著者
柳田 知常
出版者
金城学院大学
雑誌
金城学院大学論集. 国文学特集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.130-145, 1955-04-05
著者
高田 知波
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤國文 (ISSN:04523652)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.65-78, 1994-02
著者
河野 員博
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
no.53, pp.p199-202, 1993-10
著者
中島 求
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.13-17, 2004-02-01
被引用文献数
1

魚・イルカの遊泳運動に関する研究を紹介する.まず高速遊泳動物に見られるマグロ・イルカ形の遊泳に関して推力発生の原理を説明する.次に,ダイナミクスをより詳細に解析するため著者らが提案した解析モデルおよびその解析結果について述べる.さらに著者らが開発した3機のイルカロボットを紹介する.1号機および2号機は直進遊泳性能を調べるために開発され,それぞれ最高推進速度115m/s,1.9m/sを達成している.また3号機は機動性能を研究するために開発され,現在,胴体全長の約半分の回転半径で水中宙返り運動が可能である.
著者
陶山 哲夫
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.99-106, 2006 (Released:2006-05-24)
参考文献数
7
被引用文献数
1 3

障害者スポーツは近年益々盛んになり,スポーツ人口が増えている。医療スタッフは勿論のこと,コーチ,トレーナーの増員,設備や管理洋式などの改訂,社会の理解と啓蒙などが今後益々必要とされている。ここでは,障害者スポーツの意義,リハビリテーションスポーツ,生涯スポーツ,競技スポーツ,パラリンピックの紹介などについて述べる。
著者
大西真晶 源 元佑太 江口 隆之 加藤宏章 西出 亮 上島 紳一
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.51-64, 2006-03-15
被引用文献数
13

本稿では,スケーラブルなネットワーク基盤として,計算幾何の分野で知られるドロネー図をトポロジとして持つP2P ドロネーネットワークとその自律分散生成アルゴリズムを提案する.ここでは,まず本P2P ドロネーネットワークの特徴について述べ,次に生成アルゴリズムについて述べる.提案アルゴリズムは,各ノードの局所的な動きから,ノード間の幾何学的な位置関係を利用して接続関係を更新し続けるアルゴリズムであり,さらにノードが相互に情報交換することでネットワークを構成できる特徴を持つ.また,ノードが幾何学的退化状態にある場合も動作できる.本アルゴリズムにより,与えられた2 つのP2P ドロネーネットワークを融合することも可能であり,P2P パラダイムの持つスケーラビリティを活かしながら,システムの対象空間を段階的に拡張できる.提案アルゴリズムでは,ノードの3 つの操作を定義している.すなわち,局所ドロネー化操作と三角化通知操作が,局所的なドロネー図を自律分散的に生成し,委譲操作により,ノード間でノード情報の情報交換を行う.最後に,数値シミュレーションにより,P2P ドロネーネットワークの形成過程を,ノードへの負荷,P2P ドロネーネットワークへの収束ステップ数,各ノードの次数の変化,ネットワーク負荷などから検証し,提案アルゴリズムの有効性を確認する.また,本アルゴリズムの適用性についても議論する.This paper proposes a P2P Delaunay network whose topology is a Delaunay diagram wellknown in computational geometry as a scalable network infrastructure for spatial data management. We first discuss its features as a P2P network, and propose an algorithm to construct the network autonomously and distributively in P2P settings. In the proposed algorithm, nodes update their connection defined by node adjacency with respect to geometric location and generate local Delaunay networks of neighboring nodes, while they exchange node-location information to generate a network. The algorithm also works for the case nodes locate in geometrical degeneracy. Furthermore, the algorithm can also be applied to merging two independent P2P Delaunay networks. Owing to the algorithm, we can manage large target spaces using the P2P paradigm, and furthermore extend the target space incrementally y utilizing scalability that the P2P paradigm possesses. By numerical simulations, he authors examine the construction process of P2P Delaunay networks in terms of loads of odes, time-steps consumed for constructing P2P Delaunay networks, degree of each node, nd networkload cost. The applicability of the proposed algorithm for P2P models is also iscussed.
著者
富田 充保 Munn Pamela Johnstone Margaret
出版者
札幌学院大学
雑誌
札幌学院大学人文学会紀要 (ISSN:09163166)
巻号頁・発行日
vol.78, pp.175-194, 2005-11-18

