著者
Tsutomu DOI Toru KIUCHI Akihiro MIHOSHI Hiroshi KITAGAWA Kazuo NISHII
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
INFRASTRUCTURE PLANNING REVIEW (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.367-374, 1995-08-31 (Released:2010-06-04)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

本研究は、鉄道沿線の地域イメージとその構造的特徴を分析することを目的としている。.こごでは、関西の私鉄の中から、阪急神戸線、近鉄奈良線、南海高野線の3つの沿線地域を取り上げる。本研究ではまず、これらの沿線に存在する物に関する普通名詞・固有名詞を抽出する。次いで、それぞれの名詞のイメージに類似する名詞をこれらの抽出された名詞群から選ぶという意識調査を実施する。この調査データを用いて、想起率が高いモノ・コトを選定する。また、モノ・コトのイメージにおける類似度の関係をイメージ空間上に布置したイメージマップを作成することにより、沿線イメージの構造の特徴を明らかにする。さらにこれらの特徴を考慮しながら、これからの鉄道沿線の地域づくりにおける基本的課題に言及する。

1 0 0 0 OA [源氏物語]

著者
[紫式部] [著]
出版者
巻号頁・発行日
vol.[31], 1600
著者
江口 祐輔
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.141-143, 2013-06-30
参考文献数
9
著者
山出 吉伸 加藤 千幸 山田 和豊 大西 順也 今野 彰
出版者
Institute of Industrial Science The University of Tokyo
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.43-48, 2018-01-01 (Released:2018-01-30)
参考文献数
18

乱流の高精度予測および自動メッシュ作成を特長とする格子ボルツマン法(Lattice Boltzmann Method,LBM)ベースの流体解析システムFrontFlowX(FFX)を開発している.FFX のプロトタイプに対し,計算精度,計算性能およびメッシュ作成機能に関するベンチマークテストを実施した.計算精度に関しては,Cavity 流れおよび一様等方性乱流に関するベンチマークテストを実施した.計算性能に関しては京のほぼフルノードを用いた2.2 兆グリッド規模のメッシュを用いたweak-scale ベンチマークテストを実施した.最後に,複雑形状に対するメッシュ作成ソフトの性能を評価するためイルカモデルまわり流れを500 億グリッド規模のメッシュデータで解析した.
著者
佐藤 兼太 越村 俊一
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.I_145-I_150, 2015 (Released:2015-11-10)
参考文献数
11

3次元流体解析による市街地スケールの大規模津波浸水シミュレーションは,計算負荷・コストの点で依然課題があり,京コンピュータなどのHPCIを活用した事例など,限られた環境でしか実現できていない.陽的な解法であることと並列化効率が高いことは,大規模領域における解析には重要な要件であり,その点で格子ボルツマン法(以下,LBM)が注目されているが,自由表面流れ解析において計算が不安定となりやすいことが報告されている.本研究ではLBMで現れる擬似的な圧縮性に注目し,簡便な非圧縮流体モデルを適用することで計算の安定を図った.本研究で提案した手法により時間刻み幅が大きく,従来のLBMでは計算が不安定となる条件においても安定した解析が可能となった.必要な計算量を従来のLBMと比べ,削減することが可能なモデルを開発した.
著者
牧野貞幹//〔画〕
出版者
巻号頁・発行日
vol.ケリ之図,

1 0 0 0 OA 嶺南遺書

著者
清伍崇曜輯
出版者
南海伍氏粤雅堂刊
巻号頁・発行日
vol.第4集第52册, 1863

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1897年06月29日, 1897-06-29
著者
乾隆敕輯
出版者
浙江重刊
巻号頁・発行日
vol.第83-84冊, 1000
著者
遠藤 淑美
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 = An official journal of the Japan Primary Care Association (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.360-362, 2012-12-21
参考文献数
7

<b>要&emsp;旨</b><br>&emsp;本稿は, 「語り」による新人看護師研修にファシリテーターの一人として参加している私の体験を通して, 新人看護師教育におけるナラティブとリフレクションの意味を考えてみようとするものである. はじめに, 新人看護師と熟練看護師の差の1つに状況対応能力があり, その能力の獲得のために, リフレクションがかかせないこと, リフレクションするには, 状況に没入する自分ともう一人の自分が必要であり, 研修はその両者を育てる機会になっていることを述べた. 次に, ここでの他者の存在は, リフレクションの特徴である新人看護師自身の気づきを導き, 生み出すためになくてはならないことを述べた. 最後に, リフレクションの過程におけるナラティブ (語り) の意味について, 声に出して「語る」ことの意味を体験の身体化の側面から, 「聴く」ことの意味を, 「行為の中の省察」へつながる行為として, また, 看護の伝承という側面から考察した.
著者
瀧 知惠美 須永 剛司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.65, pp.494-495, 2018

