著者
中田 稔
出版者
口腔病学会
雑誌
口腔病学会雑誌 (ISSN:03009149)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.376-392, 1967 (Released:2010-10-08)
参考文献数
33
被引用文献数
7 2
著者
中丸 和伯
出版者
日本地理教育学会
雑誌
新地理 (ISSN:05598362)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3-4, pp.244-255, 1959-03-25 (Released:2010-02-26)
著者
周東 清芳
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.A23-A45, 2001-03-31
著者
沖津 進
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.66, no.9, pp.555-573, 1993
被引用文献数
8

チョウセンゴヨウ-落葉広葉樹混交林は北東アジアに広く分布するにもかかわらず,これまで日本ではあまり着目されていなかった.ここでは,その分布や構造をシホテ・アリニ山脈での観察と文献資料に基づき紹介し,植物地理的な位置づけを議論した.その結果をもとに,北海道の針広混交林の成立と位置づけを展望した.<br> チョウセンゴヨウ-落葉広葉樹混交林は,北海道と樺太南部を除く汎針広混交林帯(Tatewaki, 1958)のほぼ全域に普遍的に分布し,針広混交林の代表的なタイプとなっている.この林はマツ属樹木が主体であるにもかかわらず構造的に安定しており,極相林タイプである.チョウセンゴヨウ-落葉広葉樹混交林は移行帯的性格ではなく,独立した森林タイプとみなせる.一方,北海道の針広混交林はトドマツ,エゾマツと落葉広葉樹の混生から成り立っており,チョウセンゴヨウが欠落したかたちとなっている.北海道の針広混交林の成立は後氷期以後のきわめて新しい時代であり,またそれは落葉広葉樹林帯と針葉樹林帯との間を覆う移行帯的性格の強い森林であると考えられる.
著者
周 臻 木本 晴夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.89-89, 2008

概要: 本研究は、トンパ文字の象形性、絵画性と西夏文字の論理性、システム性を利用し、新しいピクトグラムデザイン方法を探求することを目的とする。トンパ文字、西夏文字を研究対象として、おのおの造字構成法の特徴を分析した。それらの造字構成法から下記のピクトグラムデザイン手法に転化した:象形的な表現法、抽象的な表現法、組み合わせ表現法。提案したデザイン方法の特徴について述べる。また、この方法よって、漢方薬に関するピクトグラムデザインを作成した。作成したピクトグラムの解読性についてアンケート調査を行った。その結果、トンパ文字、西夏文字に基づくピクトグラムデザイン方法の有効性が明らかになった。
著者
永尾 幸夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経Windowsプロ (ISSN:13468308)
巻号頁・発行日
no.72, pp.102-107, 2003-03

■この連載では,Windowsネットワークにかかわるトラブルを例に取り上げて,原因究明と対策に必要な基礎知識を解説している。■最終回は,ネットワークに接続したマシンの一覧が[マイネットワーク]で表示される仕組み「ブラウジング」が果たす役割と,誤解されやすい部分について解説する。
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.411, pp.74-81, 2016-09

昨年12月に東証マザーズに上場したマイネットは、スマートフォン向けのゲームを手掛ける企業。ユニークなのは、他社が開発したゲームタイトルを買い取り、再生する手法に特化している点だ。 国内のゲーム市場は2010年頃まで4000億円程度で推移していたが、ケ…
著者
松島 肇 半谷 高久
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.24, no.8, pp.505-511, 1975
被引用文献数
1 4

河川水を加圧型濾過器で濾過水と浮遊物質とに分離して水中の多環芳香族炭化水素の分析法を検討した.まず,濾過水についてはクロロホルム抽出し,又浮遊物質はシクロヘキサン-エタノールの混合溶媒によりソックスレー抽出し,各抽出液をロータリーエバポレーターで濃縮した.次に,フロリジルカラムを用いてベンゼン溶離でクリーンアップし,流出液を減圧下で1ml以下に濃縮した後,シリカゲルカラムを使用してイソオクタンで脂肪族炭化水素を,イソオクタン-ベンゼン(1:1)で多環芳香族炭化水素を溶離分画した.更に,多環芳香族炭化水素分画を減圧下で蒸発乾固し,それに一定量のベンゼンを加えて溶解し,マスフラグメントグラフィーにより11種の多環芳香族炭化水素を定量した.<BR>本分析法は従来の方法に比較して,薄層クロマトグラフィーなどの前処理による各多環芳香族炭化水素の単離という煩雑な操作が必要ない上に,濾過水・浮遊物質ともに数ppt以上存在すれば定量が可能であるなどの利点がある.本法の適用例として多摩川河川水を分析した結果,濾過過水・浮遊物質ともフルオランセン,ピレン,3,4-ベンゾピレン,1,12-ベンゾペリレンなどを数pptから100pptの範囲で同定・定量された.
著者
大久 長範 堀金 明美 大能 俊久 吉田 充
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.522-527, 2005 (Released:2007-04-13)
参考文献数
11
被引用文献数
3 4

