著者
歠醨間士 作
出版者
角丸屋甚助
巻号頁・発行日
1808

中本型読本(〈中本もの〉)。小枝繁著・蘭斎北嵩画。文化5年(1808)刊。2巻2冊。

1 0 0 0 OA 宕陰[ヨウ]稿

著者
塩谷宕陰 [著]
出版者
谷門精舎
巻号頁・発行日
vol.上, 1931
著者
寄藤 晶子 天野 香緒理 岡崎 綾香
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100351, 2015 (Released:2015-04-13)

1.はじめに福岡県太宰府市にある太宰府天満宮は菅原道真を祀った神社であり、江戸時代から参拝の地として知られる。近年では、天神からの西鉄バス・電車が増便されたほか、中国からのクルーズ船観光がバスで移動する際のルートに組み込まれ、国内外から多くの観光客を集める。本研究では、こうした訪問者の変化に注目し、高度経済成長期以降の参道の土地利用の変化を、とくに店舗数や業種構成の変化とその背景を中心に明らかにする。 2.研究の方法「太宰府観光案内冊子」「ゼンリン住宅地図」「住宅案内図」をもとに、1973年・1982年・1992年・2014年の参道地図を作成した。また、太宰府観光案内所・参道各店舗で聞き取り調査と参与観察を行い、店舗数や業種の変化、業種転換の経緯などを明らかにした。 3.参道の店舗数・業種構成の変化店舗数は、1973年の52店舗から2014年の61店舗と9店舗増えた。背景には、土地面積の大きい店の分割や、民家の店舗化がある。業種構成をみると、飲食店の減少が目立つ。老舗の食堂では、実質的な食事の提供をやめ、梅が枝餅などの甘味のみの販売にシフトしていた。その背景には、後継者問題や経営者の高齢化により食事の提供が難しくなったことに加えて、観光客の滞在時間の短縮化傾向と、軽食を手に持っての「食べ歩き」行動の増加があるものとみられる。1973年に見られた民家、酒屋や新聞販売店、薬局などの生活品を扱う店舗はほとんど姿を消した。代わって土産・民芸店が目立ち、なかでもチェーン店の進出も顕著である。参道が地元住民の生活に密着していた場所としての意味合いを失い、「観光地」化していったといえる。その「観光地」化の内容も興味深い。1973年当時には、高級博多人形といった博多の民芸品を扱う店が複数あったが、現在では外国人観光客向けに「日本風」を強調した安価な手ぬぐいや扇子、お香などの和雑貨を多く取り扱うものへと変化した。学会当日は地図と合わせて示したい。
著者
佐藤 裕哉 佐藤 健一 原 憲行 布施 博之 冨田 哲治 原田 結花 大瀧 慈
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100085, 2016 (Released:2016-04-08)

原爆被爆による放射線の人体へのリスクは,直接被爆のみでは十分に説明できず,間接被爆も考慮に入れる必要性がある(冨田ほか 2012).間接被爆による健康影響に関する研究としては,広島原爆において入市日の差を取り上げたものがあり(大谷ほか 2012),8月6日から8日にかけての入市者は9日以降の入市者よりもガンによる死亡リスクが高いことが示されている.しかしながら,移動経路の長さや通過した場所は考慮されていない.これらの差異によって放射線曝露の状況と健康への影響は異なると考えられるため,地理学的な研究が必要とされる.そこで,佐藤ほか(2014)では地理情報システムを用いて入市被爆者の移動経路の解析を行った. 次の段階として,本研究では移動経路の差異に注目し広島原爆入市被爆者の放射線による影響の評価を行う.具体的には,総移動距離や移動経路のうち爆心地からの最短距離と死因との関係について分析する.<BR>入市被爆者のデータについては1973~74年に広島市・広島県が実施した「被爆者とその家族の調査」(家族調査)を用いた.この調査では入市被爆者へ移動経路などが質問されており,42,355人が回答している.この調査票から入市日と移動経路,入市した目的などについてデータ化した.次に,「米軍撮影空中写真(1945年7月25日撮影)」を用いて被爆当時の道路網のデータを作成した.また,「米軍撮影空中写真(1945年8月11日撮影)」や被爆証言や市史,新聞記事などを用いて通行不可地点(バリア)のデータを作成した.移動経路(経由地)は1945(昭和20)年の町丁目の重心座標とした.家族調査では,移動経路を当時の町名で記入するように求めているからである.これらのデータをもとにArcGIS Network Analystのネットワーク解析で各人の移動経路を描画し,総移動距離,移動経路のうち爆心地からの最短距離,を計算した.なお,最短距離の計算には,ArcGISの空間結合(Spatial Join)ツールを用いた.そして,その計算結果をもとに,広島大学原爆放射線医科学研究所が管理する「広島原爆被爆者データベース(ABS)」と照合し,各人の移動距離と死因について分析した.死因は「悪性新生物」,「その他」,「未記入」で3分類し分析した.白血病は,放射線障害の代表例であるが,1例のみであったため本研究では「その他」に含めた.<BR>被爆時年齢と総移動距離をみると,性差や年齢差はみられない.5歳以下で10km以上の移動をしているものがみられたが,これは親に背負われて移動したものと考えられる.アンケートの欄外にそのように記載しているものもいた. 被爆時年齢と爆心地からの最短距離をみても,性差,年齢差はみられない.半数以上が残留放射線のリスクが高いと考えられる爆心地から500m以内に立ち入っている.佐藤ほか(2014)で指摘したが,曝露状況に関する詳細な情報(爆心地の情報や残留放射線の情報)がなかったからだと推察される.なお,2km以上が1人みられるが,これは各経由地を最短距離で描画したことの弊害であろう. 総移動距離が長く,最短距離が近いほど悪性新生物が死因となっている場合が多い.特に,最短距離に着目してみると,爆心地から500m以内に多い傾向がみられる.ただし,正確な評価のためには,今後,データ数を増やし,入市者の被爆時年齢や追跡期間の長さ(到達年齢)との関係についての多変量解析を適用した定量的評価が必要であろう. 一方で,爆心地付近での滞在時間についても放射線の暴露状況を考える際には重要だが,データがないため分析できていない.また,入力されている地名が大雑把な場合は移動経路が正確にはならず移動距離の算出精度も落ちる,など問題点も多い.今後は,証言などを用いるなどデータを補いながら実相解明を目指して行くことが重要である.
著者
東海林 慶一 鈴木 潤一郎 田邊 正宏 篠永 充良
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.454, pp.19-24, 2010-03-01
参考文献数
8

