著者
高橋 成
出版者
[西郊民俗談話会]
雑誌
西郊民俗 (ISSN:09110291)
巻号頁・発行日
no.226, pp.17-33, 2014-03
著者
小坂 匡宏
出版者
佛教文化学会
雑誌
佛教文化学会紀要 (ISSN:09196943)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.3, pp.229-256, 1995-04-20 (Released:2009-08-21)
参考文献数
10
著者
羽鳥 徳太郎
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.97-104, 1985-09-05

小笠原父島における津波記録を収集し,その挙動を考察した.二見港の奥村では,1854年安政東海津波で集落の大部分が流失し,津波の高さは3~4mに達したとみなされる.また,1918年ウルップ(南千島)津波で全振幅2.7mを記録し,19戸が浸水被害を受けた.津波マグニチュード判定図によれば,父島ではフィリピン・ハワイなど南西・南東方向から入射する津波に対して,標準的な振幅で観測されている.しかし,日本近海でおきた津波では,いずれも顕著な波高になり,平均津波マグニチュードより1~1.5階級の偏差(エネルギーで5倍,波高にして2.3倍以上)がある.その要因のひとつとして,小笠原諸島は屈折効果で,津波エルギーが集まることが津波伝播図から認められた.東海地域の津波に対しては,さらに津波の指向性を強く受ける方向にあり,将来の東海地震においては津波に十分な警戒が必要である.
著者
アヴォカ エリック
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

学術雑誌ならびに講演録に9本の論文を公刊した。さらに、過去3年間に執筆した5本の論文の公刊が決定している。また、フランスおよび日本において、多様な聴衆に向けて、シンポジウムやセミナーで9回の口頭発表を行った。上記の成果のほとんどは、「フランス革命期における演劇と雄弁」を主題とする本研究課題に直接関連するものであるが、浮世絵師の北斎に関する著書のような少数の例外もある。
著者
宇佐美 龍夫
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3/4, pp.209-230, 1977-05-25
著者
塚本 こなみ 鈴木 清
出版者
樹木医学会
雑誌
樹木医学研究 (ISSN:13440268)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.180-182, 2011-10-31
著者
石井 明 清國 祐司 大西 美智恵 中西 美恵子
出版者
香川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

小児期における近視の発症と進行には長時間の近業が大きく影響するが、その抑制には十分な屋外活動が有効である。そこで、児童が視力を低下させない保健行動を取らせるための保健モデルを提案した。このモデルは、①自動視力計による視力測定、②視力に関するアンケート調査、③視力に関する講義の3つから構成される。これを県内の小学校で実施した結果、児童の視力に対する関心が高まること、視力が心配な児童は視力を低下させない保健行動をとることがわかった。
著者
Tsujiyama Sho-ichi
出版者
Kyoto University
巻号頁・発行日
1995-01-23

本文データは平成22年度国立国会図書館の学位論文(博士)のデジタル化実施により作成された画像ファイルを基にpdf変換したものである.
著者
坂口 一朗
出版者
大阪医科大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1993

脳神経外科における破裂脳動脈瘤に対する手術は、低血圧麻酔でおこなわれるのが一般的である。しかし通常の低血圧麻酔では、後頭蓋窩巨大脳動脈瘤等に対する直達術における術中破裂による出血の制御は、実際には困難である。これに対し一部の施設では、全身低体温、心停止下に手術を行っているが、人口心肺装置が必要とされ、これによる高度のヘパリン化、そして心停止による合併症が問題とされている。そこで、脳血流を遮断し、低温乳酸リンゲル液で脳血管内を灌流し、低血圧、低体温下で脳を保護する方法につき犬を用い実験的研究を行い、これを発表した。この方法によれば、平均5分以内に脳温を28℃まで低下させ、これを60分間維持する一方、体温は平均34℃以上を保つことが可能で、心拍は、維持される上、大量のヘパリン化も不必要であった。また、実験後の犬は神経学的異常を来すことはなかった。しかし、膠質浸透圧の極めて低い乳酸リンゲル液による灌流では脳に何らかの障害を来すことも考えられ、更に安全な灌流液を模索するため今回実験を行った。実験用ビ-グル犬を10匹用い、灌流方法は頚部脳血管遮断後、その内の一本より灌流液を注入することとし、灌流時間は120分、灌流液温度は5℃に設定した。5匹に対しては前回同様乳酸リンゲル液を灌流し、残りに対しては膠質浸透圧を血液と同じくすめためヒトアルブミンを添加した乳酸リンゲル液を作成し灌流した。灌流終了後血液で脳を復温し、6時間後に脳を摘出し病理学的検索を行った。海馬や前頭葉脳皮質、小脳皮質のHE染色を行ったが、前者と後者には有意と考えられる病理的差異は認められなかった。しかし脳浮腫に関しては両者に何らかの有意差があってしかるべきと考えられ、今後は、脳虚血に対しする影響を微小透析法等を用いて脳代謝産物を直接測定することで評価したり、比重法による脳浮腫の定量化を追加し、安全な灌流液を作成していく予定である。
著者
久野 悦章 八木 透 藤井 一幸 古賀 一男 内川 嘉樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.1455-1462, 1998-05-15
参考文献数
23
被引用文献数
65

本論文では,重度肢体不自由者のコミュニケーション支援装置として,眼球運動を利用した視線入力インタフェースを提案する.本インタフェースは,ディスプレイ内のカーソルを視線で動かし,GUI上のメニューを選択するというものである.眼球運動測定法には臨床医学の場で広く用いられているEOG法(Electoro?Oculo?Graph)を用いた.キャリブレーションの工夫と,1次遅れ要素を持つ信号処理アルゴリズムの導入により,「ドリフト現象」と「瞬き」に対応している.This paper describes an eye-gaze input interface using eye movements.This interface enables a user to move a computer cursor with eye-gaze in order to select a GUI menu.It will be useful as a communication aid for severe mobility handicapped people.As an eye movement recording method,we introduce EOG (Electro-Oculo-Graph),which is widely used in clinical medicine.Drifting and blinking are handled with a unique calibration method and a signal processing with a positive feedback loop.