著者
童門 冬二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.231, pp.114-117, 2003-12

呆気にとられる家臣に対して、黄門様がテレビドラマでお馴染みの高笑いをしたかどうかまでは、記録に残っていない。 実際に、領主としての光圀は、収穫高を農民の自己申告に任せ、そのデータを元に年貢を決めるシステムを導入している。農民達から歓迎されたのは言うまでもない。
著者
堀 弘明 由利 真 千葉 健 佐橋 健人
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2016, 2017

<p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>我々は,変形性股関節症患者において健常人より腹横筋の筋活動は低下し,前額面の骨盤レントゲン画像から得られた骨盤傾斜角と大腿骨頭被覆率では腹横筋厚変化率と関連がある研究結果を得た。腹横筋の筋活動低下の原因として,姿勢や形態学的な変化のみならず筋自体の質的な変化も考えられた。近年,超音波画像を用いた筋輝度と筋力は負の相関を示すことが報告されている。そこで,本研究は筋輝度を用いて変形性股関節症患者と健常人の体幹筋の質的変化について明らかにすることを目的とした。</p><p></p><p>【方法】</p><p></p><p>対象者は,北海道大学病院に片側変形性股関節症の診断を受け手術目的に入院し,術前理学療法を実施した患者を変形性股関節症群(19名。男2名・女19名:60.6±6.5歳)とした。また,変形性股関節症群の年齢に合わせ身体に整形疾患等の既往歴のない者を健常者群(20名。女20名:62.9±3.2歳)とした。測定項目は腹横筋,内腹斜筋,外腹斜筋,骨盤傾斜角とし実施日は術前理学療法開始1日目とした。</p><p></p><p>腹部筋の測定肢位は膝を立てた背臥位とし,超音波診断装置はVenue 40 Musculoskeletal(GEヘルスケア・ジャパン)を使用し画像表示モードはBモード,8MHzのプローブで撮影した。Urquhartらの測定部位を参考にして腹横筋,内腹斜筋,外腹斜筋の境界を描出した。測定時の運動課題は,安静呼気終末として腹横筋,内腹斜筋,外腹斜筋を測定した。</p><p></p><p>筋輝度は,Adobe Photoshop CC 2014(Adobe Systems Inc. San Jose, CA, USA)を使用し,超音波診断装置で得られた画像から各筋の関連領域を設定し,8-bit gray-scale analuysisのhistogram functionにおいて値を求めた。</p><p></p><p>また,当院整形外科の処方により入院時に撮影した背臥位における前額面の骨盤レントゲン画像を用い,骨盤傾斜角を土井口らの方法で算出した。この方法で得られた値は,算出値が小さいほど前傾が増強していることを示す。</p><p></p><p>変形性股関節症群と健常者群の各筋の筋輝度測定についてはMann-Whitney U検定を用い,変形性股関節症群の骨盤傾斜角と各筋の筋輝度との相関ついてはSpearmanの順位相関係数を用い統計学的処理は5%未満を有意水準とした。</p><p></p><p>【結果】</p><p></p><p>筋輝度の比較では,腹横筋は変形性股関節症群111.8±12.0pixel,健常者群89.2±7.0 pixel,内腹斜筋は変形性股関節症群91.4±14.7 pixel,健常者群107.2±14.0 pixelとなりそれぞれ2群間で有意差(p<0.05)が認められた。</p><p></p><p>変形性股関節症群の骨盤傾斜角は17.6±3.6度であり,骨盤傾斜角と腹横筋の筋輝度は中等度の負の相関(r=-0.57。p<0.01)が認められ,骨盤傾斜角と内腹斜筋の筋輝度は中等度の正の相関(r=0.48。p<0.05)が認められた。</p><p></p><p>【結論】</p><p></p><p>本研究の結果から,変形性股関節症患者の腹横筋の筋輝度高値と内腹斜筋の筋輝度低値は変形性股関節症患者の骨盤傾斜角に関連し,特に腹横筋では骨盤前傾の増強により筋収縮力が低下する可能性が示唆された。</p>
著者
古賀煜
出版者
巻号頁・発行日
vol.[3],
著者
中 俊博 木村 博子
出版者
和歌山大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13468421)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.119-127, 2002-08-12

