著者
竹杖為軽 [著]
出版者
米山堂
巻号頁・発行日
vol.下, 1933
著者
横田 治夫 北上 始 服部 彰
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.10, pp.1-9, 1990-10-15

本稿では 知識ベース処理の1つとして 項関係上での単一化検索(RBU : Retrieval by Unincation)演算の繰り返しによりホーン節推論を行うアルゴリズムを示し その理論的な定式化を行う.項関係とは 関係データベースにおける関係(テーブル)の格納対象を 述語論理で用いられる項に拡張したものである.またRBU演算とは 項を取り扱うために関係代数演算の比較処理に単一化を導入し 条件と単一化可能な要素を項関係から検索する演算である.ホーン節を二進木表現にして項関係に格納し RBU演算を繰り返すことにより 後ろ向きおよび前向きの推論が可能であることを示す.ホーン節に対する後ろ向き推論の演繹方法としては Prolog等で採用されている節中の最左端負リテラルを選択するSLD演繹を対象とし RBU演算を使ってSLD演繹を実現するアルゴリズムを示す.一方 前向き推論としては SLD演繹と同様の選択関数を用いるようにした単位演繹であるSUD演繹を提案し RBU演繹による実現アルゴリズムを提案する.最左端の負リテラルを選択するSLD演繹およびSUD演繹は 探索規則が均等であれば 健全であり完全である.対象とするホーン節の集合が充足不能の場合には 提案したアルゴリズムは それぞれ反駁を求めて停止する.
著者
東海 幹夫
出版者
青山学院大学
雑誌
青山経営論集 (ISSN:05871654)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.111-136, 2007-07
著者
尾畑 裕
出版者
青山学院大学
雑誌
青山経営論集 (ISSN:05871654)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.97-109, 2013-09
著者
山下 則子 武井 協三
出版者
国文学研究資料館
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

当該科学研究費補助金によって得られた研究成果は、以下の通りである。1.様々な文芸に表れた「やつし」と「見立て」の用法について研究した。特に江戸時代の文学作品や演劇資料に表れた「やっし」と「見立て」の用例について調べ、時代に沿った展開や普遍性について研究した。2.「やつし」と「見立て」関係の浮世絵と版本とを原本収集し、「やつし」と「見立て」が最も著しく表れている箇所をデジタルカメラで撮影し、それらをデジタル画像データベースとした。これらの画像データベースは、310点である。3.「やつし」と「見立て」の浮世絵・版本画像データベースに、それぞれ書誌的説明を加え、それらの「やつし」と「見立て」の文学的・演劇的な解釈の情報を加えたデータベースを作成した。研究代表者及び研究分担者が作成した画像データベースは、95点である。4.「やつし」と「見立て」の文学的・演劇的な解釈の情報を加えたデータベースは、冊子体或いは展示会の形で公開し、関係研究者からの意見を求めた。5.これらの解釈付き画像データベースからいくつかを抽出して、音声付きDVDを試作した。つまり、「見立て」浮世絵とその解説を共にパソコン上で見られるばかりでなく、解説を朗読として聞くことができるものである。展示場等での、観客のDVDへの反応は大変良い。次の段階では、画像データベースを音声付きDVDとして完成させるべく、解釈付き画像データベースのコンテンツを更に充実させたい。
著者
竹杖為軽 [著]
出版者
米山堂
巻号頁・発行日
vol.上, 1933
著者
谷本 丈夫
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.155-160, 1976-05-25

前報に引き続き, アカマツ苗木の庇陰下での生長経過をしらべた。3月7日に処理を開始し6月9日, 7月27日, 9月13日と11月14日に苗を掘り取り幹, 根, 葉の量などを測定した。苗高は生長期の前半は処理による差は少なかった。後半の生長は冬芽の伸長によるものであるが, 弱い庇陰区ほど生長がよかった。地際直径は早い時期から弱い庇陰区ほど生長がよかった。当年の針葉の平均の長さと旧葉も含めた個体あたりの葉の合計の長さはともに庇陰区のほうが対照区よりも大きかった。それぞれが最大となる庇陰の程度を相対照度であらわすと, 針葉の平均の長さは6月9日57.7%, 7月27日56.6%, 9月13日と11月14日は40.0%, 個体あたりの葉の合計の長さはそれぞれ59.7%, 61.1%, 60.4%, 60.4%と計算された。庇陰処理の影響は苗の部分でちがい, 全重量に対する葉の重量比は6月9日に庇陰の程度が強いほど小さかったが, 7月27日, 9月13日には庇陰処理区内で最大となり, 11月14日には庇陰の程度が強いほど大きくなった。幹の重量比はどの時期とも庇陰の程度が強くなるほど増加した。根の重量比は幹と反対にどの時期も庇陰の程度が強くなるほど減少している。平均個体重, 葉重はどの時期も庇陰の程度が弱いほど生長がよかった。
著者
天野 和彦 金堀 利洋 中村 文信
出版者
筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会
雑誌
国立大学法人筑波技術大学テクノレポート (ISSN:18818587)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.151-160, 2008

筑波技術大学保健科学部としては第1回、筑波技術短期大学視覚部時代からは通算で6回目のアメリカ研修を平成19年3月7日から同15日までの日程で行った。 研修期間の前半は大学間交流協定締結校のひとつであるニューヨーク州立大学バッファロー校(UB)を訪れた。訪問した学内の障害補償支援センターやニューヨーク州西部生活自立支援センターでは、高等教育機関やニューヨーク州・アメリカ国内における障害者支援や社会自立について理解を深めた。語学研修センターでは実際の授業に参加する機会を得た。 期間の後半は場所をニューヨーク市に移して、参加学生自らの立案により、東洋医学に関するプログラムを提供しているパシフィック・カレッジ・オブ・オリエンタル・メディスン(PCOM)を主たる研修先として訪問した。そこでは、アメリカ国内での東洋医学の現状と今後の展望などについて理解を深めた。
出版者
陸軍省
巻号頁・発行日
1922
著者
小池澄三 著
出版者
秀文社
巻号頁・発行日
1916
著者
松本 祥子
出版者
聖霊女子短期大学
雑誌
聖霊女子短期大学紀要 (ISSN:0286844X)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.88-96, 2000-03-31

東北・北海道で栽培しやすい国産のイチゴ品種の中からジャムに最適なイチゴ品種を探すために,供試した5品種(盛岡16号,盛岡17号,盛岡19号,宝交早生,シュアクロップ)を用いてジャムを調製してその性状と食味について比較した。健康のために,ジャムの調製方法には低い糖度でもゲル化する低メトキシルペクチンを用いる方法を用いた。本研究で明らかになったことは次のとおりである。(1)供試品種の中で,盛岡17号のイチゴの果実がアメリカ合衆国で育種されたジャム用品種のシュアクロップに最も類似しており,糖度は低いが酸味が強く,果実全体があざやかな赤色で,特にビタミンC含量が多いのが特徴であった。(2)各供試品種から調製したジャムの性状を比較したところ,盛岡17号のジャムが最もあざやかな赤色で,特にビタミンC含量が多かった。また盛岡17号ジャムは適当な硬さと粘りに仕上がり,市販ジャムとほぼ同じであった。(3)供試5品種から調製したイチゴジャムの嗜好を官能検査によって比較したところ,好まれた順位として食味では盛岡17号と盛岡19号のジャム,香りでは盛岡17号,色では盛岡19号が統計的に有意に好まれた。総合評価における好ましい順位では,盛岡17号のジャムが最も有意に好まれ,盛岡19号のジャムも有意に好まれた。