著者
中本 誠一 ナカモト セイイチ
雑誌
流通經濟大學論集
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.37-46, 1985-02

Among the happy noises everyone enjoys at the Irish wedding can be found many marriage customs like the courtship and lovemaking which were normal features of old-time wakes ; the matchmakers who were prepared to act as go-betweens arguing over the dowry and other details of the marriage settlement ; the abduction or other matters carefully arranged by the parents, relatives, and friends ; the bottle races ; the strawboys ; the bride show…… The above-mentioned customs show that the old Celtic tradition was still alive in the days when W. Carleton spent his youth attending dances, wakes, and weddings. P. Power wrote "of an Ireland in bygone days where the Christian religion was accepted and where whatever pre-Christian religion in existence beforehand had given way to the new system of belief brought in from Europe" in his book, "Sex and Marriage in Ancient Ireland." The world ruled by the Brehon Laws must, however, have been very peaceful because there were no jails nor written contracts or indentures. The Irish had had a rich historical and cultural heritage until the mid-1800's. But the Great Famine brought radical changes in rural Ireland and marked the end of an era that may well be termed pagan Ireland.
著者
杉山 謙二郎 スギヤマ ケンジロウ Kenjiro SUGIYAMA
雑誌
千葉商大論叢
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.41-77, 2002-12-31

幕末文久期に徳川幕府が造った蒸気船「先登丸」は幻の船である。その存在は勝海舟『海軍歴史』中の表「船譜」などごく少数の史料によって一部の研究者には知られていたが,この船の概要,建造の状況など一切が不明であり,従ってこの船を正面から取り上げた研究は現在までのところ発表されていない。ところで明治の企業家杉山徳三郎に関する伝記的史料『商海英傑伝』はこの船に触れて,「文久三年汽船先登丸始て君の手に成る,是を我邦汽船製造の嚆矢とす。奉行駿河守之を江戸に致して幕府に献ず。君自ら之が汽鑵師となりて以て航海の途に就く」,と短く記しており,日本の造船史上においてこの船が無視できない研究対象である可能性を暗示している。従って,この企業家の歴史を通して,幕末・明治の所謂我が国産業の黎明期について研究している筆者にとっては,この先登丸は避けて通れないテーマの1つとなっている。本小論はこの『商海英傑伝』を基礎に,これに新たに収集した史料を加えて可能な限りこの蒸気船の姿を再現し,それを手掛かりとしてこの船の建造の由来や背景を探ることを試みたものである。その結果この船は,安政期にわが国にもたらされた2つの造船技術,即ち豆州戸田においてロシヤ人から学んだ船体建造技術と,長崎において和蘭人から伝習した蒸気機関の製造技術が,文久期に接合されて誕生した君沢形内輪式蒸気船であり,その出現の背景には幕末の緊張した政治情勢の中で,揺らぎつつ実行された幕府の造船政策が存在したと見られることが明らかとなった。約2年半と極めて短い船齢で姿を消したこの船は,それでも幕府の蒸気船第1号であったし,後の軍艦千代田形を軽て明治期以降主流となる近代的スクリュー式蒸気船につながる流れの先駆け(船登)ともみなさるべき船であった。
著者
加藤 淳
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.252-256, 2023-04-15
著者
浅野 雅樹 西浦 洋一 中西 恒夫 藤原 啓一
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:21888825)
巻号頁・発行日
vol.2019-SE-202, no.3, pp.1-8, 2019-07-05

本稿は,アイシン精機株式会社における自動車ボディ系製品向けプロダクトラインを開発するためのドメインエンジニアリングプロセス改定の事例を示す.このプロセスでは,抽象化や関心事の分離に長けた限られた数の開発者がフィーチャ分析を実施し,仕様からアーキテクチャ設計を含む他の作業は製品に精通する一般の開発者が実施する.フィーチャ分析は,可変性との整合性を担保しつつ抽象化と関心事分離を実現し,以降の工程で作成する開発文書をその分離構造に従わせるために実施する.要求と仕様は,ユースケース,ユースケースシナリオ,階層化された表形式による仕様記述 (USDM) によって詳細化される.さらに,USDM における仕様記述は,ロバストネス図のコントロール間の結合度を表す設計構造マトリクス(DSM :Design Structure Matrix) を用いた,定量的かつ説明可能な手法によってシステム分割へと詳細化される.今回改善したドメインエンジニアリングプロセスにより,仕様やアーキテクチャ設計に係るソフトウェアレビューの問題指摘件数が削減され,アーキテクチャ設計の期間が短縮され,かつ変更しやすいアーキテクチャが維持できたことが確認できた.

2 0 0 0 OA 商事判例研究

著者
深澤 泰弘
出版者
岩手大学人文社会科学部
雑誌
アルテス リベラレス (ISSN:03854183)
巻号頁・発行日
vol.96, pp.81-97, 2015-06-19

アムスク株主総会決議取消請求事件の検討
著者
北山 育子 今井 美和子 安田 智子 澤田 千晴
出版者
東北女子短期大学 研究活動推進委員会(紀要・年報部会)
雑誌
東北女子短期大学紀要 (ISSN:09142711)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1-8, 2019-02-08

【目的】青森県に残されている特徴ある家庭料理について聞き書き調査をし、主菜を中心としたおかずの特徴を明らかにすることを目的に報告する。【方法】平成25年~27年に、県内を6地域に区分し、津軽、下北、南部地域の計25地区で調査した。調査対象者は41名で60~80歳代であった。さらに、平成29年~30年に4ヶ所において取材、料理撮影を行なった。【結果】本県は新鮮な魚介類が入手し易い環境であるため、豊富な魚介類中心の主菜があげられた。特徴としては、魚の乾物を利用した料理や、豊富にとれる米を利用した飯ずしなどが見られた。また、冬が長く厳しいため、魚介類をたっぷり使用した汁物が各地域であげられた。地域別では津軽地域で魚介類の加工品を利用した料理のほか、甘い味付けの茶碗蒸しなどが見られた。下北地域では鮮度の良い魚介類を利用した刺身や焼き物、南部地域で馬肉料理も見られた。
著者
秋山 ひさ Hisa AKIYAMA
雑誌
論集
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.1-18, 1982-07