著者
斎藤 尚生
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.69-87, 1986-09

太陽光球面(γ=1 R_<&ofcir;>)には複雑な磁場が分布している。しかし太陽風がRADIALに吹き出す仮想的な球面(いわゆる流源面, γ=2.6 R_<&ofcir;>)まで離れると, 磁場分布は極めて双極子的になり, しかも流源面上では磁極が11年毎に「回転」反転することが実証された。流源面上でのこの系統的な変化の原因は, 勿論光球面磁場の大局的分布にあり, 特に回帰性地磁気嵐の現われる活動下降期には, 光球面緯度に, 観測し易い巨大斑磁場となって現われ, これが磁軸を傾けていることが分った(GBMR MODEL, GBMR=GIANT BIPOLAR MAGNETIC REGION)。さて今これらの関係を惑星磁場の成因に適用してみると, 流源面は惑星表面, 光球面は核表面に置き換えることができる。磁場が相対的に大きい水星, 地球, 木星, 土星の4惑星に対して, 水星の火山分布, 地球の低緯度HOT SPOT, 木星の大赤班が, 磁場の傾きに対して巨大斑磁場に対応する関係が見出された。従って太陽に関するGBMR MODELは, 少なくとも一部の天体の磁軸を傾けている原因を広く説明し得る可能性が生じてきた。
著者
福田 直樹 山口 高平
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.270, pp.13-18, 2005-09-05

本論文では, セマンティックWeb技術を用いたWebサービス技術の拡張として提案されている, セマンティックWebサービスとその概念モデルに関する研究動向について報告する.セマンティックWebの基盤技術であるオントロジー記述言語OWL(Web Ontology Language)について概観する.Webサービス技術の概念モデルとして提案されているWSMO(Web Service Modeling Ontology)における概念のモデル化手法, およびその概念モデルを用いたWebサービス連携環境について, 最新の研究動向を報告する.
著者
浜岡 剛
出版者
京都大学
雑誌
古代哲学研究室紀要 : hypothesis : the proceedings of the Department of Ancient Philosophy at Kyoto University (ISSN:0918161X)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.55-69, 1999-12-20

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
坂下 浩司
出版者
京都大学
雑誌
古代哲学研究室紀要 : hypothesis : the proceedings of the Department of Ancient Philosophy at Kyoto University (ISSN:0918161X)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.48-56, 1998-12-06

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
濱岡 剛
出版者
京都大学
雑誌
古代哲学研究室紀要 : hypothesis : the proceedings of the Department of Ancient Philosophy at Kyoto University (ISSN:0918161X)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.2-13, 1992-02-18

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。

1 0 0 0 OA 模倣論序説

著者
村上 隆夫
巻号頁・発行日
1996

筑波大学博士 (文学) 学位論文・平成8年7月25日授与 (乙第1203号)
著者
林 真 長尾 美奈子 祖父尼 俊雄 森田 健 能美 健彦 本間 正充 宇野 芳文 葛西 宏 佐々木 有 太田 敏博 田中 憲穂 中嶋 圓 布柴 達夫
出版者
日本環境変異原学会
雑誌
環境変異原研究 (ISSN:09100865)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.275-283, 2004-12-20
被引用文献数
1

食品関連物質の遺伝毒性の評価,解釈をするための戦略を構築するため,日本環境変異原学会に臨時委員会を設立し,厚生労働科学研究費補助金食品安全性確保研究事業「既存添加物等における遺伝毒性評価のための戦略構築に関する研究」の研究班と共同し,定例の検討会議を毎月開催し,統一的な考えについて検討を続けている.本戦略を構築するためのモデルとして,コウジ酸を選択し,評価に必要と考えられる試験を実施し,その結果の評価,解釈を国際的議論のもとに標準化可能なものとするため,海外から指導的立場にある研究者をコンサルタントとして招聘し,議論,提言を受けた.本臨時委員会の活動は3年計画で進められており,現在は約1年半が経過したところである.ここでは,本委員会の設置意図を中心に活動の中間報告を行う.
著者
西岡玉全 著
出版者
司天館
巻号頁・発行日
vol.巻上, 1895
著者
杉本 大一郎
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.C3-C8, 1993-12-20

自己重力系は、物理系に対するわれわれの常識とは、かなり異なった振舞いを見せる。ここでは、研究会のintroductionとして、そのような振舞いと、その物理的根拠について論ずる。個々の事柄については、後の講演で議論されるので、ここで詳しいことには触れないし、参考文献も取り上げる基準や限度がないので、すべて省略する。それより、むしろ、自己重力系についての概要を把握してもらう助けになればよいと考えている。