著者
瀬戸崎 典夫 森田 裕介 竹田 仰
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
科学教育研究 (ISSN:03864553)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.370-377, 2009
参考文献数
15
被引用文献数
6

The purpose of this research was to examine the teaching effect of using a "Multi-view VR Teaching Material of the Solar System". The teaching experiment was conducted with elementary and high school students. The result shows that the VR Teaching Material improved the interest and attitude of the elementary school students. In addition, it was shown that when the VR Teaching Material was used as an introduction, the level of understanding improved. Moreover, high school students obtained a similar learning effect, regardless of the use of the VR Teaching Material. In addition, we suggeste that the VR Teaching Material improves the level of understanding of elementary school students, and high school students with low learning capacity.
著者
瀬戸崎 典夫 森田 裕介 竹田 仰
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.537-543, 2006
参考文献数
11
被引用文献数
18

The purpose of this paper is to elucidate the basic data for future study as estimated from the demonstration class. At first, we conducted a "needs based investigation" for teachers to examine the VR teaching materials available for educational purposes. The investigation contents dealt with "use of materials," "level of students to be taught" and "functional needs of the VR materials". We have made improvements in the portability and operability of the 3D VR system used for screen presentations based on the results of the "needs investigation." Following this, we brought the VR teaching materials, which we produced, to a senior high school and performed a teaching demonstration using the VR system. Furthermore, we performed a survey based on the subjective evaluations of both teachers and students who attended the demonstration. As a result, the VR teaching material we used left a positive impression on the students and teachers who were involved in our demonstration.
著者
吉岡 聖美
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.5_43-5_48, 2017-01-31 (Released:2017-03-10)
参考文献数
8

本研究では,簡易な形の目口のパーツによって構成される顔アイコンを描画することによる気分の変化を調査する。加えて,描画した目口のパーツの形を分類し,気分の変化に関係する顔アイコンの特徴を調査することを目的とする。笑顔のアイコンを描画することによって,POMS短縮版における「緊張-不安」「抑うつ-落ち込み」「怒り-敵意」「疲労」が低下して気分が改善することが示された。描画した笑顔のアイコンは,目頭と目尻を下げて弧を描く形の目のパーツと,口角を上げて弧を描く形の口のパーツが多くを占めることが示され,心理的効果が期待できる笑顔のアイコンであるスマイルアイコンの特徴を確認した。一方,怒った顔のアイコンを描画することによって,「活気」が低下して,「怒り-敵意」は上昇し,気分が悪化することが示された。また,笑顔のアイコンは口のパーツの形によって表情が表される傾向にあり,怒った顔のアイコンは目のパーツの形によって表情が表される傾向にあることを確認した。
著者
丸山 洋平 大江 守之
出版者
日本人口学会
雑誌
人口学研究 (ISSN:03868311)
巻号頁・発行日
no.42, pp.1-19, 2008-05-31

戦後日本では非大都市圏から大都市圏へ膨大な人口が移動し,1960年代の高度経済成長期には転入超過が毎年おおむね40万人以上にのぼった。しかし,1970年代に入って急速に転入超過が縮小する人口移動転換を経験する。この現象を説明する仮説に,伊藤(1984)の提唱した潜在的他出者仮説がある。この仮説は人口転換によるきょうだい数の減少が人口移動転換を引き起こすことを指摘している点で,我が国の人口研究において重要な仮説となっているが,これまで,その有効性や限界に関して十分に検討されてはこなかった。本研究は,地域的差異とコーホート間差異に着目して同仮説を発展的に再検討するものである。1950年代前半から1960年代後半の4コーホートを対象に,残留人口規模を示す後継者理論値を作成し,それとコーホート人口との比である後継者充足率によって潜在的他出者を超えた人口流出がいつ,どこで,どの程度の規模で起きているかを明らかにする。分析の結果,潜在的他出者仮説が十分な説明力を持つのは1950年代前半コーホートのみであり,1950年代後半以降の3コーホートでは説明力が弱まっていること,非大都市圏内にも後継者充足率の地域的差異があることが明らかとなった。また,親の移動と死亡を考慮した結果,非大都市圏の後継者理論値の減少が確認され,親世代が大都市圏郊外部および周辺部に転出していることが示された。
著者
林 拓也 岡田 直紀
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース 第127回日本森林学会大会
巻号頁・発行日
pp.413, 2016-07-08 (Released:2016-07-19)

