著者
永嶋 千夏子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.49, no.9, pp.464-471, 1999
参考文献数
24

日本の労働に関する主な統計について, 慨要, 事例, 統計中の用語, 公表資料等を紹介し, 比較評価することを目的とした。現在の変化する経済動向を背景とし, それに深く関連する雇用関連指標として「毎月勤労統計調査」, 「労働力調査」, 「就業構造基本調査」, 「職業安定業務統計」, 賃金に関しては[賃金構造基本統計調査」, 労働時間統計として「賃金労働時間制度等総合調査」, 労使・労災統計として「労働災害動向調査」, 「労使関係総合調査」を挙げた。現在は, 労働省などでホームページから主な統計をダウンロード出来ることから, 直近の調査結果の入手方法として有効な手段である。ただし時系列でのデ一夕はまだ数少ない。

1 0 0 0 OA 大赦調書

出版者
巻号頁・発行日
vol.[240] 分冊ノ二 (遠国もの達書)、(御届控),

1 0 0 0 OA 弘化武鑑 4巻

出版者
千鐘房須原屋茂兵衛
巻号頁・発行日
vol.[2], 1846
著者
Anthony Milner
出版者
Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
雑誌
Southeast Asian Studies (ISSN:21867275)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.3-212, 2012-08-31 (Released:2017-03-30)

Malaysia, it has been observed, is currently experiencing a "revival" of "Malaykingship" with the growing importance of "proactive and participating constitutionalrulers." In fact, modern Malaysia has since independence been characterized by monarchy—by a multiplicity of Rulers and elaborate royal ceremony and hierarchy—as well as by its "plural society." But the modern monarchs—though they havenever become quite "constitutional Rulers"—cannot be seen as merely "traditional," because the institution of monarchy was transformed in a fundamental way during the British colonial period. Monarchy continues to be an underexamined feature of the Malaysian polity, and when it is discussed there is a tendency to focus on issues of power and to neglect its sociocultural role. One pre-colonial dimension of monarchy that continues to be significant today—though in a manner less psychologically profound than before—is its identity-giving role. The principal concern of this article is to determine—through a process of hermeneutic retrieval—if this role is merely relevant to the Malay community, or does it possess more inclusive possibilities? Are the Rulers of Malaysia essentially "Malay Rulers" or has the institution a nation-building potential that has so far not been fully utilized? The question is important for a country that many see as becoming increasingly divided.
著者
岡部 光明

大学は、先端研究を担うほか、将来における一国の中核的人材を養成する社会的組織である。そのあり方を考える場合には、学生が大学で学び身に付けるべきことは究極的に何なのか、そしてそれをどのようにして学生に身に付けさせるべきか、という二つの原点に立ち返って考えることが大切である。本稿は、筆者の国内外で大学教育に関わった体験、ならびに関連する学問領域(教育学、心理学、人格形成論、経済学など)の動向を踏まえて大学教育のあり方を考察したものである。その結果、(1)大学教育の目標は三つ(日本語力、インテグリティ、向上心)に集約できる、(2)そうした整理の仕方は関連する学問分野の最近の研究動向(批判的思考力や非認知能力の育成重視)に照らしても整合的といえる、そして(3)そうした視点とその実践結果は筆者が接してきた学生諸君の声からも支持されている、などを主張した。
著者
岡部 光明

大学教育の目標は、日本語力、インテグリティ、向上心の三点に集約できることを別稿(岡部:2018)で指摘した。本稿は、リベラルアーツ教育という観点からその発想を評価するとともに、そうした目標を達成するにはどのような学習方法と制度的な仕組みが相応しいかにつき、国内外の3つの大学における教育のあり方に照らして考察した。その結果、(1)上記3 目標はリベラルアーツ教育という観点にも合致している、(2)その教育効果を挙げるには「講義+少人数クラス(ゼミや研究会)」という制度がふさわしく、この点を含めて米プリンストン大学の学部教育に学ぶべきことが多い、(3)大学教育においては仲間と共に学ぶという環境(人間的きずなの形成)が在学時だけでなく卒業後の人生にとっても大切である、(4)日本の大学生の学習時間はアメリカ等の大学生に比べて著しく少ないが、その理由は大学教育が本来どうあるべきかが日本では正面から問われることがなかったことを反映しているので、いまその根本的な議論が必要である、などを主張した。
著者
辻春緒著
出版者
会通社
巻号頁・発行日
1927
著者
横山 篤夫
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.102, pp.11-94, 2003-03-31

本論文は、日本で最初に作られた軍隊の埋葬地、真田山陸軍墓地の沿革と、陸軍廃止後の墓地の変遷を考察したものである。第一章では先ず一八七一年に、陸軍創立の一環として真田山に兵隊埋葬地が設けられた経緯をとりあげて分析した。その際招魂社が同時に設けられたが、西南戦争後の大招魂祭が、真田山から離れた大阪城跡で開催され、以後真田山は墓地として特化した存在となり、墓域も拡大した。しかし日露戦争で予測を越える死者がでるに及んで、従来と同様の墓碑を建てるスペースが不足しはじめた。そこで合葬墓碑が階級別に建立されたものと思われる。さらに大阪市立真田山小学校が真田山陸軍墓地の敷地を一部使って建設された時、その敷地の墓碑移転に留まらず、相当大規模な墓地全体の改葬も行なわれた模様で、これが現在の景観の基本になったものと考える。その後一五年戦争が始まり、戦死者が増加すると個人墓碑ではなく合葬墓碑に一括して納骨されるようになった。そこでは階級別ではなくすべて一基の墓碑にまとめられた。その後忠霊塔を建設する運動がひろがり、真田山陸軍墓地には「仮忠霊堂」が木造で建設されたが、戦局の激化により本格的建設に至らず、そのまま「仮忠霊堂」が現在納骨堂として四万三千余の遺骨を納めている。空襲で被災はしたが、納骨堂は焼失を免れ、戦前の景観が戦後に引き継がれた。第二章では、戦後陸軍省が廃止された後の旧真田山陸軍墓地の祭祀と維持・管理を中心に、なぜ現在迄基本的に戦前の陸軍墓地の景観が保全されてきたのかを分析した。その際祭祀担当団体として組織された財団法人大阪靖国霊場維持会の変遷に注目して考察した。同時にそれとは全く別に戦後すぐに真田山陸軍墓地を舞台に、米軍機搭乗員殺害事件が憲兵隊によって惹きおこされた経過も、先行研究によって紹介した。また一九九五年度から開始された歴博の調査と研究者の呼びかけで始まった保存運動の意味にも論及した。
著者
Song Jaehyun 善教 将大 宋 財泫 Masahiro Zenkyo
雑誌
法と政治 (ISSN:02880709)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.67(611)-108(652), 2016-08-30