著者
当間 孝子 宮城 一郎 星野 千春 Toma Takako Miyagi Ichiro Hoshino Chiharu 琉球大学保健学部医動物学教室 那覇検疫所那覇空港支所
出版者
琉球大学保健学部
雑誌
琉球大学保健学医学雑誌=Ryukyu University Journal of Health Sciences and Medicine (ISSN:02859270)
巻号頁・発行日
vol.1, no.4, pp.315-319, 1978

A survey was carried out to certain the mosquito fauna of Iheyajima (21 Km^2) north Okinawa Island, in March, May and August 1978. The following 21 species were found on Iheyajima: Anopheles sinensis Wiedemann, Armigers subalbatus (Coquillett) , Culex halifaxii Theobald, Culex pipiens fatigans Wiedemann, Culex pseudovishnui Colless, Culex tritaeniorhynchus Giles, Anopheles lesteri Baisas el Hu, Mimomyia elegans (Taylor), Mimomyia luzonensis (Ludlow), Mansonia uniformis (Theobald), Uranotaenia novobscura Barraud, Uranotaenia jacksoni Edwards, Aedes togoi (Theobald), Aedes albopictus (Skuse), Aedes riversi Bohart et Ingram, Aedes vexans nipponii (Theobald), Culex rubithoracis ( Leicester) , Culex ryukyensis Bohart, Culex bitaeniorhynchus Giles, Culex mimeticus Noe, Culex vagans Wiedemann. Among the species collected, the last 15 had not been previously recorded from Iheyaj ima.
著者
西脇 由恵
出版者
北日本病害虫研究会
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
no.63, pp.52-56, 2012-12

トマト褐色根腐病の対策の一つとして耐病性台木利用が挙げられる。2010~2011年に,トマト褐色根腐病多発圃場において,本病耐病性台木「ドクターK」,「グリーンガード」,「フレンドシップ」および「ブロック」の利用による発病抑制効果およびトマトの生育への影響を調査した。栽培終了時の根部病斑面積率が自根栽培では50~66%であったのに対し,接ぎ木栽培では7~29%となり,台木品種間での差はあるものの根部発病が抑制され,耐病性台木の利用は本病に有効な手段であることが示された。トマトの生育への影響を調査した結果,自根栽培に比較して接ぎ木栽培では茎径が太く,草勢が維持されていた。また,4月中下旬の低温期に定植する作型では5月下旬定植の作型と比較して,低段位における自根区と接ぎ木区の茎径の差が大きかった。耐病性台木の利用は栽培前期から根部発病が抑制されることにより,草勢低下を回避し,被害を軽減していると考えられた。
出版者
改造社
巻号頁・発行日
vol.第24篇 (谷崎潤一郎集), 1927
著者
山本 圭彦 坂光 徹彦 堀内 賢 中川 朋美 林下 知惠 福原 千史 浦辺 幸夫
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.A0796-A0796, 2006