W県N郡6町の保育所・園に通う幼児(3歳,4歳,5歳)を対象に質問紙法による生活行動調査の保護者の回答結果から午後10時以降の就寝は3歳,4歳,5歳全体の平均は11.7%である。休日のテレビゲームを「よく行う」と「時々行う」を合わせた比率は,4歳児で23.2%, 5歳児で35.8%であり,一方,自転車のりやボール遊びを「よく行う」は,平日約50%,休日約60%であり,「時々行う」と合わせれば,平日,休日の比率は,約91%の高比率である。次に,日常生活の基本的な動作の完成度調査では,3歳児において「できる」比率の低い動作項目は,「スナック菓子の袋の開封 : 29.7%」「飲料や菓子のフタはずし : 42.9%」「箸づかい : 47.5%」である。また,4歳児では上述の項目の完成度比率はそれぞれ54.5%, 65.9%, 67.8%と上昇し,5歳児では,71.5%,80.1%,76.9%と一層向上する。次に,N町の4歳,5歳児の運動遊びによる活動性の発達について調査した結果,運動遊びによる活動性の変化は4歳女児の立幅跳を除いて,4歳,5歳男女の片足連続とび,立幅跳で有意な増加が見られ,特に5歳男児の片足連続とびでは,6月値54.3±20.54mから10月値73.0±32.91mと18.7mの発達が見られ,また,柔軟性においては「箱なし : 0cm」の柔軟度の最高値の比率変化は4歳,5歳全体で6月約38%から10月には約53%と上昇し半数以上が顎が床にとどく顕著な発達がみられる。また,個人の変化に着目し活動性の5段階基準の分布率からみると6月から10月の発達は片足連続とび,立幅跳の両項目の平均値はA段階(発達良好)7.9±7.0%から15.3±7.3%と約2倍になり,E段階(要運動遊び)が7.6±3.8%から3.3±3.1%と半減している。
著者
畑 孝幸
出版者
日本体育・スポーツ哲学会
雑誌
体育・スポーツ哲学研究 (ISSN:09155104)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.1-12, 2018 (Released:2018-10-01)
参考文献数
36

Japan Society for the Philosophy of Sport and Physical Education (JSPSPE) celebrates its fortieth anniversary of foundation in February 2018. Since its inception, supported by the active members, JSPSPE has been serving not only the scholars but the school teachers who are interested in the philosophic study of sport and physical education too. It has contributed much to the philosophical profession as well. Maekawa (1979) wrote at the dawn of the philosophic study of physical education. “I was given a kind advice to change the major name of the department to the ‘philosophy of physical education’ when I was in Tokyo University of Education…I remember having said ‘I did not have any confidence to give a lecture on philosophy of physical education’ and refused the advice.” He also said that he often visited the department after retiring on a pension. “I was once heard from Professor Asada that he had great interest in the philosophical method for studying physical education. I felt at that time that a heated discussion on the philosophy of physical education was finally about to start.” While referring to the prospects for a new doctoral program on philosophy of physical education in Tsukuba, where Tokyo University of Education moved in 1974, Asada (1983) mentioned that the traditional educational system was not enough for the philosophy of physical education to supersede the principal of physical education. He guided the graduate students to take the problems about the various ideas of important figures in physical education as their subjects. He planned to have meetings in order to have students discuss various ideas which were useful for the philosophy of physical education. These activities were determined the direction of subsequent researches, which explore what phenomenology is and try to figure out the phenomena concerning body, movement and culture from the philosophical viewpoint. JSPSPE was organized in February 1987 and its first annual meeting was held in August the same year. The first volume of Journal of the philosophy of Sport and physical Education was published next year. This volume was a maiden work that young scholars tried to challenge the philosophical issues as their own problem in order to aim the development for the philosophy of sport and physical education. According to Kataoka (1979), the journal title implies that we not only inquire about the problem of sport and physical education but also search for truth on sport and physical education by discussing the problem over again and seeking after truth. JSPSPE started on a small scale at the beginning. It has become the international academic society with a membership of over two hundred. In this paper, looking back upon the history of its last forty years, the future prospects in the philosophic study of sport and physical education as well as the recent trend in this profession are mentioned.
著者
坪木 和久 藤吉 康志 若濱 五郎
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.985-999, 1989 (Released:2007-10-19)
参考文献数
30
被引用文献数
14 19

