著者
箱石東馬 著
出版者
高崎修助
巻号頁・発行日
vol.3巻, 1889
著者
松下 典正 鈴木 隆文 鈴木 仁呂衣 古川 達也 重松 恭祐
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.1079-1083, 2010 (Released:2010-10-25)
参考文献数
22
被引用文献数
2 2

直腸癌に対する腹腔鏡補助下直腸低位前方切除術の術中体位が原因と考えられる左腕神経叢障害を経験した.症例は46歳女性.排便時出血を主訴に来院.下部消化管内視鏡検査にて肛門縁より約10cmの直腸に径2cm大のI型直腸癌を認め腹腔鏡補助下直腸低位前方切除術を施行した.術中体位は頭低位約20度,右低位約20度とし両側上腕は70-80度外転として両側肩支持器を肩鎖関節上に置いた.手術時間は6時間25分,術中4回ほど体動を認め麻酔深度の調節が必要であった.麻酔覚醒時より患者から左上腕の位置覚,運動覚,触覚異常の訴えあり.診察の結果術中体位異常によって惹起された腕神経叢障害と診断して運動療法,低周波刺激療法,ビタミンB12製剤投与を行った.腹腔鏡手術では開腹手術と異なった術中体位をとることがあり,近年腹腔鏡下手術術中体位が原因と考えられる神経障害の報告が散見される.それら神経障害に対し対策を講じる目的で文献的考察を加え報告する.

1 0 0 0 OA 大麦・麦芽 (1)

著者
福嶋 禎久
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.95, no.6, pp.395-403, 2000-06-15 (Released:2011-09-20)

穀物を原料とする酒は世界に数多くあるが, ビールほど穀物の生命力を巧みに利用している例は他にみられない。大麦は単なるデンプン原料ではなく, その発芽に伴うメタボリズムがビール造りに余すところなく活用されている。製麦は大麦のもつ生物としての能力をビール造りに結び付けるビール製造工程の第一歩である。
著者
水野 稚
出版者
大修館書店
雑誌
英語教育 (ISSN:09133917)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.65-67, 2008-04

1 0 0 0 OA 談海 27巻

出版者
巻号頁・発行日
vol.[3],
著者
磯部 祐子
出版者
富山大学
雑誌
高岡短期大学紀要 (ISSN:09157387)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.73-89, 1994

本論は,瞼譜の発生と変化分化の歴史を考察し,瞼譜に多用される色彩のうち,紅と黒を中心とした瞼譜派生の法則性及び色彩のシンボリズムについて考察を加えたものである。儺祭の仮面などが母体と考えられる瞼譜は,唐の「塗面」「染面」を濫觴とし,宋の戯文に至り,「抹」「〓」などの描写法が出現する。次いで,金の侯馬董墓などによって,滑稽役者の隈取りが類推可能となる。『元曲選』中には副浄,〓旦を中心とした部分化粧の記載が見え,末や外などにも脚色人物本来の顔色が特記されるようになり,このことは内面的個性を顔色に表そうとする具体的意識の嚆矢と考えられる。明の伝奇は,浄とそれ以外の人物を明確に区分するために,浄に瞼譜が使用され,昆山腔の脚色名は瞼譜の施行方法に基づいて行われるようになる。以後,清になると,色彩ごとに登場人物の特徴が次々とシンボライズされていくが,清中葉では,脳門と両眉に具象的図柄を描くことによって人物の特定化が更に明確になされていく。京劇を中心にまさに瞼譜芸術の極みへと向かうのである。この背景には京劇など花部の広範で雑多な享受者が存在したこと,加えて民間の社火瞼譜の影響があったことを指摘する。一方,京劇瞼譜の洗練には,宮廷の瞼譜観も反映されていたと推論する。また,色彩的に多用される紅と黒の二色の考察によって,内面を表象すると考えられた瞼譜は,(1)類似した個性を同色の範疇に収めただけでなく,(2)親子襲用,(3)姓名或は色彩語との類似性,(4)音通による相関性などの要素によって数多い登場人物の色彩決定がなされていった。しかし,(5)反面的意味での色彩決定,(6)舞台上の色彩バランスによる色彩の特定化などの点も同時に指摘し得るのである。併せて,中国の瞼譜には日本の歌舞伎のような厳密な正邪の区分は存在せず,その発生と派生をみても曖昧なシンボリズムしか見いだすことはできないと結論する。
著者
中里見 敬
出版者
九州大学附属図書館
雑誌
きゅうとNewsletter (ISSN:18816509)
巻号頁・発行日
vol.2, no.5, pp.3-4, 2008-02