この論文は,1990年における中等教育教員の無規律状態に関する認識を,1996年のそれと比較するものである。また,初等教育教員の認識に関する情報も提供する。これらの認識は,3つの調査から引き出されたもので,そのサンプル数は1990年においては中等教育教員883名,1996年は中等教育教員561名と初等教育教員825名である。1990年において中等教育学校でもっとも一般的であった問題行動は,1996年においても一般的でありつづけていた。「自分の順番ではないのにおしゃべりをしている」「学級のなかでの飲食」というような,典型的には低次元のものであった。「教員に対する暴力」は,1990年と1996年の両方においてまれであった。「学校の周囲での教師に対する言葉による迫害」が,統計上有意な差をもっているものであった。もしこれが真の変化を反映しているのだとしたら,学校の周囲での挑発的な行動にとってのより一層深刻な傾向を表していることになる。こうした所見は,無規律状態にかんする研究上の文脈のなかに,そして社会的排除と目標設定という政策のなかに,位置付けられることになる。
著者
植田 喜久子 滝口 成美 宮武 広美 吉野 純子 飯村 富子 野村 美香 近藤 真紀 中信 利恵子 藤田 佳子 永井 真由美 五嶋 育子 成田 伸 ウエダ キクコ タキグチ ナルミ ミヤタケ ヒロミ ヨシノ ジュンコ イイムラ トミコ ノムラ ミカ コンドウ マキ ナカノブ リエコ フジタ ヨシコ ナガイ マユミ ゴトウ イクコ ナリタ シン
出版者
日本赤十字広島看護大学
雑誌
日本赤十字広島看護大学紀要 (ISSN:13465945)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.55-63, 2002

本研究の目的は、日本人の壮年期にある女性の健康的なライフスタイルを査定する質問紙を開発し、その信頼性と妥当性を検討することである。 最初に4段階のリッカートスケールをもつ47項目からなる質問紙を開発した。質問紙は、ブレスローやペンダーの理論や日本人の壮年期にある女性に関する研究を基礎として作成した。予備調査の後、2001年5月から6月に本調査を行い、572名の女性から回答を得た。信頼性や妥当性をクロンバックのα係数、主成分分析、ライフスタイル総得点の分布、ライフスタイル得点と森本のHPI得点との相関係数により検討した。その結果、クロンバックのα係数は、0.88であり、7つの下位尺度と29項目が得られた。これらの下位尺度と因子分析前の下位尺度には、「食事」、「運動・休養」、「健康への関心」では一致がみられ、構成概念妥当性はある程度確保されていると考えられた。このライフスタイル指標は、ある程度の信頼性や妥当性を得ており、日本人の壮年期女性のライフスタイル指標として、心理的、社会的な側面や価値観を考慮した尺度であると考えた。今後の課題として、日本人の壮年期女性の体験をふまえながら、洗練したライフスタイル指標を作成していく必要がある。
著者
森川 千鶴子 梯 正之
出版者
広島大学医学部保健学科
雑誌
広島大学保健学ジャーナル (ISSN:13477323)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.53-61, 2006-03
被引用文献数
2

