著者
Takuya Hoshino Motoshige Azuma Yuki Yamada Varin Titapiwatanakun Mika Yoshimura Fujii Yoshihisa Yamamoto Tatsuo Koide Toshiro Fukami
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.67, no.9, pp.929-934, 2019-09-01 (Released:2019-09-01)
参考文献数
25
被引用文献数
3

We investigated the water contents in commercial semi-solid preparations used for pressure ulcer (PU) treatment using near-IR spectroscopy (NIRS) and compared the results with those measured using the Karl Fischer (KF) method. The aim of this study was to determine a standard method and select the appropriate topical preparation with the optimal moisture for PU treatment. The water absorption properties of bases and formulations were evaluated with a time-dependent factor using Transwell as the model membrane. KF and NIRS were applicable as measurement methods of the water content in semi-solid formulations. NIRS was shown to be a useful, simple, nondestructive tool that is more advantageous than the KF method. The water absorption characteristics tested using Transwell revealed that the rate of and capacity for water absorption are determined not only by the absorption ability of the polymer base but also by other factors, such as the osmotic pressure exerted by additives. KF and NIR measurements can be used to choose external skin preparations to control the amount of water in PU treatment.
著者
宮城 重二
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.33-45, 1998-02-01 (Released:2010-02-09)
参考文献数
30
被引用文献数
15 8

首都圏における高校, 専門学校, 短期大学, 大学の女子1,014人について, その肥満度の実態を明らかにし, また, 肥満度と食生活, 健康状態, 体型意識との関係を検討した。更に, 肥満度や健康状態に影響を与える因子についても検討を加えた。その結果は次のとおりであった。1) BMIの平均値は全体で20.4であった。やせ群 (BMI<18) は全体の10.1%, 肥満群 (BMI≧24) は全体の5.6%であった。中間の普通群 (18≦BMI<24) は84.3%であった。2) 朝食を“毎日食べる”者の割合は, 普通群に比べてやせ群では高く (p<0.05), 肥満群では低かった(p<0.01)。食事を“満腹するまで食べる”者の割合は, 普通群に比べてやせ群では低かった (p<0.05)。間食を“よく飲食する”者の割合は, 普通群に比べてやせ群では高かった (p<0.05)。清涼飲料水を“毎日飲む”者の割合は, 普通群に比べてやせ群では高かった (p<0.01)。“元気である”という主観的健康の割合は, 普通群に比べてやせ群でも肥満群でも低かった (p<0.05)。3) 現在の体型を過大評価している者が多く, しかも, 今後の体型意識も強いやせ志向がみられた。体型誤認や過激なダイエットによって健康障害に陥りやすいと考えられる者の推定値は, BMIが18未満のやせ群で約10~20%, 若年女子全体では約1~2%であった。4) 肥満度に影響を与える因子としては, 清涼飲料水が有意な関連を示し, 朝食, 食事量, 間食, 運動には関連が認められなかった。主観的健康に影響を与える因子としては, 朝食, 運動が有意な関連を示し, 肥満度, 食事量, 間食, 清涼飲料水には関連が認められなかった。
著者
海上保安庁 [編]
出版者
海上保安庁
巻号頁・発行日
vol.平成2年11月, 1990-11

1 0 0 0 世界の名著

出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
vol.第2, 1967
著者
城所 哲夫 近藤 早映
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.791-797, 2016-10-25 (Released:2016-10-25)
参考文献数
13

本研究では、日本の地方都市の地域活性化の進め方と中心市街地の役割に関する考え方として、ライフスタイル産業仮説とクリエイティブ・タウン仮説から構成されるイノベーティブ・タウン仮説を提示した。イノベーティブ・タウン仮説の肝は、ライフスタイルを生かした地域の活性化と、そのベースとなるアイデアを喚起し、人と人をつなぐ場としての中心市街地の役割である。中心市街地活性化の好事例としてとり挙げられることの多い地方都市についてイノベーティブ・タウン仮説の適合性を検討したところ、中心市街地活性化事業の展開の仕方(行政主導型、協働型、民間主体型)の違いにより、そのアプローチの違いはみられるものの、全体として、イノベーティブ・タウン仮説に適合したかたちで中心市街地活性化事業が展開していることが確認できた。とくに「民間主体型」において、より直接的にライフスタイル産業の生成に結びつく活動が展開していることが指摘できる。一方、「行政主導型」「協働型」においては、ライフスタイルの彫琢、市民のネットワークの形成、魅力的なパブリックスペースの創出等の中長期的な目標が重視される傾向がある。
出版者
中外新論社
巻号頁・発行日
vol.8, no.10, 1943-10
出版者
中外新論社
巻号頁・発行日
vol.4(特輯號), no.1, 1939-01
出版者
中外新論社
巻号頁・発行日
vol.7, no.5, 1942-05
出版者
中外新論社
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, 1938-02

1 0 0 0 OA 民家育草 3巻

著者
大蔵永常 編
出版者
秋田屋太右衛門[ほか4名]
巻号頁・発行日
1827
著者
神事 努
出版者
國學院大學
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

セイバーメトリクス(野球選手評価数理理論)と呼ばれる統計量によって、野球の投手の能力を評価することが一般的になりつつある。野球規則の1.05にもあるように、野球の試合の目的は相手より多くの得点を上げて勝つことである。このことから、攻撃はどうやって得点を奪い、守備は失点を防ぐのかという観点がセイバーメトリクスの原点になっている。投手に関して言えば、3アウトを生み出すまでにできるだけ得点を与えないほうが良い。よって、ほぼ100%アウトになる奪三振が多い投手は評価が高くなる。また、フライよりもゴロを打たせたほうがアウトになりやすく、長打になりにくいことがわかってきている。これら統計量は、投手の能力を総合的に評価できる一方で、投球されたボールやフォームに関する力学量とどのように関連しているのか明らかになっていない。そこで、セイバーメトリクスで扱う統計量が、投球されたボールの速度や回転、フォームなどのバイオメカニクス的変量とどのような関係があるのかを検証することを本研究の目的とした。本研究では、試合中のボールの初速度、回転速度、リリース位置、投球軌跡等を自動で計測できるシステム(TrackMan Baseball、以下Trackman)によって取得されたデータと、セイバーメトリクスとの関連性を検証している。しかしながら、このシステムで取得できるデータには、いくつかの項目において系統誤差が含まれていることが明らかになった。また、球種のタグ付けに関しては、人が判定しており、球種判定の妥当性が低いことが明らかになった。系統誤差の補正や、球種判定の自動化のようなデータのクレンジング作業をこれまで行ってきた。また、これら作業に影響を受けない部分のデータを用いて、打球の傾向(打球飛距離、打球速度、打球角度)と投球されたボールの到達地点の関連性を調べ、日本野球科学研究会にて発表を行った。