出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.224, pp.30-33, 2003-05

東京都中央区にあるムービーテレビジョン月島事務所には、社員が仕事の合間に集い、気楽に語り合える場所がある。バーカウンター付きの社内カフェ、通称"MTカフェ"だ。
著者
日名 淳裕
出版者
東京大学大学院ドイツ語ドイツ文学研究会
雑誌
詩・言語 (ISSN:09120041)
巻号頁・発行日
vol.80, pp.143-163, 2014-09

本稿は2013年12月13日にウィーン大学ドイツ学科で行われたドクター・コロキウムでの発表原稿を日本語に訳し加筆したものである。なおオリジナルのドイツ語原稿は2014年6月25日にウィーン大学文学部に提出された博士論文Zur Rezeption Georg Trakls nach dem Zweiten Weltkrieg. Produktive Rezeption, Intertextualität, Strukturanalogie, Fortschreibenの一章をなすものである。今回はオーストリアの詩人インゲボルク・バッハマンによるトラークル受容について調査した。その際、第一詩集『猶予された時』(1953)出版にいたる、パウル・ツェランの影響下にフィッカーとのコンタクトを模索した第一期、第二詩集『大熊座の呼びかけ』(1956)を準備していた頃の作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェおよび詩人マリー・ルイーゼ・カシュニッツとの交流から詩作品の質的発展を求めた第二期、バッハマンによるトラークル受容をこの二つの時期に分けて考察した。また比較的その詩風にトラークルの影響が指摘されることの少ない印象を与えてきたバッハマンの研究史を丹念に辿りなおすことで、二人の接点を多角的に示そうとする二次文献を複数見つけることができた。その成果は本論中に図表としてまとめてある。経済的必要を動機として指摘できたり、他の詩人の影響という間接的な受容であったり、大枠として当時の文学的モードに収まるものであったり、バッハマンによるトラークル受容の本質は見極めにくい。その上で本論は、バッハマンの第二詩集に顕著な「言葉の音楽化」をバッハマンによるトラークル受容の結果として提起し、説明を試みた。
著者
Toshiki Nakajima Daisuke Kawabata Shuichiro Nakabo Aya Miyagawa-Hayashino Naoichiro Yukawa Hajime Yoshifuji Koichiro Ohmura Takao Fujii Tsuneyo Mimori
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
vol.53, no.19, pp.2255-2258, 2014 (Released:2014-10-01)
参考文献数
15
被引用文献数
3 11

A 75-year-old woman with rheumatoid arthritis (RA) presented with long-term painful erythema on the right upper arm and left elbow. The patient was diagnosed with intralymphatic histiocytosis (ILH) based on the biopsy findings. Because the patient was unresponsive to single-agent treatment with methotrexate, infliximab and etanercept, we switched to tocilizumab (TCZ) treatment, which induced remission of the ILH. Our case suggests that TCZ may be a treatment option for ILH in patients with RA.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1941年05月05日, 1941-05-05

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1945年11月26日, 1945-11-26
著者
鈴村 幸太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.548, pp.142-145, 2002-05-20

サーブレットやJSPを使えば,Webシステムの画面開発の生産性を向上できることを前回紹介した。しかし,いくら見た目が綺麗なショッピング・サイトでも,商品検索の自由度が低かったり,購入商品を一つずつしか選べないなど,機能が貧弱だったら興ざめだろう。Webシステムの構築では,アプリケーション本来の機能,つまり業務ロジックの実装が重要だ。
著者
古相 正美
出版者
中村学園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000

当初の計画では、近世全体を網羅するだけの御会和歌資料を収集し、その分析を行なう。それらをもとに御会開催年月日・御会出席者・歌題・講師・読師・奉行等の御会データベースを作成し、さらに、関連資料データベースを作成するという予定であった。資料の収集に関しては、宮内庁書陵部や国会図書館を始めとした図書館において、主な御会和歌資料を収集することができたが、一点が40冊などといった大部のものであるため、完全に近世全体を網羅することはできていない。しかし、数年間の空白期間はあるものの、近世の初期から最後までに渡る資料は収集できている。御会データベースは、当初の予定を途中で変更して、全文入力に切り替えたために、作業は遅く、現在において公開できる状態には至っていない。そこで、今年度の成果報告としては、とりあえず、御会名・御会開催年月日・掲載資料名・天皇・院を記載した簡略御会和歌データベースを作成し、近世のく全体を網羅することにした。関連資料については、現在判明している御会和歌資料についてのデータベースを作成し、これも報告書に掲載した。まだまだ不十分で、これもまた、経過的な資料としてまとめたもので、今後とも補充していく予定である。以上が現在における研究成果であるが、大部の資料であるため、この研究をもとにして、今後もライフワークとして資料収集、データベース入力作業を継続していき、できるだけ早い時期に御会データベースを公開していきたい。今後は、そのために、他の研究者との相互協力が必要となると思われる
著者
前田 直子
出版者
東京大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
2000