65歳以上の地域高齢者を対象に質問紙調査法により生活習慣と抑うつ状況・性格傾向について調査を実施した.387人(男性180人,女性207人)から回答を得た.森本の生活習慣スコア,SDS指数(Self-rating Depression Scale),高齢者用簡易性格検査との関連を検討した.生活習慣スコアが良好な高齢者は51人(13.2%),中庸者116人(30.0%),不良者220人(56.8%)であった.男性高齢者は女性高齢者より,生活習慣スコアが高かった(p<0.05).SDS指数の平均値は52.5点(標準偏差12.0点)を示し,女性高齢者の抑うつ傾向が高かった(p<0.05).生活習慣スコアの不良者はSDS指数が高かった.生活習慣スコアと性格3 因子の関連は,社交性・新奇希求性傾向の高い群,神経症性傾向の低い群の男性高齢者の生活習慣スコアが高くなっていた.生活習慣スコアが低い要因は,高齢者の運動・活動に関する習慣が少ないことであった.「健康日本21」の活動の一環として,老人クラブが主体となり,「ウオーキング」を推進している.この活動を継続することが健康づくり対策にとって重要であるとの示唆が得られた.A questionnaire survey on lifestyle, mental health and personality was carried out among the elderly(age 65 or over) in the community, and a total of 387 (180 male and 207 female) responses were obtained.In the survey, Morimoto's scores for lifestyle, Self-rating Depression Scales (SDS) and the SimplePersonality Test for the elderly were used. The scores on lifestyle showed 51 persons (13.2%) to be good,116 (30.0%) to be intermediate and 220 (56.8%) bad. Males had higher scores than females on average(p<0.05). SDS were also calculated to find an average at 52.5 (SD=12.0). Females showed a higher degreeof depression (p<0.05). The results of the Simple Personality Test showed that male elderly with highsociability and/or novelty-seeking or with low neuroticism tended to have a higher score for lifestyle.Low scores for lifestyle were attributable to less frequent physical activities. The importance ofwalking promoted by clubs for the elderly as a response to 'Healthy Japan 21'was confirmed in the healthpromotion.
著者
忠津 佐和代 木村 浩之 森田 一三 中垣 晴男
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.188-199, 2003-07-30
被引用文献数
4

8020達成に向けて,口腔・歯科の健康度・健康習慣をチェックする簡便な方法として,地域住民を対象に開発された「歯の健康づくり得点」質問票の職域への活用の有効性を検討する基礎資料とするため,某社従業員459名に「歯の健康づくり得点」と,全身の健康指標となる「森本の健康習慣」得点などのチェックを併せて行い,以下の結果を得た.1.「森本の健康習慣」得点を判定基準3段階でみると,不良なライフスタイルを示す「O〜4点]が77.8%と多かった.2.「歯の健康づくり得点」の判定基準3段階でみると,「良好」の16点以上の者は28.0%,「中間」11〜15点は46.5%,「よくない」10点以下は25.8%であった.3.同得点の合計得点で,労働属性を含む10属性別で有意差のみられたのは,「労働形態」別であった.4.同得点の項目ごとで2群間に有意差のみられた属性は,性別,年齢別,仕事の内容別,労働形態別,通勤手段別,持病の有無別であった.5.同得点と「森本の健康習慣得点(除喫煙)」との順位相関係数は0.361(p<0.001,N=444名)で,有意な相関性が認められた.6.同得点の各項目ごとに「はい」,「いいえ」別の「森本の健康習慣得点(除喫煙)」を求め検定を行った結果,全10項目のうち7項目の良好な回答群で,「森本の健康習慣得点(除喫煙)」が有意に高かった.以上の結果の考察から,「歯の健康づくり得点」は,事業場における口腔・歯科健康度・健康習慣チェック票として有用である可能性が示唆された.
著者
福井 幸男
出版者
関西学院大学
雑誌
商學論究 (ISSN:02872552)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.1-29, 2005-12-25

本研究は2005年ニューヨーク市クイーンズ区のセントジョーンズ大学ファイナンス学部客員研究員およびスコットランド・スターリング大学経営組織学部客員教授として滞在中にまとめたものである。セントジョーンズ大学のチェン教授およびニシカワ助教授に心から謝意を表する。ニシカワ先生には公私両面で助けられた。関西学院大学大学院経営戦略科教授のホング教授はセントジョーンズ大学への仲介の労を取ってくださった。ニューヨーク州クーパーズタウンの野球殿堂・博物館の図書館、セントジョーンズ大学図書館、コロンビア大学図書館、ニューヨーク市立図書館、スターリング大学図書館にも大変お世話になった。この論文を書く契機となったのは、台湾の東海大学滞在中に日本語学科の学生野球チームを毎週見学した際に、400mトラックのフィールドでナイター設備もなく不十分な道具のなかで野球を通じた人間教育に熱意を燃やされている緒方智幸先生や松尾愼先生の働きに感銘を受けたからである。150年前のアメリカのベースボール創世記もこのような状況であったと思う。なお、参考文献については、続報(下)に一括して掲載する。