を行う上でも,グローバル企業にとって異文化文脈の理解は欠かせない。
著者
保利 英俊
出版者
佛教大学浄土学研究室
雑誌
浄土学紀要
巻号頁・発行日
no.4, pp.40-43, 1955-03-14
著者
田澤
雑誌
美術研究 = The bijutsu kenkyu : the journal of art studies
巻号頁・発行日
no.30, pp.39-51, 1934-06-30