著者
掛江 美和子 今井 悦子 香西 みどり 畑江 敬子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.200-209, 2003-08-20
被引用文献数
3

Four alcoholic beverages (beer, wine, sake and chuhi sour) were investigated to evaluate the sensory compatibility between these alcoholic beverages and foods. A total of 876 consumers, including brewery staff in the Kanto area, participated in this study. The participants were asked to grade these beverages on a 6-point scale according to the perceived compatibility with various foods. The average scores indicate that each alcoholic beverage had varying affinity to different foods in the minds of consumers. As a whole, beer tended to score relatively highly regardless of the food variety, whereas wine was considered to have more specific affinity to certain types of food. When the foods were ranked according to the compatibility scores with a particular alcoholic beverage, beer and chuhi exhibited broadly similar profiles. The results are also discussed of a principal component analysis for mapping foods.
著者
岡部 一明
出版者
愛知東邦大学
雑誌
東邦学誌 (ISSN:02874067)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.1-22, 2008-06
著者
農林水産省
雑誌
農業気象資料
巻号頁・発行日
1982
被引用文献数
2
著者
斎藤 清明
出版者
京都大学ヒマラヤ研究会
雑誌
ヒマラヤ学誌 : Himalayan Study Monographs (ISSN:09148620)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.135-140, 2008-03-31

総合地球環境学研究所(地球研)の研究プロジェクト「人の生老病死と高所環境~三大『高地文明』における医学生理・生態・文化的適応」(通称, 「高地文明」プロ)が, 予備研究から本研究に向けてすすんでいくなかで, 研究目標がはっきりしてきた. 本研究は2008年から2012年まで5年間の計画. 高地における人間の生き方と自然および社会経済環境との関連を, 世界の3大高地といわれるアンデス, ヒマラヤ・チベット, エチオピアで調査研究を行い, 比較していく. ようするに, 「高地文明」というものの解明であると, 私はかんがえる. この研究プロジェクトの予備研究に, 私は「自然学班」として加わり, 「高所環境と自然学~自然学の可能性」というテーマをかかげた. それは, 今西錦司が提唱した「自然学」を, 高地の人々の自然観を調べることによって展開させようというねらいであった. そのために, まず「自然学」というものを検討した. そのうえで, 「自然学」を展開させて「高地文明」プロに加わっていくためにどうすべきかを考え直してみた. そうして, 私にとっては馴染みのあるチベットを, 高地文明としてとらえてみようとおもった.
著者
平松 隆円
出版者
佛教大学
雑誌
佛教大学教育学部学会紀要 (ISSN:13474782)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.129-139, 2013-03-18

本研究の目的は、電車内に限定して、化粧をはじめとする若者の迷惑行為の実行と意識との関係をあきらかにするとともに、それらと社会考慮、自尊感情、公的自意識、私的自意識の各個人差要因との関連性をあきらかにすることである。男性55人(平均年齢=19.53歳、SD=1.71)、女性88人(平均年齢=19.15歳、SD=1.28)を対象とする質問紙調査の結果、「化粧」「新聞や雑誌などを読む」をのぞいて、おおむね一般的に迷惑行為とされている行動を若者自身も迷惑行為と意識していることがわかった。また、実際にそれら迷惑行為をおこなうことはあまりないこと、必ずしも迷惑行為と意識していることが実際の行動に関係しているわけではないことがわかった。部分的ではあるが、迷惑行為の実行には自尊感情や私的自意識が、迷惑行為の意識には社会考慮や公的自意識が関連していた。
著者
平松 隆円
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.140-147, 2014

<p><tt>本研究の目的は,人々が様々な社会的場面でおこなう化粧が,どのような点を重視して決められているのかという化粧規範意識について,その構造をあきらかにすることである.調査対象者は,学生男子</tt>190<tt>人(平均年齢</tt>=20.08 <tt>歳,</tt>SD=1.69<tt>),学生女子</tt>342<tt>人(平均年齢</tt>=19.33 <tt>歳,</tt>SD=1.27<tt>),親世代男子</tt>47<tt>人(平均年齢</tt>=49.30 <tt>歳,</tt>SD=4.99<tt>),親世代女子</tt>158<tt>人(平均年齢</tt>=47.44 <tt>歳,</tt>SD=4.33<tt>)である.</tt>10<tt>項目の社会的場面と</tt>12<tt>項目の化粧基準を選定し,それらを組み合わせた</tt>120<tt>項目の化粧行動に対して,その必要度から化粧規範意識を調査した.因子分析の結果,化粧規範意識は</tt>5<tt>つの因子から構成されることがあきらかとなった.また構造化された化粧規範意識にもとづき調査対象者を類型化した結果,</tt>3<tt>つのクラスターの存在もあきらかとなった.</tt></p>
著者
安藤 ひとみ 飯塚 久子 光永 俊郎
出版者
近畿大学
雑誌
近畿大学農学部紀要 (ISSN:04538889)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.51-54, 1992-03-15