【背景・目的】 福島第一原子力発電所の事故後、大量の137Csが放出され森林に沈着した。菌類子実体中には高濃度の137Csが集積し、属間で集積の程度が異なることが報告されている。その要因のひとつとして、土壌中の菌糸の垂直分布の違いが指摘されている。この点を確認するため本研究では安定同位体を用いて菌糸の土壌中垂直分布と子実体中放射性セシウムの吸収源を推定することを試みた。【方法】 福島県川内村の広葉樹林(原発より約20km)にて外生菌根菌と腐生菌、合わせて約90試料と、リター層と腐植層および鉱質土壌を2 cmごとに深さ30 cmまで採取した。子実体試料は乾燥後に粉砕、土壌試料は風乾し、それぞれの安定同位体比(δ13C、δ15N、δ34S )および137Cs濃度を測定した。【結果】 土壌のδ13C、δ15N、δ34Sはいずれもリター層と腐植層で最も小さく、鉱質土壌では深くなるにつれて大きくなった。子実体中の安定同位体比と137Cs濃度は属間および種間で差が見られた。腐生菌よりも外生菌根菌の方がより深い土壌層に菌糸が分布することが安定同位体の値から示唆されたが、子実体中の137Cs濃度とは必ずしも対応していなかった。

1 0 0 0 OA 宇津保物語

出版者
藤季貞写
巻号頁・発行日
vol.[7], 1691
著者
王 文純 石崎 和宏
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学:美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.465-476, 2009-03-21 (Released:2017-06-12)

本研究の目的は,1)鑑賞スキルの熟達化は学習によってどのくらい促されるかの検証,2)習得した鑑賞スキルが作品探究の方策として機能するかについての検証,3)鑑賞スキルの熟達化における転移のかかわりの明確化である。方法は,大学生への学習プログラム(5ユニット)を開発し,その調査結果の量的分析と事例分析による考察である。その結果,学習プログラムによる鑑賞スキルの熟達化は,熟達化の三つの指標値の有意な高まりで示された。また,鑑賞スキルは,その学習後に支援がなくても能動的に活用され,作品を探究する方策としての機能が確認された。そして,鑑賞スキルの熟達化か認められた場合,全体として鑑賞スキルの転移もうまくいっていた。ただし,学習者の資質に応じて転移の詳細は事例ごとに異なるものであった。

1 0 0 0 OA 一夜船 5巻

著者
北条団水
出版者
玉水屋北尾八兵衛
巻号頁・発行日
vol.[5], 1712

1 0 0 0 OA 毎日記

出版者
巻号頁・発行日
vol.[314],
著者
岡本 健 徳田 佳弘 Gros Claude Guilard Roger 福住 俊一
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.275-275, 2004

ベンゾニトリル中過塩素酸存在下、パックマン型コバルトポルフィリン2量体を触媒としてNADH類縁体である9-アルキル-10-メチル-9,10-ジヒドロアクリジンの酸素による酸化反応を行なうと、アルキル基の種類によりC-C結合あるいはC-H結合の開裂が起こることが分かった。特にtBu基の場合、2電子酸化されたtBuOOHあるいは4電子酸化されたtBuOHが生成することが分かった。その多電子酸化された生成量に対する2量体のスペーサー間距離による影響、そしてC-C結合開裂速度と全体の酸素化反応速度との関係について明らかにする
著者
鶴峯戊申 編
出版者
巻号頁・発行日
vol.[4],

1 0 0 0 OA 青池牧兎大意

著者
青池晁太郎 著
出版者
富山房
巻号頁・発行日
1901
出版者
京都大学医学部保健学科
雑誌
京都大学医学部保健学科紀要: 健康科学 (ISSN:18802826)
巻号頁・発行日
no.1, pp.80-85, 2005-03-31

1. 竹村俊一. 経頭蓋磁気刺激で誘発された第I指の運動の変化. 2. 酒井浩. 知覚認知訓練が有用であったエイリアンハンドの1例. 3. 福田耕治. MRIとその周辺(低温について). 4. 宮島朝子. カルガリー大学家族看護ユニットをめぐる専門職の活躍.