著者
堀口 哲生
出版者
日本商業学会
雑誌
流通研究 (ISSN:13459015)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.1-15, 2019 (Released:2019-05-31)
参考文献数
82

企業間競争の激化等の要因により,企業は技術的・市場的に新規性の高い新製品を以前よりも頻繁に導入することが求められている。このような新規性の高い新製品開発においては,新製品開発者が如何に正しい判断を行えるかという点が大きな課題となる。本研究では,先行研究,統計分析の結果をもとに,戦略的状況における意思決定の行われ方として,分析的判断,直観的判断,連想的判断の3つが存在することを明らかにした。その上で,技術的・市場的に新規性の高い新製品開発において,どのような意思決定がより有効なのかについて明らかにした。

1 0 0 0 OA 理性の狡知

著者
Walter Jaeschke / 尼寺義弘(訳) にじよしひろ
雑誌
阪南論集. 社会科学編
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.177-190, 2012-03
著者
森本 信也 桜井 理恵
出版者
横浜国立大学
雑誌
横浜国立大学教育紀要 (ISSN:05135656)
巻号頁・発行日
no.37, pp.235-244, 1997-11
被引用文献数
1

1.知識の個人的構成過程と社会的構成過程との融合は,「個人-認識対象-他者」という三項関係に基づくコミュニケーションモデルにより説明できる。2.知識の個人的構成過程と社会的構成過程を志向する授業は,コンサマトリー性並びに達成性の動機付けを基礎に置き,スレイビン(Slavin,R.E.)による各自の思考を相対化する指導の視点に立脚することにより実現される。3.中学生による「イオン」概念の構成過程を事例として,知識の個人的構成過程と社会的構成過程を検証した。
著者
鈴木 醇爾
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.40, no.8, pp.44-56, 1991-08-10 (Released:2017-08-01)

この文章では、益田勝実さんが、高校国語教科書の編集者としてすごした三〇年の歩みをたどっている。総合国語時代から、現代国語時代、その前後一〇年ずつと、三時期にわけて、益田さんが発掘したすぐれた教材を紹介すると共に、その教材群がどのような国語科教育を生みだすかにも言及した。戦後の文学教育の中で、最もすぐれた達成であると論者は考えている。
著者
菅原 建
出版者
三田史学会
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.p199-213, 1983-07

論文はじめにI セント・アンドリュウス教会の教区簿冊II 集計結果とその考察 : 中国人のデーターを中心として小結
著者
大庭 真人 岡本 雅史 飯田 仁
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.74-74, 2009

会話において,話し手の発話の分節に合わせ聞き手が動作を行う結果として話し手と聞き手との動作の間に同調が観られる事例が報告されている(Kendon, 1990).本研究では,コンテンツユーザとしての観客が漫才においてどのように笑いを享受するのかを分析するため,漫才師による公演を漫才師・観客ともに撮影収録した.漫才師2組に2本ずつの漫才を行ってもらい,230秒と298秒,357秒と262秒の映像音声データを収録した.このデータから,観客の同調現象に着目し,分析した.観客の漫才師に対する反応は「笑う」「拍手」をするといった非常に制限されたチャネルを通じて行われているようだが,実際には笑うという観客が同時に起こす反応に加え,漫才師が笑わせる合間の姿勢を変える動作においても,複数の観客間に同調現象が観察された.これは会場の離れた位置の観客間でも観察されており,漫才師に起因して生じることが分かった.
著者
布施 哲史 金原 靖久 佐藤 隆一
出版者
石油技術協会
雑誌
石油技術協会誌 (ISSN:03709868)
巻号頁・発行日
vol.80, no.1, pp.27-37, 2015 (Released:2017-05-10)
参考文献数
38
被引用文献数
1

Activities by man-kind are limited in the Arctic, high latitude place more than North 66°33′, because of its hostile environment. Only military base, scientific observation station, resources production sites and ethnic community exist. Oil and gas E&P activities have been made in limited area such as Timan-Pechora area and Yamal peninsula in Russia, Mackenzie delta in Canada, North-Lope in Alaska and Barents Sea. Especially for offshore exploration activities in Arctic, it is highly affected by sea ice. As observed by satellite image in Arctic, no or less ice affected areas are defined such as Barents Sea and Norwegian Sea. Ice covered area in the Arctic and near of the Arctic requires serious counter measures against sea ice for putting oil and gas exploration into execution. In this lecture, recent oil and gas exploration activities in the ice covered Arctic offshore area are reviewed. In addition, history and challenge for future on new exploration license area in northeast offshore Greenland, where Greenland Petroleum Development Ltd. (GPX), Japanese Joint Venture Company established by JOGMEC, INPEX, JX, JAPEX and MOECO, are discussed. Although increase of exploration activities in Arctic is expected in the days to come, there are several technical challenges and difficulties for matter of environmental protection. It is an important mission for E&P companies to overcome those challenges and difficulties and to promote frontier oil and gas exploration in the Arctic area.
著者
原 邦夫 森 美穂子 石竹 達也 原田 幸一 魏 長年 大森 昭子 上田 厚
出版者
一般社団法人 室内環境学会
雑誌
室内環境学会誌
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.97-103, 2007
被引用文献数
2

2002年2月に校舎の改装工事の終わった小学校の教室にただちに入室した小学生女子が化学物質過敏症を呈した。転校後に症状が改善したため,教室内空気質が主な原因とみられた。本研究の目的は,ホルムアルデヒドおよびVOCs濃度の経時変化の特性を明らかにし,学校の改装についての改善策を示すことである。<BR>我々は対象の校舎改装後小学校の教室内のホルムアルデヒドおよびVOCsの気中濃度を2002年の3月から2か月ごとに2年間測定した。アルデヒドは2,4-DNPH捕集-HPLC法,7VOCs成分(日本の厚生労働省が規制している11成分の内のトルエン,エチルベンゼン,キシレン,スチレン,<I>p</I>-ジクロロベンゼン,テトラデカンおよびフタル酸-<I>n</I>-ブチル)はTenaxTA捕集-加熱脱着-GC/MS法を用いた。総VOCs濃度はトルエン濃度換算して求めた。対象の教室の総VOCs濃度は,外気の濃度の数倍であり,教室内にVOCsの発生源があったことを示唆した。また,2年間の結果は物理化学的な性質に応じてホルムアルデヒドおよびVOCs濃度の経時変化は3様に分かれることを示した。すなわち,(1)1年目の夏に最高濃度を示し急激に減衰した物質として,トルエン,エチルベンゼン,キシレン,スチレン,(2)2年目の夏にのみ高濃度を示した物質として,ρ-ジクロロベンゼン,(3)夏に1年目および2年目ともに高濃度を示す二峰性の濃度変化を示した物質として,ホルムアルデヒド,テトラデカン,フタル酸ジ-<I>n</I>-ブチル,に分類された。これらの結果は,塗料に含まれるトルエン,エチルベンゼン,キシレン,スチレンは最初の夏で急速に揮発し,家具や内装材に含まれるホルムアルデヒドおよびフタル酸ブチルは低濃度ではあるが高温多湿の夏に毎年揮発することを示した。以上のことから,我々は学校での改装工事は少なくとも休みの前半に行い,とくに暑い夏に揮発させることを推薦した。

1 0 0 0 林業

著者
福田次郎 著
出版者
明文堂
巻号頁・発行日
1952