出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1055, pp.30-32, 2015-09-10

発注者と設計者、施工者の関係が構造的に変化している。それに伴い、業務内容をファシリティーマネジメントやコンサルティングといった設計周辺業務へと広げていくことで成長を模索する設計事務所が目に付く。 2020年東京五輪に向けた首都圏の建設ラッシュに…
著者
園部 典生
出版者
ぎょうせい
雑誌
法律のひろば (ISSN:09169806)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.56-68, 2005-12

1 0 0 0 OA 増訂漢魏叢書

著者
清王謨輯
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.子餘第65册, 1792
著者
森本 拓也
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.80_3, 2017

<p> 広島カープにおける事例研究として、近畿カープ後援会は後援会設立当初、会員にとって同郷集団的機能を果たしたが、カープ黄金期を経て同郷人的結合に拠らない結節が混在していることを高橋(2005)は明らかにしている。こうした結合には、少なからず「アンチ(巨人)」という志向も含まれていると考えられる。</p><p> 「アンチ巨人」と呼ばれる人は読売ジャイアンツを嫌い、批判するという点で結節している。そのつながりは巨人が嫌いというものであり、作田啓一が「我々体験」と呼んだ「拡大体験」をもとにした人のつながりと捉えることができる。しかし、アンチ巨人は単純な拡大体験と呼べるのであろうか。他球団のファンが巨人の強さや財力、巨人に在籍したスター選手のプレイなどの魅力に没入した時に、他方で同じく作田が述べた「自我の壁」が喪失する体験=「溶解体験」が「アンチ巨人」現象には同時にみられるのではないか。それは、溶解体験を可能とした巨人の「共視」(北山,2005)でもありうる。</p><p> 本研究では、このようなスポーツファンに現れる「アンチ」現象がもたらす社会的結合の二面性について、いくつかの事例をもとに検討することを試みてみたい。</p>
著者
栄久庵 祥二
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.51, 2006

道具は'動かせる''動かせない'の違いに対応し、対人コミュニケーションに関し二つの効果を持っていると考えられる。一つは'ソシオペタル'(人どうしを結びつける)な役割を果たす'動かない'、設備系の道具であり、他は'ソシオフューガル'(人どうしを引き離す)な効果を有する'動く'道具、即ち、動具である。前者の例として炬燵や火鉢など日本の伝統的な暖房道具は家庭内で'ソシオペタル'な役割を果たしていた。井戸はいわゆる井戸端会議の開催場所であった。一方、今日、設備としての'動かない'道具は、ポータブル化など動具へと変化し、しかも、個人使用化が顕著である。固定電話から携帯電話への大幅な移行はその代表例である。設備としての道具では共用されることが多く、そのことを通じ対人コミュニケーションを促したが、動具は豊かな社会の到来と共に一人に一台の個人所有或いは使用を促進し、結果的にソシオフューガルが効果を生んできた。本研究では、設備系の道具のソシオペタルな効果が生むコミュニケーションの二段の流れに注目すると同時に、拡大するソシオフューガル効果が一方でソシオペタルな人間同士の集合を促しているのではないか、それを可能にする設備と空間への社会的ニーズを生み出しているのではないか、との緩やかな仮説を想定した。

1 0 0 0 OA 朝暮抄

著者
安倍能成 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1938
著者
森貞 和仁 大野 泰之 澤田 智志 片倉 正行 吉岡 寿 中岡 圭一 高宮 立身
出版者
日本森林学会
雑誌
日本林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.115, pp.P1056, 2004

二酸化炭素吸収源としての森林の役割を正確に評価するには森林が成立している土壌炭素量および森林伐採など土地利用変化に伴うその変化量を精度良く評価することが必要である。土壌の分析・測定値はある一定の広がりをもつ土壌の代表値であるので,森林伐採が表層土の炭素貯留量に与える影響を精度良く推定するには土壌炭素量の空間的変動に基づいた多点サンプリングを行う必要がある。褐色森林土3カ所(北海道,秋田,愛媛),黒色土3カ所(長野,広島,大分)調査地において森林伐採前と伐採直後に3mないし4m間隔で規則的に100点程度のサンプリングを行い,鉱質土壌深さ0-30cmの表層土における炭素量の空間的変動とその変化率から目標精度に見合うサンプリング方法を検討した。その結果,表層土に含まれる土壌炭素量は土壌の種類によって違い,黒色土の炭素量は褐色森林土より明らかに多かった。空間的変動の指標として炭素量の変動係数を比較すると,褐色森林土ではどの調査地も約20%以上で試料採取点による変動が大きかったが,黒色土では大分以外の2調査地では約10%と比較的均質であった。伐採後の変動係数はどの調査地も伐採前と同じレベルであった。伐採に伴う変化率は平均で-7%(秋田)から+17%(愛媛)と調査地によって違う傾向を示したが,どの調査地でも採取地点による変動が大きかった。伐採前の調査結果から目標精度(信頼度95%,誤差5%)で表層土の炭素量を推定するには少なくとも褐色森林土で60点,黒色土で20点必要とみられた。伐採前後で土壌炭素量の変動係数に大きな変化がみられない。上記の点数を継続サンプリング,分析することで伐採後の変化を追跡することが可能と考えられるが,調査を継続して更に検討する必要がある。

1 0 0 0 OA 蛍随筆 2巻

出版者
中村孫兵衛
巻号頁・発行日
1688
著者
安冨 素子 岡崎 新太郎 河北 亜紀子 林 仁幸子 村井 宏生 眞弓 光文 和田 泰三 大嶋 勇成
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.827-832, 2013-07-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
12

症例は4カ月女児.生後1カ月より湿疹が出現し,近医で小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう),NSAIDs外用剤による治療を受けていたが,皮疹の増悪,下痢,体重減少を認め当科に入院した.入院時血清Na126mEq/L, K7.3mEq/L, Alb3.0mg/dl, IgG15.3mg/dl.便中EDN,血清IL-18値が著明高値で,上記漢方薬のDLSTは陽性であった.漢方薬中止後に下痢は消失,ステロイド外用剤で皮疹は改善.母の食事制限なしに母乳で体重増加も回復し,検査所見も正常化した.外用剤の不適切な使用による皮膚症状の増悪に,漢方薬による修飾も加わり,電解質異常,低蛋白血症を来したものと考えられた.アトピー性皮膚炎の治療において,漢方薬は補助的治療薬と位置付けられるが,乳児への適応は慎重にされるべきである.