九州大学附属図書館六本松分館に所蔵される濱文庫は、1930年代の中国演劇に関する生の資料を多く含む特色ある文庫である。その中から戯単、レコード、唱本などを数点、写真と解説を加えて紹介する。
著者
宋王應麟撰
出版者
慶元路儒學刊
巻号頁・発行日
vol.[54], 1340
著者
西野 康人 石川 義朗
出版者
生態工学会
雑誌
Eco-Engineering (ISSN:13470485)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.247-253, 2007-10-31 (Released:2008-03-29)
参考文献数
26

We conducted the experimental long-term cultivation of eelgrass Zostera marina in closed aquarium systems using non-filter and non-exchanging seawater. Eelgrass was cultivated in two types of the closed aquarium systems (2 m3 and 20 m3). The conditions of the cultivation were as follows: water temperature: 15 °C; light source: halogen water lamp; photoperiod: 12-h dark and 12-h light; light intensity (photosynthetic photon flux density, PPFD): 125-200 μmol m-2 s-1 in the 2 m3 aquarium and 80-250 μmol m-2 s-1 in the 20 m3 aquarium. Dried eelgrass (457g dry weight m-2) was supplied as fertilizer into the bottom sediments before cultivation experiments. Nutrients seemed to be slowly supplied to eelgrass during the long-term experiment attributed to the slow decomposition of fertilized eelgrass. The growth of eelgrass in the 2 m3 aquarium continued for at least 458 days, a period longer than that of eelgrass in the 20 m3 aquarium (236 days). It indicated that the dry eelgrass buried in the sediment was effective as fertilizer. The experimental eelgrass utilized ammonia the most. Reproductive shoot in the experimental eelgrass appeared from approximately the third month after the transplant, and kept on increasing till the end of the experiment. It indicated that it is possible to conduct a long-term cultivation of eelgrass in a closed system. And the result may contribute to the elucidation of material circulation in seagrass bed.
著者
富士栄 登美子 島袋 麻美
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.60, pp.244, 2008

【研究内容】沖縄県の沖縄島を中心とした紅型,福島県の会津若松,田島,喜多方を中心とした会津型,三重県鈴鹿市の白子・寺家を中心とした伊勢型について,それぞれの色彩,文様,技法などの相違点を明らかにし,型染の美意識について比較検討し,技法,染色法,色彩,道具,型紙の面から考察した。【研究結果】(1)染型紙:伊勢型,会津型は,白地彫りと染地彫りのいづれかであるのに対して,紅型は,白地彫りと染地彫りの両方がひとつの染型に存在している場合が多い。(2)技法や道具:紅型には「糸掛け」が,伊勢型には「糸入れ」が残っている。「糸入れ」と「糸かけ」は異なる技法である。(3) 彫り台:紅型の型を彫るときの台は,「ルクジュウ」である。(4) 型屋と染屋(紺屋):(5) 色彩:伊勢型,会津型は、おおむね単色が多い。これに対して紅型は、顔料を使った多色染である。紅型は、藍と墨で染める藍型もあるが、[紅入色型染]を略して[紅型]と呼ぶように、[色差し][色配り][隈取り][二度刷り]など多色の色使いである。(6) 染色法:紅型は捺染法であり,伊勢型,会津型は浸染法である。(7) 文様:紅型は図案化,伊勢型は繊細,会津型は技巧的である。(8) 美意識:紅型の美意識は,伊勢型から生まれた江戸小紋や,中形にみられるような粋好みの美意識ともちがう。紅型の隈取りや白地彫り染地彫りがひとつの型紙に共存しているという特徴が幻想的で自由で明るい紅型の美意識を生み出しているといえる。(9) 教育の現場で:今後は地域教材とした授業を小・中・高等学校の教育の中に取り入れることで子供たちの伝統工芸に対する意識の向上の更なる変容が期待される。「紅型」を地域教材として取り上げ,現職教員で大学院生の島袋麻美の教育実践は,教育成果をあげている。 本研究は、科学研究費補助金(2005~2007年度、課題番号17500509)を受けていることを申し添えます。

1 0 0 0 OA 年番取扱 8巻

出版者
巻号頁・発行日
vol.[9],

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1943年12月09日, 1943-12-09