著者
池田 和臣 小田 寛貴
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
巻号頁・発行日
vol.12, pp.89-92, 2001-03

第13回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム(平成12 (2000)年度)報告 名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計第2号機の研究成果と利用計画
著者
LARROCHE CHRISTIAN GROS JEAN-BERNARD
出版者
公益社団法人日本生物工学会
雑誌
Journal of fermentation and bioengineering (ISSN:0922338X)
巻号頁・発行日
vol.74, no.5, pp.305-311, 1992-11-25

The growth and sporulation of Penicillium roquefortii were studied during solid state cultivations on support. The process involved the use of a porous material, pozzolano, impregnated and continuously fed at a small rate by a concentrated liquid nutritive medium. This system allowed the recovery of the total spores and biomass produced, due to the large average radius, close to 5 μm, of the pores available for the fungal development. The sporulation occurred in two waves, the first beginning when nitrogen limitation appeared. Nitrogen balances showed that this first wave occurred with a sporulation efficiency, defined as the ratio of the nitrogen incorporated into the conidia to the nitrogen assimilated by the mycelium, close to unity. The second wave gave spores that did not contain nitrogen. Carbon balances, established using the stoichiometric equations of the metabolisms that occurred, showed that this second sporulation wave arose in connection with assimilatory growth that took place together with mecelial lysis. This system allowed 7×10^8 active spores/g pozzolano to be obtained, corresponding to 4.7×10^<11> spores/l fermentor at 110 h cultivation.
著者
Hayashi Ken-Ichiro Suzuki Kiyokazu Kawaguchi Maki Nakajima Tomoko Suzuki Tadao Numata Masahiro Nakamura Toyoo
出版者
社団法人日本農芸化学会
雑誌
Bioscience, biotechnology, and biochemistry (ISSN:09168451)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.319-320, 1995-02-23
被引用文献数
4 12

In the search for antioxidants from microbial organisms, we found that Penicillium roquefortii IFO 5956 produced an antioxidant. This antioxidant was isolated from a culture broth of the strain, and its structure was identified to be 2, 3-dihydroxy benzoic acid (1). The antioxidative activity of 1 was nearly equal to that of tert-butyl-4-hydroxyanisol(BHA).
著者
谷口 雅昭 小出 昭夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.343-344, 1996-03-06

ポリゴンデータのレンダリングにおいて、各頂点の座標とともに与える法線ベクトルの精度はシェーディングなどの精度に影響するので重要である。各頂点の法線ベクトルをポリゴンデータから求める方法として、注目している頂点を含むパッチ面の外積より求めた法線を平均化する方法が存在するが、各ベクトルに与える比重を適切に与えないと最終的に得られるベクトルの精度が低下する結果になる。本論文は球面に対して正しい法線の値を与えるように各パッチ面の法線に与える比重,を決定し、頂点の法線を求める方法を提案する。また、この方法を一般の凸曲面に適応した場合、他の方法より優れていることを数値実験により示す。
著者
高木 幸一 宮地 悟史 滝嶋 康弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.161, pp.13-17, 2006-07-07

本稿では,MP3ビットストリームからAACビットストリームへの効率的な変換方式について提案する.一般に,異コーデック間における変換を実現するためには"トランスコーディング"と呼ばれるデコードおよび再エンコードが必要となる.しかしながら同方式における再エンコードは音質の劣化を伴うばかりでなく,大きく時間を要すると言う問題がある.そこで,本稿では,MP3のフレーム構造と量子化スケールサイズをAACに継承する手法を提案する.同手法により,音質を劣化させることなく,AACの符号化プロセスにおいて最も時間を要する繰り返しプロセスが簡略化でき,結果として高速化が実現可能となる.実験結果により,提案手法が高音質を保持したまま符号化ドメインにおける高速変換が可能であることを検証した.
著者
温井 雅紀
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.88, no.11, pp.950-956, 1997-11-20
被引用文献数
3

