著者
松島種美 著
出版者
広文堂書店
巻号頁・発行日
1922
著者
小橋 浅哉
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.92-95, 1997-02-15 (Released:2010-09-07)
参考文献数
7
被引用文献数
1 3

The radioactivities of the naturally occurring radionuclides (226Ra, 228Ra, 228Th and 40K) and a fallout nuclide (137Cs) in newspapers issued during 1990s in Japan and information business papers were determined by gamma-ray spectrometry to obtain information on radioactivity level of papers and the sources of radionuclides contained in papers. The concentrations of the naturally occurring radionuclides in the newspapers were low, whereas the 228Ra and 228Th contents of an information business paper were as high as 30 Bq kg-1. Perhaps the thorium series nuclides contained in this information business paper was present in the kaolinite filler used in the paper. 137Cs was detected in all the newspapers, while the radionuclide was not detected in the information business papers. The 137Cs concentration in the newspaper ranged from 0.1 to 0.2 Bq kg-1. Mechanical pulp was the main constituent of the newspapers, and 137Cs in the newspapers was maybe brought with the mechanical pulp which kept a part of fallout 137Cs contained in the material wood. The data obtained in this work may be useful to estimate radioactivity released from incinerators to the environment by burning waste paper.
著者
二村 浩史 内田 豊義 神森 眞 山田 哲
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.375-379, 2009 (Released:2009-08-05)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

腺腫様甲状腺腫の穿刺吸引細胞診後にび慢性甲状腺腫大をきたした症例を経験した.その臨床経過と若干の文献的考察をした.患者は38歳,女性.他院にて,結節性甲状腺腫と診断され,その後増大するため当院紹介となった.既往歴,内服歴特になし.患側の左葉を22G注射針にて穿刺吸引細胞診を施行したところ,2~3分後から頸部圧迫感と疼痛を訴えた.エコーにて健側右葉が1cmから4cmに腫脹し,内部血流の増加を認めた.1時間頸部を氷片で冷却するも改善しないため,ステロイドを投与したところ急速に症状は改善した.9日間内服でステロイドを漸減しエコーを行ったところ,腫脹は改善していた.経時的にエコーで経過を追うことができた.術前後にステロイド投与を行ったところ,手術を完墜し合併症なく退院となった.穿刺吸引細胞診で偶然に甲状腺内の神経を刺激したため,血管拡張,血管透過性亢進物質が放出されて,び慢性の腫脹を引き起こしたものと推測された.
著者
野村 大成 KRUPNOVA Eve ELISSEEVA Kl 本行 忠志 中島 裕夫 杉山 治夫 ELISSEEVA Klavdiya G. EVELINA V.Kr KLAVDIYA G.E MATSKO Vladi 藤堂 剛
出版者
大阪大学
雑誌
国際学術研究
巻号頁・発行日
1996

1. 汚染地域での土壌・生態系での放射性物質の蓄積とその核種: 汚染地域(ゴメリー、コイニキ、ブラギン)と対照地域(ミンスク)の土壌、植物、野生動物等での放射性物質の測定と核種の同定を行った。殆ど全てが^<137>Csである。チェルノブイリ核施設崩壊後、土壌、水中より放射性降下物は減少していっているのに対し、10年たった現在でも、草木、食用植物(イチゴ、キノコ等)、水棲動物(鯉、カエルなど)など野生動植物への強度の濃縮を認めた。バッタ、トンボ、モグラ、マウスへとより高度の放射性物質の生物学的濃縮がみられた。2. 微量長期汚染の生態系への継世代的影響: 野生のショウジョウバエ、カエル、ハタネズミでの染色体異常の検出を行ったところ、カエル等に事故後10年たった今も、直後とほぼ同じぐらい高頻度に染色体異常が検出された。これは、継世代的影響と考えるよりも、野生動物に高濃度の放射能が残存(濃縮)しているためと考えた方がよい。3. 生物学的影響の実験研究: 粉末化した野イチゴ、キノコなどの食物を飼料に混ぜてショウジョウバエ幼虫を飼育し、ショウジョウバエ翅毛突然変異検出を行った。赤イチゴで、有意に体細胞突然変異が検出された。4. ヒトでの遺伝子変異の調査: 放射能被曝者(放射性物質除去作業者、汚染地域住民など)およびその子供(約200名)の血液より単核球を採取し、白血病早期発見のため、WT1遺伝子発現の定量と分子レベルでの遺伝子変異の検出を行った。被曝者56名中血液症状を有した者28名中16名に異常に高いWT1遺伝子の発現がみられ、白血病高リスク群であることを示唆した。血液症状を呈しない被爆者28名中7名にも軽度のWT1の発現がみられたが、ミンスク在住正常人にも同じ傾向がみられた。しかし日本人49名や、日本在住のコーケシアン26名には全くWT1の異常値がみられず、今後の課題となった。
著者
小林 隆志
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.86-94, 2009