1) 稲庭うどん, ナンバーワンひやむぎ, 讃岐うどんの圧縮強度 (低圧縮H1, 高圧縮H2) 及びその比 (H2/H1) を求めた.2) 茹で30分後のH2は, ナンバーワンひやむぎで1.9N, 讃岐うどんで2.5Nでに対し, 稲庭うどんでは4N~7Nと大きな値であった. 時間の経過とともにH1とH2は変化するものもあったが, H2/H1比はほぼ一定の値となり, No1ひやむぎが約10, 讃岐うどん約8, 稲庭うどんが13~18であった.3) 茹でた稲庭うどんをMRIにより観察したところ, 空隙があり, 空隙には水が進入していない状態が6時間に渡り維持された. ナンバーワンひやむぎや讃岐うどんにはこのような空隙が観察されなかった.
出版者
日経BP社
雑誌
日経Windows 2000 (ISSN:13452835)
巻号頁・発行日
no.46, pp.116-121, 2001-01

ファイル・サーバー上の共有フォルダにアクセスするときに,マイネットワーク画面でネットワーク・ツリーを展開してアクセス先の共有フォルダを探すのは大変手間がかかります。頻繁に利用する共有フォルダは,もっと手軽にアクセスしたいものです。 解決方法は主に3つあります(表)。ショートカットの作成とネットワーク・ドライブの割り当て,ネットワーク・プレースです。
著者
佐藤 達樹 千木良 雅弘 松四 雄騎
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

2016年4月16日に熊本県熊本地方を震源とする地震(Mw 7.0)が発生し,最大震度7を観測した.震度6強の強い揺れに見舞われた阿蘇カルデラ西部地域では,多くの斜面崩壊が発生した.テフラからなる斜面で発生した斜面崩壊は,緩傾斜斜面で発生し,また,長距離流動した.さらに,これらの崩壊のすべり面の形成された層準にはいくつかの種類があり,調査を行った崩壊地においては,風化した軽石層にすべり面を形成したもの(軽石の崩壊)が最も多く確認され,黒味を帯びた火山灰土層にすべり面を形成したもの(火山灰土の崩壊)が次いで多く,風化した火山灰層やスコリア層にすべり面を形成したものも確認された.そこで,本研究では軽石層および火山灰土層にそれぞれすべり面を形成した崩壊に着目し,これらの崩壊メカニズムを明らかにするために崩壊地の地形・地質的特徴,各層の鉱物組成および物性を検討した.​ 調査地域の基盤は玄武岩から流紋岩までさまざまな組成をもつ溶岩流や火砕岩から構成され(小野・渡辺,1985),テフラに厚く覆われている.渡辺,高田(1990)によると火山灰土(Volcanic soil)は色調によって分類可能であり,本研究では黒色を呈する黒ボク(Bl),黄褐色を呈する赤ボク(Br),そして,両火山灰土の中間の色調を示す暗褐色火山灰土(Blackish Brown Volcanic soil, BlBr)の3つに分類した.また,調査地域で最も広く分布する軽石は草千里ヶ浜軽石(Kpfa)と呼ばれ,約30000年前に草千里ヶ浜火口から噴出した(宮縁ほか,2003). 軽石層または火山灰土層にすべり面をもつテフラ斜面の崩壊には,共通してすべり面付近にハロイサイトが存在した.軽石の崩壊において最も多くすべり面が形成された軽石層は,草千里ヶ浜軽石(Kpfa)層であり,そのすべり面は風化により粘土化した層に形成された.火山灰土の崩壊においてはBlBr層に最も多くすべり面が形成され,崩壊地内にすべり面の露出する箇所には乾燥亀裂が発達しており,高含水の粘土層がすべり面となったことが分かる.さらに,火山灰土にすべり面を持つ崩壊地にはKpfaをはじめとする明瞭な軽石層が存在しなかったことから現段階では,Kpfa層がテフラ斜面の崩壊において最もすべり面形成層となりやすく,Kpfa層がない場合にBlBr層にすべり面が形成された可能性が考えられる.Kpfa層がない理由の可能性としては,もともと堆積しなかったか,堆積の後に地すべりによって取り去られたことが考えられる.堆積しなかったとすると,その理由としては斜面が急すぎたこと,あるいは軽石の給源からの供給が少なかったことが考えられる.
著者
小林 峻 寺田 成吾 瀬戸口 武研 道根 慶治 山下 康一
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.2, pp.964-970, 2016-10-04

