著者
Mohosena Begum TANU 野口 玉雄
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.426-430_1, 1999-12-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
15
被引用文献数
9 26

1998年12月にバングラデシュで採集されたカブトガニ Carcinoscorpius rotundicauda の毒性とその毒成分を調べた. 卵巣, 精巣, 内臓に毒性が認められたが, その毒力はすべて10MU/g以下であった (卵巣において最高値7.4MU/g). 抽出した毒を限外ろ過並びに活性炭, Bio-Gel P-2, Bio-Rex70のクロマトグラフィーにより精製した. 部分精製毒をHPLC, TLC, 電気泳動, 1H-NMRで分析した結果, カブトガニの毒はテトロドトキシン (TTX) であることが明らかになった. これはバングラデシュ産カブトガニの毒性及び毒成分に関する初めての報告である.
著者
作山 宗久
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.40, no.7, pp.509-518, 1990-08-01

本稿は記録管理学会とは何か,何のための組織か,会員はどのような人たちか,会員になったらどんなことができそうか,記録管理(レコード・マネジメント)とは何か,そのキーワードは何か,いま何のためか,を述べる。人は組織に参加するとき様々な動機をもつ。記録管理学会は業務指向,プロフェッショナル指向,天命指向いずれの人も歓迎する。これらの人々の中でプロフェッショナル指向の人が最も学会に貢献しかつ学会から利益を受けることができる。記録管理のキーワードは,記録のライフサイクル,システム・アプローチ,管理機能である。ライフサイクル概念は記録の生涯を貫く計画表を設定する。システム・アプローチは各シスチムの自律と相互依存を統合する。管理機能はライフサイクルとシステム・アプローチを通じて記録にかかわる人間の行動を計画し,組織化し,統制し,調整して組織の目標を達成させる。記録は未来のためのものである。記録管理はセレンディピティをはぐくむ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.2, pp.142-145, 2007-09
被引用文献数
1

マツダが2007年7月に発売した新型デミオは3代目でコンセプトをガラリと変えた。室内や荷室の容量を重視したファミリー向けの「スペースワゴン」タイプから、独身女性をメインターゲットにした「パーソナル・コミューター」に変貌したのである(図1)。大胆な変身の陰には、日欧で大きく変化する市場への対応があった。
著者
陳 明裕 藤田 邦夫 石井 準之助 島田 桂吉 平田 たつみ 藤澤 肇
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.269-272, 1991

We applied low power laser irradiation on cultured dorsal root ganglion (DRG) which was excised from mouse, Continuous wave Ga-Al-As diode laser of 830nm wave length and 20mW power output was irradiated for 5-15 minutes. Neurite elongation from DRG was inhibited significantly by laser irradiation. It also inhibited neurite elongation of single neuron isolated from DRG. Especially that of small diameter neuron was significantly inhibited.<BR>By immunostaining, neurites including substance P and/or CGRP were shown to he affected severely. These results suggest that inhibitory effect of laser irradiation on neurite elongation may relate to the mechanism of pain attenuation.
著者
陳 明裕 浅見 勲零 吉位 尚 藤田 邦夫 寺延 治 石井 準之助 寺尾 牧 浜田 充彦 平田 たつみ 島田 桂吉
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.5-11, 1993
被引用文献数
1

矯正治療におげる歯牙移動時にはしばしば疼痛を伴うことがある。 近年, 低出カレーザーによる除痛効果は一般臨床において広く認められている。 <BR>そこで本研究では矯正治療における歯間離開時に発生する痛みに対するレーザー除痛効果の有効性を二重盲検法を用いて検討した。 歯と歯の間隙が正常範囲内 (50μm-110μm)で, 予め左右対象であることを確認した28例の被検者の両側第三大臼歯近心, または近遠心にエラスティックセパレーターを挿入直後に左右どちらかの第1大臼歯のみに低出力Ga-Al-As 半導体レーザー (波長830nm, 出力20mW) を2分間, 歯根相当部頬側歯肉より接触照射した。 その際, 二重盲検とするため, 左右どちら側を照射するかは, 乱数表に従い, 検者被検者双方に判らないように決定した。 疼痛評価には, Visual analog scale (VAS) を用い, 次来院時に被検者自身により記入された用紙を回収した。 その結果, 28例中重7例において, レーザー照射側の疼痛軽減が認められた。 また, VAS平均値も2%の危険率で有意の差が認められた。以上の結果から低出力Ga-Al-As半導体レーザーは矯正治療における歯牙移動時に発生する痛みに対しても有効であることが判った。
著者
陳 明裕 寺尾 牧 浅見 勲 吉位 尚 藤田 邦夫 寺延 治 石井 準之助 島田 桂吉 浜田 充彦
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.1-7, 1994