(背景)前立腺重量と血液データとの関係に関する疫学的検討は,今までに行われておらず,この研究はそれらの関係を調べるために行われた。(対象と方法)北海道Y町において1988年から1990年に行った前立腺集団検診受診者のうち,50歳以上の前立腺癌を除いた432名を対象とした。血液検査(β-カロチン,総タンパク,総コレステロール,GOT,GPTなど)と前立腺重量測定を行い,前立腺重量と血液データとの関係を検討した。前立腺は経直腸的超音波断層像(TRUS)にて検査し,正常前立腺と前立腺肥大症(BPH)に分類した。前立腺重量は渡辺の方法に従い,TRUSより計測した。また,前立腺重量と喫煙・飲酒・身長・体重・年齢との関係も検討した。(結果)SASのlogistic procedureとgeneral linear models procedureによる分析では,正常前立腺重量とβ-カロチン・身長・体重が有意な正の相関を示し,喫煙と正常前立腺重量は有意な負の相関を示した。前立腺肥大症症例と正常例を比較すると,血清β-カロチンは肥大症の有意なpositive riskであり,HDL-コレステロール,飲酒および喫煙はnegative riskであった。(結論)血清β-カロチンと喫煙は前立腺肥大の形成に影響を与えていると考えられた。
著者
マチャコン ヘルチェル・タデユース
出版者
桐生短期大学
雑誌
桐生短期大学紀要 (ISSN:13424076)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.159-162, 2006-12-06
被引用文献数
1

デジタルラーニングイニシアティブ(教育ポッドキャスト)は学生のため,どこでも,いつでも勉強できる環境をつくるプロジェクトである.本研究は英語学習を補強するためのマルチメディアウェッブコンテンツ,特に英語ポッドキャスティングサイトコンテンツの開発を中心として記述した.
著者
佐野 洋 中村 隆宏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.117, pp.39-44, 2004-11-20

筆者らは,中学校,高等学校で利用される英語教科書を調査し,英語教育過程で教授される英語文型を網羅的に調査した。その結果絵を基に,(株)小学館・マルチメディア局との共同開発により,BNC(British National Corpus: 一億五の英文コーパス)から文型を基に英文用例を抽出するための検索式を作成した。検索式を用いて英文用例を抽出した。英文用例はXMLデータベース化し,XMLデータベースからHTLMデータを自動生成して,インターネットを通じて英語教育素材を提供するWebサイトを構築した。本サイトは,小学館コーパスネットワーク(SCN)のサービスとして提供される。We have released a website that allows users to download sentence patterns for English educational purposes. These sentences were extracted from the BNC, and collected by writing search formulas using the LTB. Prior to the creation of the formulas, we surveyed major English textbooks used widely at Japanese educational institutes, for the purpose of covering This project was done in collaboration with Shogakukan and Sano Laboratory at TUFS. The site is provided as a part of SCN services.
著者
谷 誉志雄
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.41-50, 1999-01-31
被引用文献数
1

Notes on the Synthesis of Form以降のCh.アレグザンダーの形成論には大きな転換が認められる。本稿の考察では, この転換を形態の形成に関わる「言葉のモード」の転換という観点から跡づけることを試みた。Notes以後の実験と思索は, 15年後に刊行されたThe Timeless Way of Buildingの理論に集約されている。Notesでは言葉の合理的, 分析的な能力の最適化が追求された。The Timeless Way of Buildingでは, 空間に生じる諸関係を全体性をもつ関係態(パターン)として捉え, その表現媒体としての言葉の能力が開拓されている。パターンのような「流動性をもつ関係の場」を精確に表現できる言葉の能力は, その後の「ヴィジョン」の考えにも反映されている。「知的で分析的な言葉」と「全体性の媒体としての言葉」の対比に見られる形成言語のモードの多様性は, 形成における客観性の多元化を示唆していると考えられる。形態の形成に不可避的に関わる言葉の問題を研究する「形態論批判」構想に対して, アレグザンダーの研究は重要な課題を提起している。
著者
近重 悠一
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.240-253, 1977-06-20

4体フェルミ相互作用に基づいて,強,弱,電磁気及び重力相互作用に対するゲージ模型のラグランジュアンを導く。基本になるフェルミ粒子はレプトン,クォークである。理論に,まず,ベクトル粒子に対する零質量条件を課すことによりゲージ粒子を得,後に弱い相互作用に対する自発的対称性の破れの条件を導入して,弱い相互作用を媒介するベクトル粒子の質量を出し,また基本フェルミ粒子の質量を与える。この図式によって,ワインバーグサラムの模型では媒介助変数となっていたワインバーグ角sin^2θ_Wを定める。分数荷電クォーク模型では,sin^2θ_W=3/8となる。また重力相互作用定数G(ニュートンの万有引力定数)と微細構造定数αとが共に4体フェルミ相互作用を考えるときに必要な高運動量切断によって与えられることから,非常に簡単な関係によって結ばれていることがわかる。この関係から,レプトン及びクォークで組まれるワインバーグーサラム模型の多重項の数は5から6位必要な事が示される。