デザインリフレクションとは、チームメンバーで実践知を共有し、メンバー同士のより良い関係性構築につなげる活動である。良い関係性のチームになることで、よりユーザーに利用されるサービス開発につなげることがこの研究の目的である。デザインリフレクションでは主に以下の項目を語り合う。1)苦労を語り合う。2)工夫を語り合う。3)ものごとを判断するときに大事にしている考え方を語り合う。4)やってみてわかったことを語り合う。本研究で扱う実践知とは、サービス開発をするメンバーが開発を展開するために無意識に方略としている行為とその行為の背景にある感情である。本稿では、Yahoo!天気・災害サービスの「避難場所マップ」を開発したチームで行ったデザインリフレクションについて考察する。この事例から、デザインリフレクションを実施する意味を3点見出した。1)自分たちの実践知の素材を見出す。2)実践知の共有によってメンバーの相互理解が深まる。3)チームメンバーとのより良い関わり合い方がわかる。
著者
松井 希代子 柳原 清子 佐藤 正美 能登原 寛子 下 綾華 塚本 愛実 中村 優希 西野 ひかり 東 郁江 兵田 亜未 村田 奈穂 元橋 茉佑 森田 恵里 米澤 智亜紀
出版者
ウェルネス・ヘルスケア学会
雑誌
Journal of wellness and health care (ISSN:24333190)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.125-135, 2017

Cancer medicine is becoming more sophisticated and complex, and therefore it is becoming more difficult to care for people at the end of life. This study was performed to identify the nature of positive attitudes to nursing practice of nurses in general hospitals, and to examine their associations with various different factors. The participants were 683 nurses working in 41 wards in eight regional general hospitals. The survey was carried out as an anonymous self-administered questionnaire. Four factors were identified as constituents of nurses' positive attitudes to nursing practice. These consisted of three factors concerning attitudes and knowledge, comprising [The practice of specialist end-of-life specific care], [Making the best arrangements until the end], and [Spiritual care], and one affirmative sentiment, that of [The confidence to nurse someone at the end of life]. The mean score for factors related to knowledge of nursing practice was > 4 points on a 6-point scale, corresponding to "Somewhat applicable," whereas the mean score for the sentiment [The confidence to nurse someone at the end of life] was > 3 points, corresponding to "Not really applicable." In terms of related factors, for all factors other than spiritual care, positive attitudes to nursing practice increased significantly with increasing experience. There was no association with having cared for a dying family member. Although having experienced an educational opportunity was not associated with the practice of case conferences for deceased patients, it was significantly associated with the experience of having been able to talk at length about the care they had provided and their own thoughts in venues such as case conferences, receiving recognition by colleagues at their own level of seniority or above, and reflection. Improving nurses' positive attitudes to nursing practice in end-of-life care in general hospitals, therefore, depended not on personal characteristics, such as having taken care of a dying family member, but rather on having repeatedly overcome difficulties in the course of nursing experience. Talking at length about care and expressing one's own thoughts, receiving recognition from colleagues at one's own level of seniority or above, and reflection on nursing practice were all important in this process.がん医療が高度・複雑化し、結果、人々が「死」を看取っていくことが難しくなっている。本研究の目的は、総合病院における看護師のがん終末期の実践への肯定感はどのようなものかを明らかにし、要因との関連を見ることとである。対象は地方の 8 つの総合病院 41 病棟683 名の看護師である。自記式質問紙調査を行い、看護師の実践への肯定感は 4 因子の構造として見いだされた。それは【終末期固有の専門的ケア実践】、【最期までの最善の調整】、【スピリティアルなケア】という実践への態度や認識と、【最期を看取っていく自信】という肯定的心情であった。実践への認識の平均値は 6 段階中 4 点台で、「どちらかといえばできる」レベルであり、【最期を看取っていく自信】の心情は 3 点台で「どちらかといえば自信がない」であった。関連要因では、スピリティアルケアを除く全ての因子で、経験年数が増すと実践への肯定感が有意に高まっていた。また、身内の死の看取り経験は関連がなかった。一方、教育的働きかけを受けた経験との関連は、デスカンファレンス実施の有無とは関係がなかったが、自分の行ったケアや思いを十分に語った経験、先輩や同僚に認められた経験、そしてリフレクションが有意に関係していた。つまり、総合病院の終末期ケアにおいて、看護師の実践への肯定感の高まりは、身内の死の看取りなどの個人的特性ではなく、看護経験の中で、困難感からの転換の形で積み重ねられていた。その過程では、ケアや思いを十分に語り、先輩や同僚に認められ、そして実践をリフレクションすることが重要となる。
著者
宮﨑 美砂子 上田 修代
出版者
千葉看護学会
雑誌
千葉看護学会会誌 (ISSN:13448846)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.61-68, 2010-08