【目的】 骨粗鬆症などによる高齢者の円背姿勢に対し、運動療法の効果を確かめることは重要である。本研究の目的は運動療法介入により円背姿勢が変化するかを明らかにすることである。<BR>【方法】 対象は、65歳以上の高齢者20名とした。安静立位にて明らかに円背姿勢を呈しているものをエクササイズ群(Ex群)、円背姿勢を呈していない高齢者をコントロール群(C群)として10名ずつ2群に分けた。年齢はEx群(男性2名、女性8名)で80.9±5.2歳、C群(男性4名、女性6名)で79.4±5.5歳であった。Ex群は20分の運動療法を週に2回の頻度で6ヶ月間、筋力増強エクササイズと脊椎の可動性を向上するエクササイズを行った。筋力増強エクササイズは腹臥位での上体反らし運動、脊椎の可動性を向上するエクササイズは腹臥位でのOn hands push upによる上体反らし運動を実施した。胸椎と腰椎の彎曲角度の測定にはSpinal Mouse(Idiag AG,Switzerland)を用いた。測定肢位は立位と腹臥位での安静位および最大体幹伸展位の3肢位とした。胸椎と腰椎の彎曲角度はそれぞれの各椎体間がなす角度の和を胸椎角と腰椎角として求めた。さらに前傾姿勢の指標としてTh1とS1を結ぶ線と床からの垂線がなす角度(全体傾斜角)を求めた。脊椎の可動性は腹臥位での安静位からのOn hands push upによる最大体幹伸展位で求めた。体幹伸展筋力の測定はGT-350(OG技研)を用いて体重比で求めた。統計学的分析にはEx群とC群の比較とエクササイズ前後の比較にはwilcoxon順位符号検定を用いた。エクササイズによる立位姿勢の角度変化と脊椎の可動性および体幹伸展筋力の変化量をそれぞれPearsonの相関係数を用いた。<BR>【結果】 6ヵ月後C群では胸椎角で1.5°、腰椎角で1.7°、全体傾斜角で0.5°屈曲方向へ変化した。Ex群は胸椎角で11.4°腰椎角で10.4°、全体傾斜角で1.6°伸展方向へ変化した(p<0.05)。Ex群はすべての角度でC群と比べ有意に角度変化を認めた(p<0.05)。エクササイズ前の脊椎の可動性が大きい対象ほどエクササイズにより立位姿勢は大きく変化した(r=0.55、p<0.05)。体幹伸展筋力はC群で0.32N/kg減少し、Ex群で0.84N/kg増加した(p<0.05)。エクササイズによる体幹伸展筋力が増加するほど立位姿勢は大きく変化した。(r=0.61、p<0.05)。<BR>【考察】 6ヶ月間の運動療法において脊椎の伸展は促され、前傾姿勢も改善された。視診および本人の自覚から十分に円背姿勢の改善を認め運動療法の効果を確かめることができた。安静立位の脊椎を伸展させるには脊椎の可動性を向上させ、体幹伸展筋力を増加させることが重要であると考えられた。<BR>【まとめ】 今回、運動療法介入により円背姿勢が改善するかを検討した。6ヶ月間のエクササイズにより脊椎は伸展し、円背姿勢が改善された。<BR>
著者
アリシャバナ S. 塙 英夫
出版者
自由社
雑誌
自由 (ISSN:04490401)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.112-117, 1964-02
著者
田中 晋作
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.110, pp.163-186, 2004-02-27 (Released:2016-03-29)

今回のシンポジュウムで与えられた課題は,古墳時代の軍事組織についてである。小論の目的は,この課題について,今までに提示してきた拙稿をもとに,とくに,古墳時代前期後半から中期を対象にして,①古墳時代前期後半以降にみられる軍事目的の変化,②中期前半に百舌鳥・古市古墳群の被葬者集団による常備軍編成の可能性,③中期における軍事組織の編成目的について検討し,つぎの私見を示すことである。前期後半,それまでの有力古墳でみられた示威や防御を目的とした武器が,一部の特定古墳で具体的な武装形態を反映した副葬状況へと変化する。この変化は,既存有力古墳群でみられるものはなく,この段階で朝鮮半島東南部地域の勢力とそれまでにない新たな関係を結んだ新興勢力の中に現れるものである。中期に入り,百舌鳥・古市古墳群の被葬者集団によって,形状および機能が統一された武器の供給がはじまり,大規模な動員を可能とする基盤が整えられる。この軍事組織の編成を保障するために,両古墳群の被葬者集団の特定の人物もしくは組織のもとに,人格的忠誠関係に基づいた常備軍が編成される。さらに,武器の副葬が卓越する一部の古墳で,移動や駐留を可能とする農工具を組み込んだ新たな武器組成が生まれる。このような武器組成は,国内に重大な軍事的対峙を示す痕跡が認められないことから,計画的で,遠距離,かつ長期間にわたる軍事活動を視野に入れた対国外的な組織の編成が行われていたことを示すものである。以上の検討結果によって,古墳時代前期後半以降にみられる軍事組織の編成は,政治主体が軍事力の行使によって解決を必要とした課題が,それまでの対国内的な要因から,朝鮮半島を主眼とした対国外的な要因へと変化したことを示していると考える。 The given theme in this symposium is the archaeological analysis of military organization in the kofun period. The aim of my article is to investigate 3points of analysis from the latter half of first period to the middle period of the kofun era. The first point is the evolution of change of the organization and function of the military since the latter half of the first period. The second point of analysis concerns the ability to establish a standard army in the first half of the middle period by the developing political power whose members were later buried during in the Mozu-Furuichi cluster of mound tombs. The final point is the aim of organization in the middle period.In the latter half of the first period, the change in the burial procedure of weapons in tombs reflects the change in the aim and purpose of the demonstration of power and use of defense. This influence was also reflected in the condition of the armament itself. At that time, this change was brought about by newly-risen groups connecting with other groups located in the south-east region of the Korean peninsula.During the middle period the foundation for the large scale mobilization of armies was established through the supply of similarity equipped weapons. These were unified in function and form and supplied by the Mozu-Furuichi group. The standard army was controlled by the presiding organization or chief of this group and bound by a pledge of allegiance. The standard army would then guarantee the stability of the military organization.Further, a new composition of weapons included farm implements used in the transferring and stationing of armies appeared in some tombs which surpassed previously buried weapons. This composition of weapons indicates the existence of a military organization that has the ability for deliberate, long-distance and long-prolonged military action, if the circumstance at a given time did not include a serious military confrontation in the country.Through these investigations I hope to present the following conclusion. The focus of the military organization that was established since the latter half of the first period in the kofun era changed from internal to external, mainly regarding the Korean peninsula.
著者
石川 岳
出版者
The Showa University Society
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.104-119, 2000

