著者
中島 映至 竹村 俊彦
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.997-999, 2009-12-31
被引用文献数
1
著者
本間 茂 山階 正樹 小橋 史彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.27, no.11, pp.1062-1068, 1986-11-15
被引用文献数
18

べた書き文のかな漢字変換では 文節分かち書きの場合に比較して同音語によるあいまいさがあるばかりでなく 分かち書き処理を自動的に行うことによるあいまいさも生じ 膨大な数の文解釈候補が発生する.このため文節内に閉じた形態素情報を利用した従来の解析法だけでは文解釈候補を十分には絞り込めないという問題があった.本論文では こうした問題を解決する手段として 単語単体の属性だけでなく単語間の関係を用いる連語解析を提案し その方法を用いたかな漢字変換法について述べる.本方式ではべた書きかな文から漢字かな混じり文への変換の基本処理に文節数最小法を用い さらに 単語数最小という条件から候補を絞り込んだ上で連語解析を行い 最終候補の絞り込みを行う.また 連語解析に用いる連語辞書を自動生成する方法を実現し 国語辞典などの用例約30万件から係り受け関係にある単語の組を約30万5千件自動抽出した.これらを適用したべた書き文のかな漢字変換プログラムを作成し 実験を行った結果 新聞社説(約5 500字)を対象に平均文解釈候補数を文節数最小法の約1/7?1/10まで絞り込むことができ 本方式が有効であることがわかった.
著者
南方 かよ子
出版者
浜松医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

銅の高感度で簡便な定量法を開発し発表した(Clin Chem,2001,Jpn J Forensic Toxicol,2001)。5μlの血漿、1.5mlの水道水で定量が可能である。この方法を用いて餌中にパラコート250ppmを投与して中毒をおこしたラットの組織中の銅を定量した。その他の金属は当補助金で入手した島津AA-6200原子吸光光度計にて定量した。中毒ラットでは、銅は肺、肝、血漿で2倍に、腎では半分に変動していた。鉄は肝、脾で2倍、血漿では半分に変動していた。マグネシウムは腎で2倍となり、肝ではマグネシウムと亜鉛が有意に上昇していた(J Toxicol Environ Health,2002)。マグネシウム半減食中にパラコート125ppmを投与したラットの上記金属レベルはパラコート中毒の場合と同様であった(Jpn J Legal Med,2001)。しかしながら、カルシウムは腎で10倍となっていた(法医学会総会,2002発表予定)。マグネシウム半減食のみでこのような高濃度のカルシウムの蓄積をおこすには通常35日以上を要する。マグネシウム半減食中に125ppmのパラコートを投与したラットではパラコート中毒とマグネシウム欠乏がともに促進されていた。カルシウムとマグネシウムの比を保つために全ミネラルを半減しパラコート125ppm投与ラットではカルシウムは腎で20倍となっていた(ISALM,2002発表予定)。
出版者
東京府立工業奨励館
巻号頁・発行日
vol.第4回, 1943
著者
上地天逸 著
出版者
六合館
巻号頁・発行日
1924
著者
波部 忠重
出版者
日本貝類学会
雑誌
Venus
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.173-180, 1958-10-13
被引用文献数
4
著者
松隈 明彦
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.207-221, 1989-12-31
被引用文献数
1

Only two pholadomyid bivalves, i.e., Pholadomya (s.s.) pacifica Dall, 1907 and Pholadomya (Nipponopanacca) sakuraii Habe, 1958, are known from seas around Japan. The third and new species of Pholadomya (Nipponopanacca) is described here from Japan. A single valve from Taiwan of a possible, fourth and new species is described and illustrated, but no formal name is proposed.

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著者
足助いゑ 著
出版者
松邑三松堂
巻号頁・発行日
vol.後編, 1925
著者
長谷川 雅哉 鍋島 俊隆
出版者
日本毒性学会
雑誌
Journal of toxicological sciences (ISSN:03881350)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.11-16, 2002-12-25

ダイエット商品には根強い需要がある。中国の健康茶をイメージさせるダイエット食品に対して,日本の消費者は無防備である。個人輸入やインターネット販売によって,法の網をかいくぐり,危険な健康食品ややせ薬が,消費者の手元に簡単に届くことが,大きな社会問題となっている。中国製ダイエット食品による健康被害が報告された。これらのダイエット食品に含まれており,問題となっているのが食欲抑制剤「フェンフルラミン」である。これは,食欲抑制効果を期待して人為的に添加されたものと推察されている。フェンフルラミンは,中枢性セロトニン(5-HT)作動性食欲抑制薬であり,肥満症の治療に使用される。フェンフルラミンの5-HT神経系を介した精神神経学的副作用について,数多くの報告があり,不安を惹起し,認知機能,睡眠,人格などに影響を与えるのではないかと考えられている。フェンフルラミンの投与により,持続的な脳内5-HTレベルの低下を伴う,うつ状態が誘導される。原因として5-HT神経繊維の脱落および5-HT再取り込み部位の減少が報告されている。フェンフルラミンの濫用はまれであるが,薬物濫用歴のある者がフェンフルラミンを濫用したケースがあり,多幸症,知覚変化,非現実感のような症状が発現している。動物実験では依存性獲得は認められていない。フェンフルラミンの過量投与により,精神障害,振せん(震え),眠気,錯乱,紅潮,発熱,発汗,腹痛,過呼吸,散瞳,廻旋眼振,反射亢進・抑制,頻拍,痙攣,昏睡,心室性期外収縮,心室細動,心停止が起こる可能性が有る。米国では,フェンフルラミンを含む食欲抑制剤によって,心臓弁への副作用が発見され,1997年に販売を禁止,回収を指示している。
著者
雨宮 聡史 松崎 隆哲 雨宮 真人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.119, pp.51-56, 2003-11-27
被引用文献数
8

現在,マルチスレッド実行を意識したプロセッサの開発が主流になりつつある.しかし,大多数のプロセッサは命令レベルの並列性の抽出を追求しているものである.我々は命令レベルの並列性の追求をやめて,スレッドレベルの並列性のみに焦点を当て,データフローモデルを基盤とし、継続概念を核としたマルチスレッド実行モデルを提案する.また,このモデルを実現するオンチップ・マルチプロセッサの構成および命令セットアーキテクチャについて提案する.Nowadays, development of processors which support concurrent multi-thread execution is becoming mainstream. However, most of the processors are aimed for exploiting instruction level parallelism. We are taking another approach, and developing the processor focused only on thread level parallelism. Our processor is named Fuce, and it is based on the continuation model which is a variant of data flow computing model. In this paper, we introduce the programming model for Fuce and the architecture of Fuce.