本研究は、主に一台のドップラーレーダーを用いて、1986年1月20日、石狩平野を南西方向に通過した寒冷前線型の収束雲の運動学的構造とレーダーエコー構造を調べたものである。40kmの幅を持つ収束雲の移動は陸風前線の進行と一致した。陸風前線の形と力学的構造は室内実験の密度流に類似していた。1-2kmの波長を持つケルビン-ヘルムホルツ不安定波が、陸風と北西風の境界に沿って観測された。寒冷前線型では、温暖前線型より強い下層収束とその結果生じた上昇流が前線の前方に存在した。一方、温暖前線型ではみられなかった明瞭な下降流が、前線の後方に存在した。また、このメソスケールの鉛直循環(~15km)の他に、温暖前線と同様な小スケールの循環(~6km)がみられた。前線の前方では上昇流によって対流性エコーが発達し、後方では下降流のためエコーは急速に衰弱する。上昇流は対流不安定層内で最大となることから、下層収束と対流不安定層の存在が、収束雲の発達に重要であると考えられた。
著者
小川 秀治 伊藤 隆 佐藤 行 鎌田 久祥 安田 有 渡部 満
出版者
日本家畜臨床学会
雑誌
日本家畜臨床学会誌 (ISSN:13468464)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.1-5, 2006

分娩後における乳清及び血清中免疫グロブリンG(IgG)濃度、豚萎縮性鼻炎(AR)、豚丹毒(SE)凝集抗体価の経時的推移を、母豚24頭を用いて調査した。乳清中IgGは、分娩0日が最も高く、42.5mg/mlと血清IgGの約3倍の値を示した。この後16日までは血清と同レベルで推移し、以降低下し20日で血清の半分になった。乳清中のAR抗体およびSE抗体は、それぞれ分娩後20日、分娩後10日まで検出可能であった。豚オーエスキー病ラテックス凝集抗体を、ワクチン接種豚の乳清38検体、未接種豚の乳清23検体を用いて調査した。ワクチン接種豚の乳清中抗体は分娩0日の9検体全てが陽性を示し、10日後の2検体も陽性を示した。酵素抗体法(ELISA)検査では、凝集抗体陽性の検体は全例ワクチン抗体と判断された。未接種豚の乳清23検体は全て抗体陰性であった。なお、野外抗体陽性6例の検査では、乳清中の抗体は血清と同じく野外抗体と判断された。<BR>初乳は血清と同様の抗体検査が可能であり、初乳を用いた抗体検査は繁殖母豚群の抗体スクリーニングや疾病清浄化に向けて有効な方法と考えられた。
著者
荒川 治仁
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.188-191, 2007
参考文献数
2

雑誌,新聞,広告チラシ,スナック菓子の袋など,印刷物は私たちの日常生活のさまざまな場所に満ち溢れている。近代印刷術は,長い年月を経てその時代に合った材料や技術を取り入れながら現代に至るまで進化を続けている。今回はさまざまな印刷インキの中で,一般商業印刷分野で広く普及する平版印刷インキに焦点を絞り,印刷インキの現状と大気汚染などの環境問題に向けた課題について取り上げる。

1 0 0 0 OA 國史

著者
土田泰藏 編
出版者
土田泰藏
巻号頁・発行日
vol.[28], 1800
著者
坂東彩 河野 あゆみ 津村 智恵子
出版者
日本地域看護学会
雑誌
日本地域看護学会誌 (ISSN:13469657)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.93-99, 2008
被引用文献数
1

