著者
篠塚 富士男
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.80, pp.43-53, 2007-08

図書館では館種を問わずいろいろな展示会が行われているが,大学図書館における展示会に関する現状分析や事例報告はあまり多くはない。そこで本稿では,我が国の大学図書館における展示会活動の現状について考察し,ついで筑波大学附属図書館の平成18年度企画展の特徴と今後の課題について報告する。
著者
篠塚 富士男
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.80, pp.43-53, 2007-08

図書館では館種を問わずいろいろな展示会が行われているが,大学図書館における展示会に関する現状分析や事例報告はあまり多くはない。そこで本稿では,我が国の大学図書館における展示会活動の現状について考察し,ついで筑波大学附属図書館の平成18年度企画展の特徴と今後の課題について報告する。
著者
長谷川 真二 松隈 英樹 松尾 哲 高橋 稔 川村 実 土田 弘基
出版者
社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析療法学会雑誌 (ISSN:09115889)
巻号頁・発行日
vol.24, no.6, pp.731-733, 1991-06-28 (Released:2010-03-16)
参考文献数
9

今回我々は維持透析患者に悪性症候群が合併した稀な1例を経験したので報告する.糖尿病性腎症により維持血液透析中の42歳男性が, 高熱と, 眼振, 手足の振戦, 幻覚幻聴により入院した. 血液検資の結果, GOT459IU/l, LDH 1,669IU/l, CPK 529IU/l, aldolase13.3mU/ml, myoglobin 3,200ng/mlと異常を認め, 著明な低酸素血症 (PO227.1mmHg, PCO242.8mmHg) を合併していた. 患者は, 制吐剤として頻用される塩酸メトクロプラミド (metoclopramide hydrochloride: 30mg/日) を5か月間内服していた. また発熱, 自律神経症状・錐体外路症状・意識障害の症状より悪性症候群 (syndrome malin) と診断した.このため薬物の中止と臨時に血液透析を行い症状は改善し, 良好な経過を示した.
著者
笹本 智弘
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.881-925, 2003-03-20
被引用文献数
3

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
柴田 みどり
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2008

本研究では,比喩やアイロニーといった修辞表現の理解過程が,字義的な理解と比較してどのような神経基盤によって支えられているのかをfMRIを用いて明らかにした.その結果,比喩理解では,左下前頭回(BA45)と内側前頭回(BA9/10)により大きな賦活が見られた.またアイロニー理解では,内側前頭回(BA9/10),上側頭溝により大きな賦活が見られた.これらの結果より,比喩やアイロニー理解では,矛盾した発話から意味関係や発話意図を推論するという高次認知過程の関与が示された.
著者
吉崎 誠
出版者
国際教養大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2007

(1)研究目的:本研究は、マネージメントのあり方を視野に収めて、国立大学法人化後の大学経営に求められるようになった戦略計画(中期目標・中期計画)の形成のプロセスのあり方と、それを実践するマネジャー職の役割について検証するものである。(2)研究方法:このために、戦略計画の構造・内容に係る先行研究を整理するとともに、本研究の底本となった"Strategic Planning for Public and Nonprofit Organizations-Rev.ed."(1995;Jossey-Bass)の著者であるJohn M.Bryson(Professor,University of Minnesota)に、大学組織における戦略計画の構造、策定過程などについてインタビューを行った。また、米国の主要な大学の戦略計画をWebから得るとともに、ミネソタ大学、オレゴン州立大学を訪問し、戦略計画の形成過程、マネジャーの係わり等に関して、トップマネジャー(副学長)やミドルマネジャー(学部長)、これらを支援するInstitutional Research Officeの所長などの担当者へのインタビューを試みた。また、日本同様に、最近大学の法人化に踏み切った台湾の国立臺灣大学、真理大学、開南大学を訪問し、トップマネジャー(学長、副学長)およびミドルマネジャー(学部長など)へのインタビューを行い、大学における戦略計画に係わる情報を収集した。(3)研究成果:戦略計画は、いまや大学におけるマネージメントを語る上での共通のツールとなっていると言っても過言ではない。それは、プランニングされたビジョン・戦略・計画などを組織の内外に対する最も重要なコミュニケーションとなっている。これら戦略計画は、アメリカの大学では、トップダウンとボトムアップのミックス型で形成されている。タスクフォースを形成し、内部環境分析・外部環境分析を行い、多くの構成員が数年をかけ議論し策定に至っている。また、いい提案は他のタスクフォースに紹介し、各タスクフォースの意見に傾聴するなどProvost(副学長)の果たした役割が大きいが窺われた。他方、戦略計画の導入に日の浅い日本および台湾の大学における戦略計画は、トップダウン的な手法により策定している傾向にあり、戦略計画にも進化のフェーズがあることが見てとれた。今後の課題としては、日本の大学において戦略計画(中期目標・中期計画)を経営にいかに浸透させるか、またマネジャーの果たす役割などについて、引き続き検証していきたい。
著者
大橋 一男 宮本 昌幸 黒 浩晃 鈴木 真樹
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
交通・物流部門大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2002, no.11, pp.347-350, 2002-12-10

