著者
李 元中 小畑 秀文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-2, 情報・システム 2-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.8, pp.2161-2169, 1997-08-25
被引用文献数
10

顔画像の認識, 圧縮などの応用には, 顔の輪郭や目, 鼻, 口等の形状ならびにそれらの位置関係を正しく認識する必要がある. しかし, 安定かつ正確な各顔部品のエッジを抽出する手法はまだ確立されていない. 本論文では顔画像から顔部品の安定した位置検出を行い, それに基づいて顔のスケッチ画像を抽出する手法について述べる. 具体的には, まずMorphology手法を基本とし, 本研究で開発したCircle_filterとRectangle_filterにより, 顔の向きによらない瞳の中心点の位置を抽出する. 次は, 両瞳の中心点を手掛りとして各顔部品の相対位置を決め, 各顔部品の範囲を限定し, その中で各顔部品のエッジを検出する. それに基づき, 各顔部品の特徴点の位置を決め, それらを結ぶ曲線により顔のスケッチ画像を得る. 多数の顔画像に本手法を適用した結果, スケッチ画が安定に得られることがわかり, ロバストな手法であることが示された.

1 0 0 0 OA 東洋戦争談

出版者
北隆館
巻号頁・発行日
1898
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.162, pp.3-5, 2003-04

現在の民間医療機関の"治験ブーム"を先取りし、16年前の開業時から取り組んできたのが相生(そうせい)会理事長の浦江明憲氏だ。診療と治験に加え、介護、疾病予防の分野にも進出。丹念な情報収集により時代の先行きを読み、事業を展開してきた浦江氏の経営戦略を紹介する。
著者
梅原 末治
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.101a-113, 1942-09

挿繪:王莽・後漢兩代の紀年鏡寫眞二葉
著者
中村 俊之 植田 邦彦
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類・地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.125-137, 1991-12
被引用文献数
3

カンサイガタコモウセンゴケDorosera spathulata ssp, tokaiensisの分類学的再検討を行った結果,コモウセンゴケD. spathulataとモウセンゴケD. rotundifoliaの雑種起源の分類群であり,独立種として認識されるべきものであるとの結論に達した。従って,学名をDrossera tokaiensis (Komiya & C. Shibata) T. Nakamura & Uedaとし,通称名であったカンサイガタ(関西型)コモウセンゴケを改め,標準和名としてトウカイコモウセンゴケを提唱する。トウカイコモウセンゴケは種子の形態,大きさ,腺毛の発達する部分の葉長に対する比,托葉の形態,裂片数においてコモウセンゴケとモウセンゴケの中間型を示す。また核型は,トウカイコモウセンゴケが2n=60=20L+40Sであり,モウセンゴケの2n=20=20Lとコモウセンゴケの2n=40=40Sの双方のゲノムを有している。なお,これまで葉形についてコモウセンゴケはヘラ型,トウカイコモウセンゴケはスプーン型とされてきた。東海地方では通常確かにそうであるが,近畿地方の集団に顕著にみられるように後者にもヘラ型的な個体が多く,両者の識別点にはならない。形態上の識別点として有効なのは托葉の形態である(Fig. 10)。さらに,トウカイコモウセンゴケは核型と托葉の形態を除けば,東海地方と近畿地方の集団では形態上かなりの点で異なっていることが判明した。この差異がトウカイコモウセンゴケが分類群として成立してからの分化なのか,異なった起源によるのかは今後の課題である。トウカイコモウセンゴケがコモウセンゴケの関西型として認識されだしたのは1950年代後半ごろからのようであり,新分類群として記載されたのは1978年である。しかし,東海,近畿地方の植物誌などでは本種には言及されず,どちらもコモウセンゴケとして扱われてきた。現在の分布状況から判断すると,そのほとんどはトウカイコモウセンゴケであると思われるが,判断は不可能である。湿地が急速に失われていく現状では標本が保管されていない産地にどちらの種が生育していたのか調べようがなく,不明のままであることが多い。改めて,公的機関での永続性のある標本の蓄積の重要性を認識した次第である。
出版者
[東北農業試験研究協議会]
雑誌
東北農業研究 (ISSN:03886727)
巻号頁・発行日
no.57, pp.67-68, 2004-12

水稲の無農薬無化学肥料栽培において、紙マルチ除草やアイガモ除草など様々な雑草防除技術が確立されてきている。しかし、雑草防除効果に優れる技術は、資材費が高いことや多くの労力を必要とする等の課題がある。そこで、廃棄物として処理される籾殻を利用することにより、資材費を抑えた雑草防除技術を検討した。本報では雑草の防除効果について検討した結果を報告する。
著者
橋本 増吉
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.587-619, 1926-11