目的:本研究では,独居虚弱高齢者を対象とした悉皆調査を行い,独居虚弱高齢者の身体的機能,心理社会的機能,生活行動の性差による特徴を明らかにすることを目的とした.方法:本調査は,他調査の一部を用いて二次分析を行った.調査は郵送による自記式質問紙調査と,地域看護職の訪問による面接聞き取り調査を行った.A町全独居高齢者のうち介護認定を受けていない677人に郵送調査を行い,質問紙が返送された501人の回答内容から,要介護認定者,家族同居者,交通機関を使って自由に外出できる者を除外し,110人を面接聞き取り調査の対象とした.このうち,調査の拒否,死亡,転居,不在,介護認定申請の必要であった者を除外した79人を分析対象とした.結果:身体的特性では,男性は女性に比べ転倒不安をもつものが少なかった(p<0.05).社会的特性では男性は家族関係に満足している者(p<0.05),友人と一緒に過ごす時間に満足している者(p<0.05)が少なかった.また,生活行動では男性は自身の食事の支度をしている者(p<0.05),友人の家を訪ねる者(p<0.01)が少なかった.考察・結論:独居虚弱高齢者の身体的機能,心理社会的機能,生活行動の性差による特徴は,男性は女性に比べ家族や友人とのつながりが弱く,自身で食事の支度をしている者が少なかった.よって男性の独居高齢者は,ソーシャルサポートや家事機能の支援がより必要な対象であることが明らかになった.
著者
土村 萌 浅利 美鈴 築地 淳 酒井 伸一 ホール ビッキー
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
巻号頁・発行日
vol.29, 2018

大洋州島嶼国では、都市での人口増加やライフスタイルの変化によりごみの多様化・大量化が深刻な問題となっている。特にプラスチックごみは海洋に投棄されると、サンゴ礁やマングローブ、漁業、海洋生物などの自然環境に影響を与える可能性がある。そこで、本研究ではサモアの家庭を対象にプラスチック製容器包装の消費と廃棄に関するアンケート調査を行うことによって、サモアにおける家庭の不適正管理プラスチック製容器包装排出量を推定した。その結果、不適正管理排出量は年間約670トンと推定され、特に屋外使用やポイ捨てが比較的高い割合でされるPETボトルやお菓子の袋、レジ袋には注意が必要であるということが分かった。また、不適正管理プラスチックごみ排出量は、都市よりも農漁村のほうが一人当たり年間で約1.3 kg大きいことが分かり、ごみ回収が十分でない農漁村でのプラスチックごみ適正管理も重要であることが示唆された。

1 0 0 0 藤井寺市史

著者
藤井寺市史編さん委員会 編
出版者
藤井寺市
巻号頁・発行日
vol.第1巻 (通史編 1), 1997
著者
中川 泰代 山口 直彦 大澤 真由美
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.37, 2004

[目的]近年の健康志向から緑黄色野菜を主原料としたデザート類が多く市場に出回っている。しかし、これらの食品に含まれるカロチノイド系色素は光に弱く、退色に伴う返品がしばしば発生、問題となっている。本実験では包装技術による光と酸素とを制御することによって、その商品寿命の延長を図る目的で行った。〈BR〉[方法]_丸1_野菜入りゼリー菓子、トマトを含有する乾燥モデル食品及びβーカロテンを吸着させたろ紙を調整し、光透過度(T%)及び酸素透過度の異なるフィルムで包装し、明暗所常温保存試験を行った。_丸2_着色度は日本電色工業(株)製 COLOR DIFFERENCE METER MODEL 1001DPで測定し、ハンター表示値で示した。また、劣化度は保存0日のa値に対する保存野菜ゼリーのa値の割合を求めa値の残存率として示した。〈BR〉[結果]_丸1_T%の異なるAl-蒸着フィルムで野菜入りゼリー菓子を包装し、明所常温保存の結果、2_から_5のT%であっても35日目にはa値の残存率は50%以下となり商品価値を失った。しかし、T%:0のAl -蒸着フィルムのそれは107日間の保存によっても50%以上の残存率を示した。_丸2_酸素バリア性の異なる3種の無印刷プラスチック(酸素透過度:2_から_3cc、8_から_10cc及び30_から_50cc/_m2_/24hr)を用い脱酸素剤封入包装されたゼリー菓子の袋内の酸素濃度は1日目には0%台となり、その保存期間中も0%台で推移し、55日間の明所常温保存によっても、a値の変化は殆ど認められなかった。_丸3_乾燥モデル食品に抗酸化物質を添加し明所常温保存の結果、その効果はトコフェロール>ビタミンC>カテキンの順であった。
著者
湊 信幸 富田 淳
出版者
独立行政法人国立博物館東京国立博物館
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000

