著者
身崎 成紀
出版者
Sociotechnology Research Network
雑誌
社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.313-320, 2004
被引用文献数
1

リコール隠し, 危険情報の隠匿等, 昨今製品出荷後に製造業者が危険を認知したにもかかわらず, 放置あるいは迅速に対応しなかったことによって消費者の人身事故につながる, といった事例が散見される. 現在, 様々な製品分野でリコールに関する法制度が運用されているが, 各種製品分野の制度の横断的比較や他国における取り組みとの国際比較を通して, 現状の制度の整備・改善方策の示唆を得ることができる. 具体的には, 製造業者が管理する製品の危険情報の公表等による製品事故の再発防止, リコール法制度の見直し・整備, あるいは製造業者から行政・消費者に対する情報開示・報告制度の新設などを検討する必要がある.
著者
谷古宇 尚
出版者
北海道教育大学
雑誌
北海道生涯学習研究 : 北海道教育大学生涯学習教育研究センター紀要 (ISSN:13466283)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.123-132, 2003-03

This article treats of Russian artists in Sakhalin of various descents and two recently published Japanese novels, whose stories are set in the ex-Japanese territories.
著者
福井 裕行
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 : FOLIA PHARMACOLOGICA JAPONICA (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.125, no.5, pp.245-250, 2005-05-01
被引用文献数
1 1

ヒスタミンH<sub>1</sub>受容体を介するシグナルはH<sub>1</sub>受容体の発現レベルにより調節を受けることが明らかにされつつある.先ず,リコンビナントH<sub>1</sub>受容体を発現する培養細胞を用いて,H<sub>1</sub>受容体のダウン調節が明らかにされた.この機構にはH<sub>1</sub>受容体分子のリン酸化が関与することを明らかにした.そして,リン酸化部位として5ヵ所のセリンおよびスレオニン残基が明らかにされた.そのうち,<sup>140</sup>T,および,<sup>398</sup>Sの2つの部位がより重要なようである.H<sub>1</sub>受容体リン酸化にはカルシウム/カルモジュリン依存性キナーゼII,タンパクキナーゼC,タンパクキナーゼG,タンパクキナーゼAなどの関与が示唆される.そして,ダウン調節にはH<sub>1</sub>受容体を介する同種ダウン調節に加えて,M<sub>3</sub>ムスカリン受容体やβ<sub>2</sub>アドレナリン受容体を介する異種ダウン調節の存在を明らかにした.異種の受容体ダウン調節は受容体分子のリン酸化が関与していないようである.それに対して,H<sub>1</sub>受容体を介するH<sub>1</sub>受容体遺伝子発現亢進による受容体アップ調節機構の存在が明らかとなった.この機構にはタンパクキナーゼCの関与が示唆される.さらに,異種のH<sub>1</sub>受容体アップ調節の存在も明らかにしつつある.アレルギーモデルラット鼻粘膜H<sub>1</sub>受容体mRNAレベルがアレルギー発作により上昇することを見いだしたが,この上昇にはH<sub>1</sub>受容体遺伝子発現の関与が示唆された.そして,H<sub>1</sub>受容体自身の刺激とそれ以外のメディエーターの関与が考えられる.また,H<sub>1</sub>受容体mRNA上昇はデキサメサゾンにより完全に抑制され,この上昇機構がデキサメサゾンの標的であることが明らかとなった.さらに,培養細胞におけるH<sub>1</sub>受容体誘発性H<sub>1</sub>受容体遺伝子プロモーター活性の上昇がデキサメサゾンで完全に抑制されることを見いだした.そして,H<sub>1</sub>受容体遺伝子には多数のイカロスサイト類似部位が見いだされた.<br>
著者
厚東 伸佶 廣岡 素子
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.124, no.10, pp.635-652, 2004-10-01
被引用文献数
1

北里大学薬学部(薬品製造工学教室(1966年4月-1994年3月)及び医薬品化学教室(1994年4月-2004年3月)奉職中の研究概要である. ベンジル保護1-OH糖誘導体の1段ワンポット(one-stage-one-pot)グリコシド化法の検討が主たる課題であった. 構築単位合成に当たり部分ベンジル糖誘導体の簡易合成法を種々検討した. 1. マクロライド糖のグリコシド化 1969年春に大村智博士(現北里大学生命科学研究所教授)より種々のマクロライド糖を頂いた. L-マイカロース(1;Me=-CH3)2)とL-クラジノース(2)とD-マイカミノース(3)2)のグリコシド化条件の検討を始めた(Fig.1). 中性分岐糖1と2のプリンヌクレオシドの合成を行った. 種々のプリン塩基と1-O-アセチル体(4;Iv=-COCH2CHMe2)などをジクロロ酢酸中にて減圧下10分間約100℃にて撹拌して急冷し, ついで保護基を除去してヌクレオシド(5)などを合成した. 有色分解物の副成を伴ったがβ-体が選択的に生成した. 3)β-選択性はα-側に立つ3-OH基の立体障害によると考えた.
著者
斎藤 道雄
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, 1967-05
著者
津田 侑 上原 哲太郎 森村 吉貴 森 幹彦 大平 健司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

インターネットライブ動画放送サービスの評価をするにあたって, 初期段階においては, エージェントシミュレーションが考えられ, エージェント設計のためにはユーザのモデル化が重要になる. そこで, インターネットライブ動画放送を利用したことがある人物200人を対象としたアンケートの結果を分析し, モデル化する. 本発表では, アンケート結果に基づくユーザのモデルについて述べる.