鳥取県立図書館は,ここ数年,利用者サービスの点で大きく変革している。その変革が意図しているのは,「もっと県民に図書館の基本的な機能を理解して欲しい」,「図書館を,地域や個人の課題解決に資する情報提供が可能な頼りになる機関として認識して欲しい」という2点である。この目標にたどり着くために行ったSWOT分析による現状分析の結果と,それに基づく事業内容について,(1)図書館の機能を県民・行政職員に知らせているか(強みを生かしているか),(2)チャンスだからこそ,今やっておかなければならないことはないか(機会),(3)弱みをカバーする方法はないのか,(4)脅威は本当に脅威か,の4つの視点から紹介した。また,より具体的な事例として,文部科学省の「地域の図書館サービス充実支援事業」を受託して実施した「図書館で夢を実現しました大賞」について報告する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.343, pp.60-62, 2004-01-09

1990年代以降,危険を伴う災害復旧工事や砂防工事では,遠隔操作で建機を動かす無人化施工が普及している。さらに,2014年ごろには,人が操作しなくても自動的に施工するロボット技術が確立し,現場で使われ始めているかもしれない。 九州地方の山間部を流れるA川の上流域は,切り立ったがけに挟まれた谷になっており,土石流危険渓流に指定されている。
著者
久米邦武 編
出版者
博聞社
巻号頁・発行日
vol.第2篇 英吉利国ノ部, 1878
著者
飯野 勝則
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.355-360, 2011-09-01

佛教大学図書館は,2011年4月に「ディスカバリーサービス」であるSummonを日本で初めて導入した。だが,その能力を十分に発揮するためには,図書館で従来から利用されてきたOPACやリンクリゾルバとの連携が欠かせない。とはいえ,OPAC連携においては,削除レコードや通信プロトコルの問題など,日本の図書館システム特有の課題も存在する。一方,リンクリゾルバは,Summon上の論文メタデータから図書館の紙媒体の雑誌への誘導をシームレスに行うことを可能にし,またハーベストを行えない非連携サイトへの誘導すら可能にすることから,再度着目すべきツールとなった。今後はSummonの日本語コンテンツの強化とともに,リンクリゾルバの機能強化が課題になるだろう。
著者
小山 陽平
出版者
茨城キリスト教大学
雑誌
茨城キリスト教大学紀要. II, 社会・自然科学 (ISSN:13426370)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.171-189, 2013

"SYSTEMA" is Russian martial arts. The purpose of this study was to investigate the educational value of "SYSTEMA" in physical education at a Japanese university. 33 Japanese university students who had participated in SYSTEMA training in gym class once a week (total of 15 times) filled out questionnaires based on free description. The text data obtained from the questionnaire results were analyzed using KJ method.The educational values of Russian martial arts "SYSTEMA" were summarized as follows : (1)Some students had the opportunity to understand their mental and physical conditions. (2)There were new experiences that some students had never experienced. (3)SYSTEMA training could help develop some students' characters. (4)Some students learned how to cope with stress through SYSTEMA training.
著者
丸山 宏
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.269-275, 2013
被引用文献数
3

ビッグデータが普及するにつれ,データの多くはデータセンターではなく,ネットワークの辺縁部(エッジ)に格納され,処理される「エッジ・ヘビー・データ」の時代がくるとわれわれは予測する。このためのコンピューター・アーキテクチャは,現在のクラウドコンピューティングとは大きく異なるものになるだろう。われわれはエッジ・ヘビー・データ向けのアーキテクチャKrillの開発を進めている。このアーキテクチャは,データ価値密度を定義するデータ価値場と,確率的プログラミングモデルからなる。われわれは,この大きな変化を千載一遇のチャンスと捉え,ITのリーダーシップを取っていかなければならない。
著者
沢田順次郎 著
出版者
正文社
巻号頁・発行日
vol.第1巻 男女性慾及性交の新研究, 1922