(1)米穀粒中のプロラミン画分の分布は,外層部に多く中心部にゆくにしたがって減少した.しかしその分布には抽出溶媒に,70%エタノールを用いるか,55% η-プロパノールを用いるかで差異があった.(3)米穀粒の層別のプロラミン画分のSDS-PAGEによる泳動像には,外層部と内層部間に差異が認められなかった.(3)用いた5品種の玄米のプロラミン含量は品種間で差異が認められ,特にコシヒカリは他の玄米に比較して,プロラミン含量は約1/2であった.(4)玄米のプロラミン画分のSDS-PAGEによる泳動像に品種間で差異が認められた.
著者
高木 基裕 堀 俊和 藤元 美俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.561, pp.41-44, 2007-03-01

本報告では,比誘電率,比透磁率が共に負(Double Negative or DNG)となる媒質がダイアポールアンテナの特性に及ぼす影響をFTDT法によって解析し,DNG媒質がダイポールアンテナの特性に与える影響を明らかにする。検討の結果,比誘電率ε_r=-1,比透磁率μ_r=-1のDNG媒質では,DNG媒質を設置する位置によってDNG媒質中にダイポールアンテナの虚像ができることが確認できた。またDNG媒質の比誘電率,比透磁率によりダイポールアンテナのインピーダンス特性に影響を与え,共振周波数は大きく変化することがわかった。また指向性に影響することがわかった。
著者
西村 昌也 ファン・ミン・フェン
出版者
関西大学
雑誌
東アジア文化交渉研究 (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.187-219, 2008-03-31

15 pieces of bronze drum in Bình Định Province, central Vietnam are suggestive materials for understanding the technological and cultural contexts of the bronze drums in Southeast Asia. This paper considered its technological and cultural background based on the restudy of the bronze drum collection and their discovery sites. The chronological frequencies of the drum assemblage indicate that the duration of the bronze drum usage is not long successive period (1st C. BC to 2nd C.AD) and possibly stopped the bronze drum usage at the same time or in very short duration. Only Gò Rộng drum was identified as the possibly local-made drum by lost-wax technique and the other are transported from the northern Vietnam. No bronze drums later than the 3b period (later than the late 2nd C. AD) of Imamura's chronology are seen in not only Bình Định but also central and southern Vietnam, Cambodia, coastal area of Thailand and Malay Peninsular. During the 2nd C.AD, the early states formation or political integration with the strong influence from India and China are already evidenced in this region. Especially the Indianized ideas for the statecraft and religion possibly left no space for the survival of the bronze drum usage in their society. Thus this ending period of the bronze drum usage well accords with the real beginning of the Indianization in the Southeast Asia.
著者
西村 惠信
出版者
禅文化研究所
雑誌
禅文化 (ISSN:05143012)
巻号頁・発行日
no.235, pp.109-115, 2015
著者
石井 信生
出版者
広島大学
雑誌
音楽文化教育学研究紀要 (ISSN:13470205)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.1-12, 2004-03-25

本研究の目的は、保育園児の音楽享受において生起する情動的意味を客観的に測定するための表情画評定尺度を新たに構成し、実際にそれを保育園児に適用して音楽享受における情動的意味の生起のしかたを客観的に測定して観察することであった。研究のストラテジーは次のとおりであった。1)保育園児の音楽享受によって生起する情動的意味を測定するための、6つの表情画評定尺度が、新たに構成された。 2)70名の保育園児を被験児として6楽曲の音楽享受をさせ、そのときに生起した情動的意味を表情画評定尺度上に指さし評定させることによって評定させた。3)被験児の指さし評定によって得られた評定結果が験者によって記録され、その数値化されたデータに基づいてセマンティックプロフィール、レリーフマップ、デンドログラムが描かれ、被験児たちの音楽享受によって生起した情動的意味が客観的に分析され、観察された。以上の結果、新たに構成された表情画評定尺度の保育園児への適用の有効性が明らかとなり、保育園児の音楽享受における情動的意味に関して、次のことが明らかとなった。1)保育園児の音楽享受によって生起した情動的意味は、男児被験児群と女児被験児群との間に相違が見られた。2)保育園児の音楽享受によって生起した情動的意味の強さは、女児被験児群のほうが男児被験児群よりも強かった。3)保育園児の音楽享受によって生起した情動的意味の質的内容は、男児被験児群のほうが女児被験児群よりも変化に富んでいた。
著者
衣川 賢次
出版者
禅文化研究所
雑誌
禅文化 (ISSN:05143012)
巻号頁・発行日
no.235, pp.68-72, 2015