Literature Review of Reflection and Nursing Practitioners This study examines the effects of reflection and issues in research based on a literature review of nursing practitioners and reflection. We searched for studies published from 1983 to 2010 using Igakuchuouzasshi (Japanese medical literature database) and the following keywords: nursing, reflection, and naisei, syousatu, and hannsei, three Japanese words meaning reflection. Seventeen studies were analyzed and three methods of reflection were discovered. The first method is recording one's thoughts and experiences much like a diary. The second method two people talking as between a researcher and patient. The third method is a group process much like a conference. The reflection generated an increased concern and desire for deepening understanding of patients and colleagues by exploring the meaning of a nursing practice.As expectations of the impact of reflecting on nursing, the nursing method was discovered. This method was constructed specifically for nursing practice. The result was an improvement in constructive help and clinical ability. Issues of research, Talking about nursing person's feelings,relation of nursing practitioners and patient, nursing practitioners deeply understand the patient. The meaning of nursing practice is understood through critical reflection. After reflection, nursing practitioners understand their basic abilities. Using reflection studies is mandatory for nursingpractitioners because critical reflection increases nursing skills and perceptions about nursing. After understanding nursing skills and perceptions about nursing, the next step is examining the meaning of the individual nurse's practice. This step becomes the basis of the individual's special ability.目的は,看護職者自身による看護実践のリフレクションに関する国内文献を対象に,リフレクションの内容やリフレクションによって期待される看護実践への効果等を検討することにより,看護学領域におけるリフレクション研究に関して,今後取り組むべき課題を明らかにすることである。文献検索は,医学中央雑誌web ver.4を使用し2010年3月6日に実施した。キーワードは,「看護」に「リフレクション」「内省」「省察」「反省」とし,期間は1983年-2010年で原著論文のみ検索した。検索結果から,看護職自身がリフレクションしている内容を取り扱った文献を選定し,最終的に17文献を分析対象とした。結果は,リフレクションを促す方法の性質として,日記等のように自身で自由な内容を記録する1人で実施するもの,他者との1対1の関わりにより実施するもの,カンファレンス等のような複数人が一堂に会して実施するものがあった。リフレクションによって生じた内面的変化は,患者や同僚への理解の深まり,看護への関心や意欲の高まり等があった。期待される看護実践への効果として,支援方法を見出す,積極的な看護実践,関係を強める・構築する,臨床能力の向上等があった。取り組むべき課題として,看護職者自身の感情や情動について詳細な語りを引き出すこと,場の醸成,看護職者の自己成長等につながった対象者への理解の深まり,援助関係を強めていく看護職者と対象者との関係等を明らかにしていく必要性が見出された。
著者
高木 正博 Jolivalt Sylvain
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤地理 (ISSN:0454241X)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.1-13, 1995-03

ライン川が形成したアルザス平野への水の供給は,主としてヴォージュ山地および平野への降水と,これを水源とするイル川とその支流,および,涵養を受けた地下水によってまかなわれている。アルザス平野の降水量は,年間1,000mm以下(1931〜1960年の平均値)であるが,山地は1,000〜2,500mm以上あり,とくにヴォージュ山地南部に集中する傾向がある。したがって降水量は,山地と平野では大きく異なる。1年間の月別降水量変化の特徴は,平野では夏季にピークが現れるのに対し,山間地では冬季に降雪を含む降水量のピークがみられる。また,冬季の激しい降雨と融雪水は河川を増水させ,洪水の原因ともなる。表流水の流出形態は,ヴォージュ山地を水源とする自然河川のほか,分水路や農業用水路などの人工河川・水路と,17世紀以来の開削の歴史をもつ運河が平野を網目状に巡り,流況は複雑である。また,それぞれの河川にはかなりの流量があり,勾配がなだらかな平野をとうとうと流れている。地下水位は概して高く,とくに平野中央部のイル川とライン川の間には,アルザス語でRiedと呼ばれるこの地方独特の湿地帯が多く形成されている。冬季には増水により,畑地などが湛水する現象が見られ,アルザスの風物詩になっている。また,平野では上水道はすべて地下水に依存し,工業用水や農業用水もほとんど地下水を利用しているたあ,良質で豊富な地下水を保護することが重要な課題になっている。アルザス地方の運河は,船舶の航路として,物資運搬・交通用の大規模な運河から,今は格下げされ小型船やレジャーボートの航行が主なもの,また運河機能が廃棄されて普通河川と変わらないものなど,様々な運河が存在する。また水路の水は,平野の自然河川と合・分流しており,水門の管理は,都市を洪水から防御するためにも重要である。