著者
嵯峨山 茂樹 伊藤 克亘 宇津呂 武仁 甲斐 充彦 小林 隆夫 下平 博 伝 康晴 徳田 恵一 中村 哲 西本 卓也 新田 恒雄 広瀬 啓吉 峯松 信明 森島 繁生 山下 洋一 山田 篤 李 晃伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.518, pp.73-78, 2003-12-12

擬人化音声対話エージェントのツールキット"Galatea"の開発プロジェクトについて報告する.Galateaの主要な機能は音声認識,音声合成,顔画像合成であり,これらの機能を統合して,対話制御の下で動作させるものである.研究のプラットフォームとして利用されることを想定してカスタマイズ可能性を重視した結果,顔画像が容易に交換可能で,音声合成が話者適応可能で,対話制御の記述変更が容易で,更にこれらの機能モジュール自体を別のモジュールに差し替えることが容易であり,かつ処理ハードウェアの個数に柔軟に対処できるなどの特徴を持つシステムとなった.この成果はダウンロード可能となっており,一般に無償使用許諾している.
著者
海津 正倫 TANAVUD Charlchai PATANAKANOG Boonrak
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.2-11, 2006 (Released:2010-06-02)
参考文献数
12
被引用文献数
1 2

タイ国アンダマン海沿岸において多大な津波被害をこうむったNam Khem平野において,上陸した津波の挙動を明らかにし,津波の流動と地形および地形変化との関係について検討した.低地部における津波の挙動は基本的には流れの方向の異なる押し波と引き波の組み合わせで説明されるが,個々の地点では低地の微地形の存在が大きく影響している.とくに,一部では上陸した押し波と廃土の盛土斜面に乗り上げた後の引き波が同方向に流れており,逆の方向性を持つ押し波と引き波の見られる多くの地域とは異なった特徴が見られた.また,津波堆積物の分布は,津波の流動が集中する部分で厚くなる傾向が見られたほか,堤間低地の部分で厚く,浜堤列の発達と密接に関係している.
著者
関儀一郎 編
出版者
東洋図書刊行会
巻号頁・発行日
vol.孟子部2, 1926
著者
塚田 亨 徳永 千穂 酒井 光昭 南 優子 佐藤 幸夫 榊原 謙
出版者
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
雑誌
日本血管外科学会雑誌 (ISSN:09186778)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.743-747, 2014 (Released:2014-04-29)
参考文献数
7

要旨:肺動脈原発腫瘍は極めて稀な疾患であり,未治療の場合は予後1.5 カ月ともいわれる悪性の疾患である.症例は62 歳女性.咳嗽と血痰を主訴に受診.造影CT で肺動脈肉腫と診断,左右肺動脈はほぼ腫瘤に占拠され突然死の可能性が高いと判断し手術適応とした.麻酔導入後に心停止となり,緊急開胸し人工心肺を開始,主肺動脈から右肺動脈に嵌頓した腫瘍を摘出,肺動脈は馬心膜で再建した.左肺気管支の断端の確保も可能であり人工心肺離脱後に左肺全摘を施行し腫瘍を完全に摘出した.病理組織より左肺動脈内膜肉腫と診断,腫瘍断端は陰性であった.術後補助化学療法については明確なプロトコールがないことより選択しなかった.現在術後36 カ月が経過しているが,再発を認めず外来で経過観察中である.左肺動脈原発血管内膜肉腫に対して,肺動脈再建・左肺全摘術を行い術後36 カ月の生存期間を得た.肺動脈原発血管内膜肉腫の予後改善のためには,完全切除をめざした積極的な手術が有効と考えられた.
著者
Siri Krishan Wasan Vasudha Bhatnagar Harleen Kaur
出版者
CODATA
雑誌
Data Science Journal (ISSN:16831470)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.119-126, 2006 (Released:2006-11-28)
参考文献数
10
被引用文献数
44

Medical data mining has great potential for exploring the hidden patterns in the data sets of the medical domain. These patterns can be utilized for clinical diagnosis. However, the available raw medical data are widely distributed, heterogeneous in nature, and voluminous. These data need to be collected in an organized form. This collected data can be then integrated to form a hospital information system. Data mining technology provides a user-oriented approach to novel and hidden patterns in the data. Data mining and statistics both strive towards discovering patterns and structures in data. Statistics deals with heterogeneous numbers only, whereas data mining deals with heterogeneous fields. We identify a few areas of healthcare where these techniques can be applied to healthcare databases for knowledge discovery. In this paper we briefly examine the impact of data mining techniques, including artificial neural networks, on medical diagnostics.
著者
J. H. Westbrook
出版者
CODATA
雑誌
Data Science Journal (ISSN:16831470)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.198-212, 2003 (Released:2006-01-05)
参考文献数
35
被引用文献数
6

The availability of the Internet has provided unprecedented opportunities for both data compilers and users. With respect to materials data, this paper explores: how do we know what is available? how can data be accessed, interpreted, exchanged? what novel modes of presentation are now available? what organizations are active in this field and what are their programs? what improvements are needed? where do we go from here and how? Examples will be illustrated of specific materials databases available on the Internet from a variety of materials data fields, e.g. fundamental data, engineering design properties, environmental data, and materials safety data. While there is no question that large and widely varied bodies of data are accessible on the Internet, significant improvements are needed promptly. The paper concludes by summarizing these problems and possible means for their alleviation.
著者
井上 秀範 吉井 新平 高橋 渉 喜納 五月 多田 祐輔
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.237-242, 2001-06-20 (Released:2011-08-10)
参考文献数
15
被引用文献数
1