本年度は以下の二点を行なった。第一は、昨年度に引き続き、話し言葉を中心に、コーパスを充実させたことである。今年度は市販の対談集を主にテキスト化する作業を行なった。第二に、この新たな資料含むこれまでのコーパスを基に、次に述べる著作・論文を発表した。本年度の研究成果をまとめたものは次の通りである。第一は、『日本語文法セルフマスターシリーズ7 条件表現』(共著)が5月に刊行されたことである(詳細は昨年度の実績報告書に記したので、本年度は省略する)。第二に、論文「否定的状態への変化を表す動詞変化構文について-ないようにする・なくする・ないようになる・なくなる-」を執筆した。これは、日本語教育における初級文法項目の一つである変化構文「〜するようにする・なる」の否定形がどのような形式であるかを、実証的に論じたものである。動詞変化構文は「ように」を用いることからもわかるように、複文(中でも目的節)と大きく関係がある。この動詞変化構文は、否定形として、論文副題に示した4つの形式が可能であるが、日本語教科書・参考書・概説書では、これらの扱いにおいて統一的な見解が見られていない。この問題を指摘し解決するため、本論文では、本奨励研究でも使用されたコーパスを用いて分析した。その結果、4形式が全て可能であること、しかし、使用頻度には大きな差があること、頻度の低い形式が用いられるのは特定の場合であることが明らかになった。第三に、『日本語文法演習待遇表現』(共著)を執筆した。これは上級の日本語学習者に対する文法のテキストであり、当巻は敬語などの待遇表現を体系的に習得させることを目的としている。待遇表現は言うまでもなく話し言葉において多用され、高度な日本語能力が求められる重要な項目である。本奨励研究は複文を対象としたものだが、待遇表現には許可「〜してもいいでしょうか」、勧め「してはどうでしょうか」といった複文形式が基となった複合助動詞形式が多く見られ、本奨励研究のデータと研究成果を十分に生かすことができた。教育機関での実際の試用を経て改稿を加え、刊行予定は来年度である。
著者
高橋 慈子
雑誌
研究報告デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2014-DD-95, no.3, pp.1-2, 2014-09-26

小規模でボランタリーにメンバーが運営を分担している研究コミュニティでは,活動のノウハウが属人化されていることが多い.そのため,運営メンバーの交代や新規メンバーに運営のノウハウや過去の蓄積が充分に伝わらないこともある.本研究では,業務マニュアルの作成ノウハウを活かし,研究コミュニティのひとつ,情報処理学会デジタル・ドキュメント研究会 (DD 研) の運営マニュアル作成,自ら更新,運営を通して評価することを目指す.また,業務マニュアルの研究コミュニティある EPUB マニュアル研究会とも連携し,作成した運営マニュアルの出力形式として PDF のほか,EPUB 形式での使い勝手についても評価したい.
著者
Takuya Kawabata Kosuke Ito Kazuo Saito
出版者
(公社)日本気象学会
雑誌
SOLA (ISSN:13496476)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.145-149, 2014 (Released:2014-10-04)
参考文献数
27
被引用文献数
2 5

A new 4-dimensional variational data assimilation system with 0.5-km grid spacing (NHM-4DVAR.v3) was developed by integrating the nonhydrostatic storm-scale 4D-Var (NHM-4DVAR.v2) and the Japan Meteorological Agency (JMA) nonhydrostatic model (NHM) based Variational Data Assimilation System (JNoVA). Both systems are based on the JMANHM, but horizontal resolutions, their formulations, adjoint models of physical processes, and observation operators are different. NHM-4DVAR.v3 comprises advantages of both systems: a penalty term, optimization of lateral boundary conditions, and observation operators for advanced observations. This development aimed at improving the forecast accuracy of hazardous weather at meso-γ-scales (5∼20 km). In this paper, the characteristics of NHM-4DVAR.v3 and some results, including the integrated formulations, are presented. An assimilation experiment of actual observations using NHM-4DVAR.v3 with 2-km grid spacing was found to show improvement over NHM-4DVAR.v2 at the same resolution. As a final goal, NHM-4DVAR.v3 was applied with a 0.5-km resolution. The comparison between assimilation results by NHM-4DVAR.v3 with 0.5- and 2-km horizontal resolutions indicates that analyses with super high resolutions can reproduce more detailed atmospheric features such as convective clouds.
著者
渡部 重十
出版者
北海道情報大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

2013年5月に,マーシャル諸島でNASA,クレムソン大学と共同でロケット実験を実施した.高度100kmから上方には太陽光があり地上には太陽光がない19時地方時に,2機のロケットを約1分間隔で打ち上げ,熱圏下部と上部(電離圏E層とF層)の中性大気とプラズマを同時に測定した.クレムソン大学と共同で開発したリチウム原子放出器によるリチウム原子とTMAを放出することで,熱圏大気にリチウム雲とTMA雲を形成した.これらの雲をロイ島,ロンゲラップ島,リキエップ島に配置した高感度CCDカメラとビデオで同時撮影した.高度100km付近に約100m/sの熱圏大気風速シアーを捉えた.