レーダ性能の向上を図る技術として,近年,研究が行われているMIMOレーダでは,送信信号波形同士の相関性を低く抑えて,各送信源からの送信に対する目標反射信号を独立に処理することが必要となる.本報告では,MIMOレーダの送信波形として同一中心周波数の位相符号変調信号の適用を想定し,各送信源から送信される信号同士の相関性を除去することにより,独立処理を可能とするパルス圧縮処理方式について提案する.シミュレーションにより提案方式によるパルス圧縮性能評価を行った結果,相互相関処理におけるピークレベル,及び自己相関関数の出力サイドローブを0にし,かつ比較的少ないS/N損失で符号チップ幅と同等の圧縮パルス幅が実現できることを確認した.
著者
平田 英治 松山 博明
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.266_3-266_3, 2016

<p> 2011年ドイツで行われた女子ワールドカップにおいて、なでしこジャパンが優勝し、女子サッカーブームが起こり、女子サッカーの登録人口もそれまでの1.5倍となった。(JFA、online)このような女子サッカー人気の高まりから、大学女子サッカー部を創設する流れが大きくなっている。2015年、四国大学は女子サッカークラブを創設した。Jリーグクラブのトップチームからユースチームまでの指導経験がある筆者の指導によって、僅か11名のメンバーでありながら創設1年目で、皇后杯、インカレ全国大会出場を成し遂げることができた。2年目の2016年、新たな部員7名が加わり部員数15名に増員した。そこで本研究では、四国大学女子サッカーにおけるトレーニング内容の時間比率が競技力向上にどのように影響を与えるか検討することとした。具体的には、1年間に3回にわたる選手競技力に関するJFAフィジカル測定や心理的競技能力検査(以下 : DIPCA)によって、実態を明らかにすることを目的とした。その結果、1回目に行ったDIPCA測定結果では、新入生が新たにチームに入る不安や自信のなさなどが感じられた。また、JFAフィジカル測定結果では、在学生と新入生のフィジカル能力の差が見られた。</p>
著者
石田 隆 ニウー ガン 杉山 将
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:21888833)
巻号頁・発行日
vol.2017-MPS-113, no.25, pp.1-8, 2017-06-16

ラベル付きデータの収集にはコストがかかるため,実世界の分類問題を解く際の大きな障壁となる.そこで,パターンが所属しないクラスを一つ指定する補ラベルの設定を考える.補ラベルの収集は,数多くの候補の中から正解ラベルを慎重に選ぶ必要がないため,通常のラベルを収集するよりも遥かに少ない労力で済む. しかし,補ラベルは通常ラベルよりも情報が少ないため,補ラベルに適した学習方法が必要となる.本論文では,損失関数が特定の対称条件を満たすとき,分類リスクの不偏推定量が補ラベルのみから得られることを示す.そして,提案法の推定誤差の上界を理論的に求め,提案法の有用性を実験的に示す.
著者
増田 勲
出版者
環境技術学会
雑誌
環境技術 (ISSN:03889459)
巻号頁・発行日
vol.1, no.6, pp.420-422, 1972-07-18 (Released:2010-03-18)
参考文献数
2

1 0 0 0 OA 悪魔

著者
谷崎潤一郎 著
出版者
籾山書店
巻号頁・発行日
1913
著者
長澤 伸樹
出版者
中世史研究会
雑誌
年報中世史研究 (ISSN:03888916)
巻号頁・発行日
no.41, pp.61-79, 2016
著者
安野 眞幸
出版者
弘前大学
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.87, pp.63-74, 2002-03

中世の富士大宮は次の三者からなっていた。①宗教上の中心「富士浅間神社」,②社会・経済上の中心「駿州中道往還」の宿場町「神田宿」とその市場「神田市場」,③政治・軍事上の中心「大宮城」。「神田市場」や「神田橋開」では今川氏の任命した小領主たちが徴税を請け負っていた。大宮司の富士氏は当時,国人領主としても発展し「大宮城」の城代をも兼ねていた。今川氏の発布した「富士大宮楽市令」は,市場からの小領主の排除と「諸役」の停止を内容としており,富士氏側が今川氏に譲歩を迫り,勝ち取ったものであった。

1 0 0 0 OA 金色の死

著者
谷崎潤一郎 著
出版者
日東堂
巻号頁・発行日
1916