日本に現存する中国絵画、中国書跡の内、これまで未調査であった重要な作品ついて、書画家印、鑑蔵印、落款の調査を実施した。今回の調査の対象としては東京国立博物館に保管されている中国書画作品に重点をおいて実施した。調査は、従来通り、原則として6×4.5判カメラによる原寸大の白黒写真として撮影した。これらの写真資料については、B6判のカードに貼り、それぞれ基礎データを記入し、分類整理の作業を継続実施した。収集資料の基礎データを作成するにあたっては、特に難解な書画家印・鑑蔵印の印文の読みに努めるとともに、データベース化のために、これまで蓄積された写真資料については、スキャナーを用いてデジタル画像化をこころみた。また、従来6×4.5サイズのカメラでは原寸撮影できなかった大きな印について、デジタルカメラによる調査の有効性を検証するため、デジタルカメラによる資料撮影を一部実施した。これらのデジタル画像を含む基礎資料のデータベース化について検討をおこなった。特に問題としたのは、原寸撮影による写真資料をデジタル画像化し入力する際に、印影の大きさを示すための有効な方法についてであるが、これについては充分な結論を得るに至っておらず、今後の課題として、さらに検討を重ねていきたい。また、本研究の将来の目的である「日本現存中国書画家鑑蔵家落款印譜』公刊のための基礎的作業の一つとして、諸資料の中から、よく知られている主な書画家、鑑蔵家を抽出し、文字データと画像データを示したものを報告書としてとりまとめた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.12, no.7, pp.70-74, 2003-08

「これまでご利用頂きましたポイントカード制度は誠に勝手ながら2002年9月30日をもちまして中止させて頂きました」 カジュアル衣料品の専門店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングでは、今もレジ横にポイントカードの取り扱いを中止したお知らせを置いている。同社は1984年からポイントカードを導入していた。
著者
湊 信幸 富田 淳
出版者
東京国立博物館
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

日本に現存する中国絵画、中国書跡の内、本研究にとり重要である作品を選定し、諸作品に押印されている書画家印、落款を、原則として6×4.5判カメラによる原寸大の白黒写真撮影、必要に応じて6×4.5判カメラによる原寸大のカラー写真、また印色の記録の為に35ミリカラースライド撮影により調査を実施した。今回の調査と対象としては東京国立博物館に保管されている中国書画作品に重点をおいて実施した。調査により収集することの出来た諸印、落款の原寸大焼付写真資料を、従来、収集整理した写真資料と同様にB6判のカードに貼り、原則として、それぞれに印文、落款、書画家名、賞鑑家名、用印年代、作品名、作品の制作年代、所蔵者、作品登録番号、ネガ番号、撮影年月日等の基礎データを記入し、画家、書家、賞鑑家別に分類整理をおこなった。また、諸資料の整理にあたっては、落款および諸印の真偽の問題等について、日本国外に現存する作品の諸印の関係資料も、出来る限り比較して検討する作業を実施し、諸印と落款に関するいくつかの個別的問題について具体的に検討を加えた。さらに、今後の課題として、収集した写真資料のデジタル化の問題についても検討をした。