矯正治療時の疼痛は殆どの場合-過性ではあるが, 有効な対処方は少ないのが現状である。我々は, 矯正治療時の疼痛緩和を目的に, Na: YAG レーザー, Ga-Al-As 半導体レーザーを応用し, その有効性を報告してきた。しかし, レーザーは波長によってその作用が異なるためHe-Neレーザーについて同様の実験を行い, その有効性について先の半導体レーザーでの結果と比較検討した。被験者は, 神戸大学病院矯正部外来患者および同医局員で, 平均年齢20.7歳であった。予め歯牙接触関係等に左右側で, 差が無いことを確認した同顎左右第1大臼歯を被験歯とした。被験歯近遠心もしくは近心に同じ厚みのエラスティックセパレーターを挿入し, 挿入直後にレーザーを片側にのみ近心根, 遠心根の各中央相当部頬側歯肉に各々1分間ずつ計2分間接触照射し、反対側を非照射対照側とした。なお, 照射に際しては被験者に, 照射側が判別されないよう努めた。レーザー装置は, 波長632.8nm, 出力6m W のSOFT-LASER 632<SUP>R</SUP>を連続波で2分間用いた。調査はアンケート用紙にて行い, 疼痛の開始時期, 消失時期, 最大疼痛の時期およびその程度を患者自身に記入させ, 次の来院時に回収した。疼痛評価はVisual analog scale (VAS) を用いて行い, 各症例の非照射側を対照として比較した。その結果22例中14例で照射側VAS値の滅少を認め, VAS平均値も照射側2.33, 対照側3.91と有意の差を認めた。疼痛時期については両群間に差を認めなかった。半導体レーザーとのVAS値の比較も有意の差を認めず, 何れのレーザーにおいても同程度の除痛効果が得られたものと考えられる。
著者
陳 明裕
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学医学部紀要 (ISSN:00756431)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.35-45, 1992-06

低出力レーザーの効果について主に三つの研究を行った。初めに,低出力レーザーの除痛効果が,矯正治療時の痛みに対しでも有効であるのかどうかを検討した。その結果,この場合においても,レーザー照射は極めて有効であることが認められた。つぎに,マウス培養知覚神経節の神経線維伸長に対する低出力レーザー照射の影響について検討した。神経線維の伸長はレーザー照射によって,顕著に抑制された。レーザー照射は,単離した神経細胞の神経線維伸長も抑制し,特に小型,中型の神経細胞に対する影響は著明であった。また,免疫組織染色による観察から,サプスタンスPおよびCGRP含有神経線維が強くレーザー照射の影響を受けていることも示された。これらの結果は,低出力レーザーの除痛効果を解明する上で非常に興味深い。次に,生体のラットの歯に低出力レーザー照射を行い,歯髄内のサプスタンスPおよびCGRP含有神経線維に対する影響を免疫組織化学的に調べた。その結果,検出し得る変化はなかった。
著者
陳明裕
雑誌
近東矯歯誌
巻号頁・発行日
vol.25, pp.30-32, 1990
被引用文献数
2
著者
陳 明裕
出版者
日本矯正歯科学会
雑誌
Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌 (ISSN:13490303)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.118-120, 2008-06-25

バネ式拡大装置(CEA)は,0.9mmステンレススチールラウンドワイヤーと内径0.9mmのステンレススチールチューブ,および0.3mm×0.9mmのNi-Tiオープンコイルよりなる単純な構造の装置である.また,単純な構造のため,製作も容易で,清掃性に優れ,装着感も比較的良好である.なお,本装置は,側方拡大のみならず,主線の延長によって同時に前歯部の傾斜移動も可能であり,歯列狭窄を伴う叢生症例の治療などに有効である.また,リンガルシースやSTロックと組み合わせることで,調節時の取り外しも可能となる.本稿ではその製作方法および応用例を紹介する.
著者
陳明裕
雑誌
日本レーザー医学会誌
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.3-9, 1992
被引用文献数
2
著者
江頭 邦雄 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1248, pp.102-105, 2004-06-28

問 業績好調ですね。2004年3月期に連結売上高が初めて1兆円の大台に乗りました。海外事業の伸びが大きく、売上高構成比で2割を超える。世界の市場を耕す秘訣は何ですか。 答 前期は連結対象118社の売上高が1兆395億円、営業利益も651億円と過去最高でした。今期はROE(株主資本利益率)が10%(前期8.9%)に達する見込みです。