著者
今給黎 尚幸 大渕 俊朗 濱中 和嘉子 吉田 康浩 宮原 聡 柳澤 純 濱武 大輔 白石 武史 岡林 寛 岩崎 昭憲
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.25, no.6, pp.595-599, 2011-09-15 (Released:2011-10-26)
参考文献数
10

肺分画症は,肺組織に体循環系の奇形性異常動脈からの流入を有する先天性疾患であり,肺葉内分画症と肺葉外分画症とがある.我々は1994年4月から2010年3月までに当院およびその関連施設で手術を行った肺分画症15例を対象とし,術前診断および手術手技を中心にその臨床像を検討した.術前に全例で造影CTが施行されたが確定診断に至ったものは11例であり,残りの4例は術中所見で診断された.下葉に嚢胞や硬化像が認められる症例では肺分画症も念頭に入れ,異常動脈を検索することが必要である.胸腔鏡手術は4例に適応され,その内2例で開胸手術に移行した.条件が整えば胸腔鏡手術でも安全に施行できる症例があることが確認された.異常動脈の処理における自動縫合器の使用については,本検討では8例に施行され合併症は認めず利便性と安全性を鑑みると十分容認できると考えられた.
著者
宮原 英種 宮原 和子
出版者
福岡医療福祉大学
雑誌
第一福祉大学紀要 (ISSN:13490613)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.145-156, 2004
著者
警視庁総監官房文書課記録係 編
出版者
警視庁総監官房文書課記録係
巻号頁・発行日
vol.第1-2類 初期の警察制度 其の2, 1938
著者
清水 健志 加藤 省伍 井上 晶 八十川 大輔
出版者
テクノポリス函館技術振興協会
雑誌
北海道立工業技術センター研究報告 (ISSN:09171851)
巻号頁・発行日
no.10, pp.1-5, 2008-12

ミトコンドリアDNA(mtDNA)分析によるガゴメの判別技術を開発するため、産地の異なるガゴメ2個体のmtDNA全塩基配列(37,569bp及び37,625bp)を決定した。得られた塩基配列情報を基に、CAPS法で利用可能なマーカーを探索した結果、23S rRNA遺伝子領域、NAD2遺伝子領域、NAD5遺伝子領域の3遺伝子領域内に候補となる5箇所の配列が見出された。コンブ類11種(ガゴメ、マコンブ、ホソメコンブ、リシリコンブ、オニコンブ、ミツイシコンブ、ナガコンブ、ガッガラコンブ、チヂミコンブ、トロロコンブ、スジメ)を用いてCAPS法を検討した結果、3遺伝子領域の全てでガゴメを識別することが可能であった。また、NAD2遺伝子領域には、チヂミコンブを識別できるマーカーも含まれていることが確認できた。複数箇所を判別に利用することで、高精度なガゴメ判別技術が開発できると考えており、今後、各種個体数を増やし、判別精度の評価を行う予定である。
著者
岡嵜 修
出版者
朝日大学
雑誌
朝日法学論集 (ISSN:09150072)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.153-186, 2009-02-10
著者
松村 和徳
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.156-180, 1998-10-20

1 0 0 0 OA 日本洋画曙光

著者
平福百穂 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
vol.[本編], 1930
著者
井手本 康 山脇 健太郎 小浦 延幸 神山 崇 及川 健一 泉 富士夫
出版者
公益社団法人日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会学術論文誌 : Nippon Seramikkusu Kyokai gakujutsu ronbunshi (ISSN:18821022)
巻号頁・発行日
vol.111, no.1297, pp.651-657, 2003-09-01
被引用文献数
1

超伝導酸化物は構成元素の組成変化が金属の価数,酸素量,超伝導特性に大きく影響を与える構造敏感な性質を有している.また,組成変化に伴い結晶構造も変化する.したがって金属の価数,酸素量と結晶構造,超伝導特性の相関について検討することは非常に重要である,構成元素の組成比を制御する手法としては金属サイトを非化学量論組成にする方法や,焼成条件を変化させる方法などがある.また,金属の価数を制御する手法としては,金属サイトにそのサイトの価数とは異なる価数を持つ金属を置換する方法や,金属成分の組成は変化させずに酸素雰囲気下やアルゴン雰囲気下などでのアニール処理,又は高酸素圧処理によって酸素量を変化させる手法がある.Tl系2223相(Tl_2Ba_2Ca_2Cu_3O_y)は高温超伝導酸化物の中でも臨界温度(T_c)が最高で125Kと高いという利点がある.しかし,Tlの蒸発により単一相の合成が困難である.これまでに,Tl系2223相に関するRietveld法による結晶構造解析についていくつか報告がある.Tl系において金属成分を非化学量論組成に制御した報告として,Tl系2212相についてTl組成が欠損しているが単一相が得られること,Tl系2223相についてはTl組成を1.4まで減少させても結晶構造は安定に存在し,更にTl組成の変化によって試料中のCuの価数が変化し,T_cが上昇するとの報告がある.しかし,これらはTlやCuなどの詳細な価数や結晶構造については検討していない.また,元素置換に関しては,Tl系1223相においてTlサイトへCuを置換,Tl系2223相においてはTlサイトへCaを置換していることが報告されている.これまでの著者らの研究でTlサイトへCuが置換していることが示唆されている.一方,この系の物性に関するものとして,Tl系におけるTl,Cuの価数分析法,Tl欠損している試料についての化学分析,Tl_<2-x-z>Ba_2Ca_<n+z>Cu_3O_<10-y>においてxを0〜0.9まで変化させたときのそれぞれのxにおけるホール濃度を化学分析により測定し,T_cと比較した報告があるが,これらについてもTlとCuのそれぞれの価数分析を行っていなく,構造と超伝導特性との相関については明らかでない.著者らはこれまでにTl系2223相のBaサイトヘのSr置換,CaサイトへのY置換を行い,更にCaサイトへYを0.05置換した試料におけるTlの組成変化について検討し,Tl組成1.2までについて報告している.そこで,本報ではTl_2Ba_2Ca_2Cu_3O_y(Tl系2223相)のTl組成のみを変化及びTlサイトとTl欠損サイトに入ると考えられるCuを過剰にした非化学量論組成の試料Tl_<2-x>Ba_2Ca_2Cu_<3+z>O_yを合成し,これらの組成変化に伴うTl,Cuの価数及び結晶構造の変化とT_cとの関係を検討した.また,金属組成が一定でアニール処理によって過剰酸素量を変化させた試料についても同様な検討を行い,これらのTl,Cuの価数,結晶構造の変化と超伝導特性の関係を比較,検討した.
著者
藤井 守男 佐々木 あや乃
出版者
東京外国語大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、神秘主義の発展過程からみて重要性が際立つ3つのペルシア語説教テクストの特徴を明らかにするため、独自の検索機能を設定した「ペルシア語説教テクスト文例対比データベース」を構築した。これを活用することで、13世紀の後半に頂点を迎えるペルシア神秘主義文学の形成過程に、ペルシア語説教テクストが果たした役割の学問史的位置づけを実証的に提示することが可能となった。
著者
小池 恒裕
出版者
社団法人日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.52-55, 1988-02-20