著者
佐伯 真一
出版者
至文堂
雑誌
国語と国文学 (ISSN:03873110)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.1-13, 2007-02
著者
安原 健介 甲本 卓也 舩曵 信生 杉山 裕二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.36, pp.27-32, 2007-05-10
被引用文献数
1

マルチメディア配信を利用するネットワークアプリケーションにおいてサーバやネットワークの負荷を解決する手段として,マルチキャスト通信があり,その一つの方法として,アプリケーションレベルマルチキャスト(ALM)が注目されている. ALMの実装例として,PeerCastと呼ばれるマルチメディア配信に適したミドルウェアがある.しかしながら,PeerCastでは経路木生成アルゴリズムの性能が悪く,経路木が最適なものにならないことがほとんどであり,また経路木を動的に改善する機能がないといった問題点がある.その改善として通信中に経路木の一部を動的に変更するには,コネクションを繋ぎ替える機能が必要となる.そこで本研究ではPeerCastにおいて,データロスなくコネクションを繋ぎ替える機能の実装とその評価を行う.
著者
植芝 俊夫 富田 文明
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.319-320, 1997-09-24
被引用文献数
1

異なる視点から得られた画像間でいくつかの点が対応づけられている場合, その三次元情報とカメラ運動を同時に復元する問題は, コンピュータビジョンの最も基本的な課題の一つであり, ステレオにおけるセルフキャリブレーションなど多くの応用が考えられる。カメラを透視投影に従うものとしてモデル化すると, この問題は一般に非線形最適化に帰着するため, その最適解の探索においては真値に十分近い初期値を与えることが重要である。従来のほとんどの手法は, 8点アルゴリズムを用いてカメラ運動パラメータの初期値を計算し, これを幾何学的制約を満たすように改善するという戦略をとっている。しかし, 8点アルゴリズムは観測された特徴点の位置誤差に対し極めて敏感で, しばしば真値とかけ離れた値を与えるため, 最適化の初期値としてすら使えないことがある。原点移動とスケーリングによって入力データを正規化して数値的不安定性を軽減する試みもあるが, 十分でない。これに対し, 本稿ではまずカメラをアフィン投影に従うものとして運動パラメータの初期値を求め, 次にこれを透視投影モデルに基づいて改善する手法を提案する。これによって, 8点アルゴリズムを用いて初期値を求める従来の手法に比べて, 画像中の特徴点の位置誤差に対するロバスト性が向上することを示す。
著者
池田 友彦 杉本 晃宏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:18827810)
巻号頁・発行日
vol.47, no.10, pp.72-82, 2006-07-15

逐次型の運動推定手法では,運動が長くなると推定誤差が累積し,運動軌跡の推定精度が次第に悪くなるという問題をかかえている.そこで,本稿では,搭載した2台のアクティブカメラそれぞれを注視点制御することによりカメラの自己運動を推定する手法を例にとり,時々刻々に推定されたカメラ運動のパラメータがそれまでの入力画像系列と幾何学的に整合するように局所的にバンドル調整を適用し,推定結果をそのつど修正する手法を提案する.そして,(1)局所的バンドル調整によって統計的に有意に誤差が軽減されること,(2)局所的バンドル調整を3フレームに対して適用すると誤差を最も効果的に軽減することができること,(3)提案手法によって長い運動に対しても安定な運動推定を実現することができること,を実験によって示す.Incremental motion estimation methods involve a problem that estimation accuracy gradually becomes worse as the motion trajectory becomes longer and longer. This is due to accumulation of estimation errors incurred in each estimation step. To keep estimation accuracy stable even for a long trajectory, we propose to locally apply the bundle adjustment to each estimated motion so that the modified estimation becomes geometrically consistent with time-series frames acquired so far. To demonstrate the effectiveness of this approach, we employ an ego-motion estimation method using the binocular fixation control, and show that (i) our modification of estimation is statistically significant; (ii) in order to reduce estimation errors most effectively, three frames are optimal for applying the bundle adjustment; (iii) the proposed method is effective in the real situation, demonstrating drastic improvement of accuracy in estimation for a long motion trajectory.
著者
石川 透
出版者
慶應義塾大学
雑誌
斯道文庫論集 (ISSN:05597927)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.345-355, 1993-12-31

松本隆信名誉教授追悼記念論集資料紹介
著者
川上 裕司 伊藤 吉弘 金澤 靖
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.6, pp.37-44, 2004-01-22

未校正なステレオカメラにおいて,シーン内に存在する局所的な平面領域のロバストな抽出法を提案する.ここでは,予め画像の対応づけプログラム等により,画像の特徴点間の大まかな対応は取れているものとし,各特徴点に対して,他の全ての特徴点に対する距離を元にした確率分布を定義する.そして,その確率分布を用いて2重のランダムサンプリングによるRANSACを行なうことにより,シーン内の複数の平面領域を検出する.本手法は,ロバストかつ正確に平面領域を検出することができるだけでなく,画像内の直線検出のような他の局所特徴の検出に対しても応用できる.シミュレーションおよび実画像を用いた実験により,本手法の有効性を示す.We propose a robust method for detecting local planar regions in a scene with an uncalibrated stereo. Our method is based on random sampling using distributions of feature point locations. For doing random sampling in RANSAC procedure, we use an uniform distribution and the distributions for each feature point defined by the distances between the point and the other points. We first choose a correspondence by using an uniform distribution and next choose candidate correspondences by using the distribution of the chosen point. Then, we compute a homography from the chosen correspondences and find largest consensus set of the homography for detecting a local planar region in the scene. We repeat this procedure until all regions are detected. We demonstrate that out method is robust to the outliers in the scene by simulations and real image examples.
著者
福岡 峰彦 岩間 和人 実山 豊
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.57-67, 2006-01-31
被引用文献数
1

陸稲品種間のかんばつ回避性の差異を, 大気飽差(VPD)が比較的小さい日本の圃場条件下において, 群落表面温度(T_c)から気温(T_a)を引いた値である葉気温較差(ΔT)を用いて推定できるかを検討した.主に根系の到達深度の違いから, かんばつ回避性が大きく異なることが想定される陸稲品種群を, 降雨を遮断し, 2001年には潅水および無潅水の, 2002年には無潅水のみの土壌水分処理をそれぞれ行った畑圃場において供試した.両年とも出穂までの約1ヵ月間に各6日, サーモグラフィー装置で測定したT_cと, 気温計で測定したT_aからΔT(T_c-T_a)を得, ほぼ同時にポロメーターで測定した気孔コンダクタンス(gs)との関係を調査した.また, 2002年には収穫期に測定した根系の到達深度との関係も調査した.2001年には, 測定期間中の平均値でみた品種の順位関係は, それぞれの土壌水分処理区において, ΔT(低い順)とgs(高い順)とで完全に一致していた.しかし, 潅水区におけるそれらの順位は無潅水区とは異なっており, かんばつ回避性を説明するものではなかった.2002年には, 全ての測定日および測定期間中の平均値で, ΔTに有意な品種間差異が認められ, 深根性の品種ほどΔTは低く, gsは高かった.以上のことから, 無潅水条件下におけるΔTは, 日本の圃場条件下において, 陸稲のかんばつ回避性を推定評価する指標として有効であると結論した.
著者
京都大学図書館機構
出版者
京都大学図書館機構
巻号頁・発行日
2009-01-20

DRF地域ワークショップ(近畿地区)「DRF-Senri」(2009.01.20)「すこしはじめたリポジトリ、これからはじめるリポジトリ」