3次元コンピユータ動作解折装置を用いてゴルフスイングを動作解析した.対象はプロゴルファー8名, アマチュアゴルファー10名である.方法はゴルフスイングを2方向からのビデオカメラ撮影を行い, それをもとに3次元コンピュータ動作解折を施行した.ゴルフスイングにおいては, 正確にかつ遠くヘボールを飛ばすといった, 2つの相反する目的を達成させなければならない.今回のプロとアマのゴルフスイングを動作解折し, 比較検討した結果は, アドレス地点とインパクト地点との重心の飛球線方向への移動距離が, プロ群平均9.5±4.5cm・初心者群平均3.2±6.0cmとプロの方が大きく体重移動をたくさん行っていた.また, 両肩甲帯と骨盤帯のバックスイング時の捻転もプロ群平均75±13.9°・アマ群平均61.4±10.2°とプロの方が有意に大きかった.これはパワーの蓄積と考えられる.また, 蓄積されたパワーを体重移動と共に下半身から肩甲帯へ, 肩甲帯から肘関節へ, 肘関節から手関節へと体幹から末梢へ運動連鎖を正しく行い, そのパワーをクラブヘッドに伝える事が重要である.そして, アドレス地点とインパクト地点の左膝角度は, プロではその差の平均は4.1±3.8°でアマは11.5±7.2°であった.インパクトの正確性を高める為には左膝の角度をアドレスと同等にする必要がある.また, インパクト時の肩甲帯の向きは, プロにおいて飛球線と平行に近いが, アマにおいてはその向きが一定せずボールに正対してインパクトを行っていなかった.これもインパクトの正確性を低くする原因であると考えられた.これらを実現させるには, 骨盤帯をしっかり固定する下肢筋力と, 肩甲帯を捻り上げる傍脊柱筋及び肩甲帯周囲筋の筋力増強が必要であり, 正しい運動連鎖と効率良く筋力を発揮できるタイミング作りが重要であると考えられた.
著者
松下 俊雄
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.46, no.11, pp.717-719, 1998-11-20
著者
清水 哲也 水口 義昭 吉岡 正人 松下 晃 金子 恵子 川野 陽一 勝野 暁 神田 知洋 高田 英志 中村 慶春 谷合 信彦 真々田 裕宏 横室 茂樹 内田 英二
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.79-85, 2016-01-31 (Released:2016-04-26)
参考文献数
19

ERCPは胆膵疾患の診断に不可欠な手技となり,ERCPを応用したさまざまな手技が活用されている一方,ERCPの偶発症は重篤化しやすく慎重を要す手技である。ERCP合併症の中でも後腹膜穿孔は死亡率が高く,その診断と対処が重要である。1999年1月から2015年5月までのERCP自験例 4,076例のうちERCPの後腹膜穿孔を10例(0.25%)に認め,その原因と対応を検討した。穿孔部位は,乳頭部3例,胆管3例,膵管2例,十二指腸2例であり,原因は,乳頭部穿孔ではEST,胆管穿孔では砕石処置具の挿入,膵管穿孔ではカテーテル操作,十二指腸穿孔では内視鏡の挿入による損傷であった。後腹膜穿孔を疑う際にはENBDや胃管で減圧しCTで後腹膜穿孔の重症度を確認する。CTで後腹膜に液体貯留を認め,かつ発熱や疼痛のある症例は緊急手術を行う。後腹膜気腫のみ,もしくは少量の液体貯留のみで無症状の症例は保存的加療を行い経時的に疼痛や液体貯留をフォローし,所見の悪化がある際は緊急手術を考慮する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1297, pp.120-123, 2005-06-27

「全く同じホテルで今までと同じサービス。それで何千円も値上げされるのはねえ…。次からコンラッド東京を使うことにしました」 ある外資系メーカーの購買担当者はこう話す。欧州の本社から日本へ出張があると、大阪ではヒルトン大阪、東京では六本木ヒルズ内にあるグランドハイアット東京を利用していた。