著者
小笠原 恵 末永 統
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.147-156, 2013 (Released:2015-02-18)
参考文献数
15

本研究は、日常生活において、他者に対する暴力・暴言や物壊し行動を頻繁に示す広汎性発達障害児1名を対象として、自己記録を中心とした介入パッケージを導入した。介入パッケージには、(1) 行動問題の生起を自身で記録すること、(2) 適応行動の生起に他者が言葉をかけることによる強化を行い、その回数を自身で記録すること、(3) 記録内容から得点を算出し、バックアップ強化子と交換するトークン・エコノミー法およびレスポンスコスト、の3つを含んだ。対象児の行動の生起は、母親が記録した。介入開始後、標的行動は増減を繰り返しながら消失した。本児の標的行動の記録数は、母親の記録数に比べ少なかった。適応行動に対して他者がかけた言葉による強化の記録数は維持された。記録行動の維持には、記録方法とバックアップ強化子が影響した。また、適応行動の生起に対して他者がかけた言葉による強化数を本児が記録したことが、標的行動の生起に影響を与えた可能性が示された。
著者
中野 英之 宮地 彩
出版者
信州大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
信州大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 教育実践研究
巻号頁・発行日
vol.9, pp.139-144, 2008-12-26

化学Iの授業2時間を用い,上記44名を対象として,ステアリン酸を用いたアボガドロ定数の測定実験を行った.これまでの実験方法に,滴下するステアリン酸シクロヘキサン樹夜の体積を大幅に減らし,単分子膜の面積を簡単に求められる方法を採用するなどの改良を加え,実験時間を大幅に短縮させつつ高い精度でアボガドロ定数を求められるように工夫を加えた.生徒全員が2時間の授業内で実験結果を用いて,アボガドロ定数を求めることができた.これまでに行なわれてきたステアリン酸を用いたアボガドロ定数の測定実験では,大きな誤差を生じ, 10²³[/mol]のオーダーでアボガドロ定数を求めることができれば成功と考えられてきた.筆者らが改良した実験方法により,生徒がアボガドロ定数の理論値(6.02 × 10²³ [/mol])に近い値が安定して得られるようになった.
出版者
国立国会図書館
巻号頁・発行日
vol.2009年, no.(579), 2009-06-20
著者
寺出 道雄
出版者
慶應義塾経済学会
雑誌
三田学会雑誌 (ISSN:00266760)
巻号頁・発行日
vol.108, no.1, pp.235-246, 2015-04

(1) はじめに(2) 「白石建議」の概観(3) 「白石建議」の経済学(4) 関連事項表研究ノート
著者
西川祐信 画
出版者
菱屋治兵衛[ほか1名]
巻号頁・発行日
1748

西川祐信画、金吾作、女性風俗・教訓絵本。延享5年(1748)正月、江戸・鱗形屋孫兵衛、京都・菱屋治兵衛(板元)。半紙本3巻。墨摺。角書き(序題)「教訓注解」。広告「嗣出 貝歌仙後篇 絵本狂歌貝 全部三冊 西川氏画」とあるが、未刊。延享5年(1748)初春、作者金吾の序に「六々のかいあつめたる一箱を絵にうつしてといふより、歌の詞につれて注をくわゑつゝ、教訓の三巻となしぬ」とある。一例を挙げると、36首の貝の歌「貝歌仙」中の「梅の花貝 春風に浪やちりけん陸奥のまがきがしまの梅のはな貝」について、1首の通釈を試み、加えて「これをいましめとすれば、やさしき名にも似ず、女中のあら/\しきふるまひはあしゝとかや」と、教訓につなげて締めくくっている。祐信の絵は、二人の女性のうち、女中らしき一人が、梅の枝を折ろうということか、梯子を持って駆けつける様子で、教訓を含めた詞書きの趣旨を受け止めて描く。(鈴木淳)(2016.2)

1 0 0 0 少女倶楽部

出版者
大日本雄弁会講談社
巻号頁・発行日
vol.22, no.6, 1944-06
著者
伊藤 光利
出版者
日本行政学会
雑誌
年報行政研究 (ISSN:05481570)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.43, pp.227-229, 2008-05-10 (Released:2012-09-24)