我々は,ネットワーク通信を監視し,正規アプリケーションには見られない特有の通信挙動を示すことに着目することで,攻撃者およびマルウェアに察知されることなく Drive - by Download 攻撃 (以下,DbD 攻撃) による感染端末を検出する手法を提案した.しかし年々高度化が進むサイバー攻撃の分野においては,対策手法が有効であるか継続して評価していく必要がある.そこで本稿では,最近の DbD 攻撃を含むトラフィックデータを用いて,あらためて本検知手法の評価を行ない,その評価結果を基に攻撃手法についてネットワークトラフィックの観点から分析し,攻撃者の利用する Exploit Kit に関する巧妙な偽装技術の知見を示した.
著者
齊藤 聡美 吉岡 克成 松本 勉
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.2, pp.826-833, 2016-10-04 (Released:2016-11-08)

近年,Web アプリケーションを利用した Web サイトを対象とした攻撃事例が多数報告されている.本稿では,Web アプリケーションが稼働している複数 Web サイトに対する悪意あるリクエストを,アクセスログから抽出する手法を提案する.提案手法では,複数の Web サイトに対するアクセスログを適用対象とし,リクエスト送信元ホスト ・ 送信先 Web サイト ・ 送信先コンテンツ間の関係性を分析する.これにより,複数のWebサイトに向けて同じコンテンツを要求するリクエストの発生を抽出できる.複数 Web サイト管理者は,こうしたリクエストの発生を検証することで,悪意あるリクエストの発生を突き止めることができる. In recent years, websites are often compromised by various cyber attacks. In this paper, we propose a method for extracting requests intended compromising websites under web applications from access log. Our method analyzes relations among source hosts, destination websites and requested contents. For this relation analysis, we can extract multiple requests that shared with different websites. With verifying those requests by website security analysts, they can find out malicious requests occurrence.
著者
平原 伸昭
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理
巻号頁・発行日
vol.59, no.11, pp.764-767, 2017

<p>インターネットの利便性をこれまでになく享受し,ネット上に拡散する情報の力が革新的な発想を後押しすることも多い21世紀初頭は,同時に情報漏えいや権利侵害,依存といった弊害や危うさを露呈し始めた時代でもある。不可視だが確実に存在する脅威,ネットにつながっているゆえの不自由さをも見極める必要がある。現代の環境を冷静に認識し,今起きていることに対してどうふるまうべきか。現代思想・法曹・警察行政・迎撃技術・情報工学・サイバーインテリジェンス等のスペシャリストが,6回に分けて考える。</p><p>第4回はトレンドマイクロ・平原伸昭氏が,コンピューターウイルスの特徴の変遷,セキュリティーソフトの歴史をふりかえり,大量のサンプル情報を利用した正・不正の検出など迎撃技術開発の最新事情までを解説する。</p>
著者
中島 将太 明田 修平 瀧本 栄二 齋藤 彰一 毛利 公一
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.2, pp.526-533, 2016-10-04

マルウェア対策では,マルウェア解析が重要である.一般的にマルウェア解析は,動的解析,静的解析の手順で行う.しかし,現状では動的解析の結果が,静的解析作業と十分に連携できているとは言えない.特に,動的解析時に記録した API 呼び出し情報と逆アセンブルコードを対応付けていないため,静的解析時に実行時の API 呼び出し情報を活用できていない.また,静的解析を行うためには,実行時にのみ展開されるコードを取得する必要がある.そこで,動的解析時の API 呼び出し情報と,メモリ上のマルウェアのコードを取得し,静的解析を積極的に補助する手法を提案する.本論文では,Alkanet と IDA を連携させた静的解析補助手法について述べる.
著者
西尾 祐哉 廣友 雅徳 福田 洋治 毛利 公美 白石 善明
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.2, pp.496-502, 2016-10-04 (Released:2016-11-08)

Drive-by Download 攻撃に利用される悪性 Web サイトには,アクセスしてきた端末の環境によって挙動を変えるものがある.そのため,単一の解析環境では十分な情報を得ることができず,悪性な挙動を見逃してしまう可能性がある.また,悪性 Web サイトで利用される JavaScript は難読化が施されている場合が多く,それが解析を困難にしている要因にもなっている.著者らはマルチ環境解析の動的解析と難読化コードの解析を組み合せた方法を示している.一方,より多くの悪性サイトを分析するためには分析作業の効率化も必要となる.本稿では,マルチ環境解析の一部である通信ログ解析を自動化する方法を示す. The malicious websites used by Drive-by Download Attacks change their behavior for web client environments. Therefore, single-environment analysis cannot obtain sufficient information and may miss a malicious behavior. In addition, JavaScript used in malicious websites is often obfuscated, and it becomes the factor making analysis difficult. In this paper, we propose the analysis method based on the multi-environment analysis of the traffic log analysis was partially automated in order to analyze efficiently the more malicious websites.