In this paper, the relation between the longitudinal acceleration and the changes in attitude were studied. to define the criteria of riding quality of standing passengers on railway vehicle. In the front report, we reported that longitudinal acceleration, pressure distribution on the sole and move distance of body were measured in the field running tests. In this report, analyzed data about the field running test are shown. And, it is cleared that the center of gravity of the load which depends on the sole are good criteria for changes in attitude of the standing passengers by the data obtained by the stationary ramp equipment.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.903, pp.79-82, 1997-08-18

7月の東京都議会議員選挙で新進党の公認候補がすべて落選した。候補者擁立で公明と一体になれず、細川元首相の離党も響いた。橋本政権の6大改革を批判、新進党はなお重責を担っていると強調する。7月6日に投票のあった東京都議会議員選挙で、新進党が公認した候補者は1人も当選しませんでした。選挙期間中は私自身も、また小沢一郎党首も、マイクを持って街頭に立ちました。
著者
山本 晃 賀勢 晋司
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.43, no.508, pp.470-475, 1977-04-05 (Released:2009-07-23)
参考文献数
1
被引用文献数
6 27

This paper presents a solution for self-loosening mechanism of bolt-nut joints under transverse vibration. At the first stage of relative transverse displacement between fastened plates, a bolt-thread inclines in a mating nut-thread with slip on the screw-surface of the nut-thread, producing elastic torsion of the bolt-shank. At the next stage of the transverse displacement, the washer face of the nut slips on the surface of the vibrating plate, accompanying loosening rotation of the nut caused by spring back of the elastic torsion of the bolt-shank. Repetition of these behaviours in each cycle of the vibration, advances the self-loosening of the bolt-nut joint. Above mentioned self-loosening mechanism is analyzed theoretically, considering loci of slip on the screw surface and washer face. The theory is compared with the experiment, resulting that they show fairly good agreement, except small difference which is seemed to be caused by the fluctuation of the frictional coefficients on the screw surface and the washer face.
著者
Terasawa Takunori
出版者
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
雑誌
言語情報科学 (ISSN:13478931)
巻号頁・発行日
no.9, pp.117-133, 2011

本研究の目的は、日本のビジネス言説にしばしば見られる、「英語ができると収入が増える」という議論を検証することである。この考え方は、英語力の有無により労働の質・量が左右されると想定している点で、人的資本論の枠組みで捉えることが可能であり、本論文もこの枠組みに基づいた分析を行う。先行研究の諸問題(1.日本全体が視野に入っていない、2.労働市場が一枚岩として捉えられており、「人的資本」が機能する文脈/しない文脈の存在の可能性が念頭におかれていない、3.「大学歴」という第三の変数によって、英語力と賃金が同時に影響を受けることに対する配慮がない)を踏まえ、日本の労働市場のどの文脈で、英語が「人的資本」として働くかを労働経済学の計量モデルに基づき検討する。その結果、多くの文脈において、英語力が「人的資本」として働いているという明確な証拠は得られず、むしろ、両者の関係は、大学歴等による疑似相関の可能性が高いことが示唆された。最後に、考察では、こうした結果にもかかわらず、「人的資本としての英語力」言説が流布する背景を議論した。
著者
高田 雅之 北川 理恵 小野 理
出版者
日本景観生態学会
雑誌
景観生態学 (ISSN:18800092)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.145-151, 2009-12-31 (Released:2012-05-28)
参考文献数
17
被引用文献数
2 2

北海道の陸域を対象として,文献資料や現地調査情報など,多様なデータソースを統合し,植物,鳥類,哺乳類,両生類,爬虫類,魚類,陸生昆虫類,水生昆虫類に関する野生生物分布データベースを構築した。位置情報はメッシュデータ(1 km,5 km,10 km)を基本とした。データの総件数は約240万件となり,ひとつの地域としてはアジアでも例を見ない規模となった。これらのデータを用いて,全道を対象に保全地域内外の希少種数の比較,さらに生態系タイプと種数の関係分析を行った。その結果,広域的な生物多様性評価や保全上重要な地域の抽出に寄与する可能性を明らかにすることができた。
著者
初山 鉄馬
出版者
青木書店
雑誌
高校生活指導
巻号頁・発行日
no.191, pp.78-81, 2012