症例は70歳男性. 平成12年2月, 胸部不快感および持続する右胸部痛を認めたため近医を受診し右肺梗塞の診断で線溶療法を中心とする加療するも軽快せず, 精査加療目的にて当院に紹介された. CTおよびMRIにて一部肺動脈壁外に浸潤する右主肺動脈をほぼ完全に占拠した陰影を認め, Gaシンチグラフィーでは右肺門部に集積像を認めた. 肺動脈造影では右主肺動脈をほぼ閉塞する球状かつ辺縁平滑な腫瘤影を認め, 右内胸動脈および右気管支動脈造影では, 腫瘍の部位に一致して腫瘍濃染像を認めた. 肺動脈造影時に施行した吸引組織診で血管肉腫と診断された. 他の全身検索では転移巣を認めず, 胸骨正中切開によるアプローチで右肺全摘術及び縦隔リンパ節隔清術を施行した. 術後病理組織所見では肺動脈原発のintimal sarcomaと診断され, 右下葉に肺内転移を認めた. 現在術後10ケ月経過するが, 再発の徴候はない.以上, きわめて稀な右主肺動脈原発肉腫を経験した. 文献上術前に診断しえた本邦5例目の症例であるので報告した.
著者
勝井 則明 西川 文子 中田 春男 喜多 英二 坂本 雅子
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.61, pp.37-44, 1996-04-25
被引用文献数
3

気化式加湿器においては加湿水が微生物汚染を受けても室内に飛散することは少ないとされているが,高濃度の汚染の場合には飛散することが報告されており,また加湿装置の汚染は加湿能力に大きな影響を及ぼす.本研究では気化式加湿器の代表的な三つのタイプ,すなわち"吸上げ式"・"流下式"および"膜式"について,その微生物汚染を検出率の高い低栄養培地を用いて実験的に研究した.汚染の経時的変化および走査型電顕によるエレメントの汚染状況を調べた結果,加湿装置を微生物汚染の少ないものから順に並べると,"流下式"・"膜式"・"吸上げ式"の順になった.各加湿装置について長所・問題点・改善点などを微生物学的な観点から論じた.
著者
David R. Lide
出版者
CODATA
雑誌
Data Science Journal (ISSN:16831470)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.154-155, 2007-12-23 (Released:2007-12-31)
被引用文献数
1
著者
酒本 恵明 町田 浩一 菊地 正雄
出版者
東北薬科大学
雑誌
東北薬科大学研究誌 (ISSN:1345157X)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.63-67, 2007-12

Six chemical constituents, oleoside dimethyl ester (1), 10-acetoxyoleoside dimethyl ester (2), 7-β-D-glucopyranosyl 11-methyl oleoside (3), lariciresinol 4'-O-β-D-glucopyranoside (4), lariciresinol 4-O-β-D-glucopyranoside (5) and conicaoside (6) were isolated from the leaves of Osmanthus ilicifolius THUNB. Their structures were established on the basis of chemical and spectral data.
著者
竹村 明子 前原 武子 小林 稔
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.1-10, 2007-03-30 (Released:2013-02-19)
参考文献数
25
被引用文献数
6

本研究の目的は, スポーツ系部活参加の効果を, Nicholls (1992) の目標理論の枠組みにより, 明らかにすることであった。そのため, スポーツ系部活に参加する高校生 (部活群) 231名と, 部活に参加しない高校生 (非部活群) 200名とを対象に, 学業の目標志向性および適応 (無気力感・授業満足感) を測定し, 比較検討を行った。その結果, 部活群は非部活群に比べて, 課題志向性 (個人の能力の発達を目標とする志向性) および協同性 (仲間と協力することを目標とする志向性) が高いことがわかった。そして部活群は非部活群に比べて, 無気力感3因子のうちの自己不明瞭感が低く, 授業満足感が高いことから, 適応が良好であることがわかった。さらに, 部活群・非部活群ともに, 課題志向性が高いことは低い無気力感を説明することが, 一方授業満足感については説明できないことが明らかとなった。従って, スポーツ系部活は高校生の目標志向性および適応に対して概ね肯定的効果があることが明らかとなった。しかし, その効果は目標志向性の内容および適応の指標により異なるメカニズムをもつことが示唆された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1583, pp.90-93, 2011-03-21

パナソニックのインド駐在員は、販売代理店から言われた一言が頭から離れない。「いつまでインドにいますか。パナソニックは信用できない」。 なぜ日本企業はこれまで新興国市場で優位に立てなかったのか。サムスン電子や現代自動車など韓国勢の後塵を拝してきたのはなぜか。パナソニックのインド事業にはこうした反省と反攻のヒントが濃密に詰まっている。

1 0 0 0 OA 加藤・福島

著者
羽皐隠史 著
出版者
嵩山